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グランプリ・北京2017

観戦記事

第4回戦:齋藤 友晴(東京) vs. 菅谷 裕信(千葉)

By Masashi Koyama

 取材班が到着した木曜日には中国名物(?)の黄砂が空一面を覆っていたここ北京。

 グランプリ・北京2017が開幕して第4回戦が開始される頃には、それが嘘だったかのように雲一つない青空が広がっていた。

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 そんな青空に負けず劣らず爽やかに会話を交わしながら登場したのは、前年のグランプリ・北京2016チャンピオン菅谷裕信と齋藤友晴だ。

菅谷「友晴とやるのなんていつぶりだろう!」

齋藤「久しぶりですね! 練習以外だと...ホントに思い出せないですね(笑)」

 互いに旧知とあって、試合開始のアナウンスが流れても途切れることなく、言葉をかけあいながらゲームを開始した。


齋藤 友晴(写真左) vs. 菅谷 裕信(写真右)

ゲーム1

 菅谷が《》《》と並べ《楽園の贈り物》でマナを伸ばすのに対し、《》を2枚並べた齋藤は《不毛地の蠍》をサイクリングし、3枚目の土地を置けず、いきなりディスカードという辛い展開。

 菅谷は《微光鱗のドレイク》を2枚並べ順調に飛行ビートを敢行。《ヒエログリフの輝き》で手札を補充し展開を伸ばし続ける。


菅谷は土地が止まった齋藤を尻目に順調に盤面に脅威を展開する

 ようやく土地を引き込み始めた齋藤は《権威の殿堂》と《扇持ち》《断固たる修練者》と展開するが、ライフは7とすでに危険域だ。

 菅谷が返しで《釣りドレイク》を見せると、齋藤は「負けました」と速やかにサイドボーディングへと移った。

齋藤 0-1 菅谷


 サイドボードの最中も旧知の仲であるふたりは和やかだ。

齋藤「あ、やっべ。デッキ1枚多いや(笑)」

菅谷「落ち着いてね(笑)」

とお互い笑顔を見せながら第2ゲームへと移行する。

ゲーム2

 齋藤が《進化する未開地》から《》《平地》と先ほど異なるカラーリングの土地を並べながらのスタート。

 後手の菅谷は《楽園の贈り物》から《微光鱗のドレイク》と先程と同じくマナブーストから戦線を構築していく。

 齋藤は《断固たる修練者》《演習ミイラ》と展開、《木端+微塵》の《木端》で《微光鱗のドレイク》を落とし、《結束の試練》で菅谷のライフを10まで落とし込む。

 菅谷は悩みつつも《激情の試練》で《演習ミイラ》を、《ヘクマの歩哨》で《断固たる修練者》を討ち取ると、《採石場の運び屋》を展開。

 この《採石場の運び屋》に対し《知識のカルトーシュ》を唱える菅谷。それに齋藤が《最後の報賞》をあわせたところで、菅谷は《暗記+記憶》。齋藤は《断固たる修練者》を「不朽」で蘇らせ《結束の試練》で強化しアタック。これが《採石場の運び屋》と相討ち、一度盤面がまっさらになる。

 菅谷はここで先ほど手札に戻った《激情の試練》を齋藤に投げつけ、続くターンに《暗記+記憶》の《記憶》を「余波」で唱える!


往年の《Timetwister》を思わせる効果に齋藤は「楽しい!」と笑いながらシャッフルを行う

 菅谷は再び手札に戻ってきた《採石場の運び屋》を展開し直しターンを返す。が、補充された潤沢な手札を十分に展開することができるのは齋藤からだ。

 齋藤は《不毛地の蠍》《断固たる修練者》と展開し、菅谷は《活力の試練》から《活力のカルトーシュ》で《不毛地の蠍》を除去するものの、齋藤が手札から《木端+微塵》でこれを退ける。これに対し菅谷は「《暗記+記憶》撃ちてー」と苦笑い。

 もちろん《暗記+記憶》は追放されており、齋藤の墓地に眠る《木端+微塵》をどうすることもできない。

 結局、これに対する手段を持たない菅谷が土地を畳み、齋藤が「事故×2で終わらなくてよかった~」と胸を撫で下ろすこととなった。

齋藤 1-1 菅谷

ゲーム3

 菅谷がみたび《楽園の贈り物》スタート。対する齋藤は2ターン目にタッチカラーである《》から《荷降ろし》をサイクリングすると、3ターン目にアンタップインの土地を置けず《進化する未開地》をプレイしターンエンド。「キツイな~! でもゲームになってる分1本目よりマシ!」と弱音を漏らしながらもポジティブに気合を入れる。

 が、菅谷が《微光鱗のドレイク》から《釣りドレイク》で齋藤が唱えたばかりの《冷酷な侍臣》をバウンス、さらに《大いなるサンドワーム》とマナブーストの恩恵を利用した5~6~7マナの圧倒的な展開を始めると、齋藤は悲鳴を上げる。

齋藤「ゲームになんないよ!」

 齋藤はなんとか《権威の殿堂》で《釣りドレイク》を押しとどめ、《不毛地の蠍》と《超常的耐久力》の組み合わせで《大いなるサンドワーム》こそ討ち取るが、菅谷はダメ押しとばかりに《採石場の運び屋》から《修練者の相棒》と戦線を伸ばし、齋藤を屠りにかかる。

 いまだ土地が4枚で止まっている齋藤は、地上戦線こそ押しとどめるものの《微光鱗のドレイク》が止まらない。

 さらに《大蜘蛛》と《神託者の大聖堂》まで追加した菅谷に対し、齋藤は最後まで土地が伸びず、《微光鱗のドレイク》への対処策を引き込めなかったのだった。

齋藤 1-2 菅谷

菅谷 Wins!

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