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グランプリ・京都2015

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レガシープレイヤーにインタビュー!

By 小山 和志

 今回は国内初のレガシーフォーマットによるグランプリということで、多くのレガシープレイヤーたちが本戦に参加しています。レガシーを長くプレイされている方には待望のグランプリもあって、会場内は非常に大きな賑わいを見せています。今回はそんなレガシーが大好きな皆さんにレガシーの魅力についてインタビューをしてみました。

市川ユウキさん

 まずは、プラチナ・プロプレイヤーであり、レガシーの大会で優勝経験があるなど、プロ・プレイとレガシーの両方をよく知る市川ユウキさんにお話を伺いました。

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――レガシー歴はどのくらいですか?

 2013年、『ギルド門侵犯』が出た後の日本レガシー選手権からですね。
 最初はMOCS(Magic Online Championship Series)のフォーマットということで練習して、次のグランプリのサイドイベントで出てみようかなと思って出たら優勝できたのが最初ですね。

――レガシーの魅力は何ですか?

 よく言われますけど、同じデッキを使い続けることができることですね。メタゲームが回らなくて、他のフォーマットにはない長いスパンでデッキを使えるのが良いですね。
 Magic Onlineでもたまに(デッキを)借りてやることがありますよ。

――こだわりは何かありますか?

 特に無いですけど、カナスレが好きなことくらいですね(笑)。

――国内初のレガシーグランプリということで特別な思いはありますか?

 プロツアーの後で時間がなさすぎて特に無いですね(笑)。もう少し時間があればちゃんと調整なんかもできたんですけど。

――レガシーを始める人に向けてコメントがあればお願いします。

 長く続けるならハードルが高い趣味ではないと思います。長く楽しめるフォーマットですし、思っているよりもハードルは低いと思いますよ。

――ありがとうございました。


高野成樹さん

 次は、エルフデッキの熟練プレイヤーで、BIG MAGIC Openの優勝経験がある高野成樹さんです。

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――レガシー歴はどのくらいですか?

 2年半ですね。多分それぐらいです。

――レガシーの魅力は何ですか?

 他のフォーマットと違って、自分が好きなチェイン・コンボが存在するのが好きです。
 カードを揃える系のコンボはあまり好きではなくて......。そういったチェイン・コンボはレガシーの環境にしかないと思うので、そういうのが楽しいんじゃないかな。あ、あとは強いカードが使えます(笑)

――こだわりは何かありますか?

 (悩んで)......無いですね、すみません(笑)

――国内初のレガシーグランプリということで特別な思いはありますか?

実は最初グランプリって何のことか知らなくて(笑)
 特別な気持ちとかはなかったですけど、レガシープレイヤーも活躍してて良いなって思いました。

――レガシーを始める人に向けてコメントがあればお願いします。

 できるんだったら汎用性がある《渦まく知識》のようなカードから始めて、徐々に集めていくのがいいと思います。一気にカードを集めるのは大変なので。
 レガシー人口が増えるのは嬉しいですし、グランプリも開かれたことだしどんどん参加して欲しいですね。

――ありがとうございました。


青木力さん

今回はジャッジとして参加されており、レガシーの大会を主催経験を持つ青木力さんにもお話を伺いました。

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――レガシー歴はどのくらいですか?

 レガシーになった時からですね。2004年からですかね。2005年から大会が始まって...11年前ですか。凄く長いですね(笑)

――レガシーの魅力は何ですか?

 好きなカードが好きに使えるようになることですかね。一時期レガシーで《墓所のネズミ》にハマって、《群がりの庭》で再生して《黒死病》をガンガン使うデッキを使ってました(笑)。最近はファン要素が減って競技方向にシフトしている気がするので少し寂しいですね。

――こだわりは何かありますか?

 基本土地にこだわっています。好きなイラストの土地を並べるのが気持ちいいですね。

――レガシーを始める人に向けてコメントがあればお願いします。

 レガシーを始めるなら常に今でしょ!

――国内初のレガシーグランプリということで特別な思いはありますか?

 ここまで来たか、という感じです。実際、国内でもレガシーの大会を追っていましたし、それが2000人埋まるようになるとは...。マジック全体の人口が増えているんでしょうね。

――ありがとうございました。


日下部恭平さん

 ワールド・マジック・カップ日本代表の経験がある強豪プレイヤー、BIG MAGICの日下部恭平さんもレガシーを愛するプレイヤーの1人です。

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――レガシー歴はどのくらいですか?

 レガシー制定時からプレイしているので...8年かもっとかな? それくらい最初からレガシーをプレイしてます。「ハルクフラッシュ」の時からですね。

――レガシーの魅力は何ですか?

 昔のカードが使えるというのが一番の魅力ですね。今回運が悪くて3敗しましたけど、引きを凌駕できる状況があるのもレガシーらしいと思いますね。

――こだわりは何かありますか?

 《渦まく知識》と《Force of Will》は絶対使いたいですね。使わないとハンデくらいに思ってます(笑)

――国内初のレガシーグランプリということで特別な思いはありますか?

 やっとか、という思いです。最初は店舗大会に20人集まったら凄いなというくらいだったので。今回はそれに比べて100倍の人が来ましたね(笑)。グランプリが決まった時は嬉しかったです。

――レガシーを始める人に向けてコメントがあればお願いします。

 とにかく未完成のデッキでもいいから、飛び込んでみてくれれば。無理してでもやろうと思えるくらい面白いフォーマットです。

――ありがとうございました。


長島誠さん

 最後は、2007年の日本選手権トップ4にして、その年の日本代表にも選ばれ、今も強豪プレイヤーとして活躍されている長島誠さんにインタビューをさせていただきました。

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――レガシー歴はどのくらいですか?

 カードを揃えてから...7年ぐらいはやってますね。大会に出だしたのは3年くらい前で、まだレガシーはまだまだマイナーでしたね。統率者のカードを揃えていたので、そこからレガシーに入りました。

――レガシーの魅力は何ですか?

 デッキ選択が多種多様で、1つのゲームの中で考えることと選択肢が多いこと。勝ち負けと違ってゲームが楽しいですね。

――こだわりは何かありますか?

 強いデッキは使いたくないですね(笑)。少しカジュアル目のデッキのほうが好きなので、そう言ったデッキの選び方をしています。

――レガシーを始める人に向けてコメントがあればお願いします。

 まずレガシーのデッキを触ってみるのがいいと思います。レガシーのデッキを触って味わってみればきっと楽しいと思います。

――国内初のレガシーグランプリということで特別な思いはありますか?

 人数少ないと思ってたけど、こんな人数が集まって、レガシーもメジャーになったなと。
 これだけ人が集まればプレイヤーとして本当にやりがいがあるし、もっと普及してほしいですね。

――ありがとうございました。


終わりに

 5人の方々にお話を伺いましたが、いかがだったでしょうか。皆さんが声を揃えて仰っていたのは、とにかくレガシーは楽しいからもっと多くの人に触れてほしい、ということでした。

 ハードルは高そうに見えるかもしれませんが、一度ぜひお近くのレガシートーナメントに顔を出してみてはいかがでしょうか?

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