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EVENT COVERAGE
グランプリ・神戸2014
初日上位テーブルの分析と2日目展望
by 中村 修平
第8ラウンド、第9ラウンドでそれまでの全勝者はこのように変遷していった。
(注記:なお、2,270人という参加者数の都合上、グランプリの1日目は黒トーナメントと青トーナメントに分割して開催されており、別のトーナメントに割り振られたプレイヤーが対戦することはない。2日目に進出すると、統合されて1つのトーナメントを形成することになる。)
第8ラウンド
黒トーナメント
黒緑 | 青赤コントロール |
青緑赤双子 | 感染 |
青赤双子 | 青単トロン |
親和 | 赤白バーン |
風景の変容 | 青白赤テンポ |
緑タッチ赤トロン | 青白テンポ |
親和 | ジャンド |
青トーナメント
親和 | 風景の変容 |
黒緑タッチ白 | 青白赤コントロール |
出産の殻 | 風景の変容 |
青白赤テンポ | 青白赤コントロール |
御霊の復讐 | 黒緑 |
青赤双子 | 青白赤テンポ |
第9ラウンド
黒トーナメント
青白テンポ | 親和 |
親和 | 緑タッチ赤トロン |
感染 | 風景の変容 |
青トーナメント
出産の殻 | 黒緑 |
親和 | 黒緑タッチ白 |
風景の変容 | 青赤双子 |
青白赤コントロール | 白黒トークン |
この7組が初日全勝のチャンスを掴んで戦っていた。
戦前の上位予想4デッキ、親和、黒緑系、双子、出産の殻はやはり強し。それぞれが全勝候補を第9ラウンドまで送り出している。
だが最も注目すべきは風景の変容デッキだろう。第7ラウンド時にも上位テーブルでの多さに驚いたが、第9ラウンドに入ってもきっちり勝ち残っている。
プレイオフまでこの勢いが続くとはまだ言えないが、少なくとも初日の勝ち組とくらいは言っても良さそうだ。
さらに、ここから1つ下の勝ち点、初日1敗抜けを賭けて戦っているプレイヤーにまで視野を広げてみよう。
黒トーナメント
青白赤テンポ | 黒緑タッチ白 |
出産の殻 | 青赤双子 |
親和 | バーン |
タルモ双子 | エスパーズアーの運命支配 |
ジャンド | 黒緑 |
バーン | 吹き荒れる潜在能力 |
親和 | バーン |
風景の変容 | 青赤双子 |
バーン | 出産の殻 |
青赤デルバー | エスパーコントロール |
Zoo | むかつき |
青白赤テンポ | 出産の殻 |
タルモ双子 | 呪禁 |
親和 | 黒緑 |
青赤デルバー | 青赤双子 |
風景の変容 | 青赤デルバー |
緑タッチ赤トロン | 緑黒 |
親和 | 青単トロン |
緑黒 | タルモ双子 |
青黒改めヤソ | ジャンド |
青トーナメント
バーン | 親和 |
親和 | 出産の殻 |
緑タッチ青トロン | 青黒ズアーの運命支配 |
バーン | 青赤双子 |
青黒緑コントロール | 青白赤紅蓮術士の昇天 |
バーン | 青赤双子 |
御霊の復讐 | 青白赤コントロール |
風景の変容 | 親和 |
親和 | 出産の殻 |
緑青白呪禁 | 黒緑 |
青単マーフォーク | 風景の変容 |
青白赤テンポ | 青白赤コントロール |
花盛りの夏 | 風景の変容 |
白赤ソウルシスターズ | 風景の変容 |
出産の殻 | 風景の変容 |
青単トロン | 青赤タッチ白デルバー |
バーン | ジャンド |
青白赤コントロール | 青白赤テンポ |
出産の殻 | 親和 |
出産の殻 | 青白赤コントロール |
出産の殻 | 白黒トークン |
青白赤コントロール | 青単マーフォーク |
黒緑タッチ白 | 風景の変容 |
アーキタイプごとの人数では黒緑系が13人でトップ。
親和が12人、出産の殻が10人、ここに風景の変容が同じく10人で4強に割って入り、その次にタルモ双子を合わせた双子系デッキが9人となる。
それに続くのが白、黒、純正を含めたバーンデッキの8名。
青白赤系のデッキは全体の数こそそれらに比肩しうる数があるのだが、コントロールとテンポ、それに青赤デルバーとその派生系を別々に扱った場合、それぞれ5人前後のグループで3番手集団となる。
興味深いのが、黒トーナメントと青トーナメントで勝ち残っているデッキに偏りがあることだ。
第9ラウンド開始時点で1敗以上の人数
アーキタイプ | 黒トーナメント | 青トーナメント |
風景の変容 | 3 | 7 |
青白赤コントロール | 0 | 5 |
欠片の双子 | 6 | 3 |
出産の殻 | 3 | 6 |
出産の殻に対して明確に相性が良い風景の変容デッキが上位にいた青トーナメントと、それが無かった黒トーナメントというのが筆者の第一印象なのだが、もしかすれば他の理由があるかもしれない。
どちらのトーナメントがより明日の結果を指し示すことになるのだろうか。
それにしても流石は2,000人超のグランプリ。
初日終了時点での1敗以上で実に55名、これに2敗通過のプレイヤーを含めると243人となった。
トップ8を到達点とした場合、2敗で通過するプレイヤーは全勝縛りの上でのタイブレーカーで運頼み。
1敗で通過する彼らにしても、明日の序盤に負ければそこでトップ8戦線から脱落する可能性が出てしまうという、なんとも長い1日になりそうだ。
このままの比率で上位デッキからトップ8が決まるのか、それとも2日目の勝ち組と言えるようなデッキが現れて上位デッキの勢力図をかき回すことになるのか。
次回は第14ラウンドあたりにお届けしようと思う。
RESULTS 本大会の対戦結果・順位
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