テーロス還魂記

EPISODE 02

『テーロス還魂記』ストーリーカード

Wizards of the Coast

2019年12月16日

原文はこちら

　テーロスの物語は真に歴史的、見逃すわけにはいきません。これから『テーロス還魂記』のプレビューへと向かいますが、何枚ものカードがフレイバー、世界構築、重要な場面を少しずつ教えてくれています。そういった物語の瞬間をここに集めていきます。

　『テーロス還魂記』において、物語を電子書籍にて公開する予定は現在のところありません。よって、プレビューシーズン中はこのページを忘れずにチェックしてください。

かつてのテーロスにて……

　鍛冶の神パーフォロスは、太陽の神ヘリオッドと戦うために、神を傷つける剣を作り上げました。二柱の神は戦い、天上に眠る古の強大なハイドラ、世界を喰らう者ポルクラノスを目覚めさせてしまいます。ポルクラノスは怒り狂ってテーロス次元の定命の領域を荒らし回りましたが。ヘリオッドと狩猟の神ナイレアによって封じられました。

　プレインズウォーカーのエルズペスは、このヘリオッドとパーフォロスの戦いが白熱する最中にテーロスを訪れました。彼女はパーフォロスの剣がその手から放り出されるのを目撃し、それを持ってテーロスを離れました。15年後に彼女は帰還し、怒れるヘリオッドに対峙しました。ですが神は態度を変え、エルズペスが自身の力になると悟るとその剣を「神送り」の槍へと再鍛して与えました。その武器を振るい、エルズペスは再び覚醒したポルクラノスを倒しました。

　一方で、サテュロスのプレインズウォーカー・ゼナゴスが神の座へと昇ろうと目論みました。取り巻きからの信仰と献身を培い、彼は定命を超越して神々の領域ニクスにその一員として加わりました。ゼナゴスはその地位を悪しき目的に用いるつもりでした。そのためエルズペスは彼を止めると誓い、ニクスへ至るとゼナゴスを神送りにて刺し、完全に滅ぼしました。

　その力と多元宇宙の知識を怖れ、ヘリオッドはエルズペスが振るったその武器で彼女を刺しました。神送りは粉々に砕けました。死したエルズペスの魂はエレボスが統べる死の国に囚われたままです……今のところは。