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プレインズウォーカーのための『ダスクモーン:戦慄の館』案内

Emily Teng
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2024年8月31日

 

 扉は開いており、あなたを招き入れています。中に入り、何が待ちうけているか見てみましょう……ただし気をつけてください、二度と出口を見つけられないかもしれませんから。

 ダスクモーンへようこそ。ここは支配者であるデーモンの容赦ない飢えによって、苦痛と恐怖が隅々まで浸透した世界です。この次元のすべては「館」、悪意そのものである無限の罠の内に存在します。その目的はただひとつ――生存者たちを壁の中に閉じ込め、戦慄と恐怖の無限ループに陥れること。あらゆる影に怪物が潜み、あらゆる微風が死よりも悪い運命を囁きます。絶えず変化する回廊の中、自分たちを殺したり貪り食ったりしようとする存在に取り囲まれながら、生存者たちは必死に生き延びようとしています。

 「案内」を更新し、この館の本当の姿についてさらなる情報を記載しました。さあ読み進めてください、疲れた旅人さん。この不浄な扉の向こうには実際にどのような恐怖が潜んでいるのかを確かめるのです。

ダスクモーン:「館」

 ダスクモーンと化した元々の次元についてはほとんど何もわかっていない。ただ「元からこうだったわけではない」というだけである。館全体に散らばっている古代のアーティファクトの残骸から、この次元は魔法と技術の両面で進歩しており、広大な多元宇宙の存在に気付き始めたばかりだったと推測される。だがそのすべては失われてしまった。次元の元々の名前すら忘れ去られた。

 元々、館はごくありふれた住居であったが、その内にはヴァルガヴォスという悪魔的存在が封じられていた。彼はその束縛を破ることができず、だが自らの監獄とされるものの境界を再定義し、拡張することで束縛に対処できると発見した。やがてヴァルガヴォスは館の壁の内へと次元のすべてを飲み込むことに成功した。その期間は「神格化」と呼ばれている。館は厳密には生きているわけではないが、ヴァルガヴォスの意識が全体に浸透しているため、その内にいる全員を基礎的な水準で知覚し、認識している。

 神格化以前には、少なくとも三つの異なる存在領域があった――ひとつの物理的領域と、デーモンや霊が棲むふたつの非物質的領域である。館が成長するにつれてデーモンの領域は館の境界内へと折り込まれ、霊の領域は久遠の闇におけるこの次元の空間が許す限りの端まで追いやられてしまった。

館の起源

 ありふれた町にある、とある古くて立派な家。ヴェンドレル一家がそこに引っ越してきた時、彼らは新たなスタートを切るはずだった。新たな仕事、そして娘のマリーナにとっては新しい友達ができる機会だったのだ。マリーナは内気で本の虫、友達を作るのが苦手な女の子だった。新たな環境こそ、娘が自身の居場所を見つけるために必要なものだと両親は期待していた。

 だが残念ながらそうではなかった。地元の学校に通う初日から、マリーナは頻繁にいじめの標的にされた。彼女は次第に孤立し、引きこもりがちになった。自由な時間は家で過ごし、新たな家の隅々までを探検した。

 そのような探検中に、彼女は地下室に棲む小さく奇妙なひとつの存在を発見した。最初は警戒し、怪しんでいたが、すぐにその存在を友達としてみなすようになった。その存在は常に同情的で理解があり、いじめが悪化するにつれて、マリーナはその存在を唯一の友達としてますます頼るようになった。

 ある日、特に酷いいじめを受けた日、マリーナは取り乱した状態で帰宅した。泣き叫びながら、彼女は地下室の友達に自分の苦しみと怒りを吐露した。友達は辛抱強く黙って聞いていたが、やがて彼女の言葉が静まると、マリーナのために問題を解決しようと申し出たのだった。

 「私が仕返しをしてあげよう。君が受けたような苦しみを与えてあげよう」

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アート:Babs Webb

 悲しみと怒りのその瞬間、彼女は同意した。ヴァルガヴォスの指示に従って彼女はいじめっ子たちを自分の家に誘い込み、地下室に連れて行った……

 彼が待つ場所へ。飢えて待つ場所へ。

 その存在が生気を取り戻していじめっ子たちを食らう様子を、マリーナは恐怖に震えながら見つめた。そして自分の「友達」が、想像していたよりも遥かに悪意のある存在であることを知ったが、手遅れだった。彼女は地下室から逃げ出して扉に鍵をかけ、二度とその存在と関わらないと誓った。だが、やはり手遅れだった。

 マリーナの周囲の人々が、不意かつ説明のつかない恐ろしい死を迎えるようになった。近隣も歪みはじめ、ねじれ、次第に奇妙で恐ろしいものになっていった。だが何よりも不気味だったのは、家自体が歪んで拡大をはじめたことだった。

 当初、マリーナは何も起こっていないふりをしようとした。だが影響範囲が拡大し、出来事はあまりにも明白になり、無視することは不可能となった。そして、両親が姿を消した。もはや否定はできず、マリーナは調査を開始した。家の過去を詳しく調べ、地下室の存在が実は一体のデーモンであることを突き止めた。家の以前の所有者たちがそのデーモンを召喚したが、すぐに制御不能となった。彼らは自分たちが食い尽くされないよう、デーモンを家の物理的構造に縛り付けて逃げたのだった。幽閉され、餌も得られないデーモンは休眠に入り、時を待った――そしてマリーナが現れ、無意識のうちにデーモンの枷を緩めた。

 ついに自身の行いの真実を知ったマリーナはその存在と対峙し、止めるよう要求した。止めなければ、家全体を焼き払うと。デーモンは強大ではあったが、元々の召喚者の呪いに縛られていた。家を破壊したならデーモンも死ぬ。他に選択肢はなく、デーモンは彼女が覚えている世界を返すことに同意した。マリーナはそれを受け入れ、デーモンを打ち負かし、世界を正常に戻したことに安堵した……少なくとも自身が認識できる範囲では。

 現実には、家は拡大を続けた。恐怖もまた増大を続け、中に住む者すべてを陥れていった。そしてデーモンは力を増し、ついには次元全体がダスクモーンという館の壁に飲み込まれた。

 館の目的はただひとつ、恐怖と畏れでヴァルガヴォスの飢えを満たすこと。だが次元ひとつに値する恐怖を与えたとしても、その飽くなき食欲は満たされない。何しろ、恐怖の源である生存者たちは次々と死に続けているのだから。

 かつてヴァルガヴォスは他の次元へと続く扉を一時的にこじ開けることができ、それを用いて何も知らない犠牲者を誘い込んでいた。とはいえそのためには多大な労力を必要とし、扉を開けることができたのは数年に一度だけだった。だが現在では領界路が久遠の闇を縦横に走り、次元間の接続はかつてないほど容易になっている。そのためヴァルガヴォスは以前よりもはるかにたやすく他の次元へと影響を伸ばしている。ダスクモーンへと繋がる扉は多元宇宙のあちこちでますます頻繁に見られるようになり、ますます多くの人々が姿を消している。

ヴァルガヴォス

 デーモンのヴァルガヴォスはダスクモーンの要である。厳密には今なお館の物理的構造に束縛されているものの、最早この制限に意味はほとんどない。館との精神的な繋がりを用いて彼は望む者を追跡し、館の中の怪物へと命令することができるためである。

 ヴァルガヴォスが脱皮を行って新たな身体になるたびに「惨劇の刻」が起こる。この再誕は悪意のうねりを伴って訪れ、新たな館底種の波が館へと押し出される。また精神的な波紋が放たれ、崇拝者や剃刀族やその他の怪物的な存在はそれに刺激されて凶暴性や血への渇望、偏執を増す。惨劇の刻は通常、数日間しか続かない。

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アート:Antonio José Manzanedo

 惨劇の刻は、ヴァルガヴォスが脱皮する直前の「静穏の刻」と対になって発生する。ヴァルガヴォスが新たな成長に集中するためにすべての注意を内に向けると、館は一時的に和らぎ、安全な状態に最も近づく。静穏の刻は通常数週間続き、回復と来たる惨劇の刻に備えるための時間を生存者にもたらす。

マリーナ・ヴェンドレル

 ヴェンドレル家の最後の生き残りは、今もこの館に住み続けている――ある意味で。彼女への約束の一部として、ヴァルガヴォスは家を通常の状態に修復することを誓った。だが正確には、ヴァルガヴォスが修復したのは世界に対する彼女の知覚だった。館を変質させる歪んだ非現実の泡で彼女を包み、ぞっとするような現在の環境ではなく、それ以前の姿である普通の世界しか見せていないのである。マリーナが真実をどれほど認識しているのかはわかっていない。世界は回復したと本当に信じているのかもしれないし、自身がある程度作り上げたこの世界から目を背けるために望んで惑わされているのかもしれない。

ダスクモーンの地理

 館の地理は、「あり得ない」の一言で表現される。内部は常に変化し、外は存在しない。階段はどこにも繋がっておらず、寝室の扉は森のただ中に開き、廊下に敷かれた大理石は悪臭を放つ泥沼へと移り変わる。外や外の環境に通じているように見える扉は、館の中の他の区域に通じているだけである。

 館は部屋と呼ばれる区域に分かれている。だがこの名前はそぐわない――「部屋」には一見普通の寝室から、果てしなく続くのではと思われる広大な荒野まで、多種多様なものが含まれるためだ。唯一のルールは、そこには必ず部屋と部屋を繋ぐ扉や窓、あるいは他の開口部があること。部屋同士の繫がり方に明確な道理は見られず、内部のように見える部屋と外部のように見える部屋が混ざり合っている。

 館の地形は常に変化しており、地図の作成やそれを用いての探索は完全に不可能ではないにしても困難である。ほとんどの変化はヴァルガヴォスの直接の干渉なしに自然発生するが、彼はいつでも館に直接命令して配置を変化させることができる。通常は特定の生存者を狙う際にそれを行う。

 館はそれぞれ独自の雰囲気と特徴を備えた5つの領域へと大まかに分類される。各領域は厳密に区別されているわけではない。部屋は頻繁に接続され、領域同士で互いに影響を及ぼし合う。

ミストムーア
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アート:Marco Gorlei

 不気味な静寂が響く空っぽの玄関広間。大理石の奇怪な彫像が並び、感じられない微風に揺れる白布がかけられた廊下。高くそびえるアーチの下、蜘蛛の巣だらけの屋根裏部屋。容赦なく侵食する砂の下に沈みゆく、積み重なったテラス。

 ミストムーアは不安や緊張感を与える、広大でこだまの響く空間で構成されている。この領域の部屋は一般的に、白色の石造建築、波打つカーテン、風に吹かれて漂う砂、太陽が見えない平坦な灰色の空を特徴としている。

フラッドピット
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アート:Raymond Bonilla

 凍った地下湖。視界を遮る冷たい霧が漂い、スクリーンが並ぶ廊下。足を踏み入れたが最後降りることはできない、よじれた階段。図書室は腰まで浸かるずぶ濡れのページで、そこに滝が流れ込む。不気味な水の染みがまだら模様に残る、湿ってかび臭い寝室。

 フラドピットは館の中でも最も物理法則を無視した環境であり、現実離れした通路やあり得ない建築的配列に満ちている。この領域の部屋には何らかの形態の水(固体、液体、気体)や水の染み、壁一面に広がる静電気のスクリーンなどが見られる傾向にある。

ベイルマーク
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アート:Martin de Diego Sádaba

 明りのない、腐った床板の玄関ホールには不快なほどに垂れ下がった蜘蛛の巣が絡みついている。墓石でいっぱいの沼地、掴みかかってくるように萎れた木々。地下室は不吉な暗闇に沈み、視界の隅に映る影は動いているよう。

 薄暗く不気味なベイルマークには、見た目以上に深く、不気味なほどに有機的かつ実体のある影が満ちている。ギザギザの裂け目や腐った床板が目立ち、それらの間には腐敗した沼地や枯れた植物も見られる。

ボイラービルジ
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アート:Néstor Ossandón Leal

 息苦しいほどの熱気に満ちた炉室。急な下り階段は硫黄の噴出口へと途切れる。壁の裂け目が鮮やかに、けれど汚すように輝く廊下。火災で荒廃し、黒焦げになったガラクタ置き場。

 ボイラービルジの地形は、館の中でも危険を最も明白に告げている。急峻な崖、ぎざぎざに尖った建築物、噴き出す炎などだ。また、地震や炎竜巻といった暴力的で破壊的な現象も発生しやすく、この領域で生き延びる望みは通常よりもさらに薄い。

ホーントウッド
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アート:Josu Hernaiz

 棘だらけの蔓や茨で覆い尽くされた廊下。有毒植物や肉食植物が伸び放題の温室。光の差さない密林のただ中に孤立した小屋。枝編みの呪い品がぶら下がり、人間の手のような枝に絞められて崩れゆくドーム。

 すべての領域の中でも、ホーントウッドは内部的な場所と外部的な場所の境界が最も曖昧になっている。木々や草、その他の植生が晩餐室や回廊に侵入し、樹冠のどこかに失われた梁の代わりに屋根を支えていることもある。幾つかの場所では、貪欲かつ自由奔放な植物の成長が館の構造自体を腐敗させているようにも見える。

ビロウ
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アート:Martin de Diego Sádaba

 館の深奥こそがビロウ。ヴァルガヴォスの棲まう暗黒の地下室であり、彼はそこから館の至る所へとその触手を伸ばしている。ビロウの位置はダスクモーンで唯一、決して移動しない固定点となっている。そこに辿り着くためには、ベイルマークの奥深くに位置する、館のかつての姿であった住居の地階を抜けねばならない。ヴァルガヴォスのこれまでの脱皮による抜け殻でできたトンネルが地下深くに伸びており、それは脱皮するたびに更に深く掘られていく。館の本当の、唯一の出口はビロウにあると噂されているが、そこに辿り着いて確かめた者は誰もいない。

具現

 館全体にヴァルガヴォスの影響が浸透しているため、思考と物質の境界は曖昧になっている。ヴァルガヴォスの本質が浸み通り、その影響に浸されることで、具現と呼ばれる超常現象が起こるようになった。思考、恐怖、夢が自発的に実体化し、生きた姿を与えられるのだ。

ナイトメア

 「物心ついた頃から、生きたまま食べられる悪夢をみていた。冷や汗をびっしょりかいて、叫びながら目を覚ます。巨大で飢えた口に下半身を噛まれているって確信しながら。で、ついこのあいだ、それを見た……歯と舌と食欲だけの存在、まるで私の心の奥底から直接引き出されたような。そして、それはまっすぐ私に向かって来た」――生存者、マングローブ

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アート:Oriana Menendez

 ナイトメアは生存者の精神から自発的に生じる、個々の恐怖や畏れの具現である。すべてのナイトメアが独特のもので、それらが象徴する恐怖を明白に示している。ひとつとして同じナイトメアは存在しない。複数の人物が同じ悪夢をみた場合は複数のナイトメアが具現化するのではなく、具現化するナイトメアの大きさと力がその人数に比例して増大する。ひとりの人物が複数の異なるナイトメアを生じさせる原因となることもある。

 ほとんどのナイトメアは無意識のうちに具現化するが、時にヴァルガヴォスの崇拝者が故意に自分たちの恐怖を館に与え、新たなナイトメアを生み出すこともある。崇拝者たちは抑圧された潜在意識を喜んで館へと開放するため、そういったナイトメアは最も恐ろしく最も歪んだものとなる。

 ナイトメアは一意専心の存在であり、その創造主だけを狙う。犠牲者を殺すことが目的ではない。それらが望むのは、自分たちが体現する恐怖を再び体験させることである。ナイトメアに捕えられた者はナイトメアの身体へと引き込まれ、終わりのない恐怖の中で生きることを強いられる。

 ナイトメアにはそれぞれ、その核となる概念に特有の弱点がある。そのため各ナイトメアに打ち勝つための方法もまた異なる。歯が抜け落ちる悪夢の具現であるナイトメアならば、接着剤でその場に固定するのが良いかもしれない。嘲笑のナイトメアはさるぐつわで口を閉じてやる必要があるかもしれない。悪夢を克服したなら、その支配力は弱まる。その弱点を十分に利用すれば、最終的にその悪夢から完全に解放されることも可能なのだ。

館底種

 「どこへ行っても、あの……ものはいた。視界の隅に潜んでいた。壁に爪痕を残していた。あらゆる影が私を監視し、あらゆる閉じた扉の裏で待ち構えていた。もう耐えられなかった。ついに捕まったときには、安心して泣きたくなるほどだった。何にせよ、この不安でたまらない状態よりはましだ……って」――元生存者、ナイアール

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アート:Joshua Raphael

 館底種はヴァルガヴォスの白昼夢が具現化したものであり、終わることのない恐怖と畏れの世界という彼の未来像を体現している――ヴァルガヴォスにとっては美しく、それ以外の全員にとっては恐ろしいもの。生存者を捕らえた館底種は相手の精神が崩壊するか、心臓がウサギのそれのように破裂するまで純粋な恐怖で圧倒する。その結果、濃厚で美味な恐怖のひとかけらが収穫され、館底種はそれを珍味とみなしている。こうして収穫された人々は脊遂と呼ばれる精神的残骸に成り果てる。それらには基礎的な意識しか残っておらず、永遠の恐怖に浸り続ける。

 館底種を出し抜く、あるいは正面きっての戦闘で倒すことはほぼ不可能である。逃げ延びる唯一の方法は、館底種が興味を失うまで十分長く逃げ続けることだ。館底種に忍耐力や記憶は無いといっていいため、十分長くその注意を引かないようにできるなら、いずれ自ら立ち去るだろう。

光霊
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アート:Joshua Raphael

 館の中における善意の具現はただひとつ、光霊である。それらは生存者たちの希望と粘り強さが姿を成したものだ。子供時代の大切な品、心からかわいがったペット、友人たち――諦めないための力をくれるものであれば、光霊はどのような姿にもなりうる。光霊はヴァルガヴォスの陰険な悪意に対する魔法的な庇護を提供し、生存者たちが館の影響に屈しないように支える。

ダスクモーンにおけるその他の存在

ヴァルガヴォスの教団

 「彼らは僕たちを、現実とは思えないほどにのどかな、豊穣の安息地へ連れて行ってくれました。僕たちに食べ物をくれて、共同社会に迎え入れてくれました。笑顔でした――いつも笑顔でした。こんなにも恐怖から解放されたことはありませんでした。いつまでもこの平和に浸っていたいと願いました。そう明かすと、彼らは僕を別の部屋に連れて行って、あの沢山の繭を見せてくれました。そして言ったんです、『道はある』……って」――元生存者、カール

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アート:Fajareka Setiawan

 ヴァルガヴォスの教団は、貪食の父ヴァルガヴォスの栄光を広めることに専念する信者たちの結社だ。教団の信仰の中心核は「門閾の賜物」である。ヴァルガヴォスが恐怖を食らうのは呪いではなく祝福であり、その者の恐怖を食らい尽くすことで、その者を恐怖から浄化し、恐怖からの保護を与える――教団はそう教えている。そして真の楽園は、存在するあらゆる恐怖をヴァルガヴォスが食らい尽くし、すべての人々が死からさえも守られている世界を創造した先に存在するのだと。

 教団の活動の中心となるのは、門閾の儀式である。儀式の参加者は祭壇室の壁に成長する繭に身を包み、その精神を直接ヴァルガヴォスへと与えるのだ。一部の信者はこのようにしてヴァルガヴォスへと自身を捧げ過ぎた結果、人間的な感情が完全に流れ出てしまい、奉仕への渇望以外には何も持たない虚ろな肉の殻と化してしまった。

 自分たちは館の管理者であり、その維持と円滑な運営の責任を担っていると教団は考えている。教団員の大半は侍者であり、館の基本的な維持管理を担当している。彼らは壁のひび割れを埋め、厄介なグレムリンを駆除し、侵入する植物の成長によって損壊した建築物を修理する。解釈者は教団の規則を執行し、儀式の参加者や予定の管理を担う。過度の恐怖や信仰心の弱さを示す教団員に対しては、解釈者の裁量により門閾の儀式において延長時間を割り当てることができる。コクーニアは教団の儀式と信仰の守り手であり、すべての儀式において実際の進行を担当する。

 イマーゴラは執事長が直接選んだ精鋭の側近たちである。彼らは他の教団員にさえ明かされない密命を遂行する任務を負っており、時には他の教団員を排除することさえある。教団を率いるのが執事長である。彼は館全体でもヴァルガヴォスと直接のやり取りを行う唯一の人物であり、ビロウにあるヴァルガヴォスの棲家への本当の道を知る唯一の人物でもある。

 生存者を引き入れるために、教団は威圧と欺瞞を好んで用いる。外見上は、教団は友好的で安全であるように見せかける。彼らの村はミストムーアとベイルマークにまたがる、草地の部屋が連なる「静寂の谷」に位置している。この谷は一見平和かつ牧歌的で、館のほとんどの場所に潜むあからさまな恐怖とは無縁のように見える。谷に偶然たどり着いた生存者の多くは、清潔な寝台や安全、友好的な人々の約束に誘惑される。生存者が安心し、満たされるまで教団は真の姿を現さない。だがそして選択を迫るのだ――自由意志で参加するか、強制されるか。

 教団はあからさまな暴力を避ける傾向にあるが、生存者の逃亡を防ぐために必要とあらばそれを振るうことに反対はしない。教団員の数は多く、正面から立ち向かうのは難しい。だが個々の教団員を誘い出して力で打ち負かすことは可能である。

錯霊

 「あいつらは鏡から、窓から、扉の下の隙間からやって来た。幻みたいな存在だ。別の時代から、もう存在しない『館の外』から来た死者。怒りと飢えに満ちた錯霊もいた。そいつらからは隠れて逃げることを覚えた。そうじゃない錯霊はもっと親切で、変化したこの世界の新しい地形を切り抜ける力になってくれた。そういう死者は生きていることがどんな感じだったかを覚えていて、俺たちが生き続けられるように力を尽くしてくれた」――生存者、ジャックス

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アート:Miranda Meeks

 錯霊は、ヴァルガヴォスの神格化よりも以前に館の外で亡くなった人々の霊である。偶然か意図的かは不明だが、館の壁は浸透や貫通をほとんど許さない。館の中で死亡したなら出ることはかなわず、館の外で死亡しても入ることはほぼ不可能である。そのため、これらの幽霊は壁の割れ目やスクリーンや鏡、戸枠の隙間といった弱い部分から入り込む必要がある。その行為によって霊は劣化し、歪んだ外見となる。その霊たちがもはやこの次元の一部ではなく外からの侵入者である証だ。

 錯霊は自身が死亡した瞬間の感情に囚われている。時に霊は親近感を抱いた、あるいは血縁関係があると思われる特定の人物に憑依する。あるいは森の中の木々の一角や特定の部屋ひとつに取りつくこともある。

 錯霊は館の「外側」の最後の名残であり、ダスクモーン次元のかつての姿を示す面影でもある。ヴァルガヴォスがこの次元を貪り始めた際、取り込むことも破壊することもできない領域が存在すると彼は気付いた。そして、ダスクモーンが久遠の闇の内で占める空間の端までそれらを単純に押しやることで解決策とした。だがそれらの空間は押し潰されて消えるのではなく、館を押し返すに至った。この圧力は館の構造に負担をかけ、絶えず修復を必要とする亀裂や破断を引き起こしている。館の中でも腐敗が進んだ区画では壁全体がそっくり崩れ落ち、錯霊と同じように歪んで劣化した質感の背面が露出している箇所もある。それらは頑強で侵入は不可能である。

 通常の武器や腕力で錯霊を倒すのはほぼ不可能といえる。錯霊とやり合える唯一の方法は特別に設計された道具を用いることであり、これらは通常、神格化以前の技術の残骸を組み合わせて作られている。この方法で捕らえられた霊は無力化され、しばらく経つとやがて館との繋がりを失って外へと消えていく――別の侵入方法を見つけるまでの間は。

剃刀族

 「その囁き声を初めて聞いたのは、ベッドの下にうずくまって泣いていた時だった。それに導かれて、私はぼろぼろの派手な衣装が詰まった衣装棚に向かった。それを着ろと囁き声に言われて、私は従った。部屋を出ると、かつての友人たちに遭遇した。自分たちが助かるために、私を蛆羽根の口の中に置き去りにした連中。ポケットの中を見ろと囁き声が言った。中には錆びたハサミがひとつ入っていた。囁き声は尋ねた――連中が私と同じ苦しみを味わうのは正しいことだろうか? ああ、正しいとも。素晴らしいことだとも」――元生存者、フィクサー

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アート:David Szabo

 剃刀族は生存者の成れの果てであり、今では自分たちの歪んだ喜びのために他の生存者を狩っている。彼らは痛みと苦しみを糧にしており、精巧で苦痛に満ちた迷路の罠に犠牲者を放り込んだり、犠牲者を生かしつつ可能な限り長く絶え間ない苦痛を与える新たな方法を開発したりすることに特別な喜びを感じている。痛めつける生存者が見つからない時は、彼らは痛みへの渇望を満たすために互いに、あるいは自分自身に襲いかかる。

 彼らの縄張りはボイラービルジ内にある一連の精巧な死の罠と拷問部屋であり、総称して「剃刀迷路」と呼ばれている。この区域の地形は館の中でも更に複雑に作り変えられており、剃刀族の拷問の主役という役割から逃れることはほぼ不可能である。

 剃刀族はまとまりのある一集団として機能しているわけではないものの、そのほとんどは、最初の剃刀族であると主張する「苦痛の王」の指示に従う。彼は館じゅうのスクリーンに映る姿としてのみ目にすることができる。大体において、苦痛の王は他の剃刀族が仕事をする様子をただ見ているだけで満足しているが、時に介入したり、館全体に及ぶ大量虐殺に繋がる指示を出したりもする。彼は頻繁に館内のスクリーンを移動し、心の弱い生存者へと剃刀族の道に加わるように説得を囁く。

 剃刀族から逃げ延びられることは滅多にない。彼らは一度狙った相手を執拗に追跡するのだ。対抗する唯一の方法は、彼らを圧倒して殺すこと――そしてその場合でも、完全に死なせたままにする必要がある。多くの剃刀族は、心臓を刺されたはずであっても、生存者が完全に逃げ延びたと思った後に再び姿を現す。

木人

 「木でできたぼろぼろの像が、ひきつって動きながら手を差し出してきた。何か優しい自然の精霊みたいに見えたよ、このひどい場所で初めて出会った幸運だと思った。こっちが手を伸ばすと細い樹皮が裂けて、皮膚を切ってきた。中から蜘蛛が沢山溢れ出して俺の腕を登り、目に向かってきた。叫ぼうとしたけど口の中に小枝を詰められた。俺が出遭った奴は全くもって善意の存在なんかじゃない、そう気付いた時には遅すぎた」――元生存者、ハマー

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アート:Mathias Kollros

 木人は生きている木の構築物であり、かつては血肉を持つ人間であった。ヴァルガヴォスの神格化の初期において、この次元における館の拡大が認識されていくにつれ、多くの人々が恐怖から身を守る方法を探し求めた。そしてヴァルガヴォスの飢餓による堕落の影響を受けず、不変で無敵、恐怖から永遠に解放される姿へと変身する儀式を発見した者たちがいた。

 だが彼らはすぐに気づいた――この変身によって身体こそ生きた木に変わるものの、心はそのままだと。儀式を受けた者は、心はそのままに外界から遮断され、死ぬことも感じることも叶わない存在に閉じ込められてしまうのだ。声帯がないため、苦悩を声に出すことさえできない。

 木人はほとんどの時間をじっと立って動かずに過ごし、しばしば生命のない枝編み細工の立像や木々そのものと間違われる。集団を攻撃することは避け、はぐれ者をひとりずつ仕留める方を好む。木人はしばしば、生存者が十分に近づくまで待ってから行動を起こす。ひとたび犠牲者を捕えたなら、葉や枝の切れ端を口、目、爪の下などあらゆる身体の隙間に送り込んで相手を内外から変質させる。

 身体から感染性の胞子を放つ木人もいる。一定以上の量の胞子を吸い込んだ者は関節が骨化し、皮膚が硬化し、死ぬことなく事実上石化してしまうのだ。生存者が眠りにつくのを待ってから、根や蔓を出して犠牲者を包み込む木人もいる。

 炎は木人にとって最大の恐怖であり、木人に犠牲者を手放させる最も効果的な方法である。斧や山刀といった大きく重い刃物も木人に対して有効だが、感染済みの犠牲者を助けることはできない。

生きた玩具

 「寝台の上に人形が捨てられていたの。子供の頃に持ってたのとそっくりだったから、拾わずにはいられなくて。でも次の朝に目覚めると短剣がなくなってて、セスラもいなくなってた。その人形は私の隣に横たわって、大きな丸い目で私を見つめてた。絶対、寝る前に背負い袋に入れたはずなのに」――生存者、ユー

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アート:Johann Bodin

 生きた玩具はかつては無生物だったが、ヴァルガヴォスの歪んだ力によって鋭敏で正確な知覚と死への欲求を獲得した。これらは狡猾な存在であり、あどけない外見を最大限に利用して生存者を油断させ、偽りの安心を与えてから襲いかかる。

 生きた玩具は直接戦闘を避けたがる。それらが標的に遭遇するのは、無害だと思った何者かに拾われた時がほとんどである。そして持ち運ばれながら、その集団全員が警戒を解いた絶好の瞬間を待って襲いかかるのだ。その集団が排除されると生きた玩具は再び休眠状態になり、何も知らない生存者に再び拾われる時を待つ。

 生きた玩具を倒す唯一の方法は、完全に破壊することである。生きた玩具には実際の生理学的構造が存在しないため、頭部や手足を切り落とすといった通常の無力化方法ではその動きを止めることはできない。たとえ人形の腕一本だけであっても、無傷のままであればその部位は動いて狩りを続ける。

デーモン

 「新しい友達が教えてくれたんだよ、この場所はただの場所じゃない、特別なひとつの存在だ――俺たちはここで騙したって、殺したっていいってことを。連れが言うことを聞いてくれなかったら……そうだな、俺がわからせる。友達の手が俺の肩を掴んで、俺を導いてくれる。ナイフがどこにあるかを、俺が何をすればいいかを教えてくれるんだ」――生存者、ダミアン

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アート:Néstor Ossandón Leal

 神格化して最初にヴァルガヴォスが行ったことのひとつは、ダスクモーンにいる他のデーモンが自身の覇権に挑戦しないよう、計画的に追い詰めて打ち負かすというものだった。そしてそのデーモンのほとんどは死亡した。生き延びた者もいたが、彼らは以前に保持していた力のひとかけらにまで落ちぶれてしまった。それでも今なお危険な存在のままである。

 ヴァルガヴォスに直接対抗することは叶わないため、そういったデーモンたちは些細な破壊や汚損行為で館に憎悪をぶつけるだけである。今も野心を抱く少数のデーモンは、かつてのように人間と契約を交わすことに集中している。いつの日かヴァルガヴォスに挑めるだけの力を取り戻し、館のすべてを自らのものとするために。

けだもの

 「剃刀族のハサミの手が背後で鳴って、僕はつまずいた。刃が僕を切り裂くのが感じられるって思った――けれどその時、奇跡の中の奇跡が起こった。どこからともなく毛むくじゃらの獣が現れて、剃刀族を引き裂いたんだ。色を塗った木の仮面が僕へと振り返った。悪意はない、って感じた。その前足が身振りをして、ついて来てほしいって言ってるんだと思った。そしてそいつは僕を安全な場所に連れて行ってくれた。それから数週間、僕たちはお互いについて知っていった。そいつはあらゆる意味で僕の相棒に、守り手になってくれた。けれど、そう、仮面の下がどうなってるのかなんて、見ようとしたばっかりに」――生存者、チャープ

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アート:Aaron Miller

 館の中のすべての存在が悪意を持っているわけではない。けだものは大型で毛むくじゃらの生物であり、生存者たちの味方である。彼らは館の至る所で生存者たちを危害から守り、保護する。彼らがそんな行動をとる理由はただひとつ――愛情だ。けだものは愛され評価されることを何よりも望んでいる。けだものを生涯の相棒とする最速の方法は、思いやりをもって彼らに接することである。けだものは非常に忠実であり、新たな友を脅かす相手には攻撃をためらわない。

 仮面の下の顔は、けだものたちが最も厳重に守る秘密である。彼らは人間の相棒に本当の顔を見られるという恐怖と隣り合わせに生きている――むき出しの頭蓋骨に乾いた皮膚が貼りついた顔を。その顔は恐ろしく、生きた肉のおぞましい紛い物であると彼らは知っている。もし人間がけだものの顔を一目でも見たなら、良くてそのけだものは恥辱と屈辱から相手を見捨てて逃げ出すだろう。最悪の場合、けだものは激怒に駆られて凶暴に攻撃し、自分の本当の姿を知る者を殺そうとするだろう。

グレムリン

 「27日目。ようやくキャンプに戻ったが駄目だった。天幕は何かにかじられて穴があいていた。薪も。食べ物は全部、壁に塗りたくられて失礼な記号にされていた。冗談はやめてくれ」――生存者の日誌より

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アート:Fajareka Setiawan

 グレムリンは、いたずらや実践的な悪ふざけをこよなく愛する無秩序の存在である。生存者からもそれ以外の館の住民からも、彼らは同等に敵視されている。グレムリン自身は本質的に危険ではないものの、生存者たちの装備をいじくりまわして最も重要な瞬間に失敗させることができるのだ。一方で、彼らの悪ふざけが最終的に有益となることもある。グレムリンが剃刀族の上着の裾を近くの木の枝に結び付けたり、教団員の魔法円のろうそくをかじって穴を開けたりすることで、多くの生存者がほぼ確実な死から逃れているのだ。

その他のクリーチャー
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アート:John Tedrick

 館に蔓延する悪意はすさまじく、その壁の中にいて影響を逃れられるものはない。普通の生物が醜くグロテスクな姿に歪んでしまったり、ナイトメアや館底種を直接食したことで堕落してしまったりと、その影響は多岐にわたる。

生存者

 この次元の住民全員が館に取り込まれたわけではない。館に家々が取り込まれる前に存在していた人々、その最後の生き残りである生存者の集団が幾つか存在する。ほとんどの生存者は放浪生活に適応することで生き延びている。彼らは常に移動し、注目を集めるほど長く一か所に留まることは決してない。彼らは賢く不屈、機知に富み、ただ生き延びるために絶えず戦っている。だが館がひとりまたひとりと生存者を排除していくため、その人数は減少を続けている。時折、新参者が流入することで生存者の数は一時的に増えるものの、新たな環境に素早く賢く適応するか、ベテランの生存者集団に拾われるほど幸運でない限り、ほとんどが速やかな終わりを迎える。

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アート:Jodie Muir

 必要に迫られ、生存者たちは館じゅうの物や廃品から武器や道具、その他の装置を即席で作り上げる技に長けている。釘を打ち込んだ木の板のような単純な武器から、超自然的な存在を検知するための即席装置まで、それらは多種多様だ。間に合わせの寄せ集めである性質上、こういった道具は頻繁に壊れたり故障したりする傾向にあり、重要な瞬間に頼るのは危険である。

 生存者は緩い集団でまとまりに欠け、生き延びるためだけに団結しているものが多い。だが大規模で組織化された集団も少数が存在する。

 「館研究所」は館の超自然現象の調査、分析、記録に専念している。彼らの目標は館の究極の弱点を発見し、それを用いて館を終わらせる方法を見つけ出すことだ。彼らはフラッドピットの使われていない一連の手術室に常設の基地を備えており、発見したあらゆる生物をそこで解剖・分析している。

 「後援者」は館の地理に最も詳しい、頑強かつ粘り強い放浪者の集団である。彼らは他の生存者が必要とするかもしれない物資や資材をあちこちに隠し持っている。

 「ドアブレード」は冷酷な生存者たちの小集団であり、現在の形勢を逆転させ、館の怪物を狩り立てて殺すための徹底的かつ戦略な暗殺計画を実行すると決意している。彼らは館研究所と頻繁に協力し、提供された知識を用いて襲撃計画を立てる。そしてその見返りとして、研究所の実験のために怪物の死体や生体標本を提供している。ドアブレードの死傷者数は多いが、その敵を殺した数もまた多い。


 館がもたらすどんな恐怖からも生き延びられるよう、備えてください。最高の武器を手に入れ、仲間の生存者を集め、2024年9月27日に発売される『ダスクモーン:戦慄の館』でヴァルガヴォスとその悪夢に立ち向かう覚悟を決めましょう。このセットは、お近くのゲーム店Amazonなどのオンライン小売店、その他マジック:ザ・ギャザリングの製品を扱う販売店にて今すぐ事前予約できます。

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