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第114回:グランプリへのいざないと新商品紹介!

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ウィザーズプレイネットワーク通信


ご注意:本記事は掲載当時の情報をもとに制作されたものです。現在の制度・プログラムと異なる場合がありますので、最新の情報は ウィザーズプレイネットワーク 公式サイト を必ずご確認ください。

2012.08.22

WPN通信 #114:グランプリへのいざないと新商品紹介!


 こんにちは。ウィザーズプレイネットワーク日本担当の宮坂です。

 まだまだ照りつける太陽の容赦なさっぷりに、毎日心が折れそうになりながら通勤する日々が続いておりますが、みなさまお元気でお過ごしでしょうか。

 わたしはといえば、実家へ顔を出したり、夢の国へ入国したり、緑マナが出そうな街でウォーキングしたり、ライブハウスで飛び跳ねたりと、アクティビティに勤しんでいたところ、軽く色違いのボディを手にすることになりました。おかげさまで、シャワーを浴びて悲鳴をあげることにはなりましたが、すっかりリフレッシュすることに成功。たまりにたまったペーパーワークと戦う日常へ戻って参りました。

 休暇を利用して遠方へ出かけたついでに、イベント検索を利用して地元の WPN 店舗へお邪魔したりもしてました。オフタイムなのに仕事かよ、って自分でツッコミを入れたくなりますがそこはそれ。ふだん電話やメールでしかお話ししたことがない人たちと、直接顔を合わせてお話しできるのは、とてもありがたいことですね。現場で戦っている人たちの生の声は、とても役に立ちます。

 合間に地元に戻ってジャッジ試験のお手伝いをしたり。それなりに充実した休暇を過ごすことになりました。オンオフ問わずに、まだまだ年内に足を伸ばしたい場所はたくさんあるので、できるだけあちこちに出かけて、いろいろなものを見聞きし、楽しみながら、いただいたご意見を参考に、できることはフィードバックして今後のネットワーク作りに活用したいなあと考えている昨今です。


初代ワールド・マジック・カップ・チャンピオンは台湾代表!

2012ワールド・マジック・カップ

 アメリカ・インディアナポリスで開催されていた国別対抗戦、ワールド・マジック・カップの初代王者に輝いたのは、台湾代表でした。

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 初日は個人戦、2 日目はグループリーグ突破をかけて戦う団体戦と、様相を変えるワールド・マジック・カップは、戦前の予想を大きく裏切る結果となりました。

 我らが日本代表には、まるで映画のストーリーのようなアクシデントが舞い込みました。アメリカに到着したのはいいけれど、乗り継ぎのトラブルによりタクシーで 10 時間の移動を余儀なくされた日本代表メンバーは、無事到着してイベントに参加することもできましたが、あいにくの初日敗退でした。

 2 日目に選出された 32 チームも、各グループリーグに分かれた予選を突破するためにしのぎを削ります。本命と呼ばれていた多くのチームが脱落していき、グループリーグを勝ち抜いたのは、クロアチア、スコットランド、台湾、ポーランド、フィリピン、スロバキア、ハンガリー、プエルトリコの 8 チーム。

 初代チャンピオンの座を賭けたシングルエリミネーションで、スロバキア、ハンガリー、を倒して勝ち上がってきた台湾と、クロアチア、ポーランドを踏み越えて決勝の舞台へやってきたプエルトリコで最後の決戦が繰り広げられます。

 アジアのトッププレイヤーであるキャプテン Tzu-Ching Kuo が率いる台湾代表チームが、初代ワールド・マジック・カップ・チャンピオンとなったのでした。

 イベントの模様はビデオ、テキストで特集ページに掲載されていますので、ぜひお楽しみください。

 ちなみに、第 2 回ワールド・マジック・カップは、来年 8 月にオランダ・アムステルダムで開催されます。その代表メンバーを決める日本代表選考会であるワールド・マジック・カップ予選は 2013 年 4 月に始まります。この予選に参加するためには、2012 年のプレインズウォーカーポイント年間合計が 500 点以上必要になります。集計対象期間は 2012/4/2~2013/3/17 となります。まだ半年以上集計期間が残っていますので「とりあえず 500 点超えておくか」というゆるーいプランで権利だけは獲得しておくのはいかがでしょうか。


2013年初春のグランプリ開催予定が発表になりました

 年末から春先にかけて、10 ヶ国 14 ヶ所のグランプリ開催予定が発表になりました。アジアでは、1/12~13 にシンガポール、1/19~20 にシドニー、そして 3/2~3 に横浜でグランプリが開催されます。

 2013年の第一波は14のグランプリから

 日本では 12 月頭にグランプリ・名古屋が予定されているので、ちょうど 3 ヶ月後にふたたび横浜へグランプリが戻ってくることになりますね。フォーマットはまだ未定ですが、決定次第お知らせいたします。

 なお、国内の WPN アドバンス店舗で開催されるグランプリトライアルについては、上記のアジア地域で開催される各グランプリに関して申請・開催することができます。


グランプリトライアルのトーナメント概要について

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 プレインズウォーカーポイントの2012年第 2 シーズンが先週末で終了しました。第 2 シーズンで獲得したプレインズウォーカーポイントを基に、これから年末までに開催されるグランプリの不戦勝が決まります。グランプリ・名古屋に参加する予定の人は、最後にプレインズウォーカーポイントをちょいのせするために、グランプリトライアルをハシゴされた方もいるのではないでしょうか。

 WPN アドバンス店舗の権利として、グランプリトライアルの開催が各店舗に認められています。グランプリトライアルとは、競技レベルのトーナメントへの架け橋となるイベントで、該当するグランプリの 3 ラウンド不戦勝が優勝者に与えられるプレミアイベントです。プレインズウォーカーポイントのイベント倍率は 3 倍です。

 1,500 人を超える参加者が集まったグランプリ・横浜では、多くの参加者が 1 回戦から鎬を削るなか、プレインズウォーカーポイントで、あるいはトライアルで不戦勝を獲得したプレイヤーは 3 戦分のアドバンテージを得てグランプリ初日をスタートしていました。この不戦勝もプレインズウォーカーポイント的には勝利を収めたものとして扱われ、プレインズウォーカーポイントが(イベント倍率 8 倍で!)加算されているのです。

 グランプリ・横浜で好成績を収めたプレイヤーの多くは、大量のプレインズウォーカーポイントを獲得して第 2 シーズンを終え、それによって獲得した不戦勝によりグランプリ・名古屋も戦える、ということになります。

 すでに集計を終えてしまった第 2 シーズンのプレインズウォーカーポイントを上乗せすることはできませんが、来年春までのグランプリに向けて、あるいは、ワールド・マジック・カップ予選に向けて、そもそも単純に、グランプリの不戦勝を取るために。プレインズウォーカーポイント倍率が高めに設定されているグランプリトライアルは、多くのプレイヤーを引きつけることができるイベントです。

 グランプリ トライアル大会

 フォーマットや参加費は店舗に一任されていますので、グランプリと同じフォーマットで開催する店舗もあれば、一番人気のスタンダードで開催する店舗もあります。グランプリトライアルで使用されるフォーマットは、シールドデッキ、スタンダード、エクステンデッド、モダン、ブロック構築、があります。

 シールドデッキでグランプリトライアルを開催する場合、プレイオフはブースタードラフトまたはシールドデッキで行われます。プレイオフがシールドデッキで行われる場合は、使用するデッキはスイスラウンドで使用した同じデッキを使用します。

 グランプリトライアルは、プレインズウォーカーポイントのイベント倍率は 3 倍で、ルール適用度は競技レベルで運営されます。イベントを主催する店舗のオーナー、主催者、ジャッジ、スコアキーパーは、自身がスタッフを務めているトライアル大会に参加することはできません。

 参加人数に応じて必要な予選のラウンド数は次の通りです。

参加人数 予選ラウンド数 プレイオフ
8人 シングルエリミネーション 3 回戦 なし
9~16人 リミテッド:スイス 4 回戦
構築:スイス 5 回戦
リミテッド:トップ 8
構築:トップ 4
17~32人 スイス 5 回戦 トップ 8
33~64人 スイス 6 回戦 トップ 8
65~128人 スイス 7 回戦 トップ 8
129~226人 スイス 8 回戦 トップ 8
227~409人 スイス 9 回戦 トップ 8
410人以上 スイス 10 回戦 トップ 8

 今週より、12/8~9 に開催されるグランプリ・名古屋のトライアル申請が始まりました。グランプリトライアルの開催を希望される店舗は、開催希望日、開催ロケーション、フォーマット、告知用 URL、当日のヘッドジャッジを明記のうえ、締切日までに wpnjapan@wizards.com へご連絡ください。

 WPN プログラムやその他イベントの都合により、申請が許可されない日程があります。申請日から開催日までの期間が短すぎたり、あるいは、プレリリース、新セット発売週末、ゲームデーが開催される週末に GPT を開催することはできません。

 それぞれのグランプリトライアルを申請できるシーズンについては、このコラムの最後にまとめてありますので、ご確認をよろしくお願いいたします。


新製品紹介

 先日シアトルの本社へ出張したときに、いくつか新製品を目にすることができたのですが、それらはいずれも期待感にあふれる製品でした。

 まずは、昨年発売されて大好評だった多人数向けの新製品です。

Commander's Arsenal

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発売日:
 2012/11/02
言語:
 英語
希望小売価格:
 7,500円(税抜)

内容物:
 プレミアムカード 18 枚
 大判プレミアムカード 10 枚
 カードスリーブ 120 枚
 両面バトルマーク 20 個
 ライフカウンター 1 個

 記事にもある通り、来年からは毎年統率者のデッキ製品発売を決定したようですが、この新製品 Commander's Arsenal もまた、統率者ファンのために作られた限定商品となります。イメージとしては、From the Vault シリーズでしょうか。

 かなりチャレンジングな値段設定になっていますが、大判カード、通常カードのどちらもフォイルで、いくつかのカードはイラストとテキストが刷新されています。遙か昔に収録されて以降、何度となくテキスト変更の憂き目に遭ってきた《森の知恵》が満を持して登場、イラストはもちろんカードテキストも最新のオラクルに準拠してすっきりしました。

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 付属のライフカウンターがかなりイケてるので、個人的にはこれだけでも欲しいなあと思っているのです。


The 2012 Holiday Gift Box

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発売日:
 2012/11/16
言語:
 英語

内容物:
 化粧箱(ストレージボックス)
 ラヴニカへの回帰 ブースターパック 4 個
 ラヴニカへの回帰 基本土地 20 枚
 イラスト仕様仕切り板 6 枚
 仕切り板用ステッカー 1 枚
 《Dreg Mangler》プロモカード(ラヴニカへの回帰に収録)

 こちらの製品は、あふれかえって収納に困ったカードを片付けるためのストレージボックスです。ラヴニカへの回帰のアートが描かれた 2,000 枚以上収納可能なストレージボックスを開けると、中にはラヴニカへの回帰のブースターパックが 4 つに、基本土地、プロモカード、などが入っています。

 どちらかといえばコレクター向け、アーティストのファン向け、といった趣がある製品ですが、お手頃感はあります。実物を見たときは「あ、これ売ってたら買うなあ」という所感でした。

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 発売日まではまだずいぶん期間がありますが、どちらの製品も数量限定となりそうなので、どうしても欲しい方はいまからしっかり予約しておくとよいかもしれませんね。


From the Vault: Realms

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発売日:
 2012/08/31
言語:
 英語

収録カード:
古えの墳墓
すべてを護るもの、母聖樹
セファリッドの円形競技場
砂漠
ドライアドの東屋
禁忌の果樹園
Glacial Chasm
燃え柳の木立ち
高級市場
Maze of Ith
つぶやき林
シヴの地溝
ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
ヴェズーヴァ
風立ての高地

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 来週金曜日 8/31 に発売となる From the Vault の新製品 Realm ですが、収録カードがすべて発表になりました。新イラストがキレイすぎてこれはよくない。たいへんよくない。欲しい......。統率者デッキにひっそりと新イラストでしのばせたい......。

 教訓:予約はしっかりと。



WPN からのお知らせ

 8/22 現在、以下の WPN プログラムならびにイベントが申請できます。イベントの申請は、ウィザーズイベントレポーターからかんたんに操作できます。ウィザーズイベントレポーターは WPN サイトからダウンロードしてください。

全主催者
  • Magic (競技イベント/個人戦・双頭巨人戦・チーム戦)
    • ブースタードラフト
    • レガシー
    • エクステンデッド
    • ヴィンテージ
    • スタンダード
    • シールドデッキ
    • ブロック構築
    • モダン
    • Trios スタンダード(3人チーム構築)
    • Trios シールドデッキ(3人チームリミテッド)
    • 2HG(双頭巨人戦は 2HG で始まるそれぞれのフォーマットをご利用ください)
  • Casual Magic Event(カジュアル/8人未満で開催したイベントやフリープレイ会の報告に)
    • カジュアル構築
    • カジュアルリミテッド
  • Casual Multi-Player(カジュアル多人数戦)
    • 魔王/Archenemy
    • プレインチェイス戦/Planechase
    • 統率者/Commander
    • 皇帝戦/Emperor
    • 無差別戦/Free-for-all
    • 大乱闘戦/Grand Melee
    • その他/Other
ゲートウェイ店舗

 ゲートウェイ店舗は、全主催者向けイベントが申請できます。くわえて、以下のプログラムが申請できます。

  • Magic League(店舗独自のリーグ戦報告に)
コア店舗

 コア店舗は、ゲートウェイ店舗のプログラムをすべて申請できます。くわえて、以下のプログラムが申請できます。

  • Friday Night Magic - October 2012
  • Magic Game Day - Return to Ravnica(ラヴニカへの回帰ゲームデー)
アドバンス店舗

 アドバンス店舗は、コア店舗のプログラムを 2 回ずつ申請できます。(マジック・セレブレーションをのぞく)

WPNマテリアル

 サポートキットは一店舗一回限り請求できます。メンバーカードは、毎月 2 回まで請求できます。

  • Trade Marketing WPN Kit(2012年版店内掲示用キットの請求)
  • Membership Card Request - 2012(新規メンバーカードの請求)


 現在受付中の WPN プログラムについては、WPN 公式サイトに掲載されていますのでご確認ください。

 また、それぞれのイベント案内ならびにプロモーション案内は、セールス配布文書一覧から取り寄せることができます。

 WPN プログラムの申請方法については、WPN 通信 第47回に詳しく記載がありますので、ご一読ください。それでもわからないことがありましたら wpnjapan@wizards.com へお気軽にご相談ください。


グランプリトライアル(アドバンス店舗)

 グランプリトライアル(GPT)とは、競技レベルのトーナメントへの架け橋となるイベントで、該当するグランプリの不戦勝を選出するトーナメントです。プレインズウォーカーポイントのイベント倍率は 3 倍です。

 グランプリ トライアル大会

 GPT 開催に際しては、十分な席数を持つ会場と、イベント当日の運営を担う DCI 認定ジャッジが最低一人は必要です。また、イベントの申請に際しては遅くとも開催予定日の 3 週間前までに申請を済ませてください。

 現在トライアルの開催申請を受け付けているグランプリは次の通りです。

グランプリ グランプリ開催日 本戦のフォーマット トライアル開催時期 申請締切
台北(台湾) 11/24~25 シールドデッキ 8/26~11/9 9/10
名古屋 12/8~9 スタンダード 9/9~11/23 9/24

 申請された日付によっては GPT 開催が許可されないことがあります。上記トライアルの場合は、マジック・セレブレーション(9/8)、ラヴニカへの回帰プレリリース(9/29~30)、ラヴニカへの回帰発売週末(10/5~8)、ラヴニカへの回帰ゲームデー(10/27~28)の開催日には、GPT を開催することはできません。

 GPT のフォーマットは、シールドデッキ、スタンダード、エクステンデッド、モダン、ブロック構築のいずれかで開催することができます。GPT 開催を希望する店舗は、開催希望日、開催ロケーション、フォーマット、告知用 URL、当日のヘッドジャッジを明記のうえ、締切日までに wpnjapan@wizards.com へご連絡ください。


 日本語のルール文書まとめページが mtg-jp 内に設置されました。

 mtg-jp.com ルールページ

 ジャッジを目指す人必読の、マジック総合ルールや違反処罰指針、イベント規定といったお堅い文章から、プレイヤーに一度は目を通して欲しい基本ルールブック、プレインズウォーカーのルールやよくある質問集まで、日本語で読んでおいたほうがいいルール文書にアクセスしやすくなりました。


 各 WPN プログラムの申請スケジュールおよび大会日程、ならびに国内プレミアイベントの大会日程は Google カレンダーにまとめてありますので、よろしかったらご利用ください。

 また、注目イベントのページが特設されました。ブックマークに入れてぜひご利用ください。

 公開されている Google カレンダーは、各自が利用しているスケジューラにインポートすることができます。

 Google アカウントを利用して自身のカレンダーに表示させたり、スマートフォンのスケジューラへインポートすることで、自分の予定表とリンクさせることができるようになります。「今週の大会はどうだったっけ?」と悩んでいるような方にお勧めです。

 それでは、また来週。

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