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世界選手権11

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Round 16: 吉岡 祐樹(埼玉) vs Conley Woods(アメリカ)

by Shiro Wakayama 吉岡 「トスってくれませんか?」 Conley Woods 「いや、チームメイトじゃないし。」  一縷の望みに賭けるも、やはりこれはNo。ゲームが始まる。  ここまで圧倒的な成績のConley Woods。13連勝までしたところで、チームメイトに星を配りつつ迎えるRound 16。  MOとリアルマジックの両方で最前線で戦うWoodsに対して、マジック・オンラインのみで戦う吉岡。 吉岡 祐樹  数年ぶりのリアルマジックのフィールドは、あまりにも熱い、世界選手権の会場。  このまま、マジックプレイヤーなら誰しもが夢見る、プロツアーサンデーへと駆け抜けられるのか!?

Game 1

 先手はWoods。《乾燥台地》から《踏み鳴らされる地》をサーチして、《貴族の教主》。チャネル・ファイヤーボール謹製のカウンターキャットが、最高のスタートを切る。  吉岡は土地を置くのみで、Woodsはさらに《台所の嫌がらせ屋》をプレイ。4点クロックを用意し、手札にあるのは後続か、はたまたカウンターなのか。  吉岡は《ギタクシア派の調査》をプレイし、公開された手札は《稲妻のらせん》《稲妻》《野生のナカティル》《聖遺の騎士》。  これをみて、吉岡は少しだけ悩んで、《発熱の儀式》《捨て身の儀式》から《巣穴からの総出》で8体のゴブリン・トークンを用意する。  《台所の嫌がらせ屋》がレッドゾーンへ送り込まれ、吉岡はこれをスルー。ライフは13。  手札にカウンターが無いことがばれてしまったWoodsは、さらに《聖遺の騎士》を追加して、クロックを盤石に。次のアタックを不用意に通せば、《稲妻》と《稲妻のらせん》で瞬時に吉岡を焼き上げる準備をする。  これに対して、吉岡は《血清の幻視》をするのみで、ゴブリン・トークンは守勢に回らせターンを終了。  Woodsも、《台所の嫌がらせ屋》だけでアタックし、これはトークン1体でチャンプブロック。 Round 16  ビートダウン対コンボらしからぬ、膠着が続く。Woodsは、いつでも勝てるように準備をすべく、《稲妻のらせん》をプレイヤーへ。これで吉岡のライフは10。  さらに《聖遺の騎士》で《聖なる鋳造所》を生贄に捧げて、《蒸気孔》をサーチ。手札にカウンターは無いが、強烈に《呪文貫き》や《マナ漏出》、《否認》を思わせる動きをする。  《野生のナカティル》と《台所の嫌がらせ屋》をさらにレッドゾーンに送り込み、2体のゴブリン・トークンが討死して、残りのトークンは5体。吉岡に残されたターンは実質あと2~3ターン程度。  手札が5枚まで増えた吉岡は、Woodsの動きを見ながら、思索にふけり、ここで動くことを決意する。  《発熱の儀式》《捨て身の儀式》から《炎の中の過去》プレイ。  これを思わせぶりにスルーしたWoods。 Round 16  フラッシュバックで墓地からマナブーストスペルが4枚プレイされ、マナは赤6つと、ストームカウントが7。計16体のゴブリン・トークンが場に出て、合計21体が並ぶ。  Woodsはここで《稲妻》を再度吉岡にプレイ。ライフを7まで落とし込む。  どんな展開でも、間もなくGame 1は決まる。  Woodsの《台所の嫌がらせ屋》をブロックして、ゴブリン・トークンは20体。  吉岡は自らのターンで《手練》2連発から《血清の幻視》と手札を掘り直すと、満足が行ったのか、じっと待っていた吉岡が動き出す。  14体のトークンをレッドゾーンへ送り込み、うち3体ブロックされて、Woodsのライフは7となった。  Woodsはさらに《稲妻》を吉岡自身に投げつけ、こちらもライフを4に。  自らのターン、Woodsは《台所の嫌がらせ屋》をレッドゾーンに。今まで何度も繰り返したように、吉岡が1体のゴブリン・トークンでブロックをすると、Woodsはニヤリと笑って《聖遺の騎士》を起動。  そして、サーチしてきたのは・・・
吉岡 祐樹 0-1 Conley Woods

Game 2

Conley Woods  吉岡が、コンマ0秒でキープ。さらに、《血清の幻視》の占術を2枚トップに置くという強いハンドを連想させるプレイ。  できるだけ早くにクロックを展開して、あとはカウンターを構えたいWoodsは、《貴族の教主》から《クァーサルの群れ魔道士》を展開しつつ、青マナを立たせてエンドと、まずまずの動き。  さらに《手練》で手札整理をする吉岡。  Woodsがクロックを用意してきており、待っていると相手にカウンターが増えてしまう可能性も高いため、そろそろ動きたい。  《クァーサルの群れ魔道士》のアタックを受けて、《タルモゴイフ》が展開されてWoodsのターンが終了した返しで、仕掛けていく。  ここで《煮えたぎる歌》《煮えたぎる歌》《捨て身の儀式》とスルーした上で、《炎の中の過去》をWoodsは《精神壊しの罠》でカウンター。  吉岡は残った4マナで《巣穴からの総出》をプレイ。これは《呪文貫き》で1つカウンターされてしまうものの、計10体のゴブリン・トークンを場に出すことに成功する。  Woodsの攻撃を1体のみでチャンプブロックして、帰ってきた次のターン。《ゴブリンの奇襲隊》を出して致死ダメージのアタックをする!  ・・・のだが、2点足りない。  そう、《呪文貫き》で1つ打ち消されてしまったためであった。  吉岡、無念の投了。 吉岡 祐樹 0-2 Conley Woods  ここで4敗となってしまった吉岡。だが、まだチャンスはある。次のラウンドに、期待をかける。
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RESULTS

対戦結果 順位
18 18
17 17
16 16
15 15
14 14
13 13
T4
T3
12 12
11 11
10 10
9 9
8 8
7 7
T2
T1
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1

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