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グランプリ・京都2017
「たけのこの誓い、きのこの刻」メタゲームブレイクダウン 前編
by Yuichi Horikawa
日本人には2種類の人間しかいない。
そう、きのこ派か、たけのこ派だけだ。
この2つの派閥は、1980年ごろから勃発し、現在も両者で激しい争いが繰り広げられている。
その火種は日本国内だけにとどまらず、マジック界にも飛び火していた。
たけのこの誓いを立てるゲートウォッチ。
それを破らんと、きのこの力をもって復活したのが、《王神、ニコル・ボーラス》だ。
『破滅の刻』の裏側には、このような謎が隠されていたのは、日本人プレイヤーにとって周知の事実だろう。
しかし、マジック界をも炎上させたこの2つの戦いは、ついに決着を得なかった。
日本国内で決着がつかないのであれば、海外にまでその戦いを発展させるしかない。
そして、立ち上がったのがこの私、堀川。
今、日本人プレイヤーたちがもっとも注目しているであろう、海外スタープレイヤーたちがどっち派なのかについて、調査を行なってきた。
方法はいたってシンプルだ。両方をそれぞれ食べてもらい、どちらがおいしかったのかを答えてもらう形で調査した。
きのこ、たけのこ、いったいどちらがトップメタなのか!?
それでは、この日本マジック史上もっとも重要な調査に参加してくれたプレイヤーたちを、どちらの派閥かを地域別に紹介していこう。
アジア太平洋地域
ジェイソン・チャン/Jason Chung(ニュージーランド) |
リー・シー・ティエン/Lee Shi Tian(香港) |
ファン・ハオシャン/Huang Hao-shan(台湾) |
ヨーロッパ
マーティン・ミュラー/Martin Muller(デンマーク) |
彼は、たけのこ派だ。
マルシオ・カルヴァリョ/Marcio Carvalho (ポルトガル) |
ヨエル・ラーション/Joel Larsson (スウェーデン) |
アントニオ・デル・モラル・レオン/Antonio Del Moral Leon (スペイン) |
イヴァン・フロック/Ivan Floch (スロバキア) |
ジェレミー・デザーニ/Jeremy Dezani(フランス) |
マーティン・ジュザ/Martin Juza (チェコ) |
リカルド・テストーリ/Riccardo Tessitori(イタリア) |
彼は今回のヘッドジャッジの一人です。
前編では、ここまでにしよう。
やや、きのこ派が有利だが、まだマジックの本場である「アメリカ大陸」を残しての結果なので、たけのこ派も十分に期待が持てる状態と言えるだろう。
後編では、今回の対立に参加してくれたプレイヤーをすべて紹介する。
このまま、きのこが逃げ切るのか、それとも尖った切っ先でたけのこが突き抜けるのか。
RESULTS 本大会の対戦結果・順位
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