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プレイヤーズコンベンション静岡2024
ジャパンスタンダードカップ:『ダスクモーン:戦慄の館』優勝者 小林 智明 選手インタビュー
デッキ選択の理由は「愛」! 優勝後に配信に出演して《苔森の戦慄騎士》と結婚したいくらいだと話す小林選手は、ゴルガリ・ミッドレンジを使用してジャパンスタンダードカップを制しました。
配信や写真では茶目っ気たっぷりの表情が印象的な小林選手ですが、インタビューではうってかわって真面目に、「こんなしゃべり方したことないです」と言いつつ丁寧に質問に答えてくださいました。
――いつからマジックをやっていますか?
小林「出会ったのは小学校の時なんで20年くらい前ですけど、そのころはスリーブにも入れてないような感じで、すぐやめちゃって。7・8年前くらいに誘われて、福生にある『Fの集会場』というお店に連れてってもらって、大会とかにも出るようになりました。今はそこの友人たちと遊んでます」
――先ほど決勝戦を観戦していた皆さんですね。では、マジックは主にオフラインでやっているんですか?
小林「いや、『MTGアリーナ』もやってます。アリーナでスタンをやって、お店でちょこちょこパイオニアとか」
――今回のデッキ調整も、お店の仲間たちと?
小林「そうですね。友人どうしで、アリーナも使ったりして練習しました」
決勝後、友人たちとハイタッチ
――今回のデッキを選んだ理由は、好きだからということでしたが……。
小林「ローテ前の環境からゴルガリを使ってて、かなり慣れてるというのはありました。使ってるうちに黒と緑って色が好きになりました」
――デッキを新環境へとチューンナップする際は、どのようにしましたか?
小林「友人とアリーナで対戦したり、紙で調整したりですね」
――メタゲーム的に有利そうだとか、そういったことも考慮しましたか?
小林「予想してたのはランプ系、斬鬼デーモン、アゾリウス眼魔ですけど……今回のデッキは調整仲間が作ったものに全乗りなので」
――それはどなたですか?
小林「藤原 瑞季っていって、今回はチャンピオンズカップファイナルのほうに出てます。ローテ前から一緒にゴルガリを調整してました。彼の作るデッキが、すごい手になじむんですよね。アゾリウス眼魔にはあんまり相性よくなくて練習では全然勝てなかったんですけど、戦い方を今朝……1時間前くらいに教わって、おかげで勝てました」
――その戦い方をぜひ教えてください。
小林「サイド後はこっちの墓地対策が当たりにくくなるように、相手がリアニメイトパッケージを減らしてずらしてくるんで、こちらとしては《傲慢なジン》に対しては除去をなるべく当てない。除去を温存して、《僧院の導師》と《忌まわしき眼魔》に焦点を当てて戦うということですね」
――なるほど。ほかのデッキたちに対しての相性というのはどうなんでしょう。
小林「ランプに対してはあまりよくないと言われてるんですけど、自分としてはそこまででもないと感じていて……。戦えるように組んであるというか、サイド後、かなり相性が改善するんです。
デーモンのほうは、《苔森の戦慄騎士》が《止められぬ斬鬼》に強いし、《グリッサ・サンスレイヤー》が《ドロスの魔神》のカウンターを取り除けるんで、有利がつくと思ってます。 でも今回、デーモンには1回も当たらなかったですね」
――どういったデッキに多く当たりましたか?
小林「アゾリウス眼魔は中村修平さんに2回当たって計3回、ディミーア・ミッドレンジが2回、普通の赤単1回と、赤力線を使うグルール赤単が3回って感じだったと思います。赤単は《切り崩し》を4枚取っていたりするのでまあまあ有利ですね」
――中でも特に印象的だった試合はありますか?
小林「中村修平さんとの準々決勝は、2ゲームとも修平さんがダブルマリガンだったのに対し、こっちは2連続で1ターン目に《除霊用掃除機》でお答えしまして、しかも2ゲーム目はこっちの動きが《除霊用掃除機》→《苔森の戦慄騎士》→《グリッサ・サンスレイヤー》だったので(笑)、嫌われてるんじゃないかと心配です……」
――それはすごい(笑)。
準々決勝
――昨日の準決勝から決勝までひと晩空きましたが、その間はどうしていましたか?
小林「練習しなきゃなーと思いながら、昨日は食事して、決勝で戦う相手の準決勝の配信を寝ながら見て、今朝、友達に仮想敵のデッキを使ってもらってプランを考えました」
――昨日終わったのはだいぶ夜遅かったですが、ちゃんとその間の時間を使って研究や練習をされていたんですね。それにデッキ製作者のアドバイスもあって、それらが勝因でしょうか。
小林「まあ、何と言っても引きたいときに引きたいカードを引いていましたね。決勝も手札破壊が刺さりましたし。全体的に手が光ってました。筋トレの成果かな……いやなんでもないです(笑)」
――それでは、最後に次の目標は?
小林「またこういう試合に勝って、コミュニティのみんなとおいしいお酒を飲みたいです!」
――いいですね! 引き続きがんばってください。今日はありがとうございました。
今日の優勝を、仲間たちと焼肉パーティでお祝いするとのこと。1人が勝つとみんなもうれしいというのは、マジックの醍醐味ですね。おめでとうございました。
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