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戦略記事

Daily Deck -今日のデッキ-

聖遺の撤退(レガシー)

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聖遺の撤退(レガシー)

Melissa DeTora

2015年10月29日


 本日ご紹介するデッキは、『戦乱のゼンディカー』で登場したあるカードによって生まれた、レガシーの新しいアーキタイプです。《珊瑚兜への撤退》は、恐らく多くのプレイヤーにとって、ドラフトでは13手目あたりで取るものでしょう。しかし実はこのカードは、下の(古いカードが使える)フォーマットへ目を向けると、とてもクールなコンボを生み出すのです。もうひとつのコンボ・パーツは、《聖遺の騎士》。つまり、モダンでも成立するということです!

 このデッキの主な動きは、《聖遺の騎士》と《珊瑚兜への撤退》を戦場へ揃えることです。それを助けるキー・カードが、《緑の太陽の頂点》と《渦まく知識》です。《渦まく知識》は「フェッチ・ランド」と組み合わせることで、いらないカードをライブラリーへ戻してシャッフルし、また新たにドロー・ステップを迎えることができる強力なドロー呪文となります。ライブラリーを掘り進めるのに役立ち、コンボ・パーツを見つける助けとなるのです。

 《渦まく知識》と比べれば、《緑の太陽の頂点》は《珊瑚兜への撤退》を探すことができず、やや汎用性に劣ります――それでもこのカードは、デッキの組み方次第でさらに強力になる可能性を秘めています。《聖遺の騎士》を持ってくることができるのはもちろんですが、それ以外にも状況に応じて1枚挿しのカードを持ってくる「ツール・ボックス」としての役割を果たしてくれるのです。例えば、今回ご紹介する形ではマナ・クリーチャー(《貴族の教主》や《ドライアドの東屋》)やエンチャント除去(《クァーサルの群れ魔道士》)、墓地対策(《漁る軟泥》)、そして大型呪文への対策(《ガドック・ティーグ》)も探し出すことができます。《緑の太陽の頂点》から持ってくるものの選択肢は極めて広く、また様々な1枚挿しのカードを実質的に5枚入れていることになるのです。

 ではコンボの方はどのような動きを見せるのでしょうか?《聖遺の騎士》と《珊瑚兜への撤退》が戦場に揃ったら、《聖遺の騎士》の能力を起動して土地を持ってきます。すると《珊瑚兜への撤退》の能力が誘発して、《聖遺の騎士》をアンタップできます。あとはそれを何度も何度も繰り返すのです。ちなみに「フェッチ・ランド」を持ってくれば《珊瑚兜への撤退》の能力が1回多く誘発するので、それをマナ・クリーチャーのアンタップに使用してマナを増やすこともできます。最終的に《聖遺の騎士》が巨大なサイズになったら、《セジーリのステップ》で対戦相手のブロッカーに対する「プロテクション」を《聖遺の騎士》へ付与して、相手に致命打を与える準備は完了というわけですね。

Steven Schlepphorst -「聖遺の撤退」
レガシー[MO] [ARENA]
1 《
1 《ドライアドの東屋
3 《Tropical Island
1 《Savannah
1 《Taiga
2 《Tundra
4 《霧深い雨林
4 《吹きさらしの荒野
1 《Karakas
1 《セジーリのステップ
1 《ケッシグの狼の地
2 《不毛の大地

-土地(22)-

3 《貴族の教主
1 《極楽鳥
1 《クァーサルの群れ魔道士
4 《聖遺の騎士
2 《ヴェンディリオン三人衆
1 《鷺群れのシガルダ

-クリーチャー(12)-
4 《渦まく知識
4 《剣を鍬に
4 《緑の太陽の頂点
3 《目くらまし
1 《森の知恵
4 《珊瑚兜への撤退
4 《Force of Will
2 《精神を刻む者、ジェイス

-呪文(26)-
1 《漁る軟泥
1 《クァーサルの群れ魔道士
1 《ガドック・ティーグ
1 《イゼットの静電術師
1 《トーモッドの墓所
2 《被覆
1 《輪作
1 《仕組まれた爆薬
1 《流刑への道
1 《真髄の針
1 《議会の採決
1 《クローサの掌握
1 《水没
1 《ボジューカの沼

-サイドボード(15)-
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