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店舗の皆さまへ

第111回:週末はゲームデー!&認定ジャッジになろう!

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ウィザーズプレイネットワーク通信


ご注意:本記事は掲載当時の情報をもとに制作されたものです。現在の制度・プログラムと異なる場合がありますので、最新の情報は ウィザーズプレイネットワーク 公式サイト を必ずご確認ください。

2012.08.01

WPN通信 #111:週末はゲームデー!&認定ジャッジになろう!


 こんにちは。ウィザーズプレイネットワーク日本担当の宮坂です。

 個人的に今年は梅雨を経験することなく真夏へと突入してしまった感がある昨今ですが、最近の暑さはたまらないですね。暑い暑いと太陽に怨嗟の声を投げかけながらも、仕事を終えたあとのディナータイムを楽しみに仕事に勤しんでいる毎日です。


8/4~5:マジック基本セット2013ゲームデー

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 今週末 8/4~5 は、マジック基本セット 2013 記念イベントの千秋楽。スタンダード構築のイベント、アヴァシンの帰還ゲームデーが全国各地のコアレベル以上の WPN 店舗主催で開催されます。

 ゲームデーは店舗チャンピオン決定戦という側面を持っているお祭りです。参加者がちょうど 8 人の場合はシングルエリミネーションは開催されませんが、16 人までの場合はスイスラウンドの上位 4 人が、それ以上の場合は上位 8 人がシングルエリミネーションに進出して、店舗最強の座を賭けて戦います。チャンピオンは、このイベントだけで配布されるプレイマットを賞品として獲得できます。

 賞品はプレイマットだけではなく、参加賞プロモカードと上位賞プロモカードが用意されています。ゲームデーで配布されるプロモカードはフルアートプロモカード! 今回の参加賞プロモは《ムウォンヴーリーの獣記し》、上位 8 人に配布されるプロモカードはフルアートでフォイルの《溶岩震》となっています。なお、参加賞プロモは枚数に限りがあるため、参加人数によっては全員に行き渡らないことがあります。ご了承ください。

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 店舗によっては、プロモカードのほかに、ブースターパックなども追加で賞品として配布されるかもしれません。詳しくはそれぞれの開催店舗へお問い合わせください。

 ゲームデーを開催する店舗をお探しの場合はイベント検索をご利用ください。日付を 8/4~5 に変更してゲームデーを検索すると、マジック基本セット 2013 ゲームデーを開催する店舗が一覧で表示されます。

イベント検索


マジック・セレブレーションの申請を受付中です

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 デジタルゲーム「デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ 2013(DoP2013)」の発売を記念して、デジタルゲームのユーザーがリアルのマジック:ザ・ギャザリングを楽しめる「マジック・セレブレーション」が 9/8 土曜日に全世界で開催されます。

 マジック・セレブレーションは、DoP2013 でマジックを覚えた人たちに店舗へ足を運んでもらい、既存のプレイヤーと交流してもらいながら、リアルのマジックを楽しんでもらうためのカジュアルなイベントです。

 イベント案内ならびにプロモーション案内は、セールス配布文書一覧から取り寄せることができます。興味がある主催者の方は、文書をご一読いただき、イベントを申請してください。

 セールス配布文書一覧


ラヴニカへの回帰記念イベントの申請を受付中です

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 マジック:ザ・ギャザリング基本セット2013の発売と時を同じくして、ラヴニカへの回帰記念イベントの申請受付が始まりました。これらの申請締切は 8/19 までとなっています(ゲームデーは 9/30 までとなります)。

 それぞれのイベント案内ならびにプロモーション案内は、セールス配布文書一覧から取り寄せることができます。ご入り用の方はダウンロードいただき、ご一読ください。

 セールス配布文書一覧


WPN日本窓口/カスタマーサポートセンター夏季休業のお知らせ

 WPN 日本窓口ならびにカスタマーサポートセンターは、8/11 より 8/19 まで夏季休業いたします。

 休業中にお問い合わせいただいた案件につきましては、8/20 以降に順次お返事いたしますので、ご了承ください。



グランプリ・上海に行ってきました

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 先週末は、暑い日本を飛び出してきました。行き先は、さらに一回りは暑かった中国・上海。目的はもちろん、グランプリ・上海でジャッジをするため、でした。

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 ちょうど日本は夏休みに入っていることもあってか、八十岡翔太曰く「いつもよりもちょっと多いね」という 43 人が日本から参戦してました。アジアのグランプリだと 30 人前後が参加しているイメージがありますから、たしかにちょっと多かったですね。グランプリ上海の参加者は、中国史上最大の 836 人。最近中国ではマジックが絶好調という噂を耳にしていましたが、その噂の信憑性を目の当たりにすることになりました。

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 3 月に参加したクアラルンプール(参考:第93回)では、日本人ジャッジはわたし一人だけ(日本語をなんとか話せるジャッジはそれなりにいました)だったのですが、今回は全部で 4 人。うち 2 人は名古屋から来た若手ジャッジ。「将来頼もしいなあ」なんて思いながら、遠くから見守るだけにしていました。いや、自分のチームにいたら面倒見たんですけど。

 「海外初めてなんですけど、どうしたらいいですか」って相談されたので、「とにかく自分のチームメイトと話すこと、英語でどんどん話すこと」ってアドバイスは果たして役に立ったのかどうか。ともあれ、わたしが彼らぐらいの頃には、わたしはまだプレイヤーをしていてもジャッジはしていなかったので、うらやましいなあと思います。

 残念ながら、上海では英語が通じない事例も多くて「自分がジャッジコールで呼ばれていったら、どちらも英語を理解できなくて中国語の通訳が必要になった」なんていうおもしろケースが何度かありました。また、ジャッジコールに対応したら片方が知人で「日本語で聞いてもいいですか?」と聞かれて、黙って「ノー」と首を振ったことも。そして、土日のほぼすべての時間帯で「通訳お願いします」とジャッジに呼び出される事例が。

 プレイヤーが必要になってジャッジを呼び、呼ばれたジャッジが言葉が通じないからと投げ出したり、別のジャッジに丸投げしたり、片方のプレイヤーの言い分だけを聞いたりしたらどうしても不安になりますし、信用してもらえなくなります。呼ばれて飛んでいったその瞬間から、そのテーブルでのトラブルを解決するまで責任を持つ必要があります。ときには通訳として別のジャッジを呼んだり、ルール解釈について相談したりもしますが、最後まで責任を持って務めることが大事なんですね。

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 わたし自身も、テーブルジャッジになったり、通訳になったり、アドバイスを求めたり、アドバイスしたり。様々なシチュエーションに遭遇しましたが、おかげで気づきもたくさんありました。プレイヤーのみなさんがグランプリでいろんな楽しい、悔しい、嬉しい経験を得られるように、ジャッジもまた同様に、多くの経験をすることができます。わたし個人としては、クアラルンプールで会ったジャッジのうち何人かの成長が見られたこと、彼らを一つ上のステージへ引き上げるお手伝いができたことがなによりでした。

 名古屋から来た若手ジャッジたちもずいぶんともまれていたようですが、割り振られたチームの、他の国のジャッジたちと楽しく談笑していたり、イベント終了後にホテルで他のジャッジとドラフトしたりしていたので、これからも楽しくジャッジをしてもらえそうだなあ、と月並みな感想を抱いたり。

 クアラルンプールに参加して「次は上海だな」とすぐにチケットを手配した今回の旅程ですが、今回も帰国早々この記事を書きながら「次は台北だな」とチケットを手配して、ジャッジの募集にひっそりと手を挙げたのでした。グランプリ、楽しいですよ。プレイヤーはもちろん、ジャッジでも。


認定ジャッジになろう!

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 さて、一つ上のステージへ引き上げるお手伝い、というお話をさせていただきましたが、このあたりにも軽く触れておこうかと思います。

「認定ジャッジになるにはどうしたらよいか」というお話は、たびたび WPN 通信でも取り上げてきましたし、ソーシャルメディアを通じて個人的に相談されることもありました。そもそも認定ジャッジってなんぞ?どうしたらなれるの?ってあたりは、ぜひともバックナンバーをお読みいただけると嬉しいです。

 認定ジャッジは、レベル1から5まで、ジャッジの力量に応じてレベル分けされています。

  • レベル1:地元のお店や草の根で主に活動するジャッジ
  • レベル2:地元でのリーダー的なジャッジ
  • レベル3:全国規模のリーダーとして活動するジャッジ
  • レベル4:世界規模でジャッジ組織に貢献するジャッジ
  • レベル5:ジャッジ組織のトップに立つジャッジ


 以前ご紹介したことがある Judge Lord という記事によると、認定ジャッジのおよそ 8 割 がレベル 1 ジャッジであり、彼らは地元の WPN 店舗のイベント運営をお手伝いするために認定ジャッジとしてのキャリアをスタートさせます。

 mtg.comから:Judge Lord(第92回の中ほど)

 残り 2 割のほとんどがレベル 2 であり、そのうちの一握りがレベル 3 となり、さらにその一握りが 4 になり......というピラミッド構造となっているのが認定ジャッジです。

 閑話休題。認定ジャッジを目指すにはどうすればいいか、というお話でした。

 先に挙げた記事を一度読んでいただけるとわかりやすいのですが、認定ジャッジになるためには、筆記試験と実技試験、かんたんなインタビューのみっつで認定試験が構成されています。実技試験は日頃参加しているお店のイベントで、プレイヤーをしながらイベントの運営もお手伝いしていればわりと十分な気がします。インタビューは心の持ちようなので、本人のやる気次第で、あとは愛でなんとか乗り切れます。

 しかし、筆記試験はノリだけで突破できるものではありません。練習問題が用意されているのですから、やっつけておくにこしたことはありません。ルールアドバイザー試験をパスできない人ですと、レベル 1 の筆記試験を合格することは難しいと思います。「ルールアドバイザー試験はパスしました」と試験官に伝えた方が、心証もいいですね。

 認定ジャッジを目指す場合、すなわちレベル 1 の認定を取るめには、ここまでがほぼすべてです。晴れて認定ジャッジとなれましたら、これからもますますプレイヤーにジャッジにとご活躍いただき、スキルを磨いていただければと思います。

 同様に、レベル 2 を目指す人はレベル 2 練習問題を、レベル 3 を目指す人はレベル 3 練習問題をそれぞれジャッジセンターで受験することができます。筆記試験クリアは最低条件で、くわえて実技だったりインタビューだったりが重要になってくるのがレベル 2 以上の認定試験です。

 ジャッジセンター

 先日わたしもあるジャッジをレベル 2 に認定したのですが、事前に練習問題のスコアが合格ラインに到達していることをヒアリングした上で当日受験してもらいました。練習問題をこなしておくことは重要です。

 部活動でも、しっかり練習しておかないと本番で力を発揮できないですし、期末試験の前には色々と練習問題を解いておきますよね。それと同じです。

 先の話に戻りますと、人となりやスキルとしては今後の地域のリーダーとして活躍してくれるジャッジに育っているなあと感じ、上を目指すなら推薦しよう思ったので(レベル 3 を受験するには、レベル 3 ジャッジの推薦が必要なのです)、本人にそれとなく「レベル 3 練習問題受けてる?」って聞いたのですね。本人もそのつもりがあったようなのですが。

「3 回受けて 3 回落ちました」

 まずはルールのおさらいが必要だね、と本人には伝えておきました。プレイヤーもジャッジも練習が必要ですよ、というお話。

 ルールアドバイザー試験をパスしたので、ぜひとも認定ジャッジ試験を受けたい、レベル2以上の認定試験を受けたい、というご相談がありましたら、wpnjapan@wizards.com あるいは地域コーディネータへお問い合わせください。ご相談お待ちしております。



WPN からのお知らせ

 8/1 現在、以下の WPN プログラムならびにイベントが申請できます。イベントの申請は、ウィザーズイベントレポーターからかんたんに操作できます。ウィザーズイベントレポーターは WPN サイトからダウンロードしてください。

全主催者
  • Magic (競技イベント/個人戦・双頭巨人戦・チーム戦)
    • ブースタードラフト
    • レガシー
    • エクステンデッド
    • ヴィンテージ
    • スタンダード
    • シールドデッキ
    • ブロック構築
    • モダン
    • Trios スタンダード(3人チーム構築)
    • Trios シールドデッキ(3人チームリミテッド)
    • 2HG(双頭巨人戦は 2HG で始まるそれぞれのフォーマットをご利用ください)
  • Casual Magic Event(カジュアル/8人未満で開催したイベントやフリープレイ会の報告に)
    • カジュアル構築
    • カジュアルリミテッド
  • Casual Multi-Player(カジュアル多人数戦)
    • 魔王/Archenemy
    • プレインチェイス戦/Planechase
    • 統率者/Commander
    • 皇帝戦/Emperor
    • 無差別戦/Free-for-all
    • 大乱闘戦/Grand Melee
    • その他/Other
ゲートウェイ店舗

 ゲートウェイ店舗は、全主催者向けイベントが申請できます。くわえて、以下のプログラムが申請できます。

  • Magic League(店舗独自のリーグ戦報告に)
  • Launch League Play - Return to Ravnica(ラヴニカへの回帰リーグ)
コア店舗

 コア店舗は、ゲートウェイ店舗のプログラムをすべて申請できます。くわえて、以下のプログラムが申請できます。

  • Friday Night Magic - September 2012
  • Magic Celebration 2012(マジック・セレブレーション)
  • Prerelease - Return to Ravnica(ラヴニカへの回帰プレリリース・3回まで)
  • Magic Game Day - Return to Ravnica(ラヴニカへの回帰ゲームデー)
アドバンス店舗

 アドバンス店舗は、コア店舗のプログラムを 2 回ずつ申請できます。(マジック・セレブレーションをのぞく)

WPNマテリアル

 サポートキットは一店舗一回限り請求できます。メンバーカードは、毎月 2 回まで請求できます。

  • Trade Marketing WPN Kit(2012年版店内掲示用キットの請求)
  • Membership Card Request - 2012(新規メンバーカードの請求)
WPNマテリアル(コア・アドバンス店舗)

 コア・アドバンス店舗は、上記にくわえて、以下のマテリアルを請求できます。

  • Buy-a-Box - Return to Ravnica(ラヴニカへの回帰ボックス購入プロモの請求)

 現在受付中の WPN プログラムについては、WPN 公式サイトに掲載されていますのでご確認ください。

 また、それぞれのイベント案内ならびにプロモーション案内は、セールス配布文書一覧から取り寄せることができます。

 WPN プログラムの申請方法については、WPN 通信 第47回に詳しく記載がありますので、ご一読ください。それでもわからないことがありましたら wpnjapan@wizards.com へ気軽にご相談ください。


グランプリトライアル(アドバンス店舗)

 グランプリトライアル(GPT)とは、競技レベルのトーナメントへの架け橋となるイベントで、該当するグランプリの不戦勝を選出するトーナメントです。プレインズウォーカーポイントのイベント倍率は 3 倍です。

 グランプリ トライアル大会

 GPT 開催に際しては、十分な席数を持つ会場と、イベント当日の運営を担う DCI 認定ジャッジが最低一人は必要です。また、イベントの申請に際しては遅くとも開催予定日の 3 週間前までに申請を済ませてください。

 現在トライアルの開催申請を受け付けているグランプリは次の通りです。

グランプリ グランプリ開催日 本戦のフォーマット トライアル開催時期 申請締切
オークランド(ニュージーランド) 11/3~4 スタンダード 8/5~10/19 8/20

 申請された日付によっては GPT 開催が許可されないことがあります。上記トライアルの場合は、マジック基本セット2013ゲームデー(8/4~5)、マジック・セレブレーション(9/8)、ラヴニカへの回帰プレリリース(9/29~30)、ラヴニカへの回帰発売週末(10/5~8)の開催日には、GPT を開催することはできません。

 GPT のフォーマットは、シールドデッキ、スタンダード、エクステンデッド、モダン、ブロック構築のいずれかで開催することができます。GPT 開催を希望する店舗は、開催希望日、開催ロケーション、フォーマット、当日のヘッドジャッジを明記のうえ、締切日までに wpnjapan@wizards.com へご連絡ください。


 日本語のルール文書まとめページが mtg-jp 内に設置されました。

 mtg-jp.com ルールページ

 ジャッジを目指す人必読の、マジック総合ルールや違反処罰指針、イベント規定といったお堅い文章から、プレイヤーに一度は目を通して欲しい基本ルールブック、プレインズウォーカーのルールやよくある質問集まで、日本語で読んでおいたほうがいいルール文書にアクセスしやすくなりました。


 各 WPN プログラムの申請スケジュールおよび大会日程、ならびに国内プレミアイベントの大会日程は Google カレンダーにまとめてありますので、よろしかったらご利用ください。

 また、注目イベントのページが特設されました。ブックマークに入れてぜひご利用ください。

 公開されている Google カレンダーは、各自が利用しているスケジューラにインポートすることができます。

 Google アカウントを利用して自身のカレンダーに表示させたり、スマートフォンのスケジューラへインポートすることで、自分の予定表とリンクさせることができるようになります。「今週の大会はどうだったっけ?」と悩んでいるような方にお勧めです。

 それでは、また来週。

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