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2020年シーズン・グランドファイナル
選ばれし32名――「2020年シーズン・グランドファイナル」出場者紹介
2020年10月1日
私たちは知っている。彼らがこの舞台へ至るまでの軌跡を。彼らが紡ぐ物語を。そして2020年「移行シーズン」最後のトロフィーを掴むべく、他の31人を打ち倒そうという覚悟を。
「2020年シーズン・グランドファイナル」に臨む、選りすぐりのプレイヤーたちをご紹介しよう。
モンセラート・アイェンサはMTGアリーナの強豪プレイヤーの1人で、幾度となく「予選ウィークエンド」を突破してハイレベルな舞台を経験している。2020年シーズン・グランドファイナルで上位入賞を果たせば、彼女はまた1つ高みへ登ることだろう。
MPL選手にして「2019ミシックチャンピオンシップⅠ(クリーブランド)」王者であるオータム・バーチェットは、今大会の出場者たちの中でも特に安定して好成績を残すプレイヤーだ。テーブルトップとデジタルの両方で間断なく成功を収めるバーチェットは、理想のキャリアを築くエリート・プレイヤーであり続けている。
直近12か月の間にトップ8入賞を2度も果たしているオースティン・バーサヴィッチは、新星の中でもひと際大きな輝きを放っている。オンライン、オフライン問わず安定した成績を残してきた彼の歩みは、ついにこの2020年シーズン・グランドファイナルの舞台へと至った。来シーズンも変わらず注目を集めることだろう。
ブラジルの傑物たるパトリック・フェルナンデスは、「2020プレイヤーズツアーファイナル」で自身初のトップ8入賞を果たした。彼はその栄誉を再び受けるために、2020年シーズン・グランドファイナルの舞台に上がる。躍進のときを迎えた今、さらなる結果を出して来シーズンに向けて積み上げたいところだ。
「2019ミシックチャンピオンシップⅣ(バルセロナ)」にて(ライバルズ・リーグ選手のトラルフ・セヴラン/Thoralf Severinとの)決勝戦で惜しくも敗れたアルヴァロ・フェルナンデス・トレスだが、そこで終わる彼ではなかった。プレイヤーズツアーからプレイヤーズツアーファイナルへと過酷な戦いを乗り越え、再びトロフィー獲得のチャンスを手にしたのだ――今度こそ頂点に立つために。
プロツアー『マジック2015』王者として知られるイヴァン・フロックは、同じライバルズ・リーグ選手のスタニスラフ・ツィフカ/Stanislav CifkaやMPL選手のオンドレイ・ストラスキー/Ondřej Stráskýといった輝かしいプレイヤーを擁する「the Czech House」の一員であり、強豪としての評価を確立している。すでにトップ8入賞3回を記録している彼が今大会で4度目の入賞を果たせば、「殿堂顕彰者級」の経歴を築くことになるだろう。
MTGアリーナのアカウント名「littlebeep」でよく知られるアーロン・ガートラーは、今年開催された「Dreamhack Open Anahiem 2020」で優勝し、毎月のランク戦でも上位を維持し続けている。マジックの名手たちにも引けを取らないこの新星のキャリアは、まだ始まったばかりだ。
「2019ミシックチャンピオンシップⅦ(MTGアリーナ)」王者にしてMPL選手のピオトル・グロゴウスキは、大いにファンを楽しませるMTGアリーナの配信者としても有名だ。世界クラスのプレイ技術に裏打ちされた「エモートの王、kanister」は、すでに4度ものトップ8入賞を果たしている。類を見ないほど短い期間で達成されたその記録は、彼のキャリアを燦然と輝かせる。
エマ・ハンディは、プレイヤーとしてライバルズ・リーグ入りを果たし、「SCG Tour」ではキャスターとしても活躍する選手だ。「2020ミシックインビテーショナル」ではあと一歩のところでトップ8入賞を逃した彼女だが、もう一度その舞台を目指し、2020年シーズン・グランドファイナルという大勝負に挑む。
彌永 淳也の長きにわたるキャリアの中で最も輝かしい瞬間は、「世界選手権2011」での優勝だ。競技の舞台に戻った彼はMTGアリーナでの成功を重ね、2020ミシックインビテーショナルからこの2020年シーズン・グランドファイナルへと駒を進めてきた――このゲームの名手であることを証明し続けながら。
マイケル・ジェイコブはデジタル・マジックを知らぬ者ではない。長年にわたりMagic Onlineの配信者として活動している彼は、2020プレイヤーズツアーファイナルにて革新的なデッキでトップ8入賞を果たし、成功の華やかさ以上にその技術の高さを観るものすべてに実感させた。再び脚光を浴びるべく、彼は2020年シーズン・グランドファイナルの舞台へ上がる。
世界選手権2018決勝。ハビエル・ドミンゲス/Javier Dominguezが圧倒的な活躍を見せることになる1年のはじまりにグジェゴジェ・コワルスキは立ち会い、自身もそこから一気にトップ・ステージへと躍り出た。そして2020年、彼は再び優勝トロフィーを狙えるチャンスを手にしている。ライバルズ・リーグ所属のこの選手は2020ミシックインビテーショナルでも決勝ラウンドへ進出し、この最高の舞台へと駆け上がってきたのだ。
熊谷 陸は、まさに躍進のときを迎えている。2020プレイヤーズツアーファイナルで決勝まで勝ち上がった彼は、その技術とデッキの創造力を証明した。今度は2020年シーズン・グランドファイナルの舞台で再び勝ち上がり、優勝トロフィーを持ち帰るときだ。
クリストファー・ラーセンは2020プレイヤーズツアーファイナルで自身2度目のトップ8入賞を果たし、海軍出身の最強のデンマーク人プレイヤーとしてマジック最高峰の舞台へ再び上がることになった。友人たちのサポートとプレイテストの日々こそ、彼を2020年シーズン・グランドファイナル出場へと導いた成功の方程式であることは疑いようがないだろう。
クリストファー・レオナルドは、MTGアリーナで頭角を現したプレイヤーだ。彼は2020ミシックインビテーショナルのメタゲームに備えたデッキを持ち込み、2020年シーズン・グランドファイナルへの切符を手に入れた。きっと今大会にもしっかり備えてくるだろう。
MPL選手にして殿堂顕彰者のラファエル・レヴィは、マジック史上最も長く第一線を走り続けているプレイヤーの1人だ。20年以上にわたるキャリアの中で彼は4度のトップ8入賞を記録しており、マジック最高峰のイベントで常に好成績を残している。勝者を予想する上で、絶対に外せないプレイヤーと言えるだろう。
MTGアリーナの強豪プレイヤー「LordofIronforge」として知られるルカ・マーニは、2020-2021シーズンのライバルズ・リーグ入りを決めた。新シーズンを前に躍進を遂げるべく、彼は2020年シーズン・グランドファイナルへ挑む。
セス・マンフィールドもまた、マジック最強プレイヤーの一角だ。最高レベルのイベントでトップ8入賞8回、そのうち3度の優勝。この絵に描いたような戦績を、この殿堂顕彰者はわずか7年で達成している。最高峰のイベントでの連続優勝の記録は、カイ・ブッディ/Kai Buddeの全盛期まで遡る。マンフィールドは、それを久しぶりに実現できるほどの力を持つプレイヤーと目されるだけでなく、2020年シーズン・グランドファイナルでの偉業達成をも期待されているのだ。
マット・ナスにとって、今年は復活の年だ。2020ミシックインビテーショナルにて強力なコンボ・デッキを手にトップ8入賞を果たした彼は、勢いそのままに2020年シーズン・グランドファイナルでの好成績を狙う。2020-2021シーズンをライバルズ・リーグ選手の一員として迎える彼が目指すは、再びMPLの座へ上がることだ。
ガブリエル・ナシフは、マジックの歴史上最も多くの実績を持つプレイヤーの1人だ。最高レベルのイベントでのトップ8入賞は12回を超え、直近に行われた2020ミシックインビテーショナルでも準優勝を記録した彼は、20年以上のキャリアを積み上げてもなお、成功を続けている。コントロール・デッキの達人にして、熟慮を重ねた慎重なプレイに定評があるこの殿堂顕彰者は、来たる2020年シーズン・グランドファイナルにて自身3本目の優勝トロフィー獲得に再び挑戦する。
MPL選手のブラッド・ネルソンは、数々のトップ8にその名を残してきたプレイヤーだ。中でも彼は、スタンダードを含む構築フォーマットの達人として名高い。環境のベスト・デッキが何であれ、メタゲームの様相がどうあれ、ベスト・デッキを選び抜き、調整し、仕上げるネルソンの技術は唯一無二だ。そして少人数で行われる2020年シーズン・グランドファイナルでこそ、その腕が存分に振るわれることだろう。
クリストファー・パルミオッティは、構築よりドラフトを得意とするMTGアリーナの新星だ。だが2020ミシックインビテーショナルで上位16名に入り、オンライン大会で活躍を見せるその実力は本物だ。2020年シーズン・グランドファイナルの舞台で彼と当たり、油断でも見せようものなら、痛い目にあうことだろう。
2020プレイヤーズツアーファイナルで2020年シーズン・グランドファイナルへの参加権利を勝ち取ったエートゥ・ペルットゥラは、自身の力が最高のマジック・プレイヤーたちに通用することを証明するチャンスを再び得た。ワールド・マジック・カップ2012でフィンランド代表としてともに戦った友人たちの声援を背に、ビッグ・タイトル獲得のチャンスへ再び挑む。
クリストフ・プリンツは勉強熱心な学生だが、それが彼の枷になることはなかった。2020プレイヤーズツアーファイナルにて彼は激戦を勝ち抜き、優勝を果たしたのだ。大学での勉強とマジックへの情熱の間でバランスを取りながら(どちらも成功を収めながら)、プリンツは洞察力に優れた輝かしいプレイヤーとしての自分を確立していった。2020年シーズン・グランドファイナルで再びの優勝を飾る準備は万端だ。
トニ・ラミス・パスクアルは、MTGアリーナでステージを上げてきたプレイヤーだ。初めはランク戦を駆け上がり、2020ミシックインビテーショナルへ。そして最高のMTGアリーナ・プレイヤーの1人として、2020年シーズン・グランドファイナルの舞台へ。スペイン出身のプレイヤーがスポットライトを浴びるのはこれが初めてではないかもしれないが、自身初のトップ8入賞を懸けた躍進の旅には世界中が注目するだろう。
ルイス・サルヴァットを改めて紹介する必要はないだろう。プレイヤー・オブ・ザ・イヤー経験者にして現在はライバルズ・リーグに所属する彼は、アルゼンチン最強の現役プレイヤーだ。先日の2020ミシックインビテーショナルでは好敵手であるセス・マンフィールドに敗れる結果となったが、サルヴァットが出場する大会で彼の勝利を疑う者はまずいないはずだ。
マジック史上最高のプレイヤーの1人であるルイス・スコット=ヴァーガスも、2020年シーズン・グランドファイナルの舞台へ上がってきた。2020ミシックインビテーショナルにて自身11度目のトップ8入賞という偉業を成したスコット=ヴァーガスだが、優れたプレイで観客を魅せるよりも楽しませること優先したそのユーモアとソーシャルメディアの使い方を目にして、彼のことをよく知らない方には誤解されているかもしれない。実は彼のプレミア・イベントでの活躍は10年以上前から始まっており、今日に至ってもなお、偉大な殿堂顕彰者の1人という評価に恥じない好成績を残し続けているのだ。
サム・シャーマンは着実にその歩みを前に進め、2020プレイヤーズツアーファイナルにて今大会への参加権利を獲得するに至った。これまでもグランプリを中心に数々の勝利を重ねてきた彼は世界最高の舞台でも渡り合えることを証明しており、上位入賞を果たして躍進のときを迎えるべく戦いを続けている。
MTGアリーナに旋風を巻き起こしたデイヴィッド・スタインバーグは、「ハースストーン」などのゲームで培った技術をマジックに活かし、着実に力をつけてきた。躍進のときを迎えたのは、2020ミシックインビテーショナルでのこと。彼は持てる力を出し切ってトップ8入賞を果たし、最高のマジック・プレイヤー揃いの決勝ラウンドでも称賛を浴びたのだ。スタインバーグはダークホースではなく、帰還した英雄だ。きっと2020年シーズン・グランドファイナルでも圧倒的な活躍を見せてくれるだろう。
2020年に開催された最後のグランプリで優勝したベン・ウェイツだが、その結果は長年にわたる成長と練習に裏打ちされたものだ。彼の努力は2020プレイヤーズツアーファイナルのトップ8入賞という結果につながった。その熱意と我慢強さは、華やかさこそないものの必ず実を結ぶ隠れた技術と言えるだろう。2020年シーズン・グランドファイナルは、彼の努力がさらに報われるチャンスとなるに違いない。
アレン・ウーは、2018年の「マジック25周年記念プロツアー」で優勝して以来3年あまりで3度のトップ8入賞という目覚ましい戦績を、黙々と築き上げてきた。他の2回はいずれも2020年に達成したものであり、彼は驚くべき速度で最高のマジック・プレイヤーに仲間入りし、2020年シーズン・グランドファイナルの舞台へ上がったのだ。
行弘 賢は、革新的なデッキビルダーとしてもプレイヤーとしても日本最高の1人だ。キャリア通算で7回ものトップ8入賞を記録している彼が2020年シーズン・グランドファイナルで追い求めるのは、最も輝かしいプレイヤーの1人であることを証明するだけではない。これまで惜しいところで逃してきた優勝トロフィーを掴み、その素晴らしい経歴に感嘆符をつけることなのだ。
2020年シーズン・グランドファイナルへ挑む32名のプレイヤーたち。2020年「移行シーズン」最後の優勝トロフィーを手にできるのは、ただ1人。大会の模様は10月9~11日の全日程をtwitch.tv/magic(英語)にて生放送でお届けするので、お見逃しなく!
2020年シーズン・グランドファイナル 日本語版放送ページ・放送日程
日本語版放送出演者
- 実況(1~3日目):石川朋彦(@katuobusi717)
- 実況(1日目):須田泰生(フリーアナウンサー)
- 実況(2・3日目):ブルナー実久(@mksnake007)
- 解説(1・2日目):市川ユウキ(@serra2020)
- 解説(1・3日目):津村健志(@KenjiTsumura)
- 解説(2・3日目):八十岡翔太(@yaya3_)
RESULTS 本大会の対戦結果・順位
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