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第127回:プロツアー予選特集・来年1?3月の開催予定発表と主催への手引き

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読み物

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2012.11.21

第127回:プロツアー予選特集・来年1?3月の開催予定発表と主催への手引き

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ウィザーズプレイネットワーク通信

ご注意：本記事は掲載当時の情報をもとに制作されたものです。現在の制度・プログラムと異なる場合がありますので、最新の情報はウィザーズプレイネットワーク公式サイトを必ずご確認ください。

2012.11.21

WPN通信 #127：プロツアー予選特集・来年1～3月の開催予定発表と主催への手引き

　こんにちは。ウィザーズプレイネットワーク日本担当の宮坂です。

　月初には 4 年ぶりくらいに福岡へ。なんとか捻出できた自由時間を使って福岡市内をぶらぶらしてきました。多くのフィードバックを持ち帰ったよい出張でした。
　先週はレントンの本社へ。ふだんメールでやりとりしている担当者と膝をつき合わせてがっつりミーティングしてきたのはいいんですが、慣れない英語まみれの時間を過ごして頭が痛くなったり。ともあれ、先の福岡も含めて、顔を合わせることの重要性を改めて感じた出張でした。
　日本へトンボ帰りして週末は友人の結婚式へ列席し、幸せをお裾分けしてもらいました。そのまま週明けにはレイトショーで待ちに待ったあの映画を鑑賞。頭の中がこんがらがったままこの原稿を書いています。
　最近出張が続いているからか、ルーチンワークから外れたことをしているからか、それとも飛び回っているからなのか、ともあれ時間の流れが速く感じる昨今です。新しいことに挑戦するのはエネルギーが必要ですが、達成したときの充実感はあります。なにより、ルーチンワークにとらわれない作業は、やっていて楽しいですね。

　というわけで、今週も最近の情報から WPN 向けの内容をピックアップしてお届けします。

2013 年からモダンが FNM でプレイできます

　現在 2013 年 1 月分のフライデー・ナイト・マジックの申請受付が始まっていますが、あらたにモダンがフライデー・ナイト・マジックのフォーマットとして選択できるようになりました。

　モダンのプレイヤーがいない店舗・コミュニティではモダンの FNM を成立させることは難しいでしょうが、コミュニティでモダンがプレイされている店舗、あるいはアドバンス店舗でスタンダード以外のフォーマットを二つ目の FNM として検討している場合は、モダンの採用もご検討ください。

　2013 年 1 月より、以下のフォーマットがフライデー・ナイト・マジックのフォーマットとして選択できます。

ブースタードラフト
エクステンデッド
スタンダード
シールドデッキ
ブロック構築
モダン
双頭巨人戦

プロツアー・ドラゴンの迷路予選

ドラゴンの迷路　ロゴ

　12 月末から 3 月半ばまで世界中の都市で開催されるプロツアー・ドラゴンの迷路予選の開催情報が公開されました。日本では全国 13 都市の WPN アドバンス店舗主催で開催されます。フォーマットはモダン構築。各予選の優勝者が、アメリカ・サンディエゴで 5 月に開催されるプロツアー・ドラゴンの迷路へ招待されます。

　プロツアー・ドラゴンの迷路予選
　 mtg-jp.com イベント情報（日本国内の予選一覧）

　2013 年のプロツアー予選では、プレイオフに進出したプレイヤーに特製のプレイマットが授与されます。プロツアー・ドラゴンの迷路予選で配布されるプレイマットは、ギルド門侵犯のイメージアートが採用されていますね。

ドラゴンの迷路　プロツアー予選トップ８記念プレイマット

　上記イベント案内に掲載されていない各予選の詳細情報は、それぞれの主催店舗へお問い合わせください。

ウィザーズプレイネットワーク：店舗とプロツアー予選

　ウィザーズプレイネットワークが店舗を基幹としたイベントのサポートに注力してから、ちょうど 2 年が経過しました。（参考：2 年前のアナウンス）

　この 2 年間で WPN 加盟店舗、ゲートウェイ、コア、アドバンス各店舗とも順調に増加しており、現在 47 都道府県すべてにコア以上の WPN 店舗が所在しており、WPN イベントが開催されています。

　プロツアー予選の開催枠は、各国の WPN 店舗数に比例して配分されています。おかげさまで、日本国内の WPN 加盟店舗数の増加により、来年度のプロツアー予選開催枠が一つ増枠されました。WPN 店舗数による比例配分は、プロツアー予選だけではなく、グランプリの開催数や、生産数量限定商品の国別割り当て数量の算出にも使用されています。

　WPN イベントが開催されている店舗をプレイヤーのみなさんが大事にすることで、よりコミュニティにとって重要な店舗となりますので、ぜひ地元の WPN 店舗へ足を運び、イベントに参加し、プレインズウォーカーポイントを獲得し、実績を増やしつつ、店舗の売り上げにもご協力いただければと思います。

プロツアー予選を主催するために

　2012 年より、プロツアー予選（とワールド・マジック・カップ予選）は WPN 店舗により主催されています。2012 年は一つの予選当たり 12 店舗、2013 年は 13 店舗がプロツアー予選を主催します。

　プロツアー予選の開催店舗は、アドバンス店舗の中から選ばれています。アドバンス店舗であればどの店舗でも開催できるのではなく、一定の基準をクリアしているアドバンス店舗の中から開催をお願いしています。

　PTQs and You - Wizards Play Network Official Home Page
　PTQs for European Retailers - Wizards Play Network Official Home Page

　北米とヨーロッパの基準は上記リンク先にありますが、日本でもほぼ同様の基準をクリアしている店舗をリスト化し、各地方ごとに割り当てられた開催枠をリストに掲載されている店舗へ割り振っています。

　評価対象となるのは大きく分けて三つです。

年間のイベント開催数

　北米とヨーロッパではそれぞれ 50 回、60 回と規定しています。これは毎週 1 回のフライデー・ナイト・マジックと、プレリリース、ゲームデーを開催していればクリアできる数です。この数は多ければ多いほど評価されます。

　FNM が 2 回ずつ、各週末にメインイベント一つとブースタードラフト数回、毎週一度のリーグ報告というペースで、年間 150～200 回くらいになります。

不履行率 5% 以下

　不履行とは「申請したが、キャンセルも報告もしないまま、期限が過ぎたイベント」ののこを指します。この比率が報告済のイベントに占める割合を不履行率と定義しています。当然この数字は小さければ小さいほどよいです。

　日本ではほとんどの店舗がきちんと結果を報告しているので、アドバンス店舗における不履行率はほぼゼロです。

イベントの規模

　イベントの規模とは、同時に参加しているプレイヤー数を指します。たとえば、コアレベルに昇格する条件の一つに 12 人以上が参加しているイベントを開催していること、アドバンスレベルには 32 人以上、という条件があります。ヨーロッパでは各国ごとにクリアすべき人数が明示されています。

　アドバンス店舗ならどの店舗でも年一回は 32 人以上集まるイベントを開催していますが、そのアドバンス店舗からさらに店舗を絞り込むため、この数字は 32 より大きな数字が設定されています。

　店舗の席数がこれらの設定条件より少ない店舗は、集客が見込めるイベント（グランプリトライアルやプレリリースなど）で外部ロケーションを利用して動員を確保する必要はあるでしょう。

　これらの条件をクリアしていると、プロツアー予選の開催を依頼する時期が来たら、開催候補店舗のリストに加えられます。リストに掲載されている店舗のうち、上記条件をどれくらいクリアしているか加味したうえで、依頼がなされます。条件を満たしている店舗数は地域ごとに差異がありますので、毎回同じ店舗が開催する地域もありますが、基本的には地域内の候補店舗がローテーションで選ばれます。

　レベル 2 以上のジャッジを必要数集めたり、想定されるプレイヤーが参加できる会場を確保したりといったロジスティクスの部分で開催を断念する店舗も多いです。こうしたお断りがあった場合は、候補リストの上位にある店舗がピンチヒッターとして開催を打診されます。

　基本的にはマジックのイベント開催に力を入れている店舗が、上記各条件、くわえて新規プレイヤーやユニークプレイヤー数といった WPN 実績を大きく満たしていることが多いです。そのため、地域の中でもマジックのイベント開催を重要視している店舗の中からプロツアー予選の開催が依頼されています。

　地元にプロツアー予選を誘致したい！と考えているコミュニティがありましたら、上記の条件を参考に、地元を盛り上げる大型イベントなど企画してみてください。