READING
店舗の皆さまへ
第133回:いよいよ今週末!『ギルド門侵犯』プレリリースに向けて
読み物
ウィザーズプレイネットワーク通信
ご注意:本記事は掲載当時の情報をもとに制作されたものです。現在の制度・プログラムと異なる場合がありますので、最新の情報は ウィザーズプレイネットワーク 公式サイト を必ずご確認ください。
2013.01.23
WPN通信 #133:いよいよ今週末!『ギルド門侵犯』プレリリースに向けて
みなさんこんにちは。
ついに今週末は待ちに待ったギルド門侵犯プレリリースですね。ギルド門侵犯の全てのカードが月曜日に公開されたので、どのギルドを使用してプレリリーストーナメントに参加しようか考えている方も多いと思います。
もし、まだプレリリースの予約をしていない方は、参加を考えている店舗へぜひお問い合わせください。せっかくのお祭りイベントなので参加できないのは損ですよ!
今回のWPN通信は、前回に引き続きプレリリーストーナメントで行われるシールド戦についてのご説明をします。後半には店舗向けの情報も含まれますが、まず最初に参加するプレイヤーの方々にプレリリーストーナメントとはどのようなものなのかを簡単にご説明したいと思います。
▼参加者向け
■「プレリリーストーナメント」とは?
プレリリーストーナメントとは発売前のセットを1週間早く遊べるイベントで、オープンデュエル、シールド戦、双頭巨人戦の3種類が開催されます。
どれも大まかに言うとシールド戦なのですが使用する製品が異なり、オープンデュエルはブースターバトルパックを、シールド戦はギルド・プレリリース・パックを1つ使用しての個人戦で、双頭巨人戦は2人1組でギルド・プレリリース・パックを2つ使用してのチーム戦です。
どのトーナメントが開催されるかは店舗によって様々なので、参加を考えている店舗へお問い合わせください。
■ 参加するためにはなにが必要なの?
端的に言ってしまえば、参加費だけあれば参加できてしまいますが、カードを守るスリーブであったり、ライフを管理するためのライフカウンターやメモパッドであったり、サイコロが数個あればさらに備えは万全でしょう。
前もって組んだデッキが必要ないのがプレリリーストーナメントのよいところでもあるので、お気軽に、お手軽に参加していただければと思います。
※参加費につきましては店舗へお問い合わせください。
■ どのようにデッキを組めばいいの?
個人シールド戦の場合、最初に配られたギルド・プレリリース・パックの中身を使用して40枚以上のデッキを作ってください。
双頭巨人戦の場合は、ギルド・プレリリース・パックが2つ配られますので、その中身をお互いで共有して、40枚以上のデッキを2つ作ってください。普段ではあまり役に立たないようなカードでも双頭巨人戦では強い!といったカードもあったりするので、カードの効果をじっくり読んでみるといいでしょう。
デッキに使わなかった残りのカードはすべてサイドボードとなります。
オープンデュエルは前回のWPN通信で説明しておりますので、そちらをご覧ください。
WPN通信 #132:オープンデュエルのご案内!と、ギルド門侵犯のキーワード
デッキに使用する基本土地が足りない場合は、運営をしているスタッフへ尋ねてみてください。レンタルをしている店舗も多くあります。トーナメントに慣れている方は前もってご自分で用意してもかまいませんが、その場合も使用してよいかスタッフへ確認してください。
■ ギルド・プレリリース・パックとは?
ギルド門侵犯プレリリースのために用意された特別な製品ギルド・プレリリース・パックは、主催店舗が負うシールドデッキ戦の運営負担を軽減しつつ、プレリリースの楽しさを促進するために作られました。
オルゾフ、グルール、ディミーア、シミック、ボロスの 5 つのギルドに対応する各ギルド・プレリリース・パックが用意されており、中にはデッキを作るために必要なものがすべて含まれています。つまり、ギルド・プレリリース・パックがあれば、すぐにデッキ構築を始められるものになっています。
■ ギルド・ブースター・パックの内容は?
ギルド・プレリリース・パックにはブースター・パックが 6 つ含まれています。そのうち5つは通常のギルド門侵犯ブースターパックで、2/1に発売されるブースターパックと同じものです。最後の1つはギルドブースターパックで、5 種類あるプレリリース・カードのうち対応する1枚と、各ギルドと関連したカードが含まれています。
たとえば、赤白のギルドであるボロスのギルド・プレリリース・パックを選んだ場合は、ギルド門侵犯ブースターパックを 5 つと、ボロスのプレリリース・カード《鋳造所の勇者》ならびに白と赤のカードが 15 枚封入されたギルドブースターパックを 1 つ、といった形です。
■ プレリリース・カードとは?
プレリリース・カードとは、プレリリーストーナメントに参加した方だけに配られる、通常のブースターパックに収録されているカードとは異なる、箔押し仕様、絵柄違い、プレリリース記念日が印字されている特別なプロモカードです。
ラヴニカへの回帰以前までのプレリリースではデッキに入れることはできませんでしたが、今回はゲームに使用するブースターパックに封入されているため、手に入れてすぐにデッキに入れて使用することができます。
ギルド門侵犯のプレリリース・カードは5種類あり、選んだギルドによって異なるプレリリース・カードを得ることができます。
オルゾフ: 《宝庫のスラル》、ディミーア: 《破壊的な逸脱者》
シミック: 《水深の魔道士》
■ デッキを作ったのはいいけれど
デッキを組んで対戦したのはいいけれど、デッキがうまく回らなかったり、思うように活躍をしなかったカードが出てくると思います。
その問題が土地配分であれば、基本土地の比率を変えてみましょう。足りない分は支給を受けることができます。また、デッキ構成に問題がある場合には、活躍しなかったカードを別のカードと入れ替えてデッキを組み直してみましょう。通常のトーナメントでは対戦前に最初に構築した状態に戻す必要がありますが、店舗によっては組み直したまま続けるのを認めている場合がありますので、運営スタッフに確認してデッキを組みなおしてみましょう。
▼店舗向け
■ ギルドをどのように選ばせたらよいですか?
ギルドを選択することはギルド門侵犯を楽しむ上で重要なポイントです。プレリリース製品は想定される参加者数で用意されています。製品に余裕があれば、プレイヤーに選ばせることができますが、できない場合は多くのプレイヤーが楽しめるように主催者側で配分してください。事前に第一希望、第二希望を聞いておいて、できる限り希望に即した形でギルドを配分できるようにすると、なおよいでしょう。
■ ギルド・プレリリース・パックが余りました
ギルド門侵犯プレリリースで、すべてのギルド・プレリリース・パックを使い切れなくても問題ありません。ギルド・プレリリース・パックは、プレリリースでしか配布されない製品で、今後再生産されることはありません。残った製品を今後のギルド門侵犯リーグ戦や発売記念週末に使用するのはいかがでしょうか。あるいは今後のイベントの賞品にしてもよいでしょう。通常のブースターパックの発売日以降であれば、販売することも可能です。
■ イベントに人が来すぎました
事前予約を実施することで未然に防ぐことはできますし、多くのプレイヤーが来場することが想定される場合は、広めの外部施設を借りることもご検討ください。
それでも参加者があふれるようでしたら、参加できなかった人をスペースの限りオープンデュエルや他のイベントにご案内してはいかがでしょうか。
ギルドごとのキーワードやカード個別の確認についてはFAQ(よくある質問集)が公開をされていますので、そちらをご覧ください。
ギルド門侵犯FAQ
(リンク先の「DOC Download Links:日本語」をクリックすると日本語版がDOC形式でダウンロードできます。)
ギルド門侵犯プロモーションムービー
プレビュー開始と同時にムービーが公開されるようになりました。
今回もカッコいいビデオが日本語字幕付きで用意されていますのでご紹介します。
トレーラームービー
下記リンクから動画をご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=iVzYQxPDV1g
以前にも別の記事で紹介させて頂いたギルド門侵犯の世界観を紹介したムービーです。
リテーラームービー
下記リンクから動画をご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=j-qzIpnNFuc
こちらはどちらかというと店舗向けな内容になっており、イベント準備のアドバイスやキット内容物のご案内、ギルド・プレリリース・パックの中身が紹介されたりと盛り沢山な内容となっています。
店頭にモニターを設置できる店舗であれば、こういった映像を流すことによって、マジックを知っている人はもちろん、知らない人も興味を持っていただけると思います。
是非ご活用ください!
それでは皆さん、よい週末を!
今月のフライデー・ナイト・マジック
1月のフライデー・ナイト・マジックのプロモカードは《灼熱の槍》!
金曜夜はフライデー・ナイト・マジックに参加してプロモカードをゲットしよう!
大会概要、実施店舗などについてはこちらをご参照ください。
ギルド門侵犯のプレリリースに向けて
いよいよ今週末は、ギルド門侵犯のプレリリースが行われます。
お近くの開催店舗、会場をご確認の上、新しいカードセットを手にとって遊んでみてください。
今回は、そんなプレリリース大会で、知っておくと良い事柄を挙げてみました。
お役に立てば幸いです。
なお、すでにギルド門侵犯のFAQが発表されています。迷った場合は目を通してみてください。
また、数枚のカードには、本来そうであるべきテキストが、誤って印刷されているものがあります。これも上記FAQにありますので、参照すると良いでしょう。
1) デッキの総枚数
プレリリースは、ギルド・プレリリースパックを使用したシールド戦です。
シールド戦なので、パックを開封したカードと、基本土地を足してデッキを作成します。
デッキの総枚数は『40枚』以上です。構築ですと60枚なので、勘違いする方がたまに見受けられるようですが、最低枚数は40枚です。
また、同名カードの4枚制限もありません。あなたのパックから5枚の同名カードが出てきたら、その5枚を全て投入できます......とはいえ、そのような偏りのあるパックは珍しいのですが。
サイドボードは、『使わなかったカード全て』になります。15枚を選んでサイドボードにするわけではありません。また、基本土地はいつでも自由に追加できます。マッチ中のゲームとゲームの間に追加しても構いません。基本土地の追加をマッチ中に行いたい場合、ジャッジを呼んで対処してもらいましょう。
2) プロモカード
プレリリースに使用するギルド・プレリリースパックには、各ギルドにちなんだプロモカードが入っています。そして、このプロモカードは、実際にデッキに入れることができます。
昔からマジックに親しんでいる方は、「プレリリースのプロモ・カードはデッキに入れることができない」という覚えがあるかもしれませんが、現在はプロモ・カードもデッキに入れることができます。
3) デッキの組み換え
プレリリースでは、ラウンド毎にデッキを好きなように組み替えても構いません。動きが悪かったカードを入れ替えたり、使っていない色の組み合わせを試したい場合、あなたは好きな様にデッキを組み替えることができるのです。
組み替えるときに、友人や、今対戦を終えたばかりの対戦相手と相談するのも良いでしょう。
ただし、カードを交換したり、自分のバインダーからカードを差し入れることは、やってはいけません。あくまで開封したカードプールで、自由に組み替えて闘いましょう。
4) ゲーム上の誤り
プレリリースでは、初めて見るカードばかりのはずです。ですので、カードのテキストを読み誤ったり、時に印刷されているテキストが本来のものと違うという指摘もあるやもしれません。従って、ゲーム上の誤りについては、いつも以上に起こることが予想されます。
さて、そんなゲーム上の誤りが起こった場合はどうすべきでしょう?
......そう、ジャッジを呼ぶのです。
ジャッジは「一般イベント用ジャッジ法(JAR)」に従って状況を正すことでしょう。ただ、プレリリースですので、あまりギスギスした雰囲気にならないように、ジャッジは裁定に気をかけてください。
5) 暗号と魔鍵
カードとルールの組み合わせで1つだけ。
FAQにもありますが、暗号を持つ呪文を唱え、その解決までに《ディミーアの魔鍵》などの魔鍵・サイクルがクリーチャーになっていれば、それに暗号化できます。
この時、以下のようなことが言えます。
魔鍵がターン終了後にクリーチャーであることをやめても、暗号化されていることは"記憶"されている。それが後のターンになって再度クリーチャー化し、プレイヤーに戦闘ダメージを与えた場合、暗号呪文のコピーを唱えることができる。
暗号呪文を解決する時点で、魔鍵はクリーチャーになっていなくてはいけない。つまり、暗号呪文を解決するまでに魔鍵をクリーチャー化しなくてはいけない。暗号呪文を解決中になってから魔鍵をクリーチャー化しようとしても時すでに遅し。
今回はここまでです。
それでは、良いプレリリースを!
コンテスト予告:『ダブマリ3キル』
あなたが先手のゲーム、けど2回マリガンを行ったせいで手札は5枚。
しかし、諦めるにはまだ早い。相手を倒すには、3ターンあれば十分のはずだ!
......というわけで、「先手番3ターン目で、勝利してください。ただしダブマリです。」
以下が詳細な条件です。
- あなたには3ターンの猶予があります。あなたの3ターン目の終了までに勝利してください。
- あなたが先攻です。
- あなたの手札は5枚です。中身は自由に決めて構いません。
- あなたのライブラリーの上2枚も自由に決めて構いません。積み込んでますよ。
- あなたのライブラリーの3枚目以降は無作為化されています。何が入っているかの指定もできません。
- 対戦相手の手札は0枚、ライブラリーは60枚、対戦相手はドローステップのドロー以外何もしません。対戦相手は《平地》しか引きません。
- カードプールは新スタンダード構築戦に準じます。ギルド門侵犯のカードも使ってOKです。
- 基本土地以外のカードは『1枚』制限です。
- ドローステップのドロー以外、カードを引いてはいけません。ライブラリーからカードを手札に加えることもしてはいけません。
- ライブラリーから特定のカードを探すのはOKです。
- ライブラリーをシャッフルした場合、積み込んだ「上2枚」のカードは順番の記憶を失い、ライブラリーは無作為化されます。(確実に引くことができなくなります。)
コンテスト開始はギルド門侵犯が発売された後の当記事でお伝えします。募集はツイッター、もしくはメールにて。優秀なものを集めて何かしら作りますのでお楽しみに。
ライター:testing愛知在住のレベル 2 ジャッジ。ルールに造詣が深い氏のブログ closet belief 2 では、おもにルールにまつわる役立つコラムが掲載されることが多く、毎週金曜日に掲載される Friday Magic Quiz を毎週楽しみにしているファンも多い。
本コラム Formal Magic Quiz は、氏のブログで連載されている Friday Magic Quiz への氏によるオマージュであることは疑いようがない。どちらも略称 FMQ としてお楽しみいただければ。
WPN からのお知らせ
WPN プログラムならびにイベントの申請は、ウィザーズイベントレポーターから行えます。ウィザーズイベントレポーターは WPN サイトからダウンロードをお願いします。
現在受付中の WPN プログラムについては、WPN 公式サイトに掲載されていますのでご確認ください。
また、それぞれのイベント案内ならびにプロモーション案内は、セールス配布文書一覧から取得することができます。
WPN プログラムの申請方法について、ご不明な点は wpnjapan@wizards.com へお気軽にご相談ください。
WPN プログラム、各種プレミア・イベントのイベント案内は以下のリンクからご覧いただけます。
プロツアー予選など、日本国内の注目のイベントの日程はイベント情報ページでお届けしております。
日本語のルール文書は以下のページからご覧いただけます。
マジック総合ルールや違反処罰指針、イベント規定から、基本ルールブック、プレインズウォーカーのルールやよくある質問集などを掲載しています。
ウェブサイトをデコレーションしたり、あるいは店頭ポップを華やかにするための画像素材の詰め合わせ、ロゴキットがダウンロードできます。
使用許諾に同意いただいたうえで、許諾内容の範囲内で自由にご利用ください。
RANKING ランキング
NEWEST 最新の読み物
-
2024.11.25戦略記事
ゴルガリ・アグロ:最上のマナクリ、ラノエルと共に(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2024.11.25開発秘話
「2in1」の歴史 その2|Making Magic -マジック開発秘話-
-
2024.11.22戦略記事
今週のCool Deck:コーマをコーナと秘宝で……スゥルタイ・レジェンズ(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2024.11.21戦略記事
とことん!スタンダー道!難解パズルなカワウソ・コンボ(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2024.11.20広報室
2024年11月22日号|週刊マジックニュース
-
2024.11.20戦略記事
緑単アグロ、原初の王者の帰還!(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
CATEGORY 読み物カテゴリー
戦略記事
コラム
読み物
BACK NUMBER 連載終了
- Beyond the Basics -上級者への道-
- Latest Developments -デベロップ最先端-
- ReConstructed -デッキ再構築-
- Daily Deck -今日のデッキ-
- Savor the Flavor
- 射場本正巳の「ブロールのススメ」
- 津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ
- 浅原晃の「プレミアイベント三大チェックポイント!」
- ガフ提督の「ためになる」今日の1枚
- 射場本正巳の「統率者(2017年版)のススメ」
- かねこの!プロツアー食べ歩き!
- ロン・フォスターの統率者日記
- 射場本正巳の「統率者(2016年版)のススメ」
- マアヤのマジックほのぼの日記
- 金子と塚本の「勝てる!マジック」
- 射場本正巳の「統率者(2015年版)のススメ」
- 週刊連載インタビュー「あなたにとってマジックとは?」
- なかしゅー世界一周
- 中村修平の「デイリー・デッキ」
- 射場本正巳の「統率者(2014年版)のススメ」
- 中村修平の「ドラフトの定石!」
- 浅原晃の「プロツアー観戦ガイド」
- 鍛冶友浩の「プロツアー観戦ガイド」
- ウィザーズプレイネットワーク通信
- Formal Magic Quiz
- 週刊デッキ構築劇場
- 木曜マジック・バラエティ
- 鍛冶友浩の「デジタル・マジック通信」
- 鍛冶友浩の「今週のリプレイ!」
- 渡辺雄也の「リミテッドのススメ」
- 「明日から使える!」渡辺リミテッド・コンボ術
- 高橋優太の「このフォーマットを極めろ!」
- 高橋優太の「このデッキを使え!」
- 黒田正城の「エターナルへの招待」
- 三田村リミテッド研究室
- 新セットめった切り!
- シングルカードストラテジー
- プレインズウォーカーレビュー
- メカニズムレビュー
- その他記事