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プロツアー『戦乱のゼンディカー』
プロツアー『戦乱のゼンディカー』スタンダードメタゲーム・ブレイクダウン 2日目
Adam Styborski / Tr. Tetsuya Yabuki
2015年10月17日
2日目に向けての足切りが行われ、プロツアー『戦乱のゼンディカー』におけるメタゲームは一段階進んだ。今大会2日目に残ったデッキは以下の通りだ。
アーキタイプ | 使用者数 | 使用割合 |
---|---|---|
アタルカ・レッド | 35 | 15.22% |
ダーク・ジェスカイ | 32 | 13.91% |
緑白「大変異」 | 28 | 12.17% |
エスパー・ドラゴン | 14 | 6.09% |
エスパー・コントロール | 11 | 4.78% |
赤緑「上陸」 | 11 | 4.78% |
アブザン | 10 | 4.35% |
4色ドラゴン | 7 | 3.04% |
青黒アリストクラッツ | 6 | 2.61% |
エスパー・プレインズウォーカーズ | 5 | 2.17% |
ジェスカイ・トークン | 5 | 2.17% |
ナヤ「大変異」 | 5 | 2.17% |
バント「大変異」 | 4 | 1.74% |
ブルー・アブザン | 4 | 1.74% |
5色「白日の下に」 | 4 | 1.74% |
4色コントロール | 4 | 1.74% |
ジェスカイ | 4 | 1.74% |
バント・トークン | 3 | 1.30% |
黒赤ドラゴン | 2 | 0.87% |
ダーク・ジェスカイ・ドラゴン | 2 | 0.87% |
4色「大変異」 | 2 | 0.87% |
緑黒アリストクラッツ | 2 | 0.87% |
ジェスカイ・ドラゴン | 2 | 0.87% |
マルドゥ | 2 | 0.87% |
マルドゥ・ドラゴン | 2 | 0.87% |
マルドゥ・トークン | 2 | 0.87% |
レッド・アブザン | 2 | 0.87% |
赤黒ドラゴン | 2 | 0.87% |
アブザン・ラリー | 1 | 0.43% |
ブルー・マルドゥ | 1 | 0.43% |
エスパー「悪魔の契約」 | 1 | 0.43% |
エスパー「戦士」 | 1 | 0.43% |
5色コントロール | 1 | 0.43% |
4色プレインズウォーカーズ【初日は「5色」でした】 | 1 | 0.43% |
4色ラリー | 1 | 0.43% |
緑黒エルドラージ | 1 | 0.43% |
緑白エルドラージ | 1 | 0.43% |
グリクシス・ドラゴン | 1 | 0.43% |
ジャンド・カンパニー | 1 | 0.43% |
ジャンド・ドラゴン | 1 | 0.43% |
マルドゥ・プレインズウォーカーズ | 1 | 0.43% |
ナヤ・エルドラージ | 1 | 0.43% |
赤ドラゴン | 1 | 0.43% |
赤黒アグロ | 1 | 0.43% |
ティムール・ドラゴン | 1 | 0.43% |
ティムール「上陸」 | 1 | 0.43% |
合計 | 230 | 100.00% |
初日と同様、すべてを分類するとやや分析がしにくい。主要なアーキタイプにまとめて広く見てみよう。
アーキタイプ | 使用者数 | 使用割合 |
---|---|---|
赤アグロ系 | 46 | 20.00% |
ジェスカイ系 | 45 | 19.57% |
「大変異」系 | 39 | 16.96% |
エスパー系 | 31 | 13.48% |
4色/5色系 | 18 | 7.83% |
アブザン系 | 16 | 6.96% |
その他 | 35 | 15.22% |
合計 | 230 | 100.00% |
こうして見てみると、4勝4敗という成績を基準にふるいにかけられる大会として、順当な結果だと言えるだろう。わずかに数字の変化はあるものの、各デッキの割合はほぼ変わらなかった。初日と変わらず、「ジェスカイ系」と「赤アグロ系」が上位ふたつのアーキタイプとなり、それに「『大変異』系」、「エスパー系」、「アブザン系」、「4色/5色系」が続く形になったのだ。
そう、一見して何も変わっていないときこそ、すべてが変わっているものだ。ここで、初日を6勝2敗(マッチ・ポイント18点)以上で終えた成績優秀者の使用デッキをまとめてみよう。
アーキタイプ | 使用者数 | 使用割合 |
---|---|---|
ジェスカイ系 | 13 | 26.53% |
赤アグロ系 | 11 | 22.45% |
アブザン系 | 8 | 16.33% |
「大変異」系 | 6 | 12.24% |
エスパー系 | 6 | 12.24% |
青黒アリストクラッツ | 1 | 2.04% |
4色コントロール | 1 | 2.04% |
4色ドラゴン | 1 | 2.04% |
赤黒アグロ | 1 | 2.04% |
ティムール・ドラゴン | 1 | 2.04% |
合計 | 49 | 100.00% |
こうすると、もう少し詳しく状況が見えてくる。すなわち、多色を極めたデッキたちが姿を消しているのだ。また、世界のトップ・プレイヤーやトップ・チームの決断も明らかになるだろう。彼らの多くが、「ジェスカイ系」や「赤アグロ系」の方を選択したのだ。
そして、2日目進出率のデータも興味深いものになっている。
アーキタイプ | 初日使用者 | 2日目進出者 | 進出率 |
---|---|---|---|
ジェスカイ系 | 69 | 45 | 65.20% |
赤アグロ系 | 67 | 46 | 68.70% |
「大変異」系 | 66 | 39 | 59.10% |
エスパー系 | 44 | 31 | 70.50% |
アブザン系 | 34 | 17 | 50.00% |
4色/5色系 | 30 | 18 | 60.00% |
アリストクラッツ系 | 12 | 8 | 66.70% |
その他 | 45 | 26 | 57.80% |
合計 | 367 | 230 | 62.70% |
全体の2日目進出率はおよそ63%で、そこから「勝ち組」と「負け組」のデッキが明るみに出てきた。「アブザン系」はトップ・チームに注目されなかったものの、初日に多くの数が送り込まれた。しかし2日目進出率は、同じくらいの数を集めた「エスパー系」と比べて大きく差をつけられる結果になったのだった。
「赤アグロ系」は、6勝2敗以上の成績優秀者の数ではやや劣ったものの、「エスパー系」に続いて2日目進出率上位デッキの座を獲得した。そして特に興味深いのは、《ナントゥーコの鞘虫》や《ズーラポートの殺し屋》を用いて、『ギルド門侵犯』当時のスタンダードに存在した「ファルケンラスの貴種/Falkenrath Arisocrats」デッキを思い起こさせる形に仕上げた、「アリストクラッツ系」デッキの今大会での活躍だ。2日目進出率自体は全体平均と同じくらいだが、あるチームでは8名のプレイヤーが青黒型の「アリストクラッツ」デッキを操り、そのうち6人を2日目の戦いに送り込んだのだった。
2日目をスタンダード・ラウンドで締めくくれるかどうかは、ドラフト・ラウンドの結果次第だ。とはいえ、トップ8の舞台に上がりそうなデッキが徐々に輪郭を示してきたのではないだろうか。
RESULTS 本大会の対戦結果・順位
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