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戦略記事

ReConstructed -デッキ再構築-

青の再起

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青の再起

Gavin Verhey / Tr. Tetsuya Yabuki / TSV testing

2015年3月23日


 新カードというのは、あらゆる楽しみを運んでくるものだ。新セットがスタンダードに登場したその瞬間、新しいデッキや斬新な戦略、そして様々な革新が期待通りにやって来る。

 しかしその一方で、楽しさは同じくらいなのに、つい見落とされることもある。それは、新セットが既存のアーキタイプに与える影響だ。「死んでた」デッキが息を吹き返すような新技術を探すなんて、それだけで胸が高鳴るじゃないか。

 本日は、そんな新技術の方を見ていこう。これまで多くのプレイヤーに愛されながらも、『タルキール覇王譚』の登場とともに『ラヴニカへの回帰』と『基本セット2014』が退場したため最前線から脱落したアーキタイプがある――それが今、『タルキール龍紀伝』のカードの力を借りて返り咲こうとしているのだ!

 そのデッキとは?「青単信心」さ! ついにタイムマシンに飛び乗り、過去と現在を結びつけるときが来たね。見てみよう。

マーク・イアン・アローソの「青単信心」
スタンダード[MO] [ARENA]
18 《
4 《溢れかえる岸辺
2 《ニクスの祭殿、ニクソス

-土地(24)-

4 《グドゥルの闇潜み
4 《惑乱のセイレーン
4 《霜歩き
2 《前兆語り
4 《岸砕きの精霊
4 《海の神、タッサ
4 《波使い
1 《氷瀑の執政

-クリーチャー(27)-
2 《頑固な否認
3 《鐘音の一撃
2 《軍事情報
1 《凱旋の間
1 《タッサの二叉槍

-呪文(9)-

その戦術とは

「青単信心」は、『テーロス』ブロック初期に人気を博した戦略だ。だが、《夜帷の死霊》や《潮縛りの魔道士》のローテーション落ちに伴って、その力の大部分が削がれてしまった。しかし今、このデッキは『タルキール龍紀伝』の登場と共に《岸砕きの精霊》のような新たな仲間を手に入れ、再びその姿を見せたのだ!

 デッキの動きはどうなっているだろう? 今回のデッキは早い段階でたくさんの青マナ・シンボルを揃え、超強力な《海の神、タッサ》や《波使い》でアドバンテージを得ていく。今回のデッキでは、《波使い》が当たり前のように1枚で10以上のパワーを生み出してくれるぞ! 特に複数体並ぼうものなら、エレメンタル・トークンすべてが倍以上に強化され、大変なことになるだろう。

 他のクリーチャー陣も「信心」を支えるものばかりだ......少なくとも、青マナ・シンボルを持っているね!

 また、今回のデッキは圧倒的にアグレッシブな傾向にあるため、打ち消しやバウンスも軽いものが望ましいだろう。

 今回のデッキの核の部分はすでに完成している。そのため、これを手がける上で鍵となるのは、調整の方針を明確にして理想の動きを最大限強くすることだろう。

 準備はいいかい? それじゃあ先に進もう!

デッキ詳細

 今回のデッキに残すべきものと、その出番が干されるものはどれだろう? カードを1枚ずつ通して見て、確認しよう!

岸砕きの精霊

 《岸砕きの精霊》はまさに今回のデッキが探し求めていたものであり、このアーキタイプが息を吹き返す助けとなるような新たな起爆剤になってくれるだろう。こいつは、《夜帷の死霊》を失った後の「青マナ・シンボル3つのクリーチャー」の枠にぴったり収まる。さらに素晴らしいことに、こいつ自身もかなりの攻撃力を持っている! ブロックされなければ一挙5点――そしてたとえブロックされても、相手に合わせて最適なサイズになることができるのだ。

 除去もかわせて、戦闘に強く、さらにエレメンタルであるため《波使い》で強化できる! こいつは絶対に4枚すべて採用したいね。

波使い

 絶対に4枚と言えば、《波使い》も欠かせないだろう! この「信心」デッキにおいて他の何よりもゲームを大きく変える1枚である《波使い》は、できる限り多く引き込みたい。こいつはあっという間に手に負えない状況を作り出し、対戦相手にとっては厄介この上ない存在になるはずだ。もちろん、4枚すべて採用だ!

海の神、タッサ

 《波使い》とともに両翼を担うのは、この『テーロス』の神だ。彼女はライブラリーを掘り進めて《波使い》や《岸砕きの精霊》といったキー・カードを引き込む助けになるだけでなく、それらをブロックされなくするという大きな役目を持っている。ああ――それから、彼女自身も破壊不能を持つ5/5のクリーチャーとしてよく顕現するだろう! 《海の神、タッサ》は伝説のクリーチャーであるため3枚しか採用しないリストも目にするけれど、1枚は必ず引き込みたいから私は4枚でいいと思う。それに、《海の神、タッサ》の場合は自身の「占術」で2枚目以降をライブラリーの一番下へ送ることもできるからね。

グドゥルの闇潜み

 新たな青の1マナ域の登場だ。こいつは序盤に「信心」を稼ぎつつ、ゲーム後半にはブロックされない2/2としても運用できる。

 そのアイデア自体は私も好きだ。しかし、《審判官の使い魔》のポジションには他にも《惑乱のセイレーン》があり、そちらの方が良い仕事をしてくれる。加えて、今回のデッキでも1マナ域は8枚もいらない。

 そこで、ぜひ今回のデッキに採用したい新カードがあるんだ。そいつは役割としては少し違ったものだが、攻撃に役立つ回避能力はあるし、今回のデッキに必要とされる他の仕事もこなしてくれる。そのカードとは? 《層雲の踊り手》だ!

 こいつは飛行を持つ2マナ2/1として戦場に出し攻撃の起点にできるだけでなく、「大変異」から表向きにすると呪文を打ち消すことができる、驚くほど優秀なやつだ。《波使い》をはじめとした脅威を守るのに、これほど適したやつはそういないだろう。加えて、「大変異」から表向きになった後は3/2の飛行持ちになる!《グドゥルの闇潜み》と引き換えに、《層雲の踊り手》を4枚採用しよう。

惑乱のセイレーン

 1マナ1/1飛行というのは、決して驚くほどの強さじゃない。とはいえ、「信心」を稼ぎ出し《海の神、タッサ》や《波使い》を支えてくれるなら、そう悪いものでもないだろう。こいつは、《グドゥルの闇潜み》が越えられなかったハードルをクリアしている。《グドゥルの闇潜み》が最大でもブロックされない2/2にしかならないのに対し、《惑乱のセイレーン》は《精神の制御》になるのだ――《ニクスの祭殿、ニクソス》のおかげで、かなり早い段階でその効果が発揮されるだろう。

 こいつは、初手に1枚か後半に1枚引ければ最高のカードだ。とりわけ、《タッサの二叉槍》や《軍事情報》が入った今回のデッキでは活躍してくれるだろう。《惑乱のセイレーン》は4枚採用だ。

霜歩き

 なるほど、こいつは青いアグレッシブなデッキにぴったりに見えるね。2マナで4/1というのは、紛れもなくアグレッシブなサイズだ! ところが、「青単信心」では戦場に残り「信心」を稼いでくれるパーマネントが望ましいのだが――その点を、《霜歩き》には期待できない。さらに、《海の神、タッサ》の能力で攻撃を通すこともできない! 攻撃を通せないというのは何よりも問題だ。私としては、何か回避能力を持ったものを採用したい。

 喜ばしいことに、今回の新セットである『タルキール龍紀伝』で、この「信心」デッキにぴったりな素晴らしいカードがある。それは《シルムガルの魔術師》だ! 青マナ・シンボルをふたつ持ち、それから飛行という回避能力を持っているだけでも、期待したくなるね。だがこいつはそれだけでなく、今回のデッキにとっての悩みの種――対戦相手が繰り出してくる脅威への対処――に手が届くようになっている。必要とあれば、3マナの《本質の散乱》としても使えるのだ。

 この素敵なカードは、3マナを構えてターンを渡すだけで最高の働きをしてくれる。《本質の散乱》として使うもよし、あるいは対戦相手のターンの終わりに瞬速で2/1を出す動きでもいいだろう。こいつは、まさに今回のデッキが求めていた、柔軟性とトリッキーさを持ち合わせているのだ。

 すでに《海の神、タッサ》と《岸砕きの精霊》がある今回のデッキでは少々3マナ域が多くなってしまうけれど、《シルムガルの魔術師》を3枚は採用したい。

前兆語り

 『テーロス』ブロック版の「青単信心」でもたまに見かけた《前兆語り》だが、時を経た今回のデッキにはこの上なくぴったりだ。今は当時と比べて2マナ域の候補が減っており、また切り札となるカードを探すことがより重要になっている。そのため、《前兆語り》を4枚採用するのに抵抗はない。必要とあれば、《シルムガルの魔術師》で生け贄に捧げることもできるしね。

氷瀑の執政

 1枚挿しというのは一見おかしな選択に見えるかもしれないけれど、こいつは1枚挿しが映えるカードだ。こいつを複数枚引きたくはないし、低いマナ域が歓迎される今回のデッキに噛み合ってもいない。それでも、ゲームが長引いたときに引き込めれば最高の活躍を見せてくれるし、もし序盤に引いてもこいつを組み込んだゲーム・プランを作ることはできるのだ。《氷瀑の執政》の1枚挿しは、このまま残そう。

鐘音の一撃

 今回のデッキには除去が欲しくてたまらないし、青に除去の選択肢が少ないのも事実だ。だがそれを鑑みても、《鐘音の一撃》はやや使いにくい。まず、対戦相手が6マナを支払えば除去として機能しなくなり、それは十分起こり得る。それから、今回のデッキが除去したい脅威を思い浮かべてみてくれ。《世界を喰らう者、ポルクラノス》、《クルフィックスの狩猟者》、《ゴブリンの熟練扇動者》、《囁きの森の精霊》――これらはみな、《鐘音の一撃》で動けなくなってもなお、十分な働きが可能なのだ。

 まったく意味がないと言うつもりはないよ――適所で使えばこの上ない効果を発揮することだろう。ただ、枚数を多くとりたくないだけだ。

 私が考えるに、他の除去も少し散らしておきたい。《現実変容》は、除去した後もクリーチャーを与えてしまうけれど、状況がより悪くなることはあまりないだろう。《氷固め》は、除去したいクリーチャーを考えると、《鐘音の一撃》よりメイン・デッキに採用しやすそうだ。《シディシの信者》は、テンポと青の信心の数を稼いでくれるので、これも検討して良いんじゃないかな。

 私が出した結論は、《氷固め》1枚と《鐘音の一撃》1枚、それから《現実変容》1枚だ。それぞれに長所と短所があるため、同じものを2枚引くよりは違うものを引き込みたい。

頑固な否認

 私は《魔力の乱れ》が大好きだ。いや本当に。しかしながら、現在のスタンダード環境ではあまりに活躍の幅が狭く、さらに《霜歩き》を抜いた今、「獰猛」を達成するのは難しい。他のカードのために枠を空けよう。

軍事情報》と《タッサの二叉槍

 これら2枚は、どちらも今回のデッキにぴったりなドロー手段だ。これらはきっと何枚もカードをもたらし、長いゲームでも戦えるようにしてくれるだろう。どちらかと言えば《タッサの二叉槍》の方が強力だが――その分コストも2倍かかり、さらに伝説のパーマネントだ。今回のデッキでは、デッキの原動力となるカードを引き込むためにライブラリーを掘り進めることが絶対に欠かせない。そこで、これらの枚数を合わせて4枚に増やそうと思う。私の理想は、2枚ずつだ。両方1枚は引き込みたいし、どちらも極めて優秀なのだ。

凱旋の間

 《凱旋の間》が単色のアグレッシブな戦略と合致しているのはもちろんだが、こいつはそれだけでなく最高のシナジーを持っている。例えばこいつが戦場にあれば、《波使い》が除去されてもエレメンタル・トークンはすべて残るのだ!

 とはいえ、こいつはカード・タイプに「伝説の」と付いていて、それから3マナであるため、あまり多く採用したくはない。1枚でいいだろう。

 ここまでの変更をすべて受けて、デッキは以下のようになった。

ガヴィン・ヴァーヘイの「青の帰還」
スタンダード[MO] [ARENA]
21 《
3 《ニクスの祭殿、ニクソス

-土地(24)-

4 《惑乱のセイレーン
4 《前兆語り
4 《層雲の踊り手
4 《岸砕きの精霊
4 《海の神、タッサ
3 《シルムガルの魔術師
4 《波使い
1 《氷瀑の執政

-クリーチャー(28)-
2 《軍事情報
1 《氷固め
1 《現実変容
1 《鐘音の一撃
1 《凱旋の間
2 《タッサの二叉槍

-呪文(8)-

 《波使い》を再び使うときを待っていた諸君、今こそそのときだ! ぜひ《岸砕きの精霊》や《層雲の踊り手》、《シルムガルの魔術師》などの強力な新カードを手に入れ、組んでみてくれ!

 別の方針も試してみたいなら、《凱旋の間》を3枚に増やして《軍事情報》も4枚すべて採用し、序盤から大量の青いクリーチャーを展開する「1マナ域祭り」をやってみるのもいいだろう。逆に、《タッサの拒絶》を用いてコントロール寄りの構成にするのも検討してみてくれ。

 どの方針を選ぶとしても、たっぷり楽しんでくれ!《波使い》が5体ものトークンを引き連れて戦場に現れる姿は、そうそうお目にかかれない素晴らしい光景だぞ――このデッキは、再びその光景を蘇らせるのだ。

惜しくも選ばれなかったデッキたち

 今週送られてきたデッキには、他にどんな新鮮でエキサイティングなものがあっただろうか? 見てみよう。

ブライス・ストーンハウスの「黒単協定」
スタンダード[MO] [ARENA]
13 《
3 《血染めのぬかるみ
3 《汚染された三角州
2 《ニクスの祭殿、ニクソス
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ

-土地(22)-

4 《目覚めし処刑者
2 《死者の神、エレボス
4 《アスフォデルの灰色商人
3 《アンデッドの大臣、シディシ
1 《忌まわしき首領

-クリーチャー(14)-
3 《思考囲い
2 《血の署名
4 《悲哀まみれ
3 《英雄の破滅
2 《禍々しい協定
1 《エレボスの鞭
4 《宮殿の包囲
3 《命運の核心
1 《苛性タール
1 《奈落の総ざらい

-呪文(24)-
カジワラ トモキの「ザ・ドラゴン」
スタンダード[MO] [ARENA]
7 《
6 《
4 《奔放の神殿
4 《樹木茂る山麓
2 《精霊龍の安息地

-土地(23)-

4 《エルフの神秘家
4 《龍王の召使い
4 《森の女人像
4 《嵐の息吹のドラゴン
1 《歓楽の神、ゼナゴス
3 《龍王アタルカ
2 《世界を溶かすもの、アタルカ

-クリーチャー(22)-
4 《アタルカの命令
4 《龍の大嵐
4 《サルカンの凱旋
3 《開拓地の包囲

-呪文(15)-
シンガイ アトの「黒赤ゾンビ」
スタンダード[MO] [ARENA]
13 《
4 《血染めのぬかるみ
2 《血溜まりの洞窟
2 《
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ

-土地(22)-

4 《血に染まりし勇者
4 《よろめくゴブリン
4 《スゥルタイの使者
4 《殺人王、ティマレット
4 《目覚めし処刑者
2 《アスフォデルの灰色商人
1 《アンデッドの大臣、シディシ
3 《グルマグのアンコウ

-クリーチャー(26)-
4 《屍術士の備蓄品
4 《コラガンの命令
3 《残忍な切断
1 《命運の核心

-呪文(12)-
シミズ リョウスケの「白単信心」
スタンダード[MO] [ARENA]
11 《平地
6 《
4 《ニクスの祭殿、ニクソス
4 《吹きさらしの荒野

-土地(25)-

4 《マルドゥの悲哀狩り
4 《始まりの木の管理人
4 《族樹の精霊、アナフェンザ
4 《オレスコスの速爪
4 《アラシンの先頭に立つ者
2 《太陽の神、ヘリオッド

-クリーチャー(22)-
3 《荒野の確保
3 《停止の場
4 《ヘリオッドの槍
1 《払拭の光
2 《英雄の導師、アジャニ

-呪文(13)-
エルロイ・リンメルスパーチャーの「戦士の二段攻撃が戦線を破る」
スタンダード[MO] [ARENA]
4 《戦場の鍛冶場
4 《凱旋の神殿
4 《吹きさらしの荒野
4 《樹木茂る山麓
3 《マナの合流点
2 《
2 《平地
1 《

-土地(24)-

4 《道の探求者
3 《隠れたる龍殺し
4 《アラシンの先頭に立つ者
4 《ゴブリンの熟練扇動者
2 《威名の英雄

-クリーチャー(17)-
4 《神々の思し召し
4 《タイタンの力
4 《戦線突破
3 《城塞の包囲
4 《強大化

-呪文(19)-
エルワン・ビュルギエールの「アゾリウス・コントロール」
スタンダード[MO] [ARENA]
4 《溢れかえる岸辺
4 《
4 《平地
4 《啓蒙の神殿
4 《平穏な入り江
2 《進化する未開地
2 《光輝の泉
1 《汚染された三角州
1 《吹きさらしの荒野

-土地(26)-


-クリーチャー(0)-
4 《神話実現
4 《勇敢な姿勢
2 《軽蔑的な一撃
2 《否認
4 《払拭の光
2 《解消
4 《オジュタイの命令
2 《卓絶のナーセット
2 《対立の終結
2 《太陽の勇者、エルズペス
4 《時を越えた探索
2 《精霊龍、ウギン

-呪文(34)-
Lemons315の「ドロモカ・ヘイト・ベアー」
スタンダード[MO] [ARENA]
6 《
6 《平地
4 《花咲く砂地
4 《進化する未開地

-土地(20)-

4 《アイノクの盟族
4 《族樹の精霊、アナフェンザ
4 《毅然さの化身
4 《棲み家の防御者
4 《羊毛鬣のライオン
3 《隠れたる龍殺し
3 《道の探求者
2 《迷宮の霊魂

-クリーチャー(28)-
4 《巧みな機動
4 《蒔かれたものの収穫
4 《集合した中隊

-呪文(12)-

(以下のデッキ募集部分は、原文・本日(4月7日)掲載分の記事から抜粋・収録しております。 この節の文責・編集 吉川)

楽しみと実益を兼ねた濫用

 今度は、別の角度のデッキを見ていくことにしよう...「濫用」を活かしたデッキだ!

フォーマット:スタンダード

デッキの制限:「濫用」を持つカードを1枚以上含むこと。

締め切り:4月14日(火) 午前10時(日本時間)

投稿方法・投稿先reconstructeddecks@gmail.com 宛にメールにて。

 デッキリストは、最初の行に「あなたのローマ字氏名+'s+デッキ名(英語)」、それに続いて各行に1種類のカードを、「枚数(半角数字)」+「半角スペース」+「カード名(英語)」の形式で、以下のように入力していただきたい。

12 Mountain
4 Satyr Firedrinker
3 Ash Zealot
4 Lighting Bolt

 カードの枚数と名前の区切りには半角スペース以外のものを使わないでほしい――「4x Lightning Bolt」などのように。整った書式のデッキリストは、読みやすく、このコラムに取り上げやすくなる。書式が崩れたリストはおそらく受け付けられないだろう。(デッキリストを読めないことには、それについて語ることもできない!)

 どの「濫用」カードが出場枠を得るだろう? 皆さんはどんな素晴らしいアイデアをお持ちかな? 見ていくのが待ちきれないよ!

 それまで、この記事についての感想やフィードバックがあれば、ぜひ聞いてみたい! 気軽に私へツイートや、Tumblrで質問を送ってほしい。必ず拝見することをお約束しよう。

 そして、今週末はプロツアー『タルキール龍紀伝』にご注目あれ! 皆さんは間違いなくこのゲームの大物の戦いを、プレイヤーも龍の意味でも、目にすることになるだろう。各プレイヤーがこの大会にどんなデッキを仕込んできているか、こちらも見逃せない!

 また次回お会いしよう!

Gavin / @GavinVerhey / GavInsight

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