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世界選手権11

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国別対抗戦 決勝戦(スタンダード): 石田 龍一郎(愛知) vs. Kristoffer Jonassen(ノルウェー)

By Tomohiro Kaji 石田 龍一郎  日本選手権を優勝し、日本を代表するプレイヤーとして今大会に臨んだ龍ちゃん、こと石田 龍一郎。  日本選手権優勝時のトロフィーカットがあまりにも決まっていたので、mtg-jpのトップページの写真通りのキャラクター(ライオン的な?)だと思っていたのだが、案外そうでもなくて、渡航中に空港で偶然会ったので話してみれば、いたって普通の男の子(笑)という感じだった。  そんな彼も、プロツアー・レベルのトーナメントに初参加ながらサンデーへと進出し、今まさに決勝を戦おうとしているところだ。  会場には特大のモニターに、解説者、そしてカメラのフラッシュと僕らのようなライターとジャッジに囲まれてプレイしようとしている。  当たり前だが、緊張しないわけがない。  水を飲む手も若干震えているが、苦手な英語でノルウェーからやってきた対戦相手と必死にコミュニケーションを取ろうと努めている。  このトーナメントで彼も成長したことの現れだろう。  さて、この最後の試合を気持ちよく勝利することができるだろうか?

Game 1

石田 vs Jonassen  お互いにマリガンながらも、Jonassenの《アヴァシンの巡礼者》、石田の《不屈の自然》と、マナ加速からゲームが展開される。  白緑同士の対戦に思えるが、Jonassenがトークンデッキであるのにに対して、石田は《審判の日》を含めたコントロールによせた《ケッシグの狼の地》ランプ。  石田の《ヴィリジアンの密使》と《墨蛾の生息地》で盤面ができあがってきたところで、Jonassenの仕掛けた《刃砦の英雄》に一瞬ひやっとさせられる。  だが、《内にいる獣》でこれを破壊し3/3バニラへと劣化させることで難を逃れ、いきなりのゲームオーバーは免れた。  初手の少なさからカードのやり取りは少ないかと思いきや、Jonassenがキャストしたのは追加の3/3ゴーレム・トークンを生み出す《刃の接合者》。  このままではクリーチャーに圧倒されてしまう石田は、《情け知らずのガラク》へ相手の攻撃の矛先を向けさせ、時間を稼ぐ。  そうはさせまいとJonassenは《はらわた撃ち》で《ヴィリジアンの密使》を破壊し、ダメージのために戦線をこじ開けてプレインズウォーカーを破壊すると、さらなる後続として《エルズペス・ティレル》を呼び出した。  追加の1/1兵士・トークンで盤面は一方的に。  しかし石田は黙って《原始のタイタン》をキャストから、《ケッシグの狼の地》と《墨蛾の生息地》を探しだす。  Jonassenの即《忘却の輪》で巨大ブロッカーを排除されてしまうと、総攻撃で石田のライフは残り5。  だが、ここでトップデッキできなければもうダメ、という瞬間で引けるのがこの男。  《内にいる獣》で《エルズペス・ティレル》を破壊すると、そのビースト・トークンもまとめて今引いたばかりの《審判の日》で戦場を一掃する。  ダメージ優先の前のめりなプレイを一貫したJonassenに残された手札はもちろん無く、石田の再度唱えた《原始のタイタン》が火を噴く番だ。  こうしてボードを作った石田の《墨蛾の生息地》での毒ダメージはJonassenに蓄積され、ダメ押しドローの《ギデオン・ジュラ》をキャストすれば、Jonassenは笑顔でカードをきれいに片付けた。 石田 龍一郎 1-0 Kristoffer Jonassen

Game 2

Jonassen  ビデオで撮られていようが、サイドボードを律儀に15枚あることを対戦相手と確認する石田。  Jonassenも同様にサイドボードを取り出し、一緒に15枚あることを確認する微笑ましい光景。  この二人はとても楽しそうにMagicをしているのに、勝負は時にアンフェアが起こる。  Jonassenのマリガンに続くマリガン、チームメイトに初手を見せて、さらなるマリガンという初手が4枚対7枚というリソース差のある勝負となってしまった。  だが、Jonassenは4ターン目に《刃砦の英雄》をキャストして、またも石田にこのカードへの答えを求める。  石田はこれに対し、落ち着いて《ギデオン・ジュラ》キャストからの+2能力で時間を稼ぎ、次ターンには《審判の日》でリセットして、無人となった戦場を駆け抜ける《ギデオン・ジュラ》が!  なんとかJonassenは後続の《ミラディンの十字軍》を引き当てるも、石田が唱えたのは、その存在を許さない伝説のクリーチャー、《大修道士、エリシュ・ノーン》。  それを見て、二人のプレイヤーはお互いを称え合う握手を交わした。  この時点で残りの日本チーム二人ともに1本先取。  どちらかがあと1ゲーム取れるかどうかに、全てがかかっている! 石田 龍一郎 2-0 Kristoffer Jonassen
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RESULTS

対戦結果 順位
18 18
17 17
16 16
15 15
14 14
13 13
T4
T3
12 12
11 11
10 10
9 9
8 8
7 7
T2
T1
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1

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