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EVENT COVERAGE
グランプリ・静岡2017秋

サイドイベントダイジェスト:チームシールドセミナー/双頭巨人カオスシールド
by Asako Seo
3日間にわたって多数開催されたサイドイベントのうち、金曜日の「チームシールドセミナー」と日曜日の「双頭巨人カオスシールド」について、簡単にご紹介します。そのほかのサイドイベントについてはこちらでもご紹介しています。
グランプリ0日目にあたる金曜日、Hareruya Pros所属プロ3名によるシールド講座が開催されました。チームで申し込んで授業を受けたのち、実際にデッキを構築し実戦練習するという内容です。三者三様の講座風景を、少しだけですが見学させていただきました。

まずはセミナー入口から、中村修平プロのクラスをのぞいてみると......

チームでのデッキ構築について、ステップを踏んで実践しながらそのつど板書を使って解説し、プレイヤーに質問を投げかけながら進むという密着型スタイルで、雰囲気としては「親しみやすい教授との大学のゼミ」のような感じでした。

一方、プレイヤーさんたちが真剣にメモを取りながら耳を傾けていたのは津村健志プロのクラスで、こちらは「必ず合格させると評判の進学塾の授業」のような雰囲気。

部族ごとの長所短所、色の組み合わせ方などを資料で説明したのち、「同系対決だったらどう差をつけるか?」「各アーキタイプのマリガン基準は?」といった興味深い質疑応答がなされていました。

原根健太プロのクラスでは、手の込んだスライドを駆使してデッキ構築の手順と時間配分、各アーキタイプについてなどを詳しく解説していました。カードの並べ方や試合中の相談のコツといった細部にわたるアドバイスは、今回の環境に限らず普遍的に役立つものでした。

また、金曜日には「『1人で』3人チームシールド」というサイドイベントも開催されていました。1人で12パック開けてデッキを3つ作り、それぞれ1試合ずつ、計3試合行なうというもので、デッキを区別するため色違いのスリーブ3種が配られます。

こちらは日曜日に開催されたサイドイベントの1つ、「双頭巨人カオスシールド」。新旧さまざまなパックを使い、2人組で戦うシールド戦です。ランダムに8つのパックが配られました。はたして何が入っているのでしょうか......?

袋の中から懐かしいさまざまなパックが登場。とりあえず記念撮影しておきましょう。
『アラーラの断片』のアーティファクト、《死者の鏡》。敗北する代わりにライフを20にし、自分の盤面をゲーム開始時に戻すというものですが、これが双頭巨人戦で出ているとどうなるかわかりますか?

ジャッジがルールを確認。双頭巨人戦でのライフはチーム共有で30点ですが、《死者の鏡》があった場合、敗北時に片方のプレイヤーのライフが20点になることにより、チームのライフも20になります(手札やパーマネントをライブラリーに戻すのは《死者の鏡》を出していたプレイヤーだけ)。イメージとしては、首を2つとも切られて倒れた巨人の首が片方だけまた生えてきて、体ごと動き出すような感じです。

多色のカードが多いうえ、セオリーも何もないのでデッキ構築は混迷を極めていましたが、普段まったく見ないようなカードだらけでとても新鮮でした。
グランプリではほかにもバラエティに富んだサイドイベントがたくさん行なわれており、本戦に参加しなくても楽しめますので、皆さんもぜひご参加ください。