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EVENT COVERAGE
ニューカペナ・チャンピオンシップ
「ニューカペナ・チャンピオンシップ」メタゲームブレイクダウン
2022年5月19日
いよいよ「ニューカペナ・チャンピオンシップ」がやってくる。5月20日の9時(日本時間25時)より始まる今大会では、マジック・プロリーグおよびライバルズ・リーグ所属選手とMTGアリーナやMagic Onlineで開催された予選イベントの通過者たち合計223名が、賞金総額450,000ドルを懸けてヒストリックとスタンダードの2フォーマットで競い合う。
メタゲームブレイクダウン(ヒストリック)
今大会では2日間合計で8回戦のヒストリック・ラウンドがある。メタゲームは以下の様相になった。
アーキタイプ | 使用者数 | 使用率 |
---|---|---|
イゼット・フェニックス | 69 | 30.9% |
ゴルガリ・フード | 40 | 17.9% |
アゾリウス・オーラ | 26 | 11.7% |
アゾリウス親和 | 21 | 9.4% |
ラクドス・アルカニスト | 13 | 5.8% |
セレズニア人間 | 8 | 3.6% |
アゾリウス・コントロール | 7 | 3.1% |
ジェスカイ・コントロール | 6 | 2.7% |
セレズニア・エンチャントレス | 5 | 2.2% |
ジャンド・フード | 4 | 1.8% |
エスパー・コントロール | 3 | 1.3% |
5色ニヴ=ミゼット | 2 | 0.9% |
ディミーア・パクト | 2 | 0.9% |
グリクシス・シャドウ | 2 | 0.9% |
アゾリウス睡蓮の原野 | 2 | 0.9% |
赤単アグロ | 1 | 0.4% |
セレズニア・カンパニー | 1 | 0.4% |
ラクドス・サクリファイス | 1 | 0.4% |
グルール・アグロ | 1 | 0.4% |
白単人間 | 1 | 0.4% |
白単アーティファクト | 1 | 0.4% |
イゼット・ウィザード | 1 | 0.4% |
青単親和 | 1 | 0.4% |
ラクドス・ゴブリン | 1 | 0.4% |
エスパー・パクト | 1 | 0.4% |
オルゾフ人間 | 1 | 0.4% |
ラクドス・ミッドレンジ | 1 | 0.4% |
ティムール・ウィザード | 1 | 0.4% |
2か月前に行われた「神河チャンピオンシップ」では、「イゼット・フェニックス」、「アゾリウス・コントロール」、「ゴルガリ・フード」、そして「アゾリウス・オーラ」がヒストリックの上位4勢力だった。その後「アゾリウス・コントロール」はやや勢いを失い、一方「イゼット・フェニックス」と「ゴルガリ・フード」、「アゾリウス・オーラ」の3デッキはシェアをさらに伸ばしているようだ。もう1つ特筆すべきは、「アゾリウス親和」の流星のごとき躍進であろう。これらの出来事はすべて、ここ2か月の間にヒストリックへ新たに加わったものが原動力となっている。
鍵となるものをしっかり理解するために、今大会における採用枚数の上位を見てみよう。ただし新しいものを目にする前に、まずは常連の顔を見る必要がある。「ニューカペナ・チャンピオンシップ」では全体のおよそ3分の1を「イゼット・フェニックス」が占めるため、ヒストリックのメインデッキとサイドボードを合わせた採用枚数の上位6カードが《表現の反復》、《邪悪な熱気》、《ドラゴンの怒りの媒介者》、《考慮》、《選択》、《弧光のフェニックス》であることに驚きはないだろう。どれも少なくとも半年以上にわたり、「イゼット・フェニックス」の中核を成してきたカードたちだ。
だが第7位と第8位には、『ニューカペナの街角』で新たに登場した重要な2枚の姿が見受けられた。
2マナというコストで墓地との相互作用を持ち、ゲーム後半には強大な脅威に変わり勝利をもたらす《帳簿裂き》と《未認可霊柩車》の2枚は、それぞれ1枚でゲームを決定づけられるカードだ。それぞれ今大会で266枚と259枚という数が登録されており、『ニューカペナの街角』のカードでその次に使われているのが《絞殺》の63枚であることを見るに、抜きん出ている。
ではこれらを含む新戦力はどこに入っているのだろう? その答えを得るために、『アルケミー:神河』のカードや4月に再調整を受けたカード、そして『ニューカペナの街角』のカードで、「ニューカペナ・チャンピオンシップ」のヒストリックにおける採用枚数上位7カードを詳しく見てみよう。
《帳簿裂き》は、ほとんどすべての「イゼット・フェニックス」が《スプライトのドラゴン》に代えてメインデッキに採用している。コストの軽いドロー呪文を満載しているこのデッキにおいては、《帳簿裂き》の能力を毎ターン誘発させるのもたやすく、必要なときに「謀議」で《弧光のフェニックス》を墓地へ送ることもできる。また、このカードは「アゾリウス・オーラ」でも使用者のおよそ4分の1がサイドボードに採用しており、除去の多いデッキに対するもう1つの脅威としての役割を与えられている。
《未認可霊柩車》は《魂標ランタン》や《トーモッドの墓所》と同様に無色の墓地対策カードとして、あらゆるアーキタイプのサイドボードに搭載されている。だが《未認可霊柩車》は既存のカードより大きな利点を2つ持っている。1つは1体目の《弧光のフェニックス》を追放したのちに、そのまま次も対応できること。もう1つは、ゲーム後半にソーサリーの全体除去などでは対処できない強力なクリーチャーに変わることだ。
これらの利点とメタゲームの状況から、《未認可霊柩車》はすでに「単なるサイドカード」の枠を越えてきている。《未認可霊柩車》の採用枚数のうち4分の1は、メインデッキに入っているのだ。中でも《パンくずの道標》で探せる「ゴルガリ・フード」や、アーティファクトのサポートに長けた「アゾリウス親和」のメインデッキへの採用は、見事だ。
《絞殺》はヒストリックにおいて最も《稲妻》に近づいている1枚であり、2ターン目《帳簿裂き》に対する完璧な回答になる。「イゼット・フェニックス」を使用するプレイヤーのほぼ半数と「ラクドス・アルカニスト」使用者の一部が、《絞殺》をメインデッキに採用している。ただし採用枚数は1~2枚に留まっている。
《A-対称の賢者》は4月の再調整で脅威の度合いと耐久性を増した。(0/2から)0/3になった現在は、クリーチャーの基本のパワーを(2から)3にすることができるようになったのだ。その結果、「イゼット・フェニックス」のおよそ4分の1が攻撃的な脅威としてこのカードを選択しており、「イゼット・ウィザード」や「ティムール・ウィザード」にスパイスを加えている。
《とんずら》は、軽いコストで《コーの精霊の踊り手》や《上級建設官、スラム》を守れる柔軟性の高い防御呪文だ。これにかかれば、《邪悪な熱気》や《神の怒り》を前にしても問題ない。フェイズ・アウトによりクリーチャーとそれにつけられているオーラもすべて守れるのだ。さらに、逆に対戦相手のクリーチャーをフェイズ・アウトさせてダメージ・レースを決着させるという使い方もできる。《とんずら》は、「アゾリウス・オーラ」を使うプレイヤーの半数以上がメインデッキに搭載している。
《溶鉄の衝撃》はタフネス4のクリーチャーや忠誠度4のプレインズウォーカーに対する除去だけでなく、時間をかけてより小さな対象を2つ処理することも可能な除去だ。広く普及しているとは言えないものの、「イゼット・フェニックス」や「ラクドス・アルカニスト」のような呪文中心のアーキタイプでいくらか見受けられる。
《現実の断片化》にはややリスクがあるものの、何にでも触れるのは便利であり、《ポータブル・ホール》のような1マナのパーマネントを追放するなら基本的に安全だ。「アゾリウス・オーラ」の半数以上が、《現実の断片化》をサイドボードへ積んでいる。
ヒストリックのアーキタイプ紹介
ヒストリック部門の全デッキリストは、「ニューカペナ・チャンピオンシップ」の第1回戦開始時にイベントページにて公開予定だ。それに先駆けて、以下に各アーキタイプを簡単に紹介しよう。
イゼット・フェニックス(使用者69名):《信仰無き物あさり》や《考慮》で《弧光のフェニックス》を墓地に置きつつ、《ドラゴンの怒りの媒介者》や《帳簿裂き》の能力を誘発させ、さらに《邪悪な熱気》の「昂揚」も達成していくデッキ。
ゴルガリ・フード(使用者40名):《大釜の使い魔》、《魔女のかまど》、《パンくずの道標》のトリオは、ヒストリック創設当初からデッキの強力な核であり続けている。「ゴルガリ・フード」は低マナ域に《貪欲なるリス》や《食肉鉤虐殺事件》を加え、《夢の巣のルールス》を相棒として存分に活かせる2色デッキに仕上がっている。
アゾリウス・オーラ(使用者26名):《歩哨の目》や《秘儀での飛行》といったオーラでクリーチャーを強化しつつ、《コーの精霊の踊り手》や《上級建設官、スラム》の能力を誘発させていく。今大会で「アゾリウス・オーラ」を選択したプレイヤーの大半が《皇の声、軽脚》を採用しており、あわせてさまざまなエンチャントを1枚挿ししている。1枚挿しの中には《ケイヤ式幽体化》や、新顔の《警備の抜け道》の姿も見受けられる。
アゾリウス親和(使用者21名):ジャン=エマニュエル・ドゥプラ/Jean-Emmanuel Deprazが「神河チャンピオンシップ」で披露した最高の構築を受け継ぐこのデッキは、早い段階から軽いアーティファクトで盤面を埋め尽くし、《ポータブル・ホール》や《金属の叱責》で対戦相手の展開を妨害し、終盤には《イラクサ嚢胞》や《ウルザの後継、カーン》、《思考の監視者》でゲームを支配することを目指す。巨大な細菌・トークンや構築物・トークンは、ゲームを素早く決着させるだろう。「アゾリウス親和」を選択するプレイヤーの多くは、構築制限を受けず相棒にできて、宝物・トークンや《産業の塔》から唱えられる《湧き出る源、ジェガンサ》も採用している。
ラクドス・アルカニスト(使用者13名):このデッキが理想とするのは、1ターン目に《思考囲い》や《致命的な一押し》を放ち、2ターン目に《戦慄衆の秘儀術師》という動きだ。手札破壊や除去呪文で対戦相手のリソースを枯渇させた後は、《死の飢えのタイタン、クロクサ》や《反逆の先導者、チャンドラ》、それから新顔の《未認可霊柩車》が勝負を決めてくれるだろう。
セレズニア人間(使用者8名):このデッキは序盤から《エスパーの歩哨》、《サリアの副官》と展開し、中盤には《審問官の隊長》や《集合した中隊》でプレッシャーをかけ続ける。
アゾリウス・コントロール(使用者7名):《大魔導師の魔除け》や《ドビンの拒否権》で呪文を否定し、《冥途灯りの行進》や《告別》でパーマネントを否定し、《ドミナリアの英雄、テフェリー》や《放浪皇》といったプレインズウォーカーで勝負を決める、典型的なコントロール・デッキ。使用者7名のうち2名は、《空を放浪するもの、ヨーリオン》を相棒にしている。
ジェスカイ・コントロール(使用者6名):「アゾリウス・コントロール」をベースにしながら赤をタッチし、《稲妻のらせん》や《表現の反復》を採用した形だが、その構築はバラエティ豊かだ。使用者のうち3名はプレインズウォーカーと《サメ台風》を勝ち手段に据え、中には《孤児護り、カヒーラ》を相棒にしたものもある。残る3名はヒストリックに新たに登場した《サイバの吸引者》を、《儚い存在》や《空を放浪するもの、ヨーリオン》とともに使い、戦場に出たときの能力を再利用してバリューを得ている。
セレズニア・エンチャントレス(使用者5名):《真の木立ち》や《聖域の織り手》のようなエンチャントを唱え《収穫の手、サイシス》の能力を誘発させれば、次から次へとエンチャントを引き込める。《九つの命》と《厳粛》のコンボも搭載されているのが一般的だ。「セレズニア・エンチャントレス」を使用するプレイヤーのうち2名は青も軽くタッチし、サイドボードに《サメ台風》や打ち消し呪文を積んでいる。また、3マナ以上のエンチャントをすべて廃し、《夢の巣のルールス》を相棒にした非常に軽い構成のものもある。
ジャンド・フード(使用者4名):《金のガチョウ》、《大釜の使い魔》、《パンくずの道標》、《魔女のかまど》、《命取りの論争》を核とするところは「ゴルガリ・フード」と同じだが、赤をタッチすることで《フェイに呪われた王、コルヴォルド》の採用が可能になっている。他にも《波乱の悪魔》や《鬼流の金床》などが赤のカードとして選ばれている。
エスパー・コントロール(使用者3名):「アゾリウス・コントロール」をベースにしながら、黒をタッチして《致命的な一押し》や《虚空裂き》などを採用した形。《ラフィーンの塔》のおかげで、マナ基盤は盤石だ。
5色ニヴ=ミゼット(使用者2名):このデッキではほぼすべての呪文が多色で、《ニヴ=ミゼット再誕》の力を最大限に活用できるようになっている。《ニヴ=ミゼット再誕》を支えるための「トライオーム」重視のマナ・ベースは、《縄張り持ちのカヴー》とも完璧に噛み合う。2ターン目5/5も不可能ではないのだ!
ディミーア・パクト(使用者2名):このデッキは《神秘を操る者、ジェイス》2枚と《汚れた契約》2枚を除きすべてシングルトンで構成されている。それら2枚が1枚ずつ手札に揃った状態で《汚れた契約》を唱えれば、最後の1枚を除きライブラリーをすべて追放できる。最後に《神秘を操る者、ジェイス》を唱えれば勝利だ。
グリクシス・シャドウ(使用者2名):このデッキには1マナの脅威と1マナの干渉手段が詰まっている。《死の影》は自身のライフを13点未満にすることを要求するが、《思考囲い》やダメージを受ける土地に満ちたマナ基盤のおかげで十分に実現可能だ。使用者2名のうち1名は再調整された《痛ましい絆》も採用し、デメリットをメリットに変えている。
アゾリウス睡蓮の原野(使用者2名):《睡蓮の原野》はかなりの犠牲を必要とするが、それは《厳しい試験官》で無視できる。これにより早い段階で《サメ台風》から巨大なサメを繰り出すことができるのだ。その他の部分は、白青のコントロール・デッキを踏襲している。
赤単アグロ(使用者1名):速攻を持つクリーチャーの数々が素早いスタートを実現し、対戦相手に大きなプレッシャーを与える。ゲーム中盤には《朱地洞の族長、トーブラン》がダメージ量を跳ね上げてくれ、《ゴブリンの鎖回し》や《暴れ回るフェロキドン》との伝説級のシナジーも素晴らしい。
セレズニア・カンパニー(使用者1名):この1名だけ、人間の部族を中心にした形ではなく、3マナのクリーチャーを17枚と可能な限り詰め込んだものだった。これにより《集合した中隊》が2回に1回以上2体のクリーチャーを引き当てることができ、非常に強力なものになる。
ラクドス・サクリファイス(使用者1名):《鬼流の金床》を中心に、《ヴォルダーレンの美食家》や《実験統合機》、《敵対するもの、オブ・ニクシリス》を採用したデッキ。一見スタンダードのデッキのようだが、ヒストリックでは《波乱の悪魔》や《貪欲なるリス》、《魔女のかまど》、《大釜の使い魔》を採用でき、デッキのパワー・レベルを存分に上げている。
グルール・アグロ(使用者1名):1ターン目《生皮収集家》、2ターン目には《炎樹族の使者》から《通電の喧嘩屋》、そして3ターン目《エンバレスの宝剣》、これが理想の動きだ。
白単人間(使用者1名):「セレズニア人間」をベースとしながらも、緑をタッチする代わりに《A-不詳の安息地》を採用した形。
白単アーティファクト(使用者1名):このデッキには0マナと1マナのアーティファクトが23枚も採用されており、主に《きらきらするすべて》や《鋼の監視者》、《魅知子の真理の支配》の力を活かす。《夢の巣のルールス》を相棒にするため《鍛えられた鋼》は採用できないが、それでもゲーム後半に力を維持できるようになっている。
イゼット・ウィザード(使用者1名):このデッキの鍵となる「ウィザード」は、《損魂魔道士》や《戦慄衆の秘儀術師》、《A-対称の賢者》だ。それらを1マナのインスタントやソーサリーでサポートする。ウィザードを豊富に採用したおかげで、《魔術師の稲妻》は大抵の場合で《稲妻》として機能する。
青単親和(使用者1名):《モックス・アンバー》を最高の形で使うデッキを見るのは久しぶりだ。《湖に潜む者、エムリー》や《練達飛行機械職人、サイ》、《現実チップ》など、このデッキには《モックス・アンバー》を安定して機能させるための伝説のクリーチャーが豊富に採用されている。主なゲーム・プランは、マナ加速から《アンティキティー戦争》を繰り出し、Ⅲ章の能力で大量の5/5を攻撃に向かわせることだ。
ラクドス・ゴブリン(使用者1名):マナを増やして可能な限り早く《上流階級のゴブリン、マクサス》へつなげることを目指すデッキ。《ゴブリンの戦長》や《ずる賢いゴブリン》、《スカークの探鉱者》によって、それは4ターン目に容易に達成でき、そして《群衆の親分、クレンコ》と《ゴブリンの酋長》を引き当てれば一瞬にしてゲームを決められる戦力が揃う。黒のタッチは、《飛び道具の達人》のためだ。
エスパー・パクト(使用者1名):「ディミーア・パクト」をベースに白をタッチし、1枚挿しの中に《時を解す者、テフェリー》を加えた形。
オルゾフ人間(使用者1名):「セレズニア人間」をベースにしながらも、《集合した中隊》の代わりに《帆凧の掠め盗り》や《ドラニスのクードロ将軍》を採用した形。
ラクドス・ミッドレンジ(使用者1名):基本的には「ラクドス・アルカニスト」と同じ構成だが、《戦慄衆の秘儀術師》の代わりに《指名手配の殺し屋、ラヒルダ》や《墓地の侵入者》を採用した形。
ティムール・ウィザード(使用者1名):「イゼット・ウィザード」と似たデッキだが、《損魂魔道士》より《ドラゴンの怒りの媒介者》を優先し、部族色が薄くなっている。緑をタッチしているのは、《厚鱗化》のためだ。
メタゲームブレイクダウン(スタンダード)
今大会では2日間合計で7回戦のスタンダード・ラウンドがあり、最終日のトップ8ラウンドもスタンダードで行われる。メタゲームは以下の様相になった。
アーキタイプ | 使用者数 | 使用率 |
---|---|---|
エスパー・ミッドレンジ | 77 | 34.5% |
ナヤ・ルーン | 30 | 13.5% |
ジェスカイ・ストーム | 30 | 13.5% |
ジャンド・ミッドレンジ | 20 | 9.0% |
グリクシス吸血鬼 | 12 | 5.4% |
ジャンド・トレジャー | 9 | 4.0% |
ティムール・コントロール | 6 | 2.7% |
イゼット・ミル | 5 | 2.2% |
白単アグロ | 3 | 1.3% |
ジェスカイ日向 | 3 | 1.3% |
マルドゥ・ミッドレンジ | 3 | 1.3% |
オルゾフ天使 | 3 | 1.3% |
イゼット土地破壊 | 2 | 0.9% |
ラクドス・サクリファイス | 2 | 0.9% |
5色ランプ | 2 | 0.9% |
ナヤ・リアニメイト | 2 | 0.9% |
イゼット・カラミティ | 2 | 0.9% |
ナヤ・ミッドレンジ | 1 | 0.4% |
青単テンポ | 1 | 0.4% |
グリクシス・ミッドレンジ | 1 | 0.4% |
オルゾフ・ミッドレンジ | 1 | 0.4% |
イゼット・アグロ | 1 | 0.4% |
グルール土地破壊 | 1 | 0.4% |
バント・トークン | 1 | 0.4% |
ティムール・ミル | 1 | 0.4% |
イゼット・ドラゴン | 1 | 0.4% |
ボロス・リアニメイト | 1 | 0.4% |
アゾリウス・テンポ | 1 | 0.4% |
アゾリウス謀議 | 1 | 0.4% |
『ニューカペナの街角』の導入前は、スタンダードの上位デッキすべて(「オルゾフ・ミッドレンジ」、「エスパー・コントロール」、「白単アグロ」、「ナヤ・ルーン」)に白が使われており、最もプレイされていたカードは《放浪皇》だった。
しかしその状況を、『ニューカペナの街角』が揺るがした。ニューカペナでは一家の務めを果たすことが肝要であり、その中で大勝ちを収めたのは常夜会一家だった。常夜会は《ラフィーンの塔》で「オルゾフ・ミッドレンジ」のプレイヤーを惹きつけ、青を加えさせた。さらに《策謀の予見者、ラフィーン》で、「エスパー・コントロール」のプレイヤーを2マナや3マナのクリーチャーを中心にしたミッドレンジ戦略をとるよう誘導した。その結果、「エスパー・ミッドレンジ」は圧倒的な勢力を築き上げたのだ。「ニューカペナ・チャンピオンシップ」での使用率は3分の1を超えた。群を抜いての1番人気だ。
『ニューカペナの街角』で新たなツールをもたらしたのは、ラフィーンだけではない。特にさまざまな赤や黒のデッキが恩恵を受け、その結果《鏡割りの寓話》や《レイ・オヴ・エンフィーブルメント》はスタンダードのメインデッキおよびサイドボードを合わせた採用枚数で第1位と第2位の座を占めるに至った。現在のスタンダードの状況をしっかり把握するために、ここでは『ニューカペナの街角』で新たに加わったカードの中で採用枚数上位7カードを詳しく見てみよう。
《しつこい負け犬》は現行スタンダード最高の2マナ域であり、黒を含むあらゆるミッドレンジ・デッキにぴったり合う。2マナのクリーチャーとして優れたスタッツに、墓地から「奇襲」できる能力も備えたこのカードがあれば、ゲーム後半にやることがなくなる状況に陥りにくくなるだろう。
一家の3色土地の中で最も使用枚数が多いのは、《ラフィーンの塔》と《ジェトミアの庭》だ。「エスパー・ミッドレンジ」と「ナヤ・ルーン」が最も多くの使用者数を集めているため、その結果に驚くことはないだろう。一家の3色土地はどれも複数の色マナを安定させ、呪文をマナ・カーブ通りに唱えられる可能性を高めてくれる。さらに、ゲーム後半にはサイクリングで呪文に変えることもでき、マナ・フラッドの危険を低減してくれるのだ。
《策謀の予見者、ラフィーン》は、新環境のスターだ。このカードは序盤からプレインズウォーカーへ攻撃してプレッシャーをかけることができ、ドローを円滑にし、戦場に出たターンに他のクリーチャーを強化できる可能性も秘めている。さらに《策謀の予見者、ラフィーン》は、スタンダードで特に多く使われている干渉手段に対して完璧な耐性を持っている。高いタフネスのおかげで《食肉鉤虐殺事件》で取り去るのは簡単でなく、「護法」により4ターン目の《放浪皇》でも追放されず、多色のカードであるため《消失の詩句》の対象にもならない。一番スムーズに対処できるのが《レイ・オヴ・エンフィーブルメント》であり、だからこそそのカードが多く使われ、ときにはメインデッキにも搭載されているのだが、とにかく《策謀の予見者、ラフィーン》は除去しにくいというわけだ。
《大勝ち》は「単に」唱えやすくなった《予想外の授かり物》だ。しかし赤マナの要求が1つになったことで、赤をタッチするだけのデッキにも採用しやすくなった。さらに、この手の効果を持つカードを4枚以上積めるようになったことが大きいデッキもある。とりわけ《災厄招来》デッキや「ジェスカイ・ストーム」はこの恩恵を存分に受けており、8枚採用される場合もある。
面白いことに、《常夜会一家の介入者》が《大勝ち》に対する最高の回答となっている。《大勝ち》を唱える側はそれが解決されてもされなくてもカードを1枚捨てなければならないため、《大勝ち》をオーナーの手札に戻す効果がかなり効くのだ。より一般的な部分に目を向けると、《常夜会一家の介入者》は特に4マナに《放浪皇》もある場合、手堅くテンポを得られる1枚だ。4マナで瞬速を持つカードをもう1枚擁する「エスパー・ミッドレンジ」は、対戦相手にとって脅威をすべて捌くのがより難しくなる。今大会でも「エスパー・ミッドレンジ」を選択したプレイヤーの多くが、《常夜会一家の介入者》を1~2枚採用している。
《ジアトラの試練場》と同数で7位の《土建組一家の魔除け》もまた、《策謀の予見者、ラフィーン》に対する最高の回答だ。1つ目のモードは対象を取らないため、護法をすり抜けるのだ。2つ目のモードでカード・アドバンテージを得られることも相まり、ほとんどの「ジャンド」デッキに採用されている。
なんと《敵対するもの、オブ・ニクシリス》は、驚くべきことに使用枚数上位7カードに入らなかった。
この最新セットの発売直後2週間ほどは注目の的であったが、新たなスタンダード環境で真剣なテストが繰り返されるにつれて、「ニューカペナ・チャンピオンシップ」の参加者の多くは「うまくいかない」と判断した。その理由は恐らく、《策謀の予見者、ラフィーン》に対して良い仕事ができないためだろう。《敵対するもの、オブ・ニクシリス》は主に「ジャンド・ミッドレンジ」や「ラクドス・サクリファイス」に合計で53枚採用されているものの、他のジャンドやグリクシスなど「採用できるデッキ」が採用していないというのが事実だ。それらにおける3マナの枠には、《敵対するもの、オブ・ニクシリス》よりも《死体鑑定士》や《顔壊しのプロ》の組み合わせの方が優先されているのだ!
スタンダードのアーキタイプ紹介
スタンダード部門の全デッキリストは、「ニューカペナ・チャンピオンシップ」の第1回戦開始時にイベントページにて公開予定だ。それに先駆けて、以下に各アーキタイプを簡単に紹介しよう。
エスパー・ミッドレンジ(使用者77名):このデッキは、《光輝王の野心家》や《しつこい負け犬》のような2マナ域のクリーチャーを2ターン目に繰り出すことから始まる。そこから早ければ、3ターン目に《策謀の予見者、ラフィーン》による「謀議」のボールが転がり出すのだ。デッキの他の部分にも良いものが――《放浪皇》のような強力なプレインズウォーカーに、《消失の詩句》のような効率的な除去呪文、そしてスタンダード最高のバリューを生み出すパーマネントの数々が詰め込まれている。このデッキがリソース切れに陥ることは滅多になく、最後まで大きな力を保つだろう。
ナヤ・ルーン(使用者30名):《ルーン鍛えの勇者》や《樹海の自然主義者》が戦場にあれば、《強力のルーン》のような「ルーン」がコストなしで使えるようになる。《気前のいい訪問者》や《スカルドの決戦》をコントロールしている状態で大量のルーンを唱え続けていけば、突然の決着も夢ではないのだ。
ジェスカイ・ストーム(使用者30名):このアーキタイプはもともと、メタの中心から外れたところにあった。しかし《大勝ち》の登場により、上位へ躍り出たのだ。「ジェスカイ・コンボ」や「ジェスカイ・トレジャー」とも呼ばれるこのデッキが目指すのは、1ターン中に大量の呪文を唱えることだ。《黄金架のドラゴン》をコントロールしていると、《大勝ち》に支払った分のマナはそのまま戻ってきて、さらに自身の《黄金架のドラゴン》を対象に取れば宝物が生成される。何度か《黄金架のドラゴン》を対象に呪文を唱えたら、《自身の誇示》で複数回《黄金架のドラゴン》を対象に取り、さらに多くのマナを確保する。そして《溺神の信奉者、リーア》を繰り出し、もう一度同じ動きを繰り返す。このような強烈なターンがかつての「ストーム」メカニズムを彷彿とさせるため、それがデッキ名の由来となったのだ。
ジャンド・ミッドレンジ(使用者20名):黒と緑と赤が持つ最高のミッドレンジ・カードを集めたこのデッキは、《ジアトラの試練場》の登場で実現した。すべてのリストに《鏡割りの寓話》や《食肉鉤虐殺事件》が採用され、また多くのリストで《エシカの戦車》で《敵対するもの、オブ・ニクシリス》を大量にコピーする動きを取り入れている。
グリクシス吸血鬼(使用者12名):この奇抜なアーキタイプは、《欲深き者、エヴリン》の登場で実現した。《税血の収穫者》や《死体鑑定士》は《欲深き者、エヴリン》の能力を喜んで誘発させ、すべてがまとまった結果、《ザンダーの居室》にふさわしい最高のミッドレンジ・デッキが完成したのだ。
ジャンド・トレジャー(使用者9名):このアーキタイプを定義するのは、《ヤスペラの歩哨》と《厚顔の無法者、マグダ》の2枚組だ。今や宝物5つで、極めて強力な《焼却するもの、ジアトラ》を呼び出せる可能性がある。このアーキタイプを選択したプレイヤーの多くは、《顔壊しのプロ》を刺激的なバリュー・エンジンとして大いに活用している。
ティムール・コントロール(使用者6名):ゲーム後半で最も強いのは、このアーキタイプで間違いないだろう。なんと《産業のタイタン》を《キキジキの鏡像》でコピーするのだ。そのためにデッキを組む価値のある素晴らしいコンボであり、残りの部分は主に除去やドロー呪文、宝物を生成するドラゴンなどで構成されている。
イゼット・ミル(使用者5名):「イゼット・コントロール」を基礎とし、主な勝ち手段に《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》を据えた形がこのデッキだ(「ミル(切削)」要素はこのカードのみ)。「ニューカペナ・チャンピオンシップ」に登録されたスタンダードのデッキに対して計算してみたところ、《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》で追放できるカード枚数の期待値は12.8枚となった。つまり、《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》1回だけではゲームに勝つには至らないが、《感電の反復》でコピーすれば運良く勝つこともあり、ゲーム後半に3回や4回撃てればまず十分に勝てるわけだ。
白単アグロ(使用者3名):理想とされる動きは1ターン目《有望な信徒》から2ターン目《光輝王の野心家》、そして3ターン目《輝かしい聖戦士、エーデリン》というものだ。単色に留めることで1ターン目に安定して1マナ域を展開でき、《這い回るやせ地》のような無色の有用な土地も採用できるようになっている。
ジェスカイ日向(使用者3名):このアーキタイプの中心となっているのは《暁冠の日向》だ。これが戦場にいる状態で6つの異なるパーマネントを対象に取ることで、《マグマ・オパス》をわずか2マナで唱えるという夢を実現させる。
マルドゥ・ミッドレンジ(使用者3名):一家の3色土地による恩恵は得られないものの、《消失の詩句》や《鏡割りの寓話》を1つのデッキに同居させたいならマルドゥで決まりだ。
オルゾフ天使(使用者3名):《希望の源、ジアーダ》は本物だった。これが《若年の戦乙女》と合わさり、天使の部族デッキは今、序盤から十分な力を発揮できるようになり、ゲーム後半の《ファーヤの報復》へつなげられるようになったのだ。
イゼット土地破壊(使用者2名):マナ基盤を整える土地やマナを生み出す以外にも有用な土地が出揃った今、スタンダードの大部分(「ニューカペナ・チャンピオンシップ」では223デッキ中137デッキ)が基本土地の採用を0~2枚に留めている。それにより、《浄化の野火》や《廃墟の地》が瞬く間に強烈な土地破壊カードに変貌した。「イゼット・コントロール」の形を持ちながら土地破壊という別角度の攻め手を持つこの戦略は、スタンダードにおける欲張りなマナ基盤をことごとく罰するという魅力をたたえている。
ラクドス・サクリファイス(使用者2名):このアーキタイプは《鬼流の金床》と《敵対するもの、オブ・ニクシリス》を中心に構築されている。それらの生け贄に捧げるものは、《ヴォルダーレンの美食家》や《税血の収穫者》が小さなコストで提供してくれる。
5色ランプ(使用者2名):まさか今大会で《神の乱》を見ることになるとは思わなかったが、《急使の手提げ鞄》と、《古き神々への拘束》で多くを持ってくることができる一家の3色土地が登場したことで、5色のカードを競技の舞台で見られるようになったのだ。
ナヤ・リアニメイト(使用者2名):《鏡割りの寓話》のⅡ章の能力で《ヴェロマカス・ロアホールド》を捨てて、それを《報復招来》で戦場に戻すというアイデア自体は、以前にもあった。しかし最新セットで《大勝ち》を獲得したことで安定性が向上し、《産業のタイタン》という別のリアニメイト先も手に入った。
イゼット・カラミティ(使用者2名):このアーキタイプは「イゼット・コントロール」をベースとし、勝ち手段として《研究体》と《カズールの憤怒》のコンボを搭載している。《災厄招来》によって、早ければ5ターン目に墓地や手札から《研究体》を繰り出すことができる。
ナヤ・ミッドレンジ(使用者1名):この3色のミッドレンジ・デッキは、《光輝王の野心家》から《鏡割りの寓話》、そして《エシカの戦車》という展開が可能だ。
青単テンポ(使用者1名):《秘密を掘り下げる者》をはじめとする回避能力持ちで対戦相手を攻めつつ、《消えゆく希望》や《とんずら》などの軽い呪文で一時的なアドバンテージを得ていく。
グリクシス・ミッドレンジ(使用者1名):この3色のミッドレンジ・デッキは、《税血の収穫者》と《敵対するもの、オブ・ニクシリス》、そして《表現の反復》を組み合わせたものだ。
オルゾフ・ミッドレンジ(使用者1名):このデッキには『ニューカペナの街角』のカードは含まれておらず、新セット導入以前にスタンダードを支配していたデッキに似た形になっている。
イゼット・アグロ(使用者1名):このデッキの鍵となるのは、《マグマの媒介者》や《熱錬金術師》、そして《秘密を掘り下げる者》だ。それらを大量に搭載された軽いインスタントやソーサリーでサポートする。
グルール土地破壊(使用者1名):「グルール土地破壊」では、《浄化の野火》や《廃墟の地》に加えて《凶兆の血の暴行》も採用し、基本土地の枚数を抑えたマナ基盤を罰する。今大会では基本土地の採用を0枚にした不幸な魂が2つあるが、「グルール土地破壊」とのマッチアップはまさに悪夢となるだろう。
バント・トークン(使用者1名):このデッキは《婚礼の発表》や《エシカの戦車》、《放浪皇》からトークンを生み出し、それらを《斡旋屋一家の隆盛》で強化する。
ティムール・ミル(使用者1名):《遺跡ガニ》は以前も使われていたが、『ニューカペナの街角』で登場した一家のフェッチランドにより超強化を受けることができた。《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》や《荒れ狂う騒音》も備えるこのデッキ、ゲーム・プランは明白だろう。
イゼット・ドラゴン(使用者1名):ここで言うドラゴンとは、《くすぶる卵》と《黄金架のドラゴン》のことだ。それらが赤青の定番のドロー呪文や除去、火力呪文でサポートされている。
ボロス・リアニメイト(使用者1名):《身震いする発見》や《鏡割りの寓話》のⅡ章で《聖域の番人》や《ヴェロマカス・ロアホールド》を捨て、その後《報復招来》でリアニメイトするデッキ。
アゾリウス・テンポ(使用者1名):この記事のはじめの方で、私はヒストリックにおける《帳簿裂き》を絶賛した。しかしスタンダードの方ではまだこのカードに触れてこなかった。なぜなら、《帳簿裂き》を活かせるスタンダードのデッキを組み上げるのは容易なことではないからだ。《帳簿裂き》を祭り上げるには、安定して1ターン中に2回呪文を唱える必要がある。だから必然、1マナの呪文を大量に必要とするのだ。《秘密を掘り下げる者》に《消えゆく希望》、《考慮》、《導きの声》……もしかしたらこの「アゾリウス・テンポ」こそ、それを実現するデッキなのかもしれない。
アゾリウス謀議(使用者1名):最後に、もう1つ見込みがある《帳簿裂き》デッキをご紹介しよう。《照光の巨匠》と《農家の勇気》も組み込んだこのデッキはさらに「謀議」へ寄せたものになっており、《復讐に燃えた犠牲者、ドロテア》や《塩水漁り》を捨てることで「謀議」のバリューを一層高めている。
戦いを見届けよう!
無論、デッキ選択は物語の第一部に過ぎない。「第28回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権」の席をめぐるレースが終わったとき、果たして今大会の参加者とメタゲームはどのように動くのか、まさに見ものだ。
5月20~22日に各日とも9時(日本時間25時)からtwitch.tv/magic(英語)にて行われる、「ニューカペナ・チャンピオンシップ」の生放送をお見逃しなく!
「ニューカペナ・チャンピオンシップ」 日本語放送ページ・放送日程
日本語版放送出演者
- 実況:石川朋彦(@katuobusi717)
- 実況:ブルナー実久(@mksnake007)
- 実況:海老江邦敬(@kuroebi_games)
- 解説:黒田正城(@masashiro41236)
- 解説:井上徹(@migrat)
- and more...
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