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『ローウィンの昏明』の伝説たち

Neale LaPlante Johnson
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2026年1月13日

 

 次元の支配権に固執するエルフ。長き時と歴史を目の当たりにしてきたツリーフォーク。そして生涯最大の冒険に放り込まれた数人の大学生。そんな伝説たちと更なる伝説たちが全員『ローウィンの昏明』に登場します。彼らのカードに秘められた物語を確認して、2026年1月23日の発売に備えましょう!

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ローウィン/シャドウムーア生まれの伝説たち

エイルドゥとイシルー
エレメンタル・神、性別なし

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払暁をもたらすもの、エイルドゥ》/《黄昏をもたらすもの、イシルー

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払暁をもたらすもの、エイルドゥ》/《黄昏をもたらすもの、イシルー

 この二柱はローウィンとシャドウムーアの化身にして神であり、共にこの次元の世界魂を成している。彼らはウーナが破滅した後に姿を現した。だがこの二柱は元から次元に宿っており、最近になって原初の彼方から戻ってきたのではないかと多くの住民は考えている。エイルドゥとイシルーはこの次元の光と闇の守護者であり、両者の均衡を保っている。片方が眠っている間、もう片方は次元を放浪して自身の領域を広げる。このサイクルは決して終わることはなく、ローウィンとシャドウムーアはそれぞれ自発的に衰退と増進を繰り返す。この双神は暴力的ではないが、一般大衆の理解を越えた存在である。この次元の他の住民など意に介さず、ただ均衡だけを求めている。

マラレン
エルフ、女性

 マラレンは元々、妖精の女王ウーナの化身であった。だが今はエイルドゥやイシルーと共にローウィン/シャドウムーアを見守り、民の願いを伝え、エレンドラ谷の玉座からこの次元を新たな時代へと密かに導いている。彼女の力は弱いながらも成長を続けており、妖精の女王としてウーナに匹敵する地位に日々近づいている。

ライズ
エルフ、男性

 ライズは40年近く前にウーナを倒した仲間たちの一員であり、マラレンとの魔法の契約によって現在まで生かされてきた。マラレンは自身の力が完全に開花した時に起こるかもしれない事態を怖れ、ライズへと不死を与えたのである。ウーナの力がマラレンを堕落させる兆候が僅かでも現れたなら、ライズは彼女を毒殺するのだ。彼はツキノテブクロの毒を塗り付けた短剣を構えながら友の傍らに立ち、殺さねばならないその日を待ち構えている。

オーコ
フェイ、男性

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ローウィンの主、オーコ》/《シャドウムーアの末裔、オーコ

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ローウィンの主、オーコ》/《シャドウムーアの末裔、オーコ

 オーコはウーナが最初に創造した化身であり、最悪の失敗作であった。この次元がシャドウムーアへと転換した際に、ウーナの意志を施行するために創造されたのである。だがオーコのローウィンの面はすぐさまウーナに逆らい、彼女が想像していた以上の厄介者であることが判明した。オーコはウーナの知性と欺瞞好きな傾向を受け継いでおり、プレインズウォーカーの灯が点るとすぐにこの次元を離れた。以来、彼は多元宇宙のあちこちで波乱を引き起こしている。ローウィンのオーコは放蕩好きで危険な存在であり、悪事の多くはこちらのオーコによるものだ。シャドウムーアのオーコは穏やかで落ち着いており、自身の不在中にローウィン/シャドウムーアが辿った方向性に責任を感じている。

高位完全者モーカント
エルフ、女性

 高位完全者モーカントはリス・アラナに住むエルフたちの実質的指導者であり、民の歴史という複雑な重荷を背負っている。モーカントは暴君であり、ローウィンの民を再びエルフの支配下に服従させたいという密かな願望を抱いている。彼女がとる手法は残酷かつ巧妙で、金銭的手段や暗殺や巧妙な誘導によって種族同士を敵対させる。だがその努力はほとんど実を結んでおらず、仲間の数も減少するばかりで彼女には疑念の目が向けられている。別の次元から来訪者がやって来るとモーカントはその者の価値を即座に見抜き、自らの利益のために利用する。

ブリジッド
キスキン、女性

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小村の心、ブリジッド》/《矮村の理性、ブリジッド

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小村の心、ブリジッド》/《矮村の理性、ブリジッド

 ブリジッドはウーナを滅ぼした仲間たちの一員、信念を貫く戦士であった。現在の彼女はローウィンの側で質素な暮らしを送り、ゴールドメドウで民兵たちの訓練を行っている。エルフに支配されていた昔よりも、解放された今の方がずっと幸せだと彼女は考えている。過去のトラウマを思い出すため、ブリジッドは手助けを求めてくる者を好まない。とはいえ困窮している者には真摯に接し、心の支えとなる。シャドウムーアの姿のブリジッドはぶっきらぼうで疑い深く、よそ者は村から速やかに追い出すものの残酷でも暴力的でもない。こちらの彼女は問題を起こすよりも静かに過ごす方を好むが、シグの下で海賊として過ごしていた頃を懐かしく思っている。

シグ
メロウ、男性

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ワンダーワインの知恵者、シグ》/《ワンダーブラインの盾、シグ

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ワンダーワインの知恵者、シグ》/《ワンダーブラインの盾、シグ

 ウーナを倒した一団のもうひとりがシグだ。彼は今や群れの長として、若く泳ぎの速い者たちに商取引を任せている。かつての仲間たちがモーニングタイドの三日月を返さなかったことを今も少し恨んでいるが、そんな過去を煩うよりも新たな家族を気遣うことに日々を費やしている。シャドウムーアの側のシグは家族の記憶を失い、かつての海賊生活を切望する。若き栄光の日々は遥かに過ぎ去り、ヒレも衰えたためシグは魔法に目を向けた。それでも頭脳は依然として明晰である。

アシュリング
炎族、女性

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再点火、アシュリング》/《凍炎縛り、アシュリング

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再点火、アシュリング》/《凍炎縛り、アシュリング

 アシュリングは炎族であり、踊り手であり、生涯を巡礼に捧げている。ウーナ打倒の中心的存在であったが、「鎮める者」としてもたらした非道な行為の数々は彼女に深い苦悩と苦痛をもたらした。振り子の年の初めに彼女は祝福の国を離れた。ふたつの自己を和解させ、可能ならば第四の道を発見するためだ。アシュリングは再び巡礼者として原初の彼方へ旅立ち、真実を照らし出すとともに自らを導いてくれるかもしれないエレメンタルの力を求めた。帰還した彼女はひとつの悟りに至っていた――この次元の二面性は抵抗すべき力ではなく、もっと大きな何かである。すなわち誰もが多くの面を内包し、光と影の衝突がやがてより深い理解へと繋がるのだと。

グラブ婆
ボガート、女性

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名高き女族長、グラブ》/《悪名高き婆、グラブ

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名高き女族長、グラブ》/《悪名高き婆、グラブ

 賢者にして女族長、薬師でもあるグラブ婆はボガートたちが大切に語り継ぐ多くの寓話と知恵の源である。彼女と使い魔のカエルのスムラーフはウーナの時代から今日まで生き延び、耳を傾ける者に生涯の教訓を説いている。グラブ婆の教えには、エルフによるボガートの大量虐殺やファイレクシアの侵略に鍛えられた生存戦略が含まれている。今日では、彼女の寓話は魔法の儀式を執り行う際に用いられている。シャドウムーアの姿に変身したグラブ婆は孤独を好み、残酷になり、知識を共有するよりも独占したがる。シャドウムーアの彼女はローウィンの側よりも薬作りに長けているが、その効果もまたローウィンの側以上に混沌と危険を伴う。

トリスタン
エルフ、男性

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無感情の栽培者、トリスタン》/《改悛の淘汰者、トリスタン

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無感情の栽培者、トリスタン》/《改悛の淘汰者、トリスタン

 トリスタンはモーカントが擁する毒使いにして園芸家であり、エルフの偉大さとその後の没落の物語を聞かされて育った。華奢で虚弱ながら、その美しさは多くのエルフの尊敬を集めている。彼はモーカントの随員兼助言者として瞬く間に彼女のお気に入りとなり、現在の地位に就いた。だが本心では女王を軽蔑しており、エルフを率いるのは女王ではなく自分であってほしいと願っている。彼はしばしばリス・アラナを離れ、植物相の研究に多くの時間を費やしている。シャドウムーアの姿に変身すると、トリスタンは自身でも認識できない不可解な罪悪感に苛まれる。彼は静かな孤独の中で日々を過ごし、廃墟となった安寧砦の手入れをしながら美の喪失という悲劇を嘆き苦しんでいる。

ドラン
ツリーフォーク、男性

 ローウィンにおいては、ドランはこの次元を旅して膨大な魔法の知識を蓄えた老ツリーフォークであった。今、彼はかつての姿の歪んだ鏡像となってシャドウムーアに棲んでいる。シャドウムーアのツリーフォークを凌駕する知識と知性を背負いながらも彼は声を発することはできず、闇をさまよう呪いにかけられている。その軋み音は森に響き渡り、誰もあえて彼に近づこうとはしない。さらに悪いことに、ドランは光の中に足を踏み入れることを恐れている。獲得した知識と記憶を境界の向こう側でも保持できるかどうか、確信が持てないためだ。

豪腕族のブレ
巨人、女性

 根っからの羊飼い、ブレは豪腕のブライオンの娘だ。彼女はとても寛大であり、牧草地で羊の餌を集め、長い昼寝をして日々を過ごす。ブレはローウィンのあらゆる種族に対して友好的だが、エルフだけは別だ。エルフは彼女の父を死なせただけでなく、この次元の混乱の多くを招いたためである。エルフに遭遇したなら彼女は速やかに距離をとろうとし、遥か遠くへと投げ飛ばす。

ルーウェン
エルフ、男性

 ルーウェンはずっと、同胞よりも動物たちと過ごす方を好んできた。彼は控えめで冷淡で、無礼な一面もあるが気にかける相手は断固として守る。エルフ至上主義の中で生まれ育ち、同胞よりも美では劣るとみなされてきたため、失われた栄光を取り戻したり王国を復興したりといった野望には無関心であった。ルーウェンはそういった個人的感情を抱えながらも、エルフの復権を主張する宮廷の力を怖れてほとんど異を唱えることはなかった。代わりに彼は従順な息子として振る舞い、離れるべき時を見極めていた。

フェラフォール
ツリーフォーク、女性

 フェラフォールはイチイのツリーフォークにしてその最後の生き残りである。この亜種はコルフェノールの若木の死とともに死に絶えたと思われていた。だがその小さな挿し木が密かに生き延びており、コルフェノールの弟子であったライズに保護され、彼からとある年長のツリーフォークの手に渡って回復したのだった。特殊な覚醒方法によって目覚めさせられたフェラフォールであったが、その最初の数瞬は死と苦痛だけがあった。儀式を執り行ったツリーフォークは彼女を生かすために命を落とし、残忍な妖精たちが儀式を乗っ取ってその力を手に入れようと彼女に襲いかかったのだ。フェラフォールは冷酷で執念深く、感情を抑え込むという教えを他のツリーフォークから受けることなくシャドウムーアで育った。彼女は邪な目的のために魔法を用い、呪いをかけ、自身を歓迎しない世界に混沌を振り撒いている。ローウィンの側での彼女は抜け目なく、親切で慈悲深く、森すべてに生命と目覚めの賜物を振舞う。

謎まみれ
エレメンタル、性別なし

 妖精の女王ウーナが倒され、ローウィン/シャドウムーアに新たな時代がもたらされた時、ひとつの奇妙な存在が誕生した。それが謎まみれである。この茫々たる精霊は未知なるものの可能性を体現し、この次元を方々に巡って確かなものを不確かなものへと変容させる。その一歩ごとに、休耕地には見たこともない植物が芽生えはじめる。荒れ狂う川には魚が満ち、やがて干上がる。そして現在の暮らしに満足している者たちは、さらなる何かを求めて故郷を去る。

オール婆
ボガート、女性

 オール婆は悪名高いボガートであり、その名は囁き声でのみ語られる。シャドウムーアの恐怖そのものであり、最も些細な罪にも強力な呪いをかけることで知られている。自分が与える呪いの巧妙さを誇りにしており、眠りを妨げた愚か者には永遠の不眠症を与え、悪口を言った噂話好きには知性と判断力を備えたイボを与える。オール婆の魔法技術は卓絶しており、望む場所に荒廃を招き、荒々しい魔法を利用可能な形へと安定化させることができる。彼女の住処は枝でできた小屋で、巨大なカエルのような脚が生えており、的確かつ静かに荒野を跳躍する。

失われた王座、刈り取り屋
カカシ、性別なし

 もしカカシに支配者がいると言えるなら、それは刈り取り屋だろう。このよろめく造物の起源については複数の説が存在し、そのどれもが相反している。ある者は、創造主に反逆したカカシがシャドウムーアの月光を浴びて巨大化し、奇怪に成長したと信じている。またある者は、一体のツリーフォークから作られた沢山のカカシが融合したものだと主張している。そのツリーフォークの怨念が死後も長く生き続け、これら別々の存在であるカカシたちをひとつに結びつけているのだと。起源が何であろうと、刈り取り屋はこの次元の生物にとって異質なほどの狡猾さを有しており、極めて危険で冷酷な敵であることに変わりはない。とはいえ次元の相が融合したことにより、刈り取り屋はシャドウムーアのカカシたちに対する支配力と縄張りの多くを失った。そのため今は自らの王国を取り戻そうと、この地に荒廃を広げている。

来訪者たち

 ローウィン/シャドウムーアの住民に加え、このセットにはストリクスヘイヴン大学からの来訪者も見られる。彼らについての詳細は、ウェブ掲載のストーリーや近日発売予定のセット『ストリクスヘイヴンの秘密』で詳しく知ることができるだろう!

アビゲール
オーリン、女性

 聴覚障害を持つアビゲールは言葉の使い方をよく心得ており、相手の心に鮮明なイメージと力強い感情を呼び起こす力を持つ。彼女は周囲の人々を注意深く観察し、落ち着いて好意的に自分の考えをまとめるために時間をかけることを好む。アビゲールは情熱的で思いやりがあり、進んで他者を擁護し、しばしば陰の功労者として働く。だが同時に彼女は批判的な面も持っており、正義と公正さに対する自身の高い基準を満たさない相手を見下してしまう。

サナール
ゴブリン、男性

 サナールは創作物の完成にはあまりこだわらない。発想の湧くままに、未完成のデザインを次々と試していくことを好んでいる。彼は常に新たな技を学び、斬新な手法を試し、芸術というものの限界に挑戦し続けている。「作品ひとつ完成させられないようであれば何者にもなれない」、多くの相手からサナールはそう言われてきた。だが親しい友人たちの支えを得て彼はストリクスヘイヴンに志願し、志を同じくする学生や芸術家に囲まれて成長を遂げてきた。サナールはこの機会を最大限に活用し、自身の創造力を世界に見せつけようと意気込んでいる。

キーロル
吸血鬼、ノンバイナリー

 キーロルは筋骨逞しく好奇心旺盛な学生だ。故郷の近隣には多くの遺跡があり、それらを探索して幼少期のほとんどを過ごしてきたため、苦労に巻き込まれることをためらわない。キーロルは家系の中では異端児である。家族のほとんどは政治家の道へ進んでいるため、同じく道を歩むのだろうという暗黙の期待が常に存在した。だがキーロルの関心はいつも過去にあった。ファイレクシアの侵略で多くの損失を被ったことで、歴史の探求と保存はこれまで以上に重要だとキーロルは感じている。

タム
ゴルゴン、女性

 タムは謙虚で勉強熱心、そして少々熱情的でもある。聡明で理知的なタムにとってストリクスヘイヴンでの経験は、未知なる結末を発見するためのひとつの壮大な思考実験である。 タムは確率を書き換えるパラドックスの魔法を振るう。この魔法は一般的に現実として知られるものを小さな規模で歪めるが、彼女はまだその領域には至っていない。


 ローウィンの伝承やシャドウムーアの物語をもっと知りたいですか? MTGStory.comまたはThe Magic Story Podcast「プレインズウォーカーのための『ローウィンの昏明』案内」と『ローウィンの昏明』ストーリーをチェックしてみて下さい! (訳注:日本公式サイトではこちらから)さあ、マジックの多元宇宙で繰り広げられる物語へと足を踏み入れましょう。

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