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グランプリ・広州2016
準決勝:Chew, Kelvin(シンガポール) vs. Wu, Kon Fai(香港)
By Masashi Koyama
日本勢が準々決勝で敗退し、残っているプレイヤーの中で優勝候補の筆頭と言えば、アジアの強豪ケルヴィン・チュウ/Kelvin Chewになるだろうか。
シンガポールの強豪ケルヴィン・チュウ |
プロツアー『ラヴニカへの回帰』でプロツアーサンデーを経験しており、今期もMTG Mint Card所属のシルバーレベル・プロとして活動している。
対するは香港のコンファイ・ウー/Kon Fai Wuだ。
こちらもワールド・マジック・カップ2012参加経験ありと、世界を知っている男同士の準決勝となった。
実績あるプレイヤー同士の一戦が始まった |
ゲーム1
バーンデッキを駆るウーが《溶岩の撃ち込み》でファーストダメージを与え、さらに《ボロスの魔除け》で積極的にチュウのライフを削っていく立ち上がり。
この《ボロスの魔除け》はチュウに《呪文捕らえ》されるものの、リムはこれに《焼尽の猛火》をあわせ、《吹きさらしの荒野》のダメージもありチュウのライフは早くも9に。
チュウは《漁る軟泥》を唱えるが、墓地にクリーチャーは《呪文捕らえ》1体のみ。つまりライフは回復できても10が上限値だ。
そして、それを確認したウーはターンを返すまでもなく手札を公開する。
ピッタリ10点分の火力が握られていた。
チュウ 0-1 ウー
ゲーム2
チュウが《極楽鳥》、ウーが《野生のナカティル》と互いに良好な滑り出し。
チュウは2ターン目に《聖遺の騎士》で《野生のナカティル》を迎え撃とうとするが、これが《焼尽の猛火》され3点、さらに《野生のナカティル》の攻撃でライフは既に13だ。
チュウは《野生のナカティル》を《流刑への道》し、2枚目の《聖遺の騎士》で盤面を固めるが......またしてもウーは手札から火力呪文を連発する。
そして自らのターンにカードを引くまでもなくプレイしたのは、
チュウ 0-2 ウー
電光石火でウーが決勝戦進出!
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