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EVENT COVERAGE
グランプリ・神戸2017

インタビュー:ヴィンテージプレイヤーってどんな人? 優勝者に聞いてみました。
by Yuichi Horikawa
ヴィンテージ。
マジックの往年のパワーカードを使える、もっともカードプールの広いこのフォーマット。
ここグランプリ・神戸2017でも、ヴィンテージ選手権がサイドイベントとして開催されていました。
ちなみに、このイベント、なんと60名以上のプレイヤーが参加していました。
ヴィンテージは、私からしてみれば遥か彼方のフォーマットなのですが、いったいどんなプレイヤーがパワー9(※)を使っているのか?
(※《Black Lotus》をはじめ、マジックの黎明期に存在したあまりにも強力なカードたちの総称。)
この日、ヴィンテージ選手権に優勝したのは、兵庫県在住のナナモリ コウヘイさんでした。
そんな気になるヴィンテージプレイヤーにインタビューしてきました。

――優勝おめでようございます!
ナナモリ「ありがとうございます」
――ヴィンテージで優勝とは、本当にすごいです。マジックはいつごろから始められたのですか?
ナナモリ「そうですね、『トーメント』(2002年2月1日発売)のころですね。間少し抜けている期間はありましたが」
――結構長くプレイされているんですね。率直に、なぜヴィンテージを始めようと思ったんですか?
ナナモリ「友人にヴィンテージのプレイヤーが居まして、その人に誘われてですね」
――デッキを見せてもらったりして、おもしろそうだなって感じですか?
ナナモリ「そうですね。友人のデッキの動きを見て、すごくエキサイティングだなと思ったのがきっかけでしたね。」
――なるほど! 確かにヴィンテージの試合では、1ターン目に4枚のカードが戦場に出たりと、かなり激しい戦いが繰り広げられますものね。

――ちなみに、デッキを作るのにどれぐらいの期間がかかりましたか?
ナナモリ「4日です」
――よっ、4日でっ!?
ナナモリ「はい。レガシーのデッキも持っていたので、《Ancestral Recall》だけあれば組めるデッキがあったので」

――今のデッキは、他のパワー9のカードも入っていました(彼は「墓荒らし」と呼ばれるデッキを使用していました)が、いつごろ揃えられたのですか?
ナナモリ「これは、今年の頭ぐらいですね」
――さすがに、結構な期間かかったんじゃないですか?
ナナモリ「そうですね。はじめのデッキを作ったのが2015年の11月ごろだったので結構かかりましたね。2か月とか3か月に1枚づつカードを集めて、何とか形にすることができましたね」
――いやぁ~、なんだかちょっとほっとしました。ちなみに、お仕事は何をされているのですか?
ナナモリ「普通の会社員ですよ」
――IT企業のボスとかしか居ないのかと思っていましたので、なんだか親近感が湧きました。
ナナモリ「意外かもしれませんが、パワー9にこだわらなければ、レガシーのデッキを持っていたらすぐにヴィンテージのデッキは組めますよ」
――なるほど! パワー9がすべてではないフォーマットなんですね。奥が深いです。ところで、他のフォーマットは何かやられていますか?
ナナモリ「今はスタンダード以外は、なんでもやっていますよ。リミテッドもよくやりますね」
――いろいろなフォーマットをされているのは意外でした。
ナナモリ「マジックはそれぞれのフォーマットに、それぞれの魅力がありますからね」
――良いお言葉です。では、最後にヴィンテージの魅力を一言でお願いします。
ナナモリ「このフォーマットにしかないワクワクがヴィンテージにはあります!」
そう楽しそうに語ってくれたナナモリさん。多くの仲間たちに囲まれながら、非常に楽しそうに話してくれました。
ヴィンテージのトーナメントは、そのパワーカードとは裏腹に非常にカジュアルな雰囲気で、このフォーマットは「癒し」だと、イメージとはかなり違う雰囲気でした。

また、コミュニティーの結束力が強く、わいわいとした雰囲気はほんとうに心地よい仲間たちなんだろうなと感じさせてくれました。

太古のマジックのカードを駆使するフォーマット、ヴィンテージ。あなたのイメージと比べてどうでしたか?

最後に、こちらは、この大会の優勝賞品です。なかなかに貴重なカードです!
RESULTS 本大会の対戦結果・順位
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