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グランプリ・千葉2018

クイックインタビュー:基本セットの思い出といえば?
『マジック・オリジン』以来3年ぶりに、基本セットがマジック:ザ・ギャザリングに帰ってきた。
『基本セット2019』は、マジックのさらなる進化を期して作られた最高の入門用ブースターである。
基本セットといえば特殊な能力を持ったクリーチャーが少なく、新たにマジックを始めるのにうってつけのセット。この記事を読んでいる方々も、さまざまな時代の基本セットからマジックを始めたという方は少なくないことだろう。
だが、基本セットと一口に言っても歴代で18種類のセットが発売されているため、基本セットとはどのようなものかと各人が考えるイメージには、おそらくバラつきがあるはずである。
そこで、ここではそんな基本セットの思い出について、会場に来ていたプレイヤーたちに簡単にインタビューをしてみることにした。
金川 俊哉

金川「初めてグランプリでトップ8に入ったのが『基本セット2013』リミテッドのグランプリ・上海2012で、バブルマッチでヤソ (八十岡 翔太) さんに勝ってのトップ8だったのでよく覚えています。また、同じ大会でナベ (渡辺 雄也) さんにも勝ったのですが、勝った後にデッキ構築を教えてもらって『なんて良い人なんだ』と思いました」
金川「あと『基本セット2015』のときに大阪で開催されたリミテッドのプロツアー予選で、《テーロスの魂》《ラヴニカの魂》《イニストラードの魂》が入ったバケモノじみた強さのシールドパックを引き当て、予選全勝してその勢いのままプロツアーの権利を獲得したのが良い思い出です。さすがに今までのマジック人生でもあれ以上のシールドプールに巡り合ったことはないですね」
中村 聡

中村「『第6版』のときにルールの大改正があって、現在でも使われてるスタックの概念などが整理されたことが印象的ですね。ちなみに当時存在した『インビテーショナル』という招待制の大会に呼ばれたときに『あ、新ルールでデッキ作ってきてね』と言われたので、《通電式キー》とマナ・アーティファクトを使った赤茶単を持ち込んだことを覚えています」
中村「あと『第4版』のときかな、2人で『パックからどちらがより弱いレアを引くか』という勝負をしたとき、1回目は片方のプレイヤーが《魔力の櫃》を引いたのに対してもう片方がカラーレイス (《死の色》などの色変え呪文のサイクル) を引き当てて、さすがに後者の方が弱いだろうという話になったんですが、その勝負の2回目は前者が同様にカラーレイスを引いたのに対して後者がアンティ (昔存在した、カードの所有権を移動させる効果) 関連のカードを引いてしまい、『これはアンティの負けだろう』という裁定になったところで、最後の3回目は前者がアンティ関連のカードを引いて『よし、弱い!勝った!!』と喜んだところで後者がエラーパックでレアなしのパックで大爆笑した、なんてこともありました」
中村 修平

中村「初めて買ったパックが『リバイズド』……ではなく隣にあった『クロニクル』でしたね。当時既に『リバイズド』のパックにプレミアが付き始めていたのに対し、『クロニクル』は安かったので。あと初心者だったのでエルダー・ドラゴンの格好良さに惹かれたというのもありました。《シヴィトリ・スカーザム》とか、今冷静に考えると《大喰らいのワーム》なんですが、《恐怖》が効かないので強かった記憶があります」
山本 賢太郎

山本「池田 (剛) さんが勝ったグランプリ・新潟2009で、シールドプールが強くて初日全勝したんですが、2日目失速して9位に終わってしまったのはとても悔しい思い出ですね」
山本「あと『第6版』のときに『スターター2000』っていう入門デッキがあったんですが、表紙の《ロウクス》が格好良くて買った思い出があります」
齋藤 友晴

齋藤「『ウルザズ・レガシー』版の《樫の力》のイラストが好きなんですが、『第7版』で再録されたときにイラストが変わってしまってちょっと残念でしたね」
齋藤「それとマジックを始めるきっかけになった話として印象に残っているんですが、当時ゲーセンで知り合った兄ちゃんがたまたまマジックの大会に出ているのを目撃する機会があって、その兄ちゃんが英語版のよくわからないカードを操っている様がオーラが出ているというかとにかく格好良くて、『何だこのゲームは、このカードは!? オレもやってみよう!』ってなったのを覚えています。彼が使っていたのが、『第5版』の《ハルマゲドン》だったんですよね」
齋藤「最近のカードももちろん素晴らしいですが、昔のカードは世界観に独特の雰囲気があって、何とも言えない魅力がありますね」
マジックプレイヤーにはそれぞれの基本セットがあり、それぞれの思い出がある。
そしてこれからマジックを始めるプレイヤーにとっては、『基本セット2019』がそんな思い出のセットとなるかもしれない。
マジックはやってみたいけどいつ始めればいいかわからない……という方は、入門用セットが出たばかりのこの機会にぜひ、マジックというゲームの世界を一度体感してみてほしい。
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