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グランプリ・神戸2014

戦略記事

Deck Tech: 塚本 樹詩のグリセル・エムラシュート

by Hisaya Tanaka

 まずはこのデッキの写真を見てもらおう。

tsukamoto_deck.jpg

 なんと禍々しく美しいデッキ。

 このデッキを使用しているのは塚本 樹詩。以前、カバレッジライターをしていたこともある塚本が、グランプリに謹製のデッキを持ち込んできた。初日の成績は8勝1敗、あっさりと2日目進出を確定させた。

tsukamoto_tech.jpg

――なぜこのデッキをつくろうと思ったのですか?

 モダンで《実物提示教育》デッキを再現したいと思って作りました。グリセルシュート自体は認知されてるけど、誰も使っていなかったので、どうにかできないかなと。

――デッキの基本的な動きを教えてください。

 《グリセルブランド》か《引き裂かれし永劫、エムラクール》を墓地に落として、《御霊の復讐》で拾うパターンと、《思考囲い》《コジレックの審問》で対戦相手の序盤を遅らせて、《裂け目の突破》でシュートするのが、主な2パターンです。

 手札破壊からの《ヴェールのリリアナ》は普通に強くて、ロックしてからの《吠え歯のうろ穴》でゲームが決まるパターンもありますが、今のところ《吠え歯のうろ穴》《引き裂かれし永劫、エムラクール》だけは決まってないので、それは今日中に決めたいですね。

――メタデッキとの相性は?

 メタゲームとかは基本そっち抜けでデッキを組んだのですが、思ったより全般的に相性がよくて、そこにサイドボードとかで対応はしています。

 展開が早いデッキに対しては手札破壊をプレイするとすぐに《吠え歯のうろ穴》が起動するようになるので、速度勝負できるようになっています。とにかくこのカードの思い至ったことが勝因だと思います。親和にはこれと《御霊の復讐》のどちらかがあるかどうかが勝負で、サイドボードの《暗黒破》が強いので、メインでどちらかを引いて勝てると楽ですね。

 黒緑相手は手札破壊の応酬をするので、メインは《吠え歯のうろ穴》だけで勝てるのですが、サイドボード後は《大爆発の魔道士》があるのでそうもいかない感じです。

 双子は手札破壊が多いので十分戦える上にサイドから《狂乱病のもつれ》から《吠え歯のうろ穴》をプレイする流れになるので基本的には有利です。ただ《やっかい児》などでタップさせられてしまう事があるので、《裂け目の突破》を狙わず《流転の護符》とかでじっくりいく形に変更します。念のため《防御の光網》は入れますが。

――ここまで(7回戦終了後のインタビュー時)で起きた面白いことは?

――ありがとうございました。残りのラウンドも頑張ってください。

 ありがとうございました。

塚本 樹詩
グランプリ・神戸2014 / モダン[MO] [ARENA]
6 《
4 《黒割れの崖
4 《血の墓所
4 《吠え歯のうろ穴
2 《偶像の石塚
1 《ラクドスの肉儀場
1 《死の溜まる地、死蔵

-土地(22)-

1 《無限に廻るもの、ウラモグ
4 《猿人の指導霊
4 《引き裂かれし永劫、エムラクール
4 《グリセルブランド

-クリーチャー(13)-
4 《信仰無き物あさり
4 《コジレックの審問
4 《思考囲い
4 《御霊の復讐
4 《ヴェールのリリアナ
1 《流転の護符
4 《裂け目の突破

-呪文(25)-
4 《暗黒破
3 《仕組まれた爆薬
2 《防御の光網
4 《狂乱病のもつれ
2 《流転の護符

-サイドボード(15)-
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