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戦略記事

Daily Deck -今日のデッキ-

ティムール・アグロ(スタンダード)

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ティムール・アグロ(スタンダード)

Melissa DeTora

2015年4月14日


 皆さん、こんにちは! 私はメリッサ・デトラ/Melissa DeToraといいます。かつてはプロツアー・プレイヤーでしたが、今はマジックの開発部、デベロップ・チームで働いています。ここウィザーズでの役割にも慣れてきたところで、このデイリー・デッキ・コラムを引き継げることをうれしく思っています。

 今日のデッキは、Andrew Nacciがプレイして、シラキューズで開催されたスターシティ・オープンで3位に入賞した「ティムール・アグロ」です。私はこのデッキを見てワクワクしました。なぜなら、私がウィザーズで働き始めたころの『テーロス』/『タルキール覇王譚』ブロックのスタンダードで行なわれていたフューチャー・フューチャー・リーグで、トップを占めていたデッキのひとつがティムールだったのです。デベロッパーがプレイしていた時にこのデッキがどれほど良い結果を残していたかを聞くのは、興味深いことでした。現実世界では、このデッキは「tier 2」(2番手グループ)ですらなかったからです。

 ティムール・アグロは比較的シンプルなものです。可能な限り少ないマナで、最大のクリーチャーをプレイしていきます。《霜歩き》、《加護のサテュロス》、《凶暴な拳刃》などが、小さいマナ・コストで巨大なクリーチャーの例です。また回避能力を持つクリーチャーも多く入っており、火力呪文で対戦相手にとどめを刺します。

 Andrewのデッキには、『タルキール龍紀伝』の新カードでも私のお気に入りの1枚、《雷破の執政》が入っています。私がウィザーズで働き始めたころにさかのぼり、このカードを初めて見たとき、私はとても感銘を受けたものです。わずか4マナで4/4の飛行クリーチャーを得られるなら、それ自体で十分な取り引きです。そしてこのデッキでは、早ければ3ターン目に着地するのです。《雷破の執政》はこのデッキの他のクリーチャーの多くと組み合わせて良い働きをします。これが戦場にいれば、他のドラゴンは対戦相手が除去しようにもかなりの痛手を負うものになりますし、《狩猟の統率者、スーラク》は速攻を得るのです。全体として、《雷破の執政》はティムールというアーキタイプへの素晴らしい追加戦力となりました。このデッキが、かつての通りの成績を残したことは驚くにはあたらないでしょう。

Andrew Nacci - 「ティムール・アグロ」
StarCityGames.com Standard Open Syracuse (2015/4/4) / スタンダード[MO] [ARENA]
4 《開拓地の野営地
3 《
3 《
3 《奔放の神殿
3 《樹木茂る山麓
2 《マナの合流点
2 《シヴの浅瀬
2 《ヤヴィマヤの沿岸
1 《天啓の神殿
1 《神秘の神殿

-土地(24)-

4 《エルフの神秘家
4 《荒野の後継者
3 《霜歩き
4 《ゴブリンの熟練扇動者
4 《凶暴な拳刃
3 《加護のサテュロス
3 《雷破の執政
2 《狩猟の統率者、スーラク
1 《灰雲のフェニックス
2 《嵐の息吹のドラゴン

-クリーチャー(30)-
4 《火口の爪
2 《稲妻の一撃

-呪文(6)-
3 《頑固な否認
3 《軽蔑的な一撃
2 《破壊的な享楽
2 《部族養い
1 《焙り焼き
2 《石弾の弾幕
1 《スズメバチの巣
1 《龍爪のスーラク

-サイドボード(15)-
StarCityGames.comより引用(英語)

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