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第31回マジック：ザ・ギャザリング世界選手権

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「第31回マジック：ザ・ギャザリング世界選手権」トップ8プロフィール＆デッキリスト

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2025年12月7日

 

　『マジック：ザ・ギャザリング | アバター 伝説の少年アン』ドラフトとスタンダード構築戦の全14ラウンドが終わり、トップ8のプレイヤーが決定した。トップ8のプレイヤーは、大会で早期に10勝したプレイヤー（最初にサム・パーディー/Sam Pardeがは第11ラウンドで10勝目を記録した）か、第14回戦終了後、上位8名に残ったプレイヤーだ。トップ8による最後のプレイオフを経て、最後に残った1名が今期のマジック世界選手権王者の栄光を手にする。さあ、未来のチャンピオンの紹介だ！

 

サム・パーディー/Sam Pardee

サム・パーディー/Sam Pardee

 
サム・パーディー - 「イゼット講義」
第31回マジック：ザ・ギャザリング世界選手権 / スタンダード（2025年12月5～7日）[MO] [ARENA]
6 《島》
1 《アグナ・ケラ》
3 《山》
4 《マルチバースへの通り道》
4 《リバーパイアーの境界》
4 《尖塔断の運河》
-土地（22）-

4 《ばあば》
-クリーチャー（4）-		 4 《嵐追いの才能》
4 《ブーメランの基礎》
4 《爆裂の技》
3 《アイローの表演》
4 《火の技の修行》
4 《忍耐の記念碑》
4 《積み重ねられた叡智》
3 《愛着を捨てる》
4 《美術家の才能》
-呪文（34）-		 2 《自由の代価》
1 《無効》
1 《塔の点火》
1 《アイローの表演》
1 《スパイダーセンス》
1 《紅蓮地獄》
3 《量子の謎かけ屋》
2 《魂標ランタン》
1 《呪文貫き》
1 《否認》
1 《舷側砲の一斉射撃》
-サイドボード（15）-
 

　2021年の『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップで優勝し、同年の世界選手権でもトップ8に進出したサム・パーディーにとって、これで驚異的な7度目のトップフィニッシュとなる。「Team TCGplayer」の一員として力強く安定したプレイを続け、出場したすべてのプロツアーで2日目進出を果たした2025年の好調なシーズンを経て、「第31回マジック：ザ・ギャザリング世界選手権」への出場権を獲得したのである。そして今、彼は長年の友人であるマット・ナス/Matt Nassが今年初めに「プロツアー『霊気走破』」で優勝した記録を上回るチャンスを得ている。

ジャン＝エマニュエル・ドゥプラ/Jean-Emmanuel Depraz

ジャン＝エマニュエル・ドゥプラ/Jean-Emmanuel Depraz

 
ジャン＝エマニュエル・ドゥプラ - 「イゼット・ルーティング」
第31回マジック：ザ・ギャザリング世界選手権 / スタンダード（2025年12月5～7日）[MO] [ARENA]
9 《島》
2 《山》
4 《マルチバースへの通り道》
4 《リバーパイアーの境界》
4 《尖塔断の運河》
-土地（23）-

2 《トラアザラシ》
4 《精神の決闘者》
4 《逸失への恐怖》
4 《量子の謎かけ屋》
-クリーチャー（14）-		 2 《降霜断崖の包囲》
4 《嵐追いの才能》
1 《削剥》
1 《紅蓮地獄》
4 《塔の点火》
4 《ブーメランの基礎》
3 《冬夜の物語》
2 《咆哮する焼炉 // 蒸気サウナ》
2 《洪水の大口へ》
-呪文（23）-		 1 《軽蔑的な一撃》
1 《液状の重罪犯、ハイドロマン》
2 《今のうちに出よう》
1 《アイローの表演》
1 《除霊用掃除機》
2 《呪文貫き》
1 《壊滅的猛威》
2 《無効》
2 《スパイダーセンス》
1 《紅蓮地獄》
1 《炎魔法》
-サイドボード（15）-
 

　4年前、ジャン＝エマニュエル・ドゥプラは世界選手権決勝で敗退し、ワールド・マジック・カップ1018優勝後、惜しくもキャリアを完全なものとする機会を逃していた。しかしこの敗北後、ジャンはより一層努力を重ね、2年後、「第29回マジック：ザ・ギャザリング世界選手権」で優勝を果たした。

　それから2年。ジャンはキャリア3度目のトップ8に返り咲き、再び世界王者の称号を手にするチャンスを手にした。今年のプロツアーでは毎回素晴らしい成績を残しており、『ローウィンの昏明』で《並外れた語り部》として登場する事実は、まさに彼の素晴らしい腕前の証拠と言えるでしょう。「Team Cosmos Heavy Play」でのプレイテストが実を結べば、近い将来、ジャンは新しいマジックのカードとして更に登場するかもしれない。

セス・マンフィールド/Seth Manfield

セス・マンフィールド/Seth Manfield

 
セス・マンフィールド - 「イゼット講義」
第31回マジック：ザ・ギャザリング世界選手権 / スタンダード（2025年12月5～7日）[MO] [ARENA]
7 《島》
1 《アグナ・ケラ》
2 《山》
4 《マルチバースへの通り道》
4 《リバーパイアーの境界》
4 《尖塔断の運河》
-土地（22）-

4 《ばあば》
-クリーチャー（4）-		 4 《嵐追いの才能》
3 《ブーメランの基礎》
4 《爆裂の技》
3 《アイローの表演》
4 《火の技の修行》
4 《忍耐の記念碑》
4 《積み重ねられた叡智》
3 《愛着を捨てる》
1 《飲めば潤う！》
4 《美術家の才能》
-呪文（34）-		 2 《否認》
1 《無効》
1 《塔の点火》
1 《アイローの表演》
1 《愛着を捨てる》
1 《削剥》
1 《紅蓮地獄》
2 《量子の謎かけ屋》
2 《魂標ランタン》
1 《飲めば潤う！》
1 《呪文貫き》
1 《舷側砲の一斉射撃》
-サイドボード（15）-
 

　セス・マンフィールドは、トップ8入賞者の中でも屈指の輝かしい経歴を持っている。「2015年世界選手権」優勝、「プロツアー『イクサラン』」優勝、「2020年ミシックインビテーショナル」優勝、そして「プロツアー『カルロフ邸殺人事件』」優勝だ。殿堂入りを果たした彼は、去年の世界選手権でトップ8に入賞したことでこの舞台に再び立つことができた。日曜日に迎える興奮は彼にとっては馴染み深いものになっている。彼はすでに、緊張を乗り越えて『マジック』最高峰の試合に勝つスキルを証明している。問うべきは「セスに必要なものは何なのか？」ではない。結局のところ、彼は0-2のスタートだったがそこから次々に勝利を収め、トップ8入りを決めたのだ。それよりも、私たちが問うべきは「セスのトロフィーケースには、『マジック』の歴史に残るもう一つのトロフィーを収める余地はあるのだろうか？」だ。

行弘 賢

行弘 賢

 
行弘 賢 - 「スゥルタイ・リアニメイト」
第31回マジック：ザ・ギャザリング世界選手権 / スタンダード（2025年12月5～7日）[MO] [ARENA]
1 《沼》
2 《ウィローラッシュの境界》
2 《地底の遺体安置所》
1 《迷路庭園》
4 《繁殖池》
1 《島》
3 《ウェイストウッドの境界》
1 《魂の洞窟》
3 《花盛りの湿地》
1 《マルチバースへの通り道》
1 《地底街の下水道》
3 《湿った墓》
-土地（23）-

2 《苦難の収穫者》
4 《最後の贈り物の運び手》
3 《簒奪者、アーデン》
4 《スーペリア・スパイダーマン》
4 《繁殖蜘蛛》
4 《不注意な読書家》
1 《峰の恐怖》
4 《ベイルマークの大主》
-クリーチャー（26）-		 4 《誉れある死者の目覚め》
4 《苦々しい勝利》
3 《花粉の分析》
-呪文（11）-		 1 《網撃の精鋭》
3 《大洞窟のコウモリ》
4 《脅迫戦術》
1 《緊急の検死》
2 《災厄の占い師、グラルブ》
1 《魂の洞窟》
1 《破壊の嵐孵り》
2 《魂標ランタン》
-サイドボード（15）-
 

　心火を宿したヒーローは、この世界選手権でのトップ8進出により、2025年プレイヤー・オブ・ザ・イヤーの栄光を手にした！ 行弘は「プロツアー『マジック：ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』」で優勝し、この「第31回マジック：ザ・ギャザリング世界選手権」の出場権利を獲得した。行弘にとってこれは9度目のトップフィニッシュであり、素晴らしい軌跡である。トップ8に残った2人の日本人プレイヤーの内の1人として、2021年に高橋優太が優勝して以来となる、日本への世界選手権王者タイトルの凱旋を狙っている。

　行弘のスゥルタイ・リアニメイトデッキは今週末、1-2という悲惨なスタートで崖っぷちに追い込まれた行弘に、最高の結果をもたらしてくれた。行弘はその後の10ラウンド中なんと9ラウンドで勝利を手にし、トップ8進出を果たした。

ショーン・ヘンリー/Shaun Henry

ショーン・ヘンリー/Shaun Henry

 
ショーン・ヘンリー - 「ティムール・カワウソ」
第31回マジック：ザ・ギャザリング世界選手権 / スタンダード（2025年12月5～7日）[MO] [ARENA]
1 《ウィローラッシュの境界》
4 《植物の聖域》
1 《森》
4 《踏み鳴らされる地》
4 《繁殖池》
1 《山》
2 《島》
2 《マルチバースへの通り道》
2 《リバーパイアーの境界》
-土地（21）-

3 《アナグマモグラの仔》
3 《稲妻罠の教練者》
4 《永劫の活力》
2 《渓間の洪水呼び》
-クリーチャー（12）-		 3 《薮打ち》
4 《嵐追いの才能》
2 《轟く機知、ラル》
4 《塔の点火》
4 《ブーメランの基礎》
2 《花粉の分析》
2 《トーテンタンズの歌》
2 《咆哮する焼炉 // 蒸気サウナ》
4 《食糧補充》
-呪文（27）-		 1 《軽蔑的な一撃》
1 《無効》
1 《倦怠の宝珠》
1 《降霜断崖の包囲》
2 《除霊用掃除機》
1 《アイローの表演》
1 《渓間の洪水呼び》
3 《脚当ての陣形》
2 《紅蓮地獄》
1 《炎魔法》
1 《否認》
-サイドボード（15）-
 

　ショーン・ヘンリーは過去2年間、トップ8進出に慣れ親しんできた。オーストラリアで開催された地域チャンピオンシップで2回、そして「Magic Online Champions Series」で1回トップ8入りを果たしたことで、会場を問わず世界のトッププレイヤーと互角に渡り合える実力があることを証明した。そして世界選手権に臨むショーンは、プレイヤー・オブ・ザ・イヤー獲得の可能性を僅かながら持っていた選手の1人だった。これはトップ8進出を果たした行弘賢が栄誉を手にすることになったが、ショーンにとってもまた大きな意味を持つ結果となった。

　ショーンのティムール・カワウソデッキは週末を通して対戦相手をコンボで圧倒し、ブルームバロウの愛くるしいクリーチャーたちがトップ8に進出する姿を見るのは今から楽しみだ。ショーンの今シーズンの競技『マジック』の目標は、プロツアーか世界選手権での優勝だった。今年のプロツアーで素晴らしい成績を残してきたショーンは、日曜日にその目標を達成するチャンスを後1回残している。

アーネ・フーシェンベス/Arne Huschenbeth

アーネ・フーシェンベス/Arne Huschenbeth

 
アーネ・フーシェンベス - 「ティムール・カワウソ」
第31回マジック：ザ・ギャザリング世界選手権 / スタンダード（2025年12月5～7日）[MO] [ARENA]
4 《植物の聖域》
1 《森》
2 《始まりの町》
3 《踏み鳴らされる地》
4 《繁殖池》
1 《山》
2 《島》
2 《リバーパイアーの境界》
1 《尖塔断の運河》
-土地（20）-

4 《アナグマモグラの仔》
4 《永劫の活力》
2 《渓間の洪水呼び》
-クリーチャー（10）-		 3 《トーテンタンズの歌》
4 《薮打ち》
4 《嵐追いの才能》
4 《塔の点火》
4 《ブーメランの基礎》
1 《花粉の分析》
3 《咆哮する焼炉 // 蒸気サウナ》
2 《脚当ての陣形》
4 《食糧補充》
1 《クルクの伝説》
-呪文（30）-		 1 《軽蔑的な一撃》
2 《否認》
1 《氷魔法の秘宝》
1 《キヨシ島の大ウナギ》
1 《脚当ての陣形》
2 《無効》
1 《魂標ランタン》
2 《紅蓮地獄》
1 《クルクの伝説》
2 《本質の散乱》
1 《炎魔法》
-サイドボード（15）-
 

　アーネ・フーシェンベスの今シーズンの目標は、トップ8に入賞することだった。4度のトップフィニッシュと「『カルドハイム』チャンピオンシップ」優勝を誇るアーネにとっては、控えめな目標であった。長年、競技者として活躍してきたアーネは『プロツアー「霊気走破」』でその目標まであと一歩だった（タイ・ブレークで敗退した4人のプレイヤーの1人だった）が、この世界選手権で劇的な復活を遂げた。「Team Handshake Moxfield」での調整を経て、アーネはティムール・カワウソデッキに辿り着き、このデッキ選択は今週末、見事な花を咲かせた。

デリック・デイヴィス/Derrick Davis

デリック・デイヴィス/Derrick Davis

 
デリック・デイヴィス - 「イゼット講義」
第31回マジック：ザ・ギャザリング世界選手権 / スタンダード（2025年12月5～7日）[MO] [ARENA]
8 《島》
2 《始まりの町》
4 《マルチバースへの通り道》
4 《リバーパイアーの境界》
4 《尖塔断の運河》
-土地（22）-

4 《ばあば》
2 《渦泥の蟹》
-クリーチャー（6）-		 4 《嵐追いの才能》
4 《ブーメランの基礎》
4 《爆裂の技》
1 《乱動するドラゴンの嵐》
2 《アイローの表演》
4 《火の技の修行》
4 《積み重ねられた叡智》
4 《愛着を捨てる》
2 《食糧補充》
3 《飲めば潤う！》
-呪文（32）-		 2 《否認》
1 《本質の散乱》
2 《削剥》
2 《倦怠の宝珠》
2 《除霊用掃除機》
2 《アイローの表演》
1 《乱動するドラゴンの嵐》
1 《食糧補充》
2 《スパイダーセンス》
-サイドボード（15）-
 

　初日無敗のプレイヤーがジンクスを打ち破り、トップ8入りを果たした！ 「プロツアー『久遠の終端』」でトップ32に入賞し、デイヴィスは世界選手権への参加権利を獲得した。デジタルとテーブルトップの両方でトップ8入りを果たしたデイヴィスは、歴史ある競技『マジック』の輝かしい歴史にその名を刻んでいる。そして今、デイヴィスは対戦相手のイゼットへと講義を受けさせ、世界王者の座を狙っている。

芝田 輝良

芝田 輝良

 
芝田 輝良 - 「イゼット講義」
第31回マジック：ザ・ギャザリング世界選手権 / スタンダード（2025年12月5～7日）[MO] [ARENA]
6 《島》
1 《アグナ・ケラ》
2 《山》
4 《マルチバースへの通り道》
4 《リバーパイアーの境界》
4 《尖塔断の運河》
-土地（21）-

3 《ばあば》
-クリーチャー（3）-		 2 《選択》
4 《嵐追いの才能》
1 《塔の点火》
4 《ブーメランの基礎》
1 《咆哮する焼炉 // 蒸気サウナ》
4 《爆裂の技》
1 《アイローの表演》
3 《火の技の修行》
4 《忍耐の記念碑》
2 《愛着を捨てる》
4 《積み重ねられた叡智》
2 《飲めば潤う！》
4 《美術家の才能》
-呪文（36）-		 1 《軽蔑的な一撃》
2 《倦怠の宝珠》
2 《除霊用掃除機》
2 《無効》
1 《クルクの伝説》
1 《魂標ランタン》
1 《轟く機知、ラル》
2 《本質の散乱》
1 《呪文貫き》
2 《炎魔法》
-サイドボード（15）-
 

　芝田輝良の今シーズンは絶好調である。日本と韓国合同の地域チャンピオンシップで彼は好調なスタートを切り、そのまま8連勝を決め、そして決勝戦進出を果たした。この結果により「プロツアー『久遠の終端』」と「第31回マジック：ザ・ギャザリング世界選手権」を手にした彼は、アトランタで10勝6敗という好成績を収め、シーズン最終戦を前に手ごたえを確信しつつあった。予選最終ラウンドで予選通過を目指して奮闘していた柴田は、結果僅か数ヶ月で地域チャンピオンシップの挑戦者から、世界選手権トップ8へと躍進した姿を見せてくれた。そして柴田が次のマジック世界選手権王者となるか、1日の後、判明する。

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