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第71回:来年2月は神戸でリミテッド!と、プロモカードのお話

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ウィザーズプレイネットワーク通信


ご注意:本記事は掲載当時の情報をもとに制作されたものです。現在の制度・プログラムと異なる場合がありますので、最新の情報は ウィザーズプレイネットワーク 公式サイト を必ずご確認ください。

2011.10.11

WPN通信 #71:来年2月は神戸でリミテッド!と、プロモカードのお話


 こんにちは。ウィザーズプレイネットワーク日本担当の宮坂です。

 いよいよ発売となる iPhone 4S がソフトバンクからだけではなく au からも発売されると聞いて、たいして料金体系を調べもせずに MNP することを選んでしまうくらいには、長いこと au ユーザーなわたしです。そりゃ昔は docomo と比べて電波の入りが悪かった au ですが、最近は電波が入らないことはあんまり無いような気がします。少なくともわたしが生活している範囲ですと iPhone が圏外になることが圧倒的に多かったような。だいたい横浜、秋葉原、千葉あたりで生活していることが多いのですが、建物の中に入ると圏外になる iPhone です。

 3GS から 4 に乗り換えることなく過ごしてきたものの、周囲の友人たちが使っている 4 の速さに感動したことは数え切れないくらい。ようやくさくさくと動く iOS に触れられるのかと思うと発売日が待ちきれません。

 スマートフォンを持つようになってから、ノートパソコンがいらない生活がやってきてホントに便利になりました。出先でいつものウェブにアクセスしたり、Gatherer にアクセスしてカードテキストを参照したりするのにノートパソコンがいらない生活はホント感慨深いです。最近は便利と言っても画面がもう少し大きければなあ、と感じ始めているので、そろそろタブレットに手を出しそうです。

 ただ、タブレットを片手にイベント会場を歩き回るには、タブレットはやや大きいんですよね。もちろんノートパソコンほど大きくはないんですけど、片手がふさがりっぱなしなのは個人的にあまり好きではない。その点スマートフォンであれば必要ないときはポケットに入れておいたり、ケースに入れてベルトに装着したり。分厚いルールテキストや全カードのテキストを印刷して持ち歩く必要が皆無なので、ホントに便利です。あちこちのイベントでジャッジをするような人は、イベント前にお好きなスマートフォンに機種変更するのもありですよ。


 と、最後で火曜連載らしくジャッジネタに落としたところで、そろそろ本日のコラムに行きましょう。


来年2月のグランプリ・神戸はシールドデッキ!

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 先週のコラムではグランプリ・広島の併催イベント案内をしましたが、その後本家 mtg.com で ブライアン・デヴィッド=マーシャル (BDM) のホットなコラムが掲載されましたので WPN 通信でもご紹介しましょう。

 Grand Prix Geography and History Lessons(リンク先は英語)

 すでに来年 3 月末までに開催されるグランプリの開催予定は発表されていましたが、その際には未定だった各グランプリのフォーマットが発表されました。

開催地 開催国 日程 フォーマット
オースティン アメリカ 1/7~8 シールド/ブースタードラフト (イニストラード)
オーランド アメリカ 1/14~15 スタンダード
神戸 日本 2/18~19 シールド/ブースタードラフト (イニストラード/闇の隆盛)
リンカーン アメリカ 2/18~19 モダン
マドリード スペイン 2/25~26 シールド/ブースタードラフト (イニストラード/闇の隆盛)
ボルチモア アメリカ 2/25~26 スタンダード
リール フランス 3/3~4 スタンダード
シアトル アメリカ 3/3~4 シールド/ブースタードラフト (イニストラード/闇の隆盛)
インディアナポリス アメリカ 3/10~11 レガシー
ナッシュビル アメリカ 3/17~18 シールド/ブースタードラフト (イニストラード/闇の隆盛)
クアラルンプール マレーシア 3/24~25 スタンダード
メキシコシティ メキシコ 3/24~25 シールド/ブースタードラフト (イニストラード/闇の隆盛)
メルボルン オーストラリア 3/31~4/1 シールド/ブースタードラフト (イニストラード/闇の隆盛)
ソルトレイクシティ アメリカ 3/31~4/1 スタンダード
トリノ イタリア 3/31~4/1 モダン

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 2/18~19 に開催されるグランプリ・神戸のフォーマットは、イニストラードと、来年2月に発売される「闇の隆盛」を使用したシールドデッキ・ブースタードラフトというリミテッドです。国内のグランプリではグランプリ・北九州09以来となるリミテッドなので、全国のリミテッドスキーのみなさまにとっては朗報と言えるのではないでしょうか。

 いままでだと、シーズンごとに決まっていたグランプリのフォーマットですが、来期は実にバラエティに富んだフォーマットが採用されていますね。気になるフォーマットのグランプリに思い切って遊びに行くのも楽しいかもしれませんね。

 グランプリ・神戸の不戦勝が獲得できるグランプリトライアルの受付は、今月末より開始します。アドバンスレベルの WPN 店舗であれば申請いただけますが、ヘッドジャッジは認定ジャッジが務める必要があります。申請が始まりましたら本コラムでお伝えしていきますので、しばらくお待ちください。


ゲートウェイ・アドバンスキットを紹介します

 全国の WPN 店舗が無償で手に入れることができるプロモカードには、年間何種類くらいあるかご存じですか? またその稀少度は?

 もっともよく見かけるのは、マジックプレミアショップ(MPS)で毎月配布されている MPS 特製プロモでしょうか。MPS 加盟店でないと入手できないのですが、WPN 加盟店舗の多くは MPS にも加盟していることが多いので、みなさん見かけることが多いと思います。

 次に多いのは、フライデーナイト・マジック(FNM)のプロモカードか、プレリリースプロモあたりではないでしょうか。とはいえ FNM やプレリリースはコアレベルの店舗に開催がかぎられていたりしますしね。稀少度順にまとめてみましょうか。
 

プロモカード 店舗レベル 配布枚数
MPSプロモ (MPS加盟店) 20枚~/月
発売記念パーティプロモ ゲートウェイ 36枚
ゲートウェイプロモ ゲートウェイ 30枚×2種類
プレリリースプロモ コア 24枚~
ゲームデー参加賞プロモ コア 30枚
(アドバンス:最大60枚)
フライデーナイト・マジックプロモ コア 4枚/週(16~20枚/月)
(アドバンス:最大8枚/週、40枚/月)
ゲームデー上位賞プロモ コア 8枚
(アドバンス:最大16枚)
アドバンスプロモ アドバンス 10枚
番外編:イニストラード・リーグ ゲートウェイ以上 8枚(特製ポスター)

 ざっくりと店舗レベルと配布される枚数によって稀少度順っぽく並べてみました。どのお店に行っても見かけることができるであろうプロモカードが MPS プロモ、発売記念パーティの参加賞、そしてゲートウェイキットに含まれるプロモカードでしょう。これらはゲートウェイ店舗であれば申請・開催できて、配布されるカードたちです。

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今期のゲートウェイプロモは、《血まみれの書の呪い》《血に狂った新生子》です!
※当初の表記が誤っていたので修正いたしました。(編集)

 コア以上の店舗限定となるプレリリース、ゲームデー、FNM のプロモカードは、それぞれ各回の配布枚数がそれぞれ決まっており、これらはその枚数順で並べてみました。

 これらのプロモカードの中で唯一アドバンス店舗限定という入手困難なプロモカードが存在します。それがアドバンス店舗が申請できる「アドバンスキット」に含まれているアドバンスプロモです。

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今期のアドバンスプロモは、《骨塚のワーム》!

 アドバンスキットはゲートウェイキットとほぼ内容が同じですが、アドバンスプロモが 10 枚追加封入されています。全国のアドバンス店舗のうち、キットを申請した店舗にしか配布されていないので、日本国内で出回っている枚数はかなり少ないような気がします。

 ゲートウェイ・アドバンスキットは各セット発売ごとに作成されており、プロモカードが 30 枚ずつ 2 種類(アドバンスキットにはさらにアドバンスプロモ 10 枚)、D&D フォーチューンカード 20 枚、カジュアルプレイのすすめなどが含まれた無償の配布物です。

 ゲートウェイキットをいままで利用したことがなかった主催者は、この機会にぜひ申請して、プロモカードをイベントに利用してみてくださいね。


Limits 地区トーナメントの申請を受付中です

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 Limits チャンピオンシップへの出場権を賭けた予選大会、Limits 地区トーナメントが 10/30~11/20 に全国の WPN レベルがコア以上の店舗で開催されます。地区トーナメントは誰でも参加できるオープン大会で、参加人数に応じてチャンピオンシップへの出場権が増えるようになっています。

 The Limits 2011情報

 Limits 地区トーナメントは競技レベルで運営され、ヘッドジャッジは DCI 認定ジャッジが務める必要があります。認定ジャッジがヘッドジャッジを務めていない地区トーナメントは、イベント結果が無効となりますのでご注意ください。

 ほとんどの場合、一人ないし二人を選出するトーナメントとなるため、イベント形式は適正なスイスラウンドを運営したのち決勝シングルエリミネーションとなります。フォーマットはシールドデッキまたはブースタードラフトとなっていますが、予選をシールドデッキで運営し、決勝をブースタードラフトで開催してもかまいません。

 競技レベルのイベントでは、デッキ登録とデッキチェックが必須となります。こうした、普段の店舗イベントでは省略されているけれども、普段より少し手間をかけて公平性を確保するトーナメントが、競技レベルのトーナメントです。

 Limits 地区トーナメントを運営するために役立つ記事は昨年のコラムに掲載されていますので、ご一読ください。

 WPN通信 #23:いよいよ今週!ゲームデーとシールド・トーナメントの運営講座


Finals 地区トーナメントの申請が始まりました

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 Limits 地区トーナメントが終了するとすぐに Finals 地区トーナメントのシーズンがやってきます。Finals チャンピオンシップへの出場権を賭けた予選大会である Finals 地区トーナメントは、11/14~12/4 に全国の WPN レベルがコア以上の店舗で開催されます。地区トーナメントは誰でも参加できるオープン大会で、参加人数に応じてチャンピオンシップへの出場権が増えるようになっています。

 The Finals 2011情報

 Finals 地区トーナメントは競技レベルで運営され、ヘッドジャッジは DCI 認定ジャッジが務める必要があります。認定ジャッジがヘッドジャッジを務めていない地区トーナメントは、イベント結果が無効となりますのでご注意ください。

 ほとんどの場合、一人ないし二人を選出するトーナメントとなるため、イベント形式は適正なスイスラウンドを運営したのち決勝シングルエリミネーションとなります。フォーマットはスタンダードまたはモダンとなります(Finals チャンピオンシップ本戦もスタンダードとモダンで行われます)。

 競技レベルのイベントでは、デッキ登録とデッキチェックが必須となります。こうした、普段の店舗イベントでは省略されているけれども、普段より少し手間をかけて公平性を確保するトーナメントが、競技レベルのトーナメントです。


地区トーナメントの適正なスイスラウンドとは

 Limits/Finals 地区トーナメントは、参加者の中からごくかぎられた少人数の招待者を選出するトーナメントです。どこの店舗で行われても参加者が不利益を被らないよう、以下のような予選・決勝方式で運営することを推奨しています。参加人数に応じて決勝シングルエリミネーションへ進むプレイヤーを決める必要なスイスラウンドは変わります。

 イベント主催者、ヘッドジャッジ、イベントの参加者自身もこれらの指針を知っておくことで、より安心してイベントに臨めることを期待しています。


レギュラー地区トーナメント
参加人数 招待枠 予選スイスラウンド 決勝シングルエリミネーション
8人 1 3 なし
9~16人 1 4 上位4人による2回戦
(Limitsの場合、予選と同じデッキを推奨)
17~32人 1 5 上位8人による3回戦
(Limitsの場合、決勝ドラフトをしてもよい。以下同)
33~64人 2 6 上位8人による3回戦
決勝まで勝ち進んだ2人が招待される
65人以上 4 7 上位8人による3回戦
準決勝まで勝ち進んだ4人が招待される


スペシャル地区トーナメント
参加人数 招待枠 予選スイスラウンド 決勝シングルエリミネーション
8人 1 3 なし
9~15人 1 4 上位4人による2回戦
(Limitsの場合、予選と同じデッキを推奨)
16人 2 4 上位4人による2回戦
(Limitsの場合、予選と同じデッキを推奨)
決勝まで勝ち進んだ2人が招待される
17~32人 2 5 上位8人による3回戦
(Limitsの場合、決勝ドラフトをしてもよい。以下同)
決勝まで勝ち進んだ2人が招待される
33~64人 4 6 上位8人による3回戦
準決勝まで勝ち進んだ4人が招待される
65人以上 8 7 なし


レギュラー地区トーナメントは認定ジャッジが必要です

 上記のような予選、決勝方式、デッキリストの回収、デッキチェックなど、いつもの店舗イベントやゲートウェイ予選と比べても、やや煩雑なイメージがある Limits/Finals 地区トーナメント。このようなイベントの公平性を保つために頼りになるのが認定ジャッジです。店舗の常連さんに認定ジャッジがいる場合は、地区トーナメントのヘッドジャッジをお願いしてみてはいかがでしょうか。晴れて認定ジャッジが見つかった店舗は、地区トーナメントの開催をご検討ください。

 地区トーナメントのために、認定ジャッジになりたい、ジャッジ試験を受けてみたい、認定ジャッジを紹介して欲しいというジャッジに関するご要望につきましては、地域コーディネーター(日本・韓国担当)の鈴木健二さん(suzuken.mail@gmail.com)へご連絡ください。


WPN からのお知らせ

 10/11 現在、以下の WPN プログラムならびにイベントが申請できます。イベントの申請は、ウィザーズイベントレポーターからかんたんに操作できます。ウィザーズイベントレポーターはWPNサイトからダウンロードしてください。

全主催者
  • Magic (競技イベント/個人戦・双頭巨人戦・チーム戦)
    • ブースタードラフト
    • レガシー
    • エクステンデッド
    • ヴィンテージ
    • スタンダード
    • シールドデッキ
    • ブロック構築
    • Modern
    • 3 スタンダード(3人チーム構築)
    • 3 シールドデッキ(3人チームリミテッド)
    • 2HG(双頭巨人戦は 2HG で始まるそれぞれのフォーマットをご利用ください)
  • Casual Magic Event(カジュアル/8人未満で開催したイベントやフリープレイ会の報告に)
    • カジュアル構築
    • カジュアルリミテッド
  • Casual Multi-Player(カジュアル多人数戦)
    • アーチエネミー/Archenemy
    • 次元マジック戦/Planechase
    • 統率者戦/Commander
    • 皇帝戦/Emperor
    • バトルロイヤル/Free-for-all
    • 大乱闘戦/Grand Melee
    • その他/Other
ゲートウェイ店舗

 ゲートウェイ店舗は、全主催者向けイベントが申請できます。くわえて、以下のプログラムが申請できます。

  • Magic League(リーグ戦の参加者報告に)
  • Launch Party - Dark Ascension
  • Japan Finals - 2011 Gateway Tournament Round 4
  • Launch League Play - Dark Ascension
コア店舗

 コア店舗は、ゲートウェイ店舗のプログラムをすべて申請できます。くわえて、以下のプログラムが申請できます。

  • Friday Night Magic - November 2011
  • Prerelease - Dark Adcension
  • Magic Game Day - Dark Adcension
  • Japan Finals - 2011 Regular Regional Tournament(競技レベル・要 DCI 認定ジャッジ)
  • Japan Limits - 2011 Regular Regional Tournament(競技レベル・要 DCI 認定ジャッジ)
アドバンス店舗

 アドバンス店舗は、コア店舗のプログラムを 2 回ずつ申請できます(ただし、Finalis/Limits Regular Regional Tournament は 1 回のみとなります)。くわえて、以下のプログラムが申請できます。

  • Japan Finals - 2011 Special Regional Tournament(競技レベル・要 DCI 認定ジャッジ)
  • Japan Limits - 2011 Special Regional Tournament(競技レベル・要 DCI 認定ジャッジ)


WPNマテリアル

 店舗レベルに関係なく、サポートキットは一店舗一回限り申請できます。

  • Gateway Support Kit - Fall 2011(店舗関係者用)
  • Membership Card Request(新規メンバーカードの請求)

 WPN プログラムの申請方法については、WPN 通信 第47回に詳しく記載がありますので、ご一読ください。それでもわからないことがありましたら wpnjapan@wizards.com へ気軽にご相談ください。


 各 WPN プログラムの申請スケジュールおよび大会日程、ならびに国内プレミアイベントの大会日程は Google カレンダーにまとめてありますので、よろしかったらご利用ください。

 公開されている Google カレンダーは、各自が利用しているスケジューラにインポートすることができます。

 Google アカウントを利用して自身のカレンダーに表示させたり、スマートフォンのスケジューラへインポートすることで、自分の予定表とリンクさせることができるようになります。「今週の大会はどうだったっけ?」と悩んでいるような方にお勧めです。

 それでは、また来週。

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