READING

戦略記事

Daily Deck -今日のデッキ-

白青タイタン(モダン)

Melissa_DeTora.jpg

白青タイタン(モダン)

Melissa DeTora

2015年7月17日


 本日の「Daily Deck」では、最高にクールな白青デッキを取り挙げます。一見すると、「白青コントロール」と「デス・アンド・タックス」を組み合わせたものに見えますね。《拘留の宝球》や《流刑への道》といった除去に、それから《前兆の壁》や《ちらつき鬼火》のような使い勝手のいいクリーチャーを採用した、クリーチャー・コントロール・デッキの形です。しかしよく見てみると、このデッキが目指す先は《太陽のタイタン》で多くのアドバンテージを得ることであるのがわかります。

 このデッキに採用されている土地でないパーマネントは、戦場に出たり戦場から離れたりしたときに利益をもたらすものばかりです。そのため、それらはみな《太陽のタイタン》が戦場に出たときと攻撃したときに誘発する能力の対象にうってつけなのです。クリーチャーを除去したい場合は、《拘留の宝球》や《上天の呪文爆弾》を。土地が欲しい場合は《巡礼者の目》。そしてライフが心許ない場合は《孤独な宣教師》を戦場に戻してやりましょう。それから、土地を戻すのも効果的です。《幽霊街》や《地盤の際》で対戦相手の土地を破壊し、それらを戻して再び使うこともできるのです。

 このデッキの素晴らしい点は、《太陽のタイタン》の能力を幾度となく繰り返せるところです。《太陽のタイタン》自体も4枚採用されていますが、その能力を再び誘発させる手段が多く搭載されているのです。《ちらつき鬼火》は《太陽のタイタン》を追放し、再び戦場に戻します。不運にも《太陽のタイタン》が墓地へ行ってしまっても、《空の遺跡、エメリア》がすぐに戦場へ戻してくれるでしょう。《空の遺跡、エメリア》を使うのはちょっと気が長いと思われるかもしれませんが、コントロール要素満載のこのデッキならゲームはかなり長引き、4枚採用された《巡礼者の目》も併用することで土地は十分に伸びるでしょう。このデッキには手堅い動きがたくさんあるのです。

 全体を見ても、この「白青タイタン」はゲームのどの段階でも戦える面白いカード選択が多く行われています。そのほとんどが、《太陽のタイタン》で戦場に戻すパーマネントを中心に採用されていますが――それらを扱うには間違いなく、プレイヤーの腕が問われるでしょう。このデッキの動きを実際に目にした者のひとりとして、皆さんにお伝えします。このデッキは楽しさいっぱいですよ。

Loveisgreen -「白青タイタン」
モダン[MO] [ARENA]
9 《平地
2 《
4 《神聖なる泉
4 《空の遺跡、エメリア
2 《幽霊街
2 《地盤の際

-土地(23)-

4 《孤独な宣教師
4 《前兆の壁
4 《ちらつき鬼火
4 《巡礼者の目
2 《宮廷の軽騎兵
4 《太陽のタイタン

-クリーチャー(22)-
4 《流刑への道
2 《上天の呪文爆弾
1 《白鳥の歌
1 《否認
3 《拘留の宝球
2 《至高の評決
2 《迫撃鞘

-呪文(15)-
4 《払拭
2 《否認
2 《石のような静寂
1 《盲従
1 《天界の粛清
1 《解呪
2 《四肢切断
1 《拘留の宝球
1 《金輪際

-サイドボード(15)-
  • この記事をシェアする

RANKING

NEWEST

CATEGORY

BACK NUMBER

サイト内検索