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『ゼンディカーの夜明け』チャンピオンシップ

戦略記事

『ゼンディカーの夜明け』チャンピオンシップ メタゲームブレイクダウン

Frank Karsten

2020年12月3日

 

 マジック・プロリーグ(MPL)およびマジック・ライバルズ・リーグに所属する総勢72名のプレイヤーの他、MTGアリーナやMagic Onlineで開催された予選を勝ち抜いた精鋭たちが一堂に会する『ゼンディカーの夜明け』チャンピオンシップが明日9時(日本時間4日26時)に開幕する。

 184名ものプレイヤーが総額250,000ドルの賞金を懸け、スタンダードとヒストリックの2フォーマットで争うこととなる。賞金の他にも、上位の成績を収めたプレイヤーには来季のMPL、ライバルズ・リーグ入りを懸けた戦いの場となる、ポストシーズンのイベントへの出場権も贈られるのだ。(参考

メタゲームブレイクダウン(スタンダード)

 金曜日と土曜日の2日間、各日4回戦、計8回戦が行われるスタンダード構築戦のメタゲームをご覧いただこう。

Zendikar-Rising-Championship-Metagame-Breakdown-Standard.jpg
アーキタイプ名 使用者数 使用率
グルール・アドベンチャー 44 23.9%
緑単フード 32 17.4%
ディミーア・ローグ 31 16.8%
ティムール・アドベンチャー 20 10.9%
ディミーア・コントロール 19 10.3%
エスパー・予言された壊滅 17 9.2%
マルドゥ・予言された壊滅 4 2.2%
セレズニア・アドベンチャー 2 1.1%
ボロス・サイクリング 2 1.1%
ティムール・ランプ 2 1.1%
ナヤ・ウィノータ 2 1.1%
グルール・フード 2 1.1%
スゥルタイ・ランプ 1 0.5%
ジェスカイ・ブリンク 1 0.5%
エスパー・コントロール 1 0.5%
赤単アグロ 1 0.5%
ラクドス・ミッドレンジ 1 0.5%
ジェスカイ・コントロール 1 0.5%
オルゾフ・予言された壊滅 1 0.5%

 「KEY CARDS」として図中で紹介しているカードは、「相棒」を除き、そのアーキタイプとして登録されたデッキのすべて、または1つを除くすべてに採用されたものとなっている。「相棒」に関しては、4分の3以上のデッキがそのカードを「相棒」として登録している場合にのみ、「KEY CARDS」に含まれている。具体的な例を挙げると、「ディミーア・ローグ」の使用者31名のうち24名が《夢の巣のルールス》を、「ティムール・アドベンチャー」の使用者20名のうち19名が《獲物貫き、オボシュ》を、「ディミーア・コントロール」の使用者19名のうち15名が《空を放浪するもの、ヨーリオン》を、そしてすべての「予言された壊滅」デッキ使用者が《空を放浪するもの、ヨーリオン》を採用している。

 スタンダードで最も採用率の高いカードは、基本土地を除くと《恋煩いの野獣》(408枚)と《カザンドゥのマンモス》(379枚)だ。10月、そして11月に開催された「リーグ・ウィークエンド」をご覧になった方は、これらの3マナクリーチャーを目にした際にまず「グルール・アドベンチャー」を思い浮かべるのではないだろうか。

 実際、「グルール・アドベンチャー」こそが『ゼンディカーの夜明け』チャンピオンシップ、スタンダード構築戦において最も多くの使用者を擁するデッキなのだ。

Card-Art-Kazandu-Mammoth.jpg

 《恋煩いの野獣》を採用しているのは「グルール・アドベンチャー」だけではない。ここ3週間で爆発的に勢いを増した2種のデッキにも組み込まれているのだ。

 そのうちの1つ目は「緑単フード」だ。《金のガチョウ》と《パンくずの道標》を設置したあと、《意地悪な狼》や《貪るトロールの王》で盤面を制圧するこのデッキは、「グルール・アドベンチャー」に有利とされている――少なくとも、MTG Meleeで確認できる過去2週間の大会結果を参照した場合にそうだと言える。つまり、現行のメタゲームで最も人気の高いデッキを狩る手段としてこの「緑単フード」は躍進したのだ。

 もう1つのデッキは、「緑単フード」への回答としてここ数週間のうちに人気を高めた「ティムール・アドベンチャー」だ。《幸運のクローバー》や《願いのフェイ》を用いた戦術は過去のものとなってしまったものの、《エッジウォールの亭主》や《発生の根本原理》は《パンくずの道標》以上のアドバンテージをもたらすことが可能なため、「緑単フード」との戦いを有利に進めることができる。

 重要な点として、「ティムール・アドベンチャー」は「ティムール・ランプ」とは異なるデッキだ。「ティムール・ランプ」は《移動経路》や《水蓮のコブラ》でマナ加速し、《精霊龍、ウギン》のようなフィニッシャーの早期着地を狙うのに比べ、《獲物貫き、オボシュ》を相棒とすることの多い「ティムール・アドベンチャー」はこのような点数で見たマナ・コストが偶数であるカードをデッキに採用することができないのだ。ゆえに、ランプではなく《エッジウォールの亭主》をアドバンテージ源とするミッドレンジデッキとなっている。

 そしてスタンダードのメタゲームにおいて最後に特記すべきは「ディミーア・コントロール」の台頭だ。「グルール・アドベンチャー」に有利とされるすべてのデッキに対して強く立ち回れると認識されているようだ。

シーズン末期に良いデッキを探してるって?
これが役に立つんじゃないかな。
これは私が#ZNRChampsで使うデッキで、ラダーでも良い成績を収めている。
ヒストリックのデッキはもっと面白いものを用意しているから、イベント直前になったらお披露目するよ。
ランク戦で1200位以内に入るために戦っているすべてのプレイヤーに幸運を!

Grzegorz Kowalski - 「ディミーア・コントロール」
『ゼンディカーの夜明け』チャンピオンシップ / スタンダード (2020年12月4~6日)[MO] [ARENA]
7 《
5 《
4 《ゼイゴスのトライオーム
4 《欺瞞の神殿
4 《清水の小道
2 《ヴァントレス城
3 《這い回るやせ地
1 《廃墟の地
-土地(30)-

2 《厚かましい借り手
4 《真面目な身代わり
1 《半真実の神託者、アトリス
1 《メア湖の海蛇
-クリーチャー(8)-
2 《塵へのしがみつき
1 《血の長の渇き
4 《無情な行動
4 《精神迷わせの秘本
4 《海の神のお告げ
3 《ジュワー島の撹乱
2 《本質の散乱
2 《否認
4 《中和
3 《エルズペスの悪夢
1 《シルンディの幻視
4 《絶滅の契機
1 《ハグラの噛み殺し
2 《サメ台風
2 《悪夢の詩神、アショク
3 《精霊龍、ウギン
-呪文(42)-
1 《空を放浪するもの、ヨーリオン
-相棒(1)-

1 《塵へのしがみつき
2 《苦悶の悔恨
2 《取り除き
1 《否認
3 《神秘の論争
1 《エルズペスの悪夢
1 《影の評決
2 《サメ台風
1 《エレボスの介入
-サイドボード(15)-

 「ディミーア・コントロール」に《空飛ぶ思考盗み》や《盗賊ギルドの処罰者》は採用されていない。その代わりに、《無情な行動》や《中和》、《絶滅の契機》など相手の動きに対応するカードが採られている。《精神迷わせの秘本》の安定したカードの供給を受けながら、いずれは《這い回るやせ地》や《精霊龍、ウギン》そして《空を放浪するもの、ヨーリオン》のようなカードでとどめを刺す、という非常に純粋なコントロールの型を成すデッキだ。フィニッシャーに割く枚数は最低限に収められており、その分除去やカウンター、ドロー呪文を最大限に採用している。

 結論として、ここ1か月半のメタゲームの変遷は現環境が健全なものである証だろう。しかしながら、《恋煩いの野獣》という天敵が最も多く採用されているカードであるという現状、「赤単アグロ」のような極端にアグロに寄ったデッキは苦戦を強いられている。それを除けば多彩な戦術が存在する環境と言えよう。『ゼンディカーの夜明け』チャンピオンシップには、《水蓮のコブラ》を入れ3ターン目に《軍団のまとめ役、ウィノータ》を繰り出す「ナヤ・ウィノータ」や、《思考の旋風》《雷猛竜の襲撃》を採用した「ジェスカイ・コントロール」のような、非常に興味深いデッキも持ち込まれている。スタンダードすべてのデッキリストは『ゼンディカーの夜明け』チャンピオンシップの英語版特設ページにて、12月4日(金)の第1回戦開始後に公開予定だ。(編訳注:日本語版も追って公開いたします。)

メタゲームブレイクダウン(ヒストリック)

 金曜日と土曜日の計7回戦、そして日曜日のトップ8プレイオフすべての対戦はヒストリック構築戦で行われる。メタゲームブレイクダウンは以下の通りだ。

Zendikar-Rising-Championship-Metagame-Breakdown-Historic.jpg
アーキタイプ名 使用者数 使用率
4色ミッドレンジ 37 20.1%
ジャンド・サクリファイス 36 19.6%
ゴブリン 23 12.5%
ラクドス・サクリファイス 20 10.9%
スゥルタイ・ミッドレンジ 15 8.2%
アゾリウス・オーラ 12 6.5%
アゾリウス・コントロール 9 4.9%
無色ランプ 5 2.7%
ディミーア・コントロール 4 2.2%
ケシス・コンボ 2 1.1%
スゥルタイ・パラドックス装置 2 1.1%
アゾリウス・サイクリング 2 1.1%
黒単アグロ 1 0.5%
オルゾフ・オーラ 1 0.5%
オルゾフ・ヨーリオン 1 0.5%
赤単プレインズウォーカーズ 1 0.5%
ボロス・バーン 1 0.5%
バント・コントロール 1 0.5%
エスパー・ヨーリオン 1 0.5%
赤単アグロ 1 0.5%
九つの命 1 0.5%
マルドゥ機体 1 0.5%
エスパー・ギフト 1 0.5%
ラクドス秘儀術師 1 0.5%
4色コントロール 1 0.5%
ゴルガリ・ストンピィ 1 0.5%
ボロス騎士 1 0.5%
ディミーア・ローグ 1 0.5%
ネオストーム 1 0.5%

 約3か月前、「2020ミシックインビテーショナル」において初めてヒストリック構築戦が競技シーンに採用された。ここでの三大勢力となったのは「ゴブリン」デッキ、「ジャンド・サクリファイス」、そして「スゥルタイ・ミッドレンジ」だった。「4色ミッドレンジ」が「スゥルタイ・ミッドレンジ」に《鎮まらぬ大地、ヤシャーン》を足すために白をタッチしたものだとすると、『ゼンディカーの夜明け』チャンピオンシップの勢力図も「ミシックインビテーショナル」と変わりない。

 しかしながら、『カラデシュリマスター』が実装されたことにより採用カードには変化がもたらされた。それでは、『ゼンディカーの夜明け』チャンピオンシップに持ち込まれるヒストリックのデッキのうち、メインデッキ、サイドボードを合わせて最も採用率の高い、MTGアリーナにおける最新セットで登場したこのカードを紹介しよう。

 《致命的な一押し》、計255枚と高い採用率となったこのカードは環境に影響を及ぼすカードとして期待されていた1枚だ。カードプールに重複のある、モダンやパイオニアのようなフォーマットでも《致命的な一押し》と《思考囲い》は、基本土地を除けば常に最上位の採用率となっており、今回ヒストリックにおいても採用率で1位と2位を飾っている。

 《致命的な一押し》は黒を含むデッキに採りやすい1枚であり、《寓話の小道》や《自然の怒りのタイタン、ウーロ》で「紛争」の能力を誘発させやすい「スゥルタイ・ミッドレンジ」や「4色ミッドレンジ」にとっては特段重要な新戦力となっている。

 109枚採用されている《花盛りの湿地》は「スゥルタイ・ミッドレンジ」や「4色ミッドレンジ」のような中速のデッキには適さないかもしれないが、1ターン目に1マナのクリーチャーを展開したい「ジャンド・サクリファイス」のような、序盤にアンタップで展開できる土地が必要なデッキには広く採られているようだ。同サイクルの《植物の聖域》や《感動的な眺望所》も多数のデッキに採用されている。

 全体で107枚、うちメインデッキに74枚採用されている《反逆の先導者、チャンドラ》は「ゴブリン」デッキや「ラクドス・サクリファイス」を強化する1枚となった。このチャンドラは《上流階級のゴブリン、マクサス》をより早期に着地させるためのランプ要員でもあり、《神の怒り》を払いのけ、着地したターンに《鎮まらぬ大地、ヤシャーン》を除去することが可能だ。これらの理由から、「ゴブリン」や「ラクドス・サクリファイス」が今回も人気のアーキタイプとなっている。

 シナジーの濃い《屑鉄場のたかり屋》は全体で94枚採用されている。《忘れられた神々の僧侶》や《魔女のかまど》で生け贄に捧げるカードが欲しいけど、その過程でリソースを失いたくない? 《模範的な造り手》の能力を誘発するためにアーティファクトが必要? 《屑鉄場のたかり屋》はこれらの回答となる1枚だ。主に「ラクドス・サクリファイス」に採用されており、同デッキにとっては『カラデシュリマスター』実装による最大の恩恵となった。人気度で言えば「ジャンド・サクリファイス」軍配が上がるものの、《屑鉄場のたかり屋》が活きるデッキとしては、よりアグレッシブな2色のこのデッキの方が適しているだろう。

 51枚採用されている《上級建設官、スラム》は《コーの精霊の踊り手》には劣るかもしれないが、「アゾリウス・オーラ」や「オルゾフ・オーラ」第二のドローエンジンであり、これらのデッキの安定性を飛躍的に高めた。この2種のオーラデッキを比較すると、《執着的探訪》、《秘儀での飛行》や《圧倒的洞察》で自軍のクリーチャーを強化する「アゾリウス・オーラ」の方が、《憎しみの幻霊》と《死の重み》で細々とアドバンテージを稼ぐ「オルゾフ・オーラ」より人気である。いずれにせよ、スラムはどちらのデッキにも嬉しい新戦力だ。

 ミッドレンジやコントロールに《絶滅の契機》や《衰滅》に代わるカードとして採られているのは《ヤヘンニの巧技》だ。全体で33枚のうち、21枚はメインデッキに搭載されている。これらいずれのカードにも長所や短所はあるが、自軍のヤシャーンを残しながら、相手の場を一掃しつつ、コストを支払うことなく《自然の怒りのタイタン、ウーロ》を唱えることができるこの強力な能力は、「4色ミッドレンジ」を使うプレイヤーの多くにこれを採用させることとなった。

 《霊気拠点》(27枚採用)は「エネルギー」シナジーを使うデッキに最適な土地カードであり、『ゼンディカーの夜明け』で新規収録された《見捨てられた碑》を軸にし、比較的新しいアーキタイプである「無色ランプ」に採用されている。

 《見捨てられた碑》、《大いなる創造者、カーン》、《精霊龍、ウギン》などその名の通り「無色」のカードが多く採られたデッキではあるが、無色のカードのみで構成されているわけではなく、《絶滅の契機》が採用されている場合が多い。無色のカードのためのマナも、《絶滅の契機》を唱えるための黒マナも、いずれも供給してくれるのが《霊気拠点》なのだ。

 採用率の高い『カラデシュリマスター』収録のカードで次点に来るのは《領事の権限》だ。さらに《領事の旗艦、スカイソブリン》、《奔流の機械巨人》、そして《ボーマットの急使》、とリストは続く。1つ確かなことは、『カラデシュリマスター』はヒストリックというフォーマットに多大な影響を及ぼしたということだ。

 使用者が4人以下のアーキタイプをご覧になれば、ヒストリックの多様性がより明確になるだろう。以下でこれらのデッキを簡潔に紹介しよう。

ディミーア・コントロール(使用者4名):《致命的な一押し》や《検閲》で脅威に対処しつつ、《覆いを割く者、ナーセット》でリソースを供給し、『カラデシュリマスター』に収録された《奔流の機械巨人》でフィニッシュ、あわよくばナーセットが戦場にいる状態で、相手のドロー・ステップに機械巨人から《暗記+記憶》を唱えることを狙う。

ケシス・コンボ(使用者2名):《精励する発掘者》で墓地を肥やし、《隠された手、ケシス》の能力を起動、《モックス・アンバー》を何度も唱え、これらを何度も繰り返すことによりデッキの大半を墓地に送り、大量の伝説カードを場に展開し、どうにかして勝つデッキだ。

スゥルタイ・パラドックス装置(使用者2名):《モックス・アンバー》で楽しみたいなら、『カラデシュリマスター』に収録された《パラドックス装置》と《湖に潜む者、エムリー》と組み合わせるといいだろう。

アゾリウス・サイクリング(使用者2名):一見典型的な「アゾリウス・コントロール」に見えるが、《ドレイクの安息地》や《見捨てられた石棺》とのシナジーサイクリングカードが多数採用されている。

黒単アグロ(使用者1名):《漆黒軍の騎士》、《屑鉄場のたかり屋》、《騒乱の落とし子》、《ファイレクシアの抹消者》、とマナ・カーブ通りの展開を理想とするデッキ。

オルゾフ・オーラ(使用者1名):《コーの精霊の踊り手》や《上級建設官、スラム》が再び集結。このデッキにおいては《憎しみの幻霊》、《死の重み》と手を組む。

オルゾフ・ヨーリオン(使用者1名):《悪魔の契約》を起爆剤としたデッキ。《空を放浪するもの、ヨーリオン》でブリンクするか、《予言された壊滅》で生け贄に捧げることにより膨大なアドバンテージを生み出す。

赤単プレインズウォーカーズ(使用者1名):『カラデシュリマスター』に収録された《キランの真意号》で戦線を固めつつ、《主無き者、サルカン》で《大いなる創造者、カーン》や《反逆の先導者、チャンドラ》をドラゴンにして攻める。

ボロス・バーン(使用者1名):《魔術師の稲妻》や《熱錬金術師》で一気にライフを削り切る。ゲームが長引けばサイドボードの《夢の巣のルールス》で、『カラデシュリマスター』での再録カードである《ボーマットの急使》を何度も再利用するプランも取れる。

バント・コントロール(使用者1名):《成長のらせん》や《神の怒り》を搭載しつつ、《物語の終わり》と《自然の怒りのタイタン、ウーロ》や《否定の契約》、《睡蓮の原野》とのシナジーが見物となるデッキ。

エスパー・ヨーリオン(使用者1名):スタンダードの「エスパー・予言された壊滅」が想起されるデッキ。ヒストリックでは《自然の怒りのタイタン、ウーロ》や《上流階級のゴブリン、マクサス》、《大釜の使い魔》を封じるために《墓掘りの檻》がメインデッキに4枚搭載されている。

赤単アグロ(使用者1名):スタンダードの「赤単アグロ」と同様《鍛冶で鍛えられしアナックス》や《エンバレスの宝剣》が採用されているが、《炎樹族の使者》や《ボーマットの急使》により序盤の攻め手がより強力になっている。

九つの命(使用者1名):《厳粛》と《九つの命》の組み合わせによって対戦相手を完全にロックする動きは、どちらかというと「無限の命」の方が適当な名に思える。

マルドゥ機体(使用者1名):《模範的な造り手》、《キランの真意号》、《無許可の分解》といった、『カラデシュリマスター』収録カードの数々が搭載され、2017年を思い出させるデッキ。

エスパー・ギフト(使用者1名):『カラデシュリマスター』に収録の《査問長官》により序盤から大量のカードを墓地に送れるようになった。《失われた宝物庫の学者》、《掘葬の儀式》、《王神の贈り物》の3枚を墓地に送ることを狙う。

ラクドス秘儀術師(使用者1名):《縫い師への供給者》で墓地を肥やし、《戦慄衆の秘儀術師》や《死の飢えのタイタン、クロクサ》、《夢の巣のルールス》でそれを利用する。

4色コントロール(使用者1名):「4色ミッドレンジ」に近いデッキだが、《ハイドロイド混成体》や《世界を揺るがす者、ニッサ》を抜き、コントロールに寄せた形。

ゴルガリ・ストンピィ(使用者1名):《生皮収集家》、《屑鉄場のたかり屋》、《鉄葉のチャンピオン》、《集合した中隊》と、マナ・カーブ通りに展開するのが狙い。

ボロス騎士(使用者1名):《熱烈な勇者》から《鼓舞する古参》、そして《評判高い挑戦者》と展開するのはスタンダードでも可能だが、《ベナリアの軍司令》や《ベナリア史》を採用することができるのはヒストリックならではである。

ディミーア・ローグ(使用者1名):「誰かが誤クリックしてスタンダードのデッキを間違えてヒストリックに登録してしまったのではないか?」(参考:英語)と思っただろうか。実はこのデッキ、《致命的な一押し》と《思考囲い》の2種が加わり、ものすごく変更が加えられている。

ネオストーム(使用者1名):《新生化》で《海門の嵐呼び》を生け贄に捧げ、ライブラリー内すべての《二重詠唱の魔道士》と《玻璃池のミミック》を展開し、一気にライフを削るコンボデッキ。

 ヒストリックすべてのデッキリストは『ゼンディカーの夜明け』チャンピオンシップの英語版特設ページにて、12月4日(金)の第1回戦開始後に公開予定だ。(編訳注:日本語版も追って公開いたします。)

まとめ

 参加者はスタンダードとヒストリック両フォーマットにおいて、本イベントへの準備を楽しんでいるようだ。私個人としても、どのデッキが最も良い成績を残すのか、楽しみにしている。

#ZNRChampsに向けたヒストリックデッキの調整が本当に楽しかった。多種多様なデッキが存在する環境はいつだって面白い。
このままヒストリックがバランスの良い環境であるよう、目を光らせてくれることを願うよ。
スタンダードも結構楽しい。

Zendikar-Rising-Championship-Event-Schedule.jpg

 12月4~6日の9時(日本時間26時)からtwitch.tv/magic(英語)で行われる生放送をお見逃しなく!


『ゼンディカーの夜明け』チャンピオンシップ 日本語版放送ページ・放送日程
日程 放送日・放送時間 放送ページ
1日目 12月4日(金) 26:00~ Twitch」「YouTube
2日目 12月5日(土) 26:00~
3日目 12月6日(日) 26:00~

日本語版放送出演者

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RESULTS

対戦結果 順位
最終
15 15
14 14
13 13
12 12
11 11
10 10
9 9
8 8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1

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