EVENT COVERAGE

プレイヤーズコンベンション静岡2024

広報室

ジャパンスタンダードカップに参加しよう!~大型イベント未経験の方へ~

岩SHOW


 マジック秋の新セット『ダスクモーン:戦慄の館』。このセットがリリースされて最初に開催される日本国内のビッグイベントが「ジャパンスタンダードカップ Supported by 楽天ブックス」!(以下ジャパンスタンダードカップ)

 今回はこの10月12・13日に開催される注目のトーナメントの詳細と、そしてこの大会への参加までの手順をご紹介。大型の競技イベントに参加したことがない人、興味がある人、そしてしばらくぶりにマジックに復帰して本気で遊びたい人……どうやって参加してどう遊べばいいのか?わからない方はこれさえ読めば大丈夫!皆でジャパンスタンダードカップで盛り上がれるように、丁寧に説明していくのでどうぞよろしく!


 

スタンダードとは?

 スタンダード、それは事前にデッキを構築してそれを持ちよって遊ぶ、マジックの構築フォーマットの中でも最も基本的かつ一般的で歴史のあるものです。スタンダードは直近のセットのみを使ってデッキを構築します。スタンダードもいくつかの変遷を重ねて、現在では過去3年以内にリリースされたセットが使用可能に。2024年秋の時点で使用可能なセットは以下の通り。

  • 『団結のドミナリア』
  • 『兄弟戦争』
  • 『ファイレクシア:完全なる統一』
  • 『機械兵団の進軍』
  • 『機械兵団の進軍:決戦の後に』
  • 『エルドレインの森』
  • 『イクサラン:失われし洞窟』
  • 『カルロフ邸殺人事件』
  • 『サンダー・ジャンクションの無法者』(「ビッグスコア」含む)
  • 『ブルームバロウ』
  • 『ダスクモーン:戦慄の館』New!

 この夏にローテーションと『ブルームバロウ』が加わったことで激変し、大いに盛り上がりを見せたスタンダード。ここに早くも『ダスクモーン:戦慄の館』が加わったことで、この秋は更にエキサイティングな環境が誕生することになるでしょう。今最も注目すべきフォーマットであることは間違いなし!

 

 前回『ブルームバロウ』環境の時点でも、黒緑の中速デッキ、赤白のトークンデッキ、白青のコントロールに黒赤のトカゲデッキ、赤白ハツカネズミに5色ランプに白黒コントロールに……と、デッキのバリエーションは非常に豊富。どんなデッキでも活躍するチャンスに溢れた、デッキビルダーにとっても腕の見せどころとなる楽しい環境になっています!
 

ジャパンスタンダードカップとは?

 そんなスタンダードを用いて開催されるのがジャパンスタンダードカップです。プレイヤーズコンベンション静岡の場内にて開催されるこのイベントは、事前登録さえ行えば誰でも参加可能なオープンイベント。ダスクモーン参入後のスタンダード最強のプレイヤーを決めるトーナメントであり、賞金やその他の副賞が用意されている豪華なイベントになっています。その賞金総額は$10,000!

 優勝者には$2,500+ 楽天ポイント50,000ポイント(楽天ブックス様より)が授与され、上位24位までのプレイヤーが賞金を手にすることができます。また上位のプレイヤーにはさらにハイレベルな戦いが待つ「チャンピオンズカップファイナル(シーズン3ラウンド2)」や同イベントのエリア予選の参加権利も獲得することに。戦いは次なるステージへと続いていく、ジャパンスタンダードカップはいわば登竜門的なトーナメントとなっているのです!

 また、上位に残ることが出来なくても参加賞があるのが嬉しいところ。すべてのプレイヤーには以下のプロモカードとチケットが配布されます。

  • バネ葉の太鼓》英語・通常版プロモと《手練》英語・通常版プロモ 各1枚ずつ
  • ターボタウン参加券(スタンダード専用1枚、マルチフォーマット1枚) 合計2枚

DjCMxiUXAL1o.pngen_2i3vAdEdzP.png

 特別なルックスのプロモカードは、イベントに参加した勲章として思い出の品に。そしてターボタウン参加券はプレイヤーズコンベンション静岡の場内で開催されている当日イベントを無料で楽しむことできるチケットです。不本意ながらトーナメントで早くも敗退が決まってしまった場合、プレイヤーは途中で棄権して別のイベントに参加して楽しむことができます。このターボタウン参加券はそういったタイミングで空いた時間に、さくっとマジックを楽しませてくれる助けになるでしょう。プレイヤーズコンベンション静岡のイベントなどについてはこちらの特設サイトページから確認してみましょう。

 

トーナメントの概要

  ジャパンスタンダードカップのトーナメント概要についても触れておきましょう。このイベントは10月12日(土)に開催され、最大参加者数400名。その参加人数によって予選ラウンド数が決定し、最大で9回戦の長丁場を戦い抜いたプレイヤーの中で上位8枚が決勝ラウンドに進出。この優勝者を決めるラウンドは会場の閉館時刻との兼ね合いもあり翌日に持ち込まれる可能性もあります。

 そして賞金やその他大きな競技がかかった大きなイベントになるので、ルール適用度は「競技」となっています。この競技イベントというものは、平たく言えばマジックのルールを厳格に守る必要がありますよ、ということ。たとえばアップキープに何か能力が誘発するのを忘れてそのままゲームを進めてしまった場合。「忘れてましたね」「どうします?」とプレイヤー間でよくわからないまま進めてしまわずに、何かルールが正しく行われていないことに気付いたら必ずジャッジを呼びましょう。ジャッジの役目は正しいルールの下にゲームが行われるように裁定を下すことです。対戦が行われているフロアを複数のジャッジが周回しているので、何か問題が発生したら決して自分たちで解決せずに挙手をして「ジャッジ」と声をかけるようにしましょう!ジャッジを呼ぶのは何か怖い、厳しいことになる……と思わなくても大丈夫。ジャッジはいつもプレイヤーの味方なのでご安心を!

 その他、詳細はジャパンスタンダードカップの特設サイトページをチェック!
 

いざ、ジャパンスタンダードカップ参戦!

 さて、ここまでジャパンスタンダードカップの紹介を行ってきました。スタンダードという魅力あふれる旬のフォーマットで、丸一日真剣勝負を堪能し、そして勝ち抜くことが出来れば賞金なども手に入る……その醍醐味が伝わっていたら幸いです!さて、興味が湧いたら参加登録してみましょう!ここからは実際に参加登録の手順を紹介していきます。まず大会参加に必要なものは以下の5つ。

  • ウィザーズ・アカウント
  • Meleeアカウント
  • BIGMAGICトーナメントアカウント
  • 参加費(10,000円)
  • スタンダードのデッキ

 後ろの2つは各々で用意してもらうにして、3つのアカウントが参加のハードルを上げているという話をよく耳にします。ここからは各々のアカウントについてご説明しましょう。

ウィザーズ・アカウント

 マジックのトーナメント参加者は「Magic: The Gathering Companion」(コンパニオン)というアプリを用いて対戦組み合わせの通知を受け取ったり、対戦結果の報告を行います。このアプリにログインするのにウィザーズ・アカウントが必要になります。MTGアリーナをプレイされている方は、アリーナのログインに用いているアカウントがそれにあたります。コンパニオンにログインしたことがなく、アリーナのアカウントも所持していない場合は、新規にこのアカウントを作成する必要があります。

 アカウントの作成に関してはこちらの記事を参考にしてください。4年前の記事になりますので、記事中の画像と実際の登録ページのデザインが少々異なる部分はありますが、これを参考にすれば問題なくアカウントが作成できます!

Meleeアカウント

 マジックのトーナメントの多くは「Melee.gg」というサイトにて管理・運営されます。そういったトーナメントに参加する際にはプレイヤーはMeleeのアカウントを所持している必要があります。このMeleeは海外のサイトになり、その時点で「ああもうわからん……」と拒否反応を起こして大会参加を諦める方が少なからずいるということを耳にします。気持ちはよくわかりますが、そんなに難しいことじゃないので一緒に頑張りましょう!

 まずはMeleeの公式サイトにアクセスしてみましょう。TOP画面は時期によって異なりますが、左上にMeleeのロゴが見えると思います。

①言語設定を日本語に

 トップ画面上部に言語切り替えのボタン(Language)があります(スマートフォンでは左上の「三」を押すとメニューバーが表示されます)。アカウント作成時は日本語のほうがスムーズですので変更しましょう。※ただし一部機能は英語のままです。

②アカウントを作成

 PC表示では右上の人型のアイコンをクリックすると「サインイン」「アカウントを作成」が表示されるます。「アカウントを作成」をクリックしましょう(スマートフォンでは左上の「三」を押すとアイコンが表示されます)。

PC表示:

スマートフォン表示:

③Meleeのプライバシーポリシーに同意する

 右側のスクロールバーを一番下までおろし、規約を確認してください。その後、右下の「I Agree」(同意)を押します。

④生年月日を登録

 「yyyy / mm / dd」の部分に 西暦の年/月/日を入力します。その後で「Confirm」を押します。

⑤名前とメールアドレスを入力

あなたの名前です。半角アルファベットで入力してください。
あなたの苗字です。半角アルファベットで入力してください。
メールアドレスです。このメールアドレス宛に連絡することがありますので、普段使用しているメールアドレスを入力してください。
ユーザー名はMTG Melee内で重複していると使用できません。また、ひらがなや漢字等の全角文字は使用できません。
パスワードです。アルファベット大文字・アルファベット小文字・数字の3種類全てを使用する必要があります。
上の「Meleeの利用規約に同意します。」にチェックを入れます。

 最後に、「Create Account」を押します。

 または、GoogleアカウントおよびDiscordでアカウントを作成することができます。

 登録完了したメールアドレスにMeleeから以下のようなメールが送られています。

 この"Verify your email address"(メールアドレスの確認)という緑のボタンを押します。以上でMeleeアカウントの作成は完了となります。

※Meleeではキャリアメール(携帯電話のメールアドレス、特に.ezwebなど)は使用できず返信メールが帰ってこないです。その場合は他のメールアドレスを使用しアカウントを作成してください。その後、新しいMeleeのメールアドレスをBIGMAGICへメールでご連絡ください。

ジャパンスタンダードカップに参加する際に必要なMeleeの設定

 これでMeleeに関する説明は終わり……ではなく、もうワンステップ。ジャパンスタンダードカップなどの大会に参加する際には、このMeleeアカウントに先ほどのウィザーズ・アカウントなどを設定する必要があります。

 Meleeのトップページに戻り、人型のアイコンから「アカウント設定の管理」を押します。

①国を設定

 アカウントの設定ページの下の方にある国/地域を「編集」ボタンから編集します。Jを入力するとJapanが出てくるのでクリックして「保存」を押します。

②ウィザーズアカウントの登録

 左にある「Game-specific Info」をクリックします。スマートフォンの場合、左上にある「アカウントメニュー」をクリックすると、「Game-specific Info」が表示されます。

 それぞれ「編集」より「ウィザーズアカウントメール」と「ウィザーズの表示名/アリーナID」を入力して「保存」を押します。

③名前をアルファベットに
 
 ジャパンスタンダードカップには海外のプレイヤーも参加されるので、名前をアルファベットに変更してください。日本語表記のままだとマッチが発表された時にそれを読むことができずに、正しい対戦相手かどうか確認したり様々な確認をする際にひと手間かかってしまいますからね。

 「プロフィール」から名前と姓を編集できます。

 名前は一度変更するとロックされ一定時間変更することができなくなりますので、入力間違いにはご注意ください。その後プロフィールを「保存」してください。

 これでMeleeに関する設定は終了!最後の一つに取り掛かりましょう。

BIGMAGICトーナメントアカウント

 BIGMAGICが運営するトーナメントに参加する際に必要なアカウントです。参加費の支払いのためにこのアカウントが必要となり、このトーナメントアカウントにウィザーズ・アカウントとMeleeアカウントを紐づけることで、参加登録が完了します。

 こちらのページからアカウント作成を行ってください。

 すべてのアカウント作成が完了したら、いよいよ参加登録!もうあと一息です。

 こちらのページの表示一覧より、ジャパンスタンダードカップを選択。その先でウィザーズ・アカウントとMeleeアカウントを入力し、支払い情報まで入力すれば……お疲れさまでした!参加受付は無事に終了です!

 受付が済むと、最後に必要なのはデッキ登録。こちらは『ダスクモーン:戦慄の館』がリリースされたのちにBIG MAGICからデッキ登録に関する案内メールが届きますので、そちらに従って登録してください。これをうっかり忘れるとペナルティになるので、絶対に忘れずに!提出期限は10月11日(金)の22:00まで。期限までに悔いのないデッキリストに辿り着くことを祈ってますよ!
 

さいごに

 さて、ジャパンスタンダードカップの詳細や参加手順について長々と説明してきました。最後まで読んでくれたあなたは……きっとツインメッセ静岡にスタンダードのデッキを携えてやってくることでしょう。競技大会に参加したことがない方々が、一人でも多く今大会でデビューしてくれれば僥倖です。当日は数多くのスタンダードプレイヤーが集結し熱戦を繰り広げてくれることでしょう。対戦相手と気持ちよくゲームをプレイすることを心がけて、全員が良き思い出を残してくれることを願って……それじゃあ静岡でお会いしましょう!

  • この記事をシェアする

RANKING

NEWEST

サイト内検索