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EVENT COVERAGE
グランプリ・千葉2016

プロ・プレイヤーから見たレガシー環境
by Masashi Koyama
グランプリ・千葉2016は日本で史上2回目となるレガシー構築によるグランプリです。レガシーが制定されたのは10年以上前のことで、それから着実に愛のあるファンたちを増やし続け、ついにはプレミア・イベントが開催されるまでに成長してきたフォーマットです。
それゆえにレガシーに思い入れがあり、1年を通してレガシーをプレイし続けているプレイヤーは数多く、このグランプリでもあちらこちらでレガシープレイヤーたちがこの一世一代の舞台で輝いている姿を見ることができます。
一方、プロ・プレイヤーたちはひとつのイベントが終われば、また次のイベントへ向け新たなフォーマットに取り組む...というサイクルで日々を過ごしています。ですので彼らはひとつのフォーマットをやり込み続けるということは基本的には無く、ある意味ではレガシープレイヤーたちと正反対のスタイルと言えるかもしれません。
そんなプロたちにとって、レガシーというフォーマットがはどのように見えているのでしょうか。
2人のプロにレガシーの印象を聞いてみました。
プラチナ・プロ 玉田遼一の場合

――このグランプリに向けての準備で、いつもと違うところはありましたか?
玉田「僕は昔レガシーばっかりやってた時期がありましたから、久々にプレイしてみてもそんなに違和感はないですね。なのでその経験もありますし、いつものグランプリと違うということはなかったですね」
――久々にレガシーを触られたと思うのですが、昔プレイされていた頃から変わったところはありましたか?
玉田「僕がやっていた頃と比べると、(当時使っていた)カナディアン・スレッショルドというデッキタイプが消滅していますんでね(笑)。ただ、ポンポン新しいデッキが出てきている状況ではなくて、昔の蓄積で基本的には知っているカードばかりですから、違和感はあまりないですね」
――プロ・プレイヤーから見てレガシーの環境やこのグランプリ・千葉2016はどう映るのでしょう?
玉田「他のフォーマットとプレイヤーの層が違うので、グランプリに出場している人が違うな、とは思います。だからといって特別な環境ということはなくて、このグランプリではレガシーを普段やっている方々が活躍するだろうなと思いますね」
――ありがとうございました!
殿堂プレイヤー 渡辺雄也の場合

――レガシーは普段から研究が進んでいるフォーマットで、新しいデッキがなかなか出てこないように感じるのですが。
渡辺「それは違うと僕は思います。僕自身はは今回あまり時間が取れなかったので『環境で一番強いデッキを使おう』と思って奇跡コントロールを選択しましたが、例えば市川ユウキさんのデッキなどは見た目はよくあるリストに見えるんですが、デッキの動きは既存のものとは異なっていたりします。例えば行弘君も直前まで新しいデッキを試していたりしましたし、新しいデッキが出来うると思います。完成されているフォーマットではありますが、発展の余地があるフォーマットでもあると思います」
――レガシーのカードプールはとても広いと思うのですが、他のフォーマットと比べて違いはありましたか?
渡辺「カードプールは広いのですが、実際にリストを見てみると使われているカードはある程度固定化されているので......使われているカードの種類で言えばモダンのほうが多いくらいです。レガシーはモダンに比べて妨害手段が強いため使いづらいデッキがいて、そのため環境の上位のデッキはどんどん洗練されていきます。そこに対抗できるデッキは作り得ると思いますよ。やはりカードの組み合わせは多いフォーマットですから。例えばデス&タックスのように既存のデッキがアップデートしてまったく違うデッキのようになることがありますし」
――このグランプリの印象はどうでしょう?
渡辺「レガシープレイヤーの方たちは1年中レガシーをプレイしていて、レガシーに関しての経験値はとても高いなと感じます。逆にプロはスキルは高いけれどレガシーの経験は彼らほどではないので、こう言ったグランプリではお互いに良い勝負ができているなと感じます」
――ありがとうございました!
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