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第97回:今週末はプレリリース!と、アヴァシンの帰還のキーワード能力

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ウィザーズプレイネットワーク通信


ご注意:本記事は掲載当時の情報をもとに制作されたものです。現在の制度・プログラムと異なる場合がありますので、最新の情報は ウィザーズプレイネットワーク 公式サイト を必ずご確認ください。

2012.04.25

WPN通信 #97:今週末はプレリリース!と、アヴァシンの帰還のキーワード能力


 こんにちは。ウィザーズプレイネットワーク日本担当の宮坂です。

アヴァシンの帰還

 2週間にわたって少しずつ公開されてきた『アヴァシンの帰還』のカードが、すべてあきらかになりました。

 大型セットということで、リミテッドはもちろん、構築でも大きく影響を与えそうなカードがちらほらといます。友達とカードレビューをしてみたり、プレリリースに備えてカードの予習をしてみたり、さっそくデッキに入れたことにして回してみたり。遊び方は無限大な『アヴァシンの帰還』全カードが見られるカードギャラリーはこちらからどうぞ

 また、カード公開にあわせて、「よくある質問集(FAQ)」も公開されました。


 そしていよいよ、今週末はアヴァシンの帰還プレリリースです。天使がこれでもかとフィーチャーされているアヴァシンの帰還を発売前に味わえるプレリリースは、4/28~29 に全国各地の WPN コア・アドバンス店舗で開催されます。

 世界同時プレリリース・イベント

 プレリリースの醍醐味は、なんといっても発売前の新製品で遊べること! プレリリーストーナメントでは、個人シールド戦、友達と二人でチームを組んで遊ぶ双頭巨人シールド戦のどちらかのフォーマットで開催されます。手ぶらで会場に遊びに行って、新製品をたっぷり味わってください。

 個人シールド戦の場合は、アヴァシンの帰還のブースターパックを 6 つ 受け取り 40 枚以上のデッキを構築して遊びます。双頭巨人シールド戦は、8 つのブースターパックを受け取り、チームのプレイヤー二人がそれぞれ 40 枚以上のデッキを構築して遊びます。
 シールドデッキの構築をしたことがない? デッキが組めるかどうか不安? そういう人でも大丈夫。プレリリースでは、構築済みデッキで遊ぶことができるオープンデュエルも用意されていますので、新製品のカードは十分堪能できますよ。

 プレリリース参加者には、プレリリース特製プロモカード《月銀の槍》と達成カードが配布されます。どちらも数に限りがありますので、不足の際にはご容赦ください。

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 そして、今回のプレリリースでフィーチャーされているのが獄庫の解放です。

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 コア店舗であれば 1 回、アドバンス店舗であれば最大 2 回の獄庫を解放するプレリリースがありますので、「どのプレリリースで獄庫を解放するか」はそれぞれの店舗へお問い合わせください。

 自宅の近所でプレリリーストーナメントが開催される店舗を知りたい人は、イベント検索をご利用ください。開催日を 4/28~29 に設定して検索してくださいね。

イベント検索


再掲:プレリリース開催の手引き

 アヴァシンの帰還で初めてプレリリースを開催するという店舗が増えました。発売前の製品で遊ぶプレリリースは、とても盛り上がるイベントです。それゆえに、できるだけ多くの参加者に楽しんで帰ってもらうことが、その後店舗のファンを増やすために重要となってきます。

 以前ご紹介したプレリリース開催に役立つ記事を、もう一度掲載します。ぜひ参考にしてください。

 Dark Ascension Prerelease Guide Part 2(英語記事)

 "参加者に対する賞品は、提供される未開封の最新ブースターパックに限定することはありません。シングルカードチケット、商品券、デッキケース、ダイス、メモパッド、プレイマット、スリーブなど。参加費の一部をこれら追加の賞品用に充てることで、より多くの賞品を参加者に提供することができます。"

 多くのプレリリースでは、横並びに参加賞としてプロモカードが配布され、一人1パックのお持ち帰り用ブースターパック、順位賞として参加人数分のブースターパックを上位から順に分配という賞品配布が取られているようです。

 上記ガイドでは、これらの賞品に加えて追加の賞品を配布するメリットを説いています。たとえば、参加者がもらったカードプールを持って帰ることができるデッキケースを配布したり、上位賞としてスタンダードのブースターパックやプレイマットなどを賞品として追加することもありでしょう。競技志向のプレイヤーには、上位賞を出すのが適切でしょうし、カジュアル志向のプレイヤーは、お持ち帰りの賞品が多いと喜ばれます。

 また、イベントの宣伝方法や、イベント後にプレリリースに参加したプレイヤーを店舗のリーグ戦など定期的に通ってもらう方策も挙げられています。イベントの宣伝から次のイベントにつなげるまで、主催者稼業に不慣れな方にはおすすめなテキストです!


WPN店舗へ「チェックイン」させるために

 ウィザーズプレイネットワークの公式サイトでは、WPN 店舗・主催者のみなさんに役に立つコラムを週刊ペースで掲載しています。最近掲載された記事の中から、いち早く和訳された記事をご紹介しておきます。

 店舗検索に大変化

 昨今利用者が急増しているソーシャルサービスの一つに、位置情報をシェアするサービスがあります。この中で世界中でもっとも利用者が多いといわれているのが、『Foursquare』です。

 Facebookでのチェックインは Foursquare が提供しているスポット情報を利用していますし、位置情報をシェアする写真アプリもたいてい Foursquare に登録されているスポット情報を利用して投稿できるようになっています。ソーシャルメディアで共有されるスポット情報を「口コミ」として重要視する企業も出てきており、チェックインした顧客に対してディスカウントしたり、ドリンクフリーにしたりといった流れがあるようです。

 友達がいるから遊びに行く、というのが位置情報をシェアするサービスのもっとも得意とするところであり、WPN プログラムともマッチしているところはあるんですね。たとえば、フライデー・ナイト・マジックに出かけた店舗にチェックインする、最近行きつけの店舗のメイヤーになるなどして、自分の仲間にその店舗情報をシェアしていくわけです。チェックインするユーザーが多ければ多いほど、その店舗は賑わっているというバロメータにもなります。

 ユーザーに Foursquare ユーザー、ひいては Facebook ユーザーが多い店舗は、Foursquare に登録するのはありかもしれませんね。


WPN日本窓口休業のお知らせ

 WPN 日本窓口は、4/28 より 5/6 まで休業いたします。

 休業中にお問い合わせいただいた案件につきましては、5/7 以降に順次お返事いたしますので、ご了承ください。



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アヴァシンの帰還のキーワード能力

 アヴァシンの帰還のプレリリースは、今週末に各所で行われます。

 もうすでにプレビュー記事やコラムでご存知の通り、アヴァシンの帰還では初めて登場するキーワード能力が2つあります。今回はその2つについての問題を出題します。すでに知識のある人は腕試しに、初めての方はどうなるかを考えてみてください。回答は後ろのほうで行います

 なお、以下はアクティブ・プレイヤーをAP、非アクティブ・プレイヤーをNAPと表記します。


問1

 APがドローステップに引いたカードは《狩られる者の逆襲》であった。しかし、APはクリーチャーをコントロールしていなかった。
 APはこれを公開しなくてはいけないか? また、公開した後のメインフェイズにAPがクリーチャーを出してからこれを奇跡コストで唱えることは可能だろうか?

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問2

 APがクリーチャー呪文を唱え、NAPはそれを《骨を灰に》で打ち消した。
 NAPがドローしたカードは《時間の熟達》であったが、NAPはこれを奇跡コストで唱えることができるだろうか?


問3

 APの終了ステップに、NAPが《捨て身の狂乱》を唱えた。NAPのライブラリーの一番上は《時間の熟達》であり、《捨て身の狂乱》解決中にNAPはこれを公開したが、無作為に捨てる部分で、この公開された《時間の熟達》が捨てられてしまった。
 NAPはこの《時間の熟達》を奇跡コストで唱えることができるだろうか?


問4

 APは《銀刃の聖騎士》を戦場に出した。次のうち、これと組になることができるクリーチャーはどれか?

 a) 他のクリーチャーと組になっている、人間・クリーチャー・トークン
 b) まだ組になっていない《ファイレクシアの十字軍
 c) まだ組になっておらず、3番目の能力を起動してクリーチャーでもある《ギデオン・ジュラ
 d) NAPのコントロールする《極楽鳥

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問5

 APはまだ組になっていない《翼作り》をコントロールしている。メインフェイズに、APは《銀刃の聖騎士》を唱えて戦場に出し、《翼作り》と組になることを選んだ。
 この《翼作り》は飛行を持つだろうか? また、二段攻撃を持つだろうか?

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問6

 APはまだ組になっていない《翼作り》と、同じく組になっていない《銀刃の聖騎士》をコントロールしている。
 APはメインフェイズに《宿命の旅人》を唱えて、それを戦場に出した。
 さて、APはこの《宿命の旅人》に飛行と二段攻撃の両方を得させたいが、そのようなことは可能だろうか?


 

 

 それでは回答です。まずは奇跡能力の解説から。


奇跡能力

 奇跡能力の総合ルール(CR)は以下のとおりです。(アヴァシンの帰還FAQより)

702.91.奇跡

702.91a 奇跡は誘発型能力に関連する常在型能力である(ルール603.10参照)。「奇跡[コスト]」という表記は、「あなたがこのカードを引くに際し、これがこのターンに初めて引いたカードだった場合、これを手札から公開してもよい。これによりこのカードを公開したとき、あなたはこれのマナ・コストの代わりに[コスト]を支払うことでこれを唱えてもよい。」ということを意味する。

702.91b プレイヤーがあるカードをその奇跡能力により公開することを選んだ場合、そのカードがそのプレイヤーの手札を離れるか、 その能力が解決されるか、またはその能力がスタックを離れるまで、そのプレイヤーはそのカードを公開したままプレイする。

 具体的な動きを見てみましょう。


現実の挙動

 下の図に従って説明を行います。

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(1) プレイヤーがカードを引くに際し、「それがこのターンに初めて引いたカード」であることが条件になります。自分のターンのみに限らず、他のプレイヤーのターンであってもかまいません。

(2) (1)の条件を満たしており、かつ、それが奇跡能力を持つカードであったら、それを手札領域から公開してもよいです。

 あくまで「公開してもよい」ですので、公開しなくてもかまいません。公開しなかったり、引いたカードを手札に混ぜ入れてしまった場合は、奇跡能力を使用しなかったとみなされます。

(3) (2)によって公開したとき、「あなたはこれのマナ・コストの代わりに[コスト]を支払うことでこれを唱えてもよい。」という誘発型能力がスタックに積まれます。

 この誘発型能力がスタックに積まれている間、(2)で公開されたカードは手札領域で公開されたままになります。誘発型能力が解決されるか、誘発型能力がスタックから移動する(《もみ消し》など)か、公開したカードが手札から移動したら、そのカードは公開されることを止めます。

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(4) (3)でスタックに積んだ誘発型能力の解決中に、さきほど公開した奇跡持ちのカードを、手札から奇跡コストを支払って唱えることができます。誘発型能力の解決時に公開したカードが手札に無い場合、それを唱え始めることはできません。

 能力の解決中に唱えることになるので、ソーサリーはメインフェイズでないと唱えられないといったような、カードタイプによるタイミングの制限は無視されます。

 また、この誘発型能力の解決中にのみ、奇跡コストを支払って唱えることができます。従って、この誘発型能力を解決した後で、改めて奇跡コストを払って唱えることはできません。


 これらを踏まえて。


回答1

 APは《狩られる者の逆襲》を公開しなくてもよい。
 また、公開した後のメインフェイズに、APがクリーチャーを出してからこれを奇跡コストで唱えることはできない。(すでに誘発型能力の解決は過ぎ去っているので)


回答2

 NAPは《時間の熟達》を奇跡コストで唱えることができる。
 (《時間の熟達》はこのターンにNAPが引いた最初のカードであり、NAPはそれを公開することにより、奇跡の誘発条件を満たすことができる。どちらのターンであるかは関係がない。)


回答3

 NAPはこの《時間の熟達》を奇跡コストで唱えることができない。
 誘発型能力の解決時に、公開した《時間の熟達》は手札に無いので、それを唱え始めることはできない。手札にあって公開した《時間の熟達》は、捨てられたことによって領域を移動したので、新しいオブジェクトとして扱われ、以前の情報を(奇跡能力を誘発させたことも含めて)失っている。


 さて、次は結魂です。


結魂能力

 結魂能力の総合ルール(CR)は以下のとおりです。(アヴァシンの帰還FAQより)

702.92. 結魂

702.92a 結魂は2つの誘発型能力を表すキーワードである。「結魂」とは、「このクリーチャーが戦場に出たとき、あなたがこのクリーチャーおよび他のクリーチャー1体の両方をコントロールしていてその両方が組になっていない場合、あなたはこのクリーチャーをもう一方の組になっていないクリーチャーと組にしてもよい。そうしたなら、両方があなたのコントロール下で戦場にあるクリーチャーであるかぎり、それらのクリーチャーは組である」および「他のクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたがそのクリーチャーおよびこのクリーチャーの両方をコントロールしていてその両方が組になっていない場合、あなたはそのクリーチャーをこのクリーチャーと組にしてもよい。そうしたなら、両方があなたのコントロール下で戦場にあるクリーチャーであるかぎり、それらのクリーチャーは組である」ということを意味する。

702.92b クリーチャーは結魂能力の結果、他のクリーチャーと「組」になる。能力は組になったクリーチャー、他のクリーチャーと組になったクリーチャー、またはクリーチャーが組になっているかどうかを参照することがある。「まだ組になっていない」クリーチャーとは、その時点で組になっていないクリーチャーのことである。

702.92c 結魂能力の解決時に、組になるであろうオブジェクトのどちらかがクリーチャーでなくなっているか、戦場にいなくなっているか、または結魂能力をコントロールするプレイヤーのコントロール下でなくなっている場合、どちらのオブジェクトも組にならない。

702.92d クリーチャーは他のクリーチャー1体のみと組になることができる。

702.92e 組になったクリーチャーは、以下のいずれかの場合に組でなくなる。「他のプレイヤーがそれまたはそれと組になったクリーチャーのコントロールを得る」、「それまたはそれと組になったクリーチャーがクリーチャーでなくなる」、または「それまたはそれと組になったクリーチャーが戦場を離れる」。


 それでは順番に考えていきましょう。


組であること

 結魂能力は2体のクリーチャーを組にすることを許可します(しなくてもかまいません)。組になったクリーチャーたちは、結魂能力を持つクリーチャーに書かれている能力に従って、それぞれがボーナスを得ます。それは飛行や二段攻撃といった能力であったり、単純にパワー/タフネスが増える場合もあります。互いに結魂能力を持っていて、それぞれにボーナスが書かれている場合、互いにそれぞれのボーナスを重複して得ることになります。

 組であるからといって、攻撃やブロックを同時に行う必要はありません。組であることを除き、それぞれのクリーチャーは別々であると考えます。


結魂能力を持つクリーチャーが戦場に出た場合

 結魂能力を持つクリーチャーが戦場に出たとき、「他の組になっていないクリーチャー」をあなたがコントロールしている場合、結魂能力が誘発します。他にクリーチャーをコントロールしていなかったり、他のクリーチャーが全て組になっていた場合、結魂能力は誘発しません。

 また、結魂能力は"if節のルール"に従うので、誘発時もしくは解決時に条件を満たしていないと、何も起こりません。例えば、結魂能力が誘発した後、解決前に条件を満たすあなたのクリーチャーが除去されてしまった場合、結魂能力は解決時に何もしません。

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結魂能力を持つクリーチャーが戦場にいて、他のクリーチャーが戦場に出た場合

 結魂能力を持つクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場にいて、他のクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出たとき、「結魂能力持ちのクリーチャーがまだ組になっていない」場合に、結魂能力が誘発します。この場合も"if節のルール"に従うので、誘発時もしくは解決時に条件を満たしていないと、何も起こりません。

 まだ組になっておらず、かつ結魂能力を持つクリーチャーを複数体コントロールしている場合は注意が必要です。誘発条件をそれぞれの結魂能力持ちのクリーチャーが満たすので、それらの能力は同時に誘発します。あなたはそれらを好きな順番でスタックに積み、解決時に「組にするかどうか」を決めていくことになります。

 その場合、どこかの段階で組にすることを選ぶと、それ以後では「すでに組になった」ので、解決時に"if節のルール"によって何も起きなくなります。あるクリーチャーが、2体のクリーチャーと同時に共通の組になることはできません。

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結魂能力と対象

 結魂能力は対象をとっていません。解決時に条件を満たすクリーチャーがいれば、それらを組にします。従って、プロテクション持ちや、被覆能力を持つクリーチャーでも組にすることができます。


組でなくなるとき

 組になったクリーチャーは、以下の場合に組でなくなります。

  • 他のプレイヤーがそれ、またはそれと組になったクリーチャーのコントロールを得る。
  • それ、またはそれと組になったクリーチャーがクリーチャーでなくなる。
  • それ、またはそれと組になったクリーチャーが戦場を離れる。

 結魂能力が誘発する条件と見比べてください。非常に似通っていることがわかります。


 これらを踏まえて。


回答4

 b), c)

 a) ×:他のクリーチャーと組になっているので、これとは組になれない。
 b) ○:まだ組になっていないので、組になれる。プロテクション(白)は影響しない。
 c) ○:まだ組になっていないので、組になれる。ターンが終了して《ギデオン・ジュラ》がクリーチャーでなくなると、両方ともに組ではなくなる。
 d) ×:他のプレイヤーがコントロールしているクリーチャーとは組になれない。


回答5

 組であることによるボーナスは互いに両者とも得る。
 従って、翼作り》は、飛行と二段攻撃を持つ。
 (同様に、《銀刃の聖騎士》も飛行と二段攻撃を持つ。)


回答6

 《宿命の旅人》が戦場に出たことにより、《翼作り》と《銀刃の聖騎士》の両方の結魂能力が誘発するが、一方と組になると、もう一方の誘発型能力の解決時に条件を満たさないので"if節のルール"により、何も起きなくなる。
 従って、宿命の旅人》は、《翼作り》または《銀刃の聖騎士》のいずれか一方とのみ組になり、組になったほうのボーナスを得る。


 今回はここまでです。

 次回はアヴァシンの帰還のカード別についての問題を出題します。




ライター:testing

 愛知在住のレベル 2 ジャッジ。ルールに造詣が深い氏のブログ closet belief 2 では、おもにルールにまつわる役立つコラムが掲載されることが多く、毎週金曜日に掲載される Friday Magic Quiz を毎週楽しみにしているファンも多い。
 本コラム Formal Magic Quiz は、氏のブログで連載されている Friday Magic Quiz への氏によるオマージュであることは疑いようがない。どちらも略称 FMQ としてお楽しみいただければ。



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 グランプリトライアル(GPT)とは、競技レベルのトーナメントへの架け橋となるイベントで、該当するグランプリの不戦勝を選出するトーナメントです。プレインズウォーカーポイントのイベント倍率は 3 倍です。

 グランプリ トライアル

 GPT 開催に際しては、十分な席数を持つ会場と、イベント当日の運営を担う DCI 認定ジャッジが最低一人は必要です。また、イベントの申請に際しては遅くとも開催予定日の 3 週間前までに申請を済ませてください。

 現在トライアルの開催申請を受け付けているグランプリは次の通りです。

グランプリ グランプリ開催日 本戦のフォーマット トライアル開催時期 申請締切
上海(中国) 7/28~29 シールドデッキ 4/30~7/12 5/14

 申請された日付によっては GPT 開催が許可されないことがあります。上記のトライアルの場合は、アヴァシンの帰還発売週末(5/4~6)、アヴァシンの帰還ゲームデー(5/26~27)、ワールド・マジック・カップ予選(6/16, 30)、グランプリ横浜(6/23~24)、基本セット2013プレリリース(7/7~8)、基本セット2013発売記念週末(7/13~15)には、GPT を開催することはできません。

 GPT のフォーマットは、シールドデッキ、スタンダード、エクステンデッド、モダン、ブロック構築のいずれかで開催することができます。GPT 開催を希望する店舗は、開催希望日、開催ロケーション、フォーマット、当日のヘッドジャッジを明記のうえ、締切日までに wpnjapan@wizards.com へご連絡ください。


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 Google アカウントを利用して自身のカレンダーに表示させたり、スマートフォンのスケジューラへインポートすることで、自分の予定表とリンクさせることができるようになります。「今週の大会はどうだったっけ?」と悩んでいるような方にお勧めです。

 それでは、また来週。

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