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第129回:今週末はグランプリ・名古屋! イベント案内と本戦のジャッジ的アドバイス

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ウィザーズプレイネットワーク通信


ご注意:本記事は掲載当時の情報をもとに制作されたものです。現在の制度・プログラムと異なる場合がありますので、最新の情報は ウィザーズプレイネットワーク 公式サイト を必ずご確認ください。

2012.12.05

WPN通信 #129:今週末はグランプリ・名古屋! イベント案内と本戦のジャッジ的アドバイス


 こんにちは。ウィザーズプレイネットワーク日本担当の宮坂です。

 名古屋といえば、ひつまぶし、味噌カツ、手羽先! 待ちに待った名古屋めしの週末です!

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 ということで、いよいよ今週末はグランプリ・名古屋です!(ハッシュタグ #gpnagoya) 今回は久しぶりのスタンダード! 実はすごく楽しみにしていました。冒頭の冗談はさておき、お祭り好きとしてはグランプリ本体も楽しみですので、フルタイムでお手伝いしたいと思っていました。なんとか名古屋で仕事を作ることに成功しましたので、金曜日から会場入りして裏方としてグランプリをサポートする予定です。

 日本で一番プレイされているスタンダードで年の瀬に開催されるお祭り。しかも東西の真ん中あたりで開催されるということは、東からも西からも人が集まりそうということで。かなり盛り上がるのではないでしょうか。くわえてアーティストもファン垂涎のお二人ですし、多くの人に楽しんでいただければと思います。

 グランプリ・名古屋2012 開催案内

 グランプリに参加するに当たって、登録を前日金曜日に済ませるか、当日土曜日の早朝に済ませるかの二つの方法があります。個人的には前日登録をお勧めしています。エントリーにかかる代金もお安くなりますし、デッキ登録用紙への記入(参考:WPN通信 第128回)を前夜のうちに済ませられるので、登録ミスの可能性もぐっと減らせますしね。
 デッキケースに持ち主が分かるような仕掛け(参考:第104回)をしておくのもいいです。なにごとも余裕を持っておくに越したことはありません。
 不戦勝が足りない人は、金曜日にラストチャンストライアルに参加して滑り込むことができますし、デュアルランドを獲りにいったり、フォイルを獲りにいったりするのもありです。早めに名古屋入りしておくとお得です。

 グランプリ・名古屋 パブリックイベント開催案内(BIG MAGIC)

 また、グランプリ・名古屋での不戦勝の有無、不戦勝の数についても事前に調べておくとよいかもしれません。グランプリでの不戦勝は以下のページにある条件をクリアしているとそれぞれ与えられます。
(「グランプリの不戦勝(2012年8月20日~2012年12月16日)」の見出し下部が名古屋向けの条件です)

 グランプリの不戦勝に関する情報

 前のシーズン(2012 年第 2 シーズン)に獲得したプレインズウォーカーポイントを覚えていない? 大丈夫です。昨シーズン(と今シーズンの途中まで)の獲得ポイントをまとめたページも用意されています。プレインズウォーカーポイントによる不戦勝は、第 2 シ ーズンか第 3 シーズンのどちらか大きい方を参照しますので、第 2 シーズンにポイントをあまり獲得していなくても、今シーズン頑張っていれば、名古屋の不戦勝が増えている場合もあります。

 Planeswalker Points Grand Prix Byes 2012(英語、長大なページですのでページ内検索をご利用ください)

 そのほか事前に読んでおいたほうがいい Tips は特集記事にまとめられていますので、この機会にご一読ください。メディア承諾書は事前に用意しておいたほうが便利で、受付がスムーズですよ!

 グランプリ直前特別編:グランプリ・名古屋に行こう!


ギルド門侵犯記念イベントは今週末で受付終了です

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 来年 2 月に発売される「ギルド門侵犯」記念イベントの申請受付中です。

 それぞれのイベント案内ならびにプロモーション案内は、セールス配布文書一覧からダウンロードすることができます。キット内容物や注意事項などが記載されておりますので、申請に際してご一読ください。

 セールス配布文書一覧

 プレリリース、リーグ、ゲームデーの各申請締切は今週末 12/9 までとなっていますので、申請・発注は忘れずにお済ませください。


WPN日本窓口休業のお知らせ

 WPN 日本窓口は、グランプリ・名古屋対応のため 12/7-9 まで休業いたします。

 休業中にお問い合わせいただいた案件につきましては、12/10 以降に順次お返事いたしますので、ご了承ください。


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グランプリ・名古屋 本戦のジャッジ的アドバイス

 今週末はいよいよグランプリ・名古屋が行われます。

 プレイヤーの皆さんは各自のデッキの調整や、旅行の計画に夢中になっていることでしょう。
 グランプリへの準備は万全ですか?

 大会前のデッキリストに関しては先週の記事を参考にして下さい。
 また、グランプリ・名古屋の前準備には、吉川さんの記事「グランプリ・名古屋に行こう!」を是非お読みください。
 同時に提出していただく「メディア承諾書」の文書や、記入例は上記の記事からたどることができますので、事前に書いてくることをお勧めいたします。

 今回は、競技RELで行われる、グランプリ・名古屋本戦のゲーム中に役立つ、プレイヤーへのアドバイスを3つほど挙げたいと思います。もちろんジャッジからの視点です。

 なお、何か問題があった場合は、即座に手を挙げてジャッジを呼びましょう。
 ジャッジがテーブルに来るまでは、手を挙げたままにしておくとなお良いです。


1) 相手のデッキをシャッフルしましょう。

 競技RELのイベントでは、オーナーがデッキを切り直した後、対戦相手もそのデッキを切り直すことが義務になっています。(MTR3.9)

 ゲーム開始時にデッキを互いに提示するときもそうしなくてはいけません。同様に、あなたが例えば《遥か見》を唱えて土地を探してデッキを切り直したら、その後に対戦相手へあなたのデッキを切り直してもらうように提示する必要があります。

 デッキを切り直す場合は、複数のシャッフル方法を組み合わせた方法が推奨されます。
 単純に山札を2~3個の山に分けるだけの「カット」や、幾つかの山に配りなおす「ディール」だけでは、無作為化が十分でない、と判断されますのでご注意下さい。

あなたがデッキを切り直した後に、対戦相手にもあなたのデッキを切り直してもらいましょう。


2) きびきびとしたプレイをしましょう。

 各ラウンドには時間があります。その時間内でマッチを終わらせることが期待されていますので、ゲーム中のプレイはきびきびと、そしてテンポよく行いましょう。

 あなたが次のプレイを考えている間は、対戦相手の時間を削っています。「遅い」プレイに関しては、ジャッジがあなたに警告を出すことも考えられるので、ご注意下さい。

他の人を待たせないような速さで。


3) コミュニケーションをとりましょう。

 マジックは対人のゲームです。あなたが何かをしたい場合には、それを対戦相手に告げる必要があります。あなたが何をいつどのようにしたいのかを明確に伝えることによって、互いのプレイヤーがゲームの状態をはっきりと把握することが望まれています。そう、全てはコミュニケーションをとることから始まるのです。

 ゲーム中におけるトラブルのほとんどは、コミュニケーション不足から起こります。どれを対象にして唱えた呪文なのか、それはいつ起動したのか、それは本当に誘発していたのか、などは、はっきりとコミュニケーションを取るようにすれば避けられることです。

 さらに、競技REL以上のイベントの場合、あなたの**全ての**誘発型能力をあなたが宣言する必要があります。これについては後の段落で述べます。

コミュニケーションは重要です。


 これらのアドバイスは、グランプリ本戦はもちろん、一般的な大会でも通用します。
 競技イベントと異なり、一般のイベントではそれほど神経質にならなくてもよいのですが、互いにシャッフルをし、テンポよくプレイをし、積極的にコミュニケーションを取れば、楽しくゲームができることでしょう。
(一般の大会では、以下に挙げる「誘発型能力について」は適用されないことに注意して下さい)


誘発型能力について

 グランプリ・名古屋本戦もそうですが、競技REL以上のイベントでは、誘発型能力について重要な点があります。

 それは、「あなたの**全ての**誘発型能力は、あなたが宣言する必要がある」ということです。

 以前のポリシー変更の記事でもありましたが、プレイヤーは自分のコントロールする誘発型能力を、自分で宣言し明確にする必要があります。


・あなたはあなたの誘発を「忘れる」ことはできない。

 誘発型能力があなたに有利であろうが、不利に働こうが、あなたはあなたの誘発型能力を忘れることはできません。


・あなたの対戦相手はあなたが「忘れた」ことを指摘する必要がない。

 また、対戦相手があなたの誘発型能力を「忘れた」ことを指摘する必要はありません。......観客やジャッジですらも! あなたの誘発型能力を宣言できるのはあなたただ一人なのです。


・対戦相手が誘発を忘れ、あなたがその誘発を処理してほしい場合、ジャッジを呼ぶこと。

 「忘れた」誘発型能力を指摘したい場合は、ジャッジを呼びましょう。その場合、ジャッジは違反処置指針に従い処理を行います。誘発型能力は1ターン以内であれば処理されますが、結果として何もしない場合もあり得ます。


 誘発型能力に関しては問題の処理の仕方や警告の出し方にも細かい規定がありますが、プレイヤーが覚えておくことは冒頭の一文だけです。つまり、

 「あなたの**全ての**誘発型能力は、あなたが宣言する必要がある」

 例を挙げましょう。
 あなたが《栄光の騎士》のみで攻撃した時に、賛美能力によって修整を得るには、あなたが誘発型能力を宣言しなくてはいけません。
 また、あなたのターンに《思考を築く者、ジェイス》の1番目の能力を起動した後、次の対戦相手のターンに、対戦相手のクリーチャーが攻撃してきたら、そのクリーチャー1体ごとに《思考を築く者、ジェイス》由来の誘発型能力が誘発します――これはあなたのコントロールしている誘発型能力です――つまり、あなたがこの誘発型能力を宣言していく必要があります。


ジャッジを呼ぼう

 一般の大会と異なり、競技RELの大会には必ずジャッジが存在します。もちろん、グランプリ・名古屋にも大勢のジャッジが参加し、プレイヤーの皆さんのサポートをします。

 何かありましたら、遠慮無く、手を挙げてジャッジを呼んで下さい。


こぼれ話) スピンダウン・カウンターについて

 ラヴニカへの回帰・プレリリースパックや、各ファットパックに同梱されているスピンダウン・カウンターがあります。

 正20面体でサイコロのように扱えますが、よく流通している「20面ダイス」と比べてみると......

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 このように、数字に偏りがあることがわかります。つまり、スピンダウン・カウンターを振っても、出る目には偏りがあるのではないかという疑いを人によっては持たれます。

 具体的に言うと、ゲームの先手・後手を決定する際に、スピンダウン・カウンターを出しても、対戦相手の同意が得られない恐れがあります。

 先手・後手の決定には、互いに同意の取れる方法(コイントスをする、他のダイスを用いる、2枚のカードを用いて片方を引いてもらう、など)を模索しておくと良いでしょう。


 今回はここまでです。

 あなたのライブラリーの上に奇跡があらんことを。




ライター:testing

 愛知在住のレベル 2 ジャッジ。ルールに造詣が深い氏のブログ closet belief 2 では、おもにルールにまつわる役立つコラムが掲載されることが多く、毎週金曜日に掲載される Friday Magic Quiz を毎週楽しみにしているファンも多い。
 本コラム Formal Magic Quiz は、氏のブログで連載されている Friday Magic Quiz への氏によるオマージュであることは疑いようがない。どちらも略称 FMQ としてお楽しみいただければ。


WPN からのお知らせ

 12/5 現在、以下の WPN プログラムならびにイベントが申請できます。イベントの申請は、ウィザーズイベントレポーターからかんたんに操作できます。ウィザーズイベントレポーターは WPN サイトからダウンロードしてください。

全主催者
  • Magic (競技イベント/個人戦・双頭巨人戦・チーム戦)
    • ブースタードラフト
    • レガシー
    • エクステンデッド
    • ヴィンテージ
    • スタンダード
    • シールドデッキ
    • ブロック構築
    • モダン
    • Trios スタンダード(3人チーム構築)
    • Trios シールドデッキ(3人チームリミテッド)
    • 2HG(双頭巨人戦は 2HG で始まるそれぞれのフォーマットをご利用ください)
  • Casual Magic Event(カジュアル/8人未満で開催したイベントやフリープレイ会の報告に)
    • カジュアル構築
    • カジュアルリミテッド
  • Casual Multi-Player(カジュアル多人数戦)
    • 魔王/Archenemy
    • プレインチェイス戦/Planechase
    • 統率者/Commander
    • 皇帝戦/Emperor
    • 無差別戦/Free-for-all
    • 大乱闘戦/Grand Melee
    • その他/Other
ゲートウェイ店舗

 ゲートウェイ店舗は、全主催者向けイベントが申請できます。くわえて、以下のプログラムが申請できます。

  • Magic League(店舗独自のリーグ戦報告に)
  • Launch League Play - Gatecrash(ギルド門侵犯リーグ)
コア店舗

 コア店舗は、ゲートウェイ店舗のプログラムをすべて申請できます。くわえて、以下のプログラムが申請できます。

  • Friday Night Magic - January 2013
  • Prerelease - Gatecrash(ギルド門侵犯プレリリース・3回まで)
  • Magic Game Day - Gatecrash(ギルド門侵犯ゲームデー)
アドバンス店舗

 アドバンス店舗は、コア店舗のプログラムを 2 回ずつ申請できます。くわえて、以下のプログラムが申請できます。

  • Grand Prix Trial - Singapore 2013
  • Grand Prix Trial - Sydney 2013
  • Grand Prix Trial - Yokohama 2013

 グランプリトライアルの開催に際しては、認定ジャッジがヘッドジャッジを務める必要があります。トーナメントの概要については公式サイトの案内をご一読ください。

 グランプリ トライアル大会


WPN素材

 サポートキットは一店舗一回限り請求できます。メンバーカードは、毎月 2 回まで請求できます。

  • Trade Marketing WPN Kit(2012年版店内掲示用キットの請求)
  • Membership Card Request - 2012(新規メンバーカードの請求)

 現在受付中の WPN プログラムについては、WPN 公式サイトに掲載されていますのでご確認ください。

 また、それぞれのイベント案内ならびにプロモーション案内は、セールス配布文書一覧から取り寄せることができます。

 WPN プログラムの申請方法については、WPN 通信 第47回に詳しく記載がありますので、ご一読ください。それでもわからないことがありましたら wpnjapan@wizards.com へお気軽にご相談ください。


 日本語のルール文書まとめページが mtg-jp 内に設置されました。

 ジャッジを目指す人必読の、マジック総合ルールや違反処罰指針、イベント規定といったお堅い文章から、プレイヤーに一度は目を通して欲しい基本ルールブック、プレインズウォーカーのルールやよくある質問集まで、日本語で読んでおいたほうがいいルール文書にアクセスしやすくなりました。


 ウェブサイトをデコレーションしたり、あるいは店頭ポップを華やかにするための画像素材の詰め合わせ、ロゴキットが公式サイトよりダウンロードできます。使用許諾に同意いただいたうえで、許諾内容の範囲内で自由にご利用いただけます。

 イベントの案内ページに、あるいは店頭ポップの作成用としてご活用ください。


 各 WPN プログラムの申請スケジュールおよび大会日程、ならびに国内プレミアイベントの大会日程は Google カレンダーにまとめてありますので、よろしかったらご利用ください。

 また、注目イベントのページが特設されました。ブックマークに入れてぜひご利用ください。

 公開されている Google カレンダーは、各自が利用しているスケジューラにインポートすることができます。

 Google アカウントを利用して自身のカレンダーに表示させたり、スマートフォンのスケジューラへインポートすることで、自分の予定表とリンクさせることができるようになります。「今週の大会はどうだったっけ?」と悩んでいるような方にお勧めです。

 それでは、また来週。

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