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プレインズウォーカーのための『機械兵団の進軍』案内:ファイレクシアによる多元宇宙侵略
2023年4月11日
ファイレクシアによる侵略が始まった。エリシュ・ノーンの侵略樹の枝は無数の次元へと伸び、ファイレクシア人の軍勢が多元宇宙じゅうに広がった。行く先のあらゆるものを同化あるいは破壊せんとする無慈悲な軍勢に、それぞれの次元の住民は立ち向かう。戦いに備えよ。多元宇宙の命運はこの決戦に懸かっている。
ここしばらく、新ファイレクシアは時機をうかがっていた。着実に軍勢を築き、ぎらつく油の研究を進めていたのだ。そして今、ついに侵略を始めるために必要な材料がすべて揃った。この侵略が成功すれば、多元宇宙はファイレクシアが抱く悪夢のような野望に呑み込まれてしまうだろう。
だが多元宇宙の次元も、黙って見ているわけではない。新ファイレクシアの軍勢が多元宇宙を覆い尽くそうとする中で、各次元の住民たちは力を合わせ、すべてを懸けた反撃に出るのだ。
これまでのストーリー
《多元宇宙の突破》 | アート:Liiga Smilshkalne | |||
機械正典を率いるエリシュ・ノーンは、侵略を始めるためになくてはならない材料を着実に集めていった。
テゼレットのエーテリウムの腕に収められた次元橋を使い、ノーンは他の法務官たちを別の次元へ送り込むことができた。法務官たちはそこで、さまざまなタスクを遂行するよう指示を受けた。ヴォリンクレックスはカルドハイムで世界樹の精髄を手に入れ、ノーンはそれを用いて次元を越える侵略樹を育てた。神河へ渡ったジン=ギタクシアスは、この次元の神を使った実験を行い、完成化のプロセスを洗練させた。その過程で彼は、灯を損なうことなくプレインズウォーカーを完成化させる手法を開発した。シェオルドレッドは、今後の侵略時に脅威となり得るものを取り除くべく、かつてファイレクシアが敗れた次元ドミナリアへ向かった。
しかし多元宇宙に対するファイレクシアの脅威が増大していることに、誰も気づかないわけではなかった。多元宇宙じゅうのプレインズウォーカーたちがファイレクシアの策略を察し、それが真に脅威となる前に侵略を防ぐべく、プレインズウォーカーによる急襲部隊が結成された。彼らは大規模な破壊の可能性を秘めたアーティファクト「ゴーゴスの酒杯」を複製し、新ファイレクシアの中心たる種子中枢へ運び込む計画を立てた。そこで酒杯を爆発させ侵略樹を破壊することで、新ファイレクシアが他の次元とつながることを阻止しようとしたのだ。
だがその計画は早々につまずいた。急襲部隊はプレインズウォーク対策の防御により散り散りになり、多くの者がぎらつく油に汚染され、やがてファイレクシア側につくことになった。そして残るプレインズウォーカーたちが種子中枢にたどり着いたそのとき、エリシュ・ノーンの侵略樹が他の次元と接続され、侵略の道を開いた。侵略樹がつながった先の次元も壊滅することを恐れたケイヤは、酒杯の起爆を拒んだ。しかしジェイスが酒杯を起動させ、ケイヤはそれを止められなかった。酒杯がエネルギーを溜めたその瞬間、エルズペスが現れた。彼女は酒杯を掴むと、久遠の闇へプレインズウォークしたのだった。
急襲部隊は失敗に終わり、そして侵略が始まった。
多元宇宙の侵略者:機械兵団
機械兵団は、新ファイレクシアの侵略軍だ。それは5つの「徒党」で組織されている。
侵略が始まった当初は、機械兵団は新ファイレクシア出身の部隊のみで構成されていた。次元がファイレクシアの勢力に屈するたびに、侵略軍にはかつてその次元を守っていた者が加わっていったのだ。
雪花石の徒党
《ノーンの審問官》 | アート:Denis Zhbankov | |||
雪花石の徒党は、機械兵団の中でも特に無慈悲で狂信的な徒党だ。彼らは侵略の際に、機械正典の賛美歌を歌う。それはファイレクシア人以外には恐ろしい不協和音に聞こえるが、彼ら自身の耳には狂喜の声が響いている。
《エリシュ・ノーン》 | アート:Magali Villeneuve | |||
雪花石の徒党はエリシュ・ノーンの直属部隊であり、ノーンは新ファイレクシアの玉座の間から機械兵団の展開を主導している。
金属の徒党
《方程式の改変》 | アート:Alix Branwyn | |||
金属の徒党は、ジン=ギタクシアスの軍を最大効率で運用するために、特定の次元についての既存の知識にもとづいて各次元へ戦略的に展開されている。この軍勢には強い場面と弱い場面がある。ジン=ギタクシアスが正確な知識を所持している次元では、金属の徒党は外科的処置のごとき精密さで攻撃できるが、情報が誤っていたり不完全だったりする次元では、ひどく劣勢に立たされることもあるのだ。
《ジン=ギタクシアス》 | アート:Ekaterina Burmak | |||
金属の徒党はジン=ギタクシアスによって率いられる。エリシュ・ノーンと最初に手を組んだ法務官である彼は、金属の徒党の指揮官の座を維持することが許された。彼は金属の徒党を用いて多元宇宙じゅうの情報を集め、今後の侵略に役立たせるためにそのいくつかをエリシュ・ノーンに共有している。
刻印の徒党
《胆液飲み》 | アート:Aurore Folny | |||
シェオルドレッドによるクーデターが失敗に終わった後、エリシュ・ノーンは刻印の徒党の管理権を残りの族長に分割して与え、最も成功した者には権力と栄光を約束した。競争に駆られた族長たちはそれぞれの部隊をより大きく、より残酷に仕立て、エリシュ・ノーンの承認を得ようと躍起になった。こうして刻印の徒党は、機械兵団の中でも特に凶悪で残忍な部隊となったのだ。
《シェオルドレッド》 | アート:Ryan Pancoast | |||
焼炉の徒党
《焼炉のグレムリン》 | アート:Tuan Duong Chu | |||
他の徒党と異なり、焼炉の徒党は直属の指揮系統を持たない。代わりにエリシュ・ノーンは彼らをただ多元宇宙に解き放ち、計画も秩序もなく好きなように破壊と混乱を引き起こさせている。その結果は混沌としているが、突き詰めれば効果的だ。
《ウラブラスク》 | アート:Campbell White | |||
ファイレクシアで赤の法務官の座にあるウラブラスクは、エリシュ・ノーンの新ファイレクシア構想に賛同していなかった。彼女に協力する選択を迫られたウラブラスクは、その権威に屈することなく堂々と反抗し、直属の徒党を置いて溶鉱炉階層の奥深くへ退いたのだった。
銅の徒党
《銅の徒党の破壊屋》 | アート:Nicholas Gregory | |||
ヴォリンクレックス率いる銅の徒党は、今回の侵略を新ファイレクシア人の潜在能力を「試す」場として利用している。ファイレクシアにふさわしい強さを証明した者には、完成化の栄誉が与えられる。弱いと判断された者はその場で引き裂かれる。銅の徒党は、すべての徒党の中でも完成化した割合が最も低い。しかしここで完成化に至った者は、改宗者の中でも特に凶暴で強力である。
《ヴォリンクレックス》 | アート:Daarken | |||
銅の徒党を率いるヴォリンクレックスは、エリシュ・ノーンが優位であることを認めている……当分の間は。だが彼女が少しでも弱さを見せようものなら、彼は牙を剥くだろう。そのことは、エリシュ・ノーンも十二分に承知している。
その他のファイレクシアの兵器
侵略樹、次元壊し
《侵略樹、次元壊し》 | アート:Kekai Kotaki | |||
各次元の守護者たちからは「侵略樹」と呼ばれ、ファイレクシアの軍勢からは「次元壊し」と呼ばれる、この多元宇宙をまたがる巨大な樹は、新ファイレクシアによる多元宇宙征服の根幹だ。カルドハイムの世界樹から盗まれた精髄から育まれたこの樹は種子中枢で育ち、新ファイレクシアの理想像の通りに歪められた。その枝は久遠の闇に道を切り開くことができ、機械兵団での他次元侵略を実現させた。
防衛側から見ると実に恐ろしい光景だが、ファイレクシアの軍勢から見れば、それは彼らの強さと不可避性を象徴する栄光のシンボルとなる。
《門口の断絶》 | アート:Titus Lunter | |||
侵略樹の枝は恐るべき破壊兵器であり、都市単位での破壊や弩級艦を空から引きずり下ろすといったことを難なくやってのける。枝の先端は三又に分かれた棘のようになっており、それらは枝が地面に激突すると開き、そこで固定される。棘はかぎ爪のようにも機能し、生物、非生物を問わずゆく先々にあるものを引き裂く。
種子殻
培養器トークン | アート:Johann Bodin | |||
侵略樹の枝は無数の種子殻に覆われている。それは久遠の闇を越えて機械兵団を運ぶ、棘付きの船だ。種子殻の中には百長の連隊をまるごと運べるものもあれば、巨獣を1体だけ格納するものもある。あるいは、ぎらつく油で満たされているだけのものもある。これは空から油を降らせてファイレクシア化を可能な限り広げるためのものだ。
《完成化という名の贈り物》 | アート:Artur Nakhodkin | |||
また、種子殻の中には「繭」と呼ばれる外科的完成化処置に特化したユニットも存在する。非ファイレクシア人をぎらつく油によく浸したら、それを繭に移し、繭に封をした後に有機部分を機械のパーツに入れ替えるのだ。完成化は手早く、煩雑に行われる。こうして新たに完成化した者は「改宗者」や「修練者」と呼ばれ、元々の「純粋な」ファイレクシア人とは区別される。機械兵団は優雅さよりも速度を重視しているため、修練者は機械部品を乱暴に継ぎ接ぎしたような粗雑な形状になる傾向がある。
改宗獣
《改宗獣》 | アート:Uriah Voth | |||
改修獣は、ぎらつく油の浸透に機能を絞って特別に設計されたファイレクシアのクリーチャーだ。改修獣の目的は、背中の檻に非ファイレクシア人を捕らえて極めて高濃度のぎらつく油に浸し、他の手段でかかる時間の何分の一で油を浸透させて完成化の準備を整えることにある。改修獣は小型犬ほどのものから巨大なクジラほどのものまで、あらゆるサイズのものがいる。
多元宇宙の防衛:各次元の様子
侵略は多元宇宙じゅうに広がり、各次元の住民たちは完全なるファイレクシア化から次元を守るべく立ち向かっている。ここでは、主な次元での様子を見ていこう。
アルケヴィオス
《アルケヴィオスへの侵攻》 | アート:Dmitry Burmak | |||
リリアナ・ヴェスから事前に警告を受けていたストリクスヘイヴン魔法学院は、最強の魔術師と最強の呪文を揃えて戦いに備えていた。しかし侵略者の準備も万全だった。最前線の守りを固める教授陣をもってしてもファイレクシア人に敵わず、彼らは侵略者の側につくことになった。
この次元を救えるかどうかは、窮余の一策に望みを託す学生たちの双肩にかかっている。その策とは、大図書棟の奥深くに隠された伝説の古代呪文の機構を解明し、ファイレクシア人を学院から追い払うというものだ。そのためには、彼らを狙うかつての教授たちの追跡を逃れながら、大図書棟の迷宮のような内部を抜けなければならない。学生たちは、ミスが許されない命がけの鬼ごっこに挑む。
ドミナリア
《ドミナリアへの侵攻》 | アート:Denys Tsiperko | |||
味方の中に潜伏工作員がいることが発覚し改めて気を引き締めたドミナリアは、来たる侵略にしっかりと備えた。新たな連合は、力を合わせることでより強く、確固たるものになっていった。ファイレクシアと対峙するのは、これが初めてではない――何をすべきかは知っている。
エルドレイン
《エルドレインへの侵攻》 | アート:Cristi Balanescu | |||
むかしむかし、おとぎ話のような世界エルドレインに恐ろしい怪物の群れがやってきました。王国の騎士たちは本当に勇敢に戦いましたが、1つまた1つと宮廷は陥落し、僻境の住民たちは自分の身を自分で守ることになってしまいました。
ですがずるがしこいフェイの一族は、僻境での秘訣と危なさを他の誰よりも知っていました。ここは彼らの魔法の森なのですから。フェイたちはファイレクシア人と正面からぶつかるのではなく、自分たちがよく知る僻境で罠にかけるという巧みで素早い戦いかたを採用しました。新たにファイレクシア化した騎士たちは、簡単ではないと思い知らされることになるでしょう。
イコリア
《イコリアへの侵攻》 | アート:Antonio José Manzanedo | |||
ファイレクシアはイコリアの巨大な怪物に対抗するべく最大の巨大戦車をいくつも送り込み、巨獣同士が激突した。ぎらつく油が次元に染み込むにつれて、水晶の形態にも影響が出ていく。中には堕落したものもあり、影響を受けた獣が生物機械的な変容を起こすこともあった。そうでない水晶は自然の摂理として進化を遂げ、イコリアの怪物たちにぎらつく油に対するある程度の耐性をもたらした。
イニストラード
《イニストラードへの侵攻》 | アート:UAlexey Kruglov | |||
以前にも複数の次元にまたがる脅威と対峙した経験があるイニストラードは、新たな侵略に立ち向かう準備を十二分に整えた。人間と夜の怪物が手を取り合うことにはならなかったものの、断片的で協調性に欠ける防衛はそれでも他の次元より難なくファイレクシアを食い止めてみせた。中でもグール呼びと屍術師がその才能を遺憾なく発揮し、ファイレクシア人は完成化を試みても想定より反応が悪いこの次元のゾンビの対処に苦戦することになった。
イクサラン
《イクサランへの侵攻》 | アート:Viktor Titov | |||
ファイレクシアの侵略は海からだった。潜水艦のような戦争機械が上陸し、内陸へ突進していく中、太陽帝国は最も思いがけない味方を得た――薄暮の軍団の吸血鬼たちだ。彼らが力を合わせることで、イクサランの防衛の大部分が築き上げられた。太陽帝国は恐竜も戦力に投入した。
彼らはファイレクシアの消耗を待つのではなく、侵略者をおびき寄せて罠にかけるという作戦を立てた。うまくいけば大きな一撃を与えられるし、少なくとも防御を固める時間は稼げるだろう。
カラデシュ
《カラデシュへの侵攻》 | アート:Leon Tukker | |||
サヒーリの警告のおかげで、カラデシュの市民は備える時間を確保できた。侵略樹の枝がついに侵入したとき、凶暴な恐竜をもとに設計された「黄金鱗計画」の機械をはじめ、強力な抵抗軍と対峙したことをファイレクシア人は悟った。短期間で終わると想定されていた戦いは、足場固めにも苦労する長期戦となった。
次元の完成化スピードを上げるべく、機械兵団の徒党は競うように霊気貯蔵器へ向かった。この次元の霊気の流れを自分たちの設計通りに歪めるためだ。こうしてこの侵略の核心は、霊気をコントロールして決定的な優位を確保するための苛烈な競争へ発展していくのだった。
カルドハイム
《カルドハイムへの侵攻》 | アート:Bryan Sola | |||
カルドハイムに侵入した侵略樹はまず世界樹に巻きつき、10の領界が激しくぶつかり合い、あるいは引き裂かれるほどの壊滅的なドゥームスカールを引き起こした。感染は星界にまで広がり、完成化した星界の怪物が領界を闊歩し、大地を貪っている。
終末の風景の中で、カルドハイムの住民たちは一番得意なことをした――勝利と栄光を求め、喜々として戦いへ向かったのだ。恐れ知らずで、常に自慢になるような壮大な戦いを熱望しているカルドハイムの住民たちは、星界の怪物と対峙した。巨大な敵には集団で挑んだが、ときどき一対一の壮絶な戦いを繰り広げる者もいたのだった。
神河
《神河への侵攻》 | アート:Kekai Kotaki | |||
侵略は都和市で始まった。侵略樹は母聖樹の近くに侵入し、すぐさま市街地を混乱に陥れた。防衛部隊の第一陣は多くが侍だったがまもなく追い詰められ、悲劇的な完成化を迎えてファイレクシア側で戦うことになった。第一陣が壊滅した今、神河の忍者は隠密の技と策略と持てる戦法をすべて駆使して、侍の残酷なまでの力強さと組織力に立ち向かわなければならない。
ニューカペナ
《ニューカペナへの侵攻》 | アート:Diego Gisbert | |||
ファイレクシア化を一時的に止める、あるいは退けることができる天使の物質「光素」の源泉として、ニューカペナはファイレクシアから特別な関心を集めている。エリシュ・ノーンは副官のアトラクサを送り込み、侵略の指揮と光素の源を断つよう指示した。侵略樹の枝が街の支えに巻きつくと、アトラクサは高街を制圧し、冷酷に貴顕廊一家を支配下に置いた。
その様子を目の当たりにした他の一家は、力を合わせてこの闇の天使の支配力に対抗した。暗い路地や曲がりくねった道を舞台に、4つの一家は貴顕廊一家とやり合った。防衛側の先陣を切るのは土建組一家。彼らは街のインフラそのものを操作できるため、貴顕廊一家やアトラクサに対する防衛線を確保できるのだ。光素が注入された武器はファイレクシア人に効果的で、戦いは熾烈さを増した。決定的な差がつかないまま、両者とも一歩も退かない縄張り争いを繰り広げている。
ラヴニカ
《ラヴニカへの侵攻》 | アート:Leon Tukker | |||
ファイレクシア化したヴラスカの導きで侵略樹はラヴニカの地底街を貫き、そこから街の数区画をそっくり掘り返してこの都市次元の朽ちかけた暗部を数世紀ぶりに外気にさらした。そしてファイレクシア化したばかりのゴルガリ団が他のギルドに群がるための道を開いた。他のギルドは防衛を主導し、最前線で侵略者を打ち倒していった。
しかしファイレクシア化したゴルガリ団は他に2つのギルドを味方につける。イゼット団とシミック連合だ。ぎらつく油がもたらす新たな可能性に興味をそそられ、宿命とも言えるその好奇心に駆られ、イゼット団とシミック連合の多くの団員が進んで完成化を受け入れたのだ――そして、支払わなければならい代償の恐ろしさに気づいた時には手遅れだった。ファイレクシアは勢力を広げながら着実にこの次元の主導権を握りつつある。ラヴニカへの小さな足がかりに見えたことは、じわじわと進行する災いに変わっている。
タルキール
《タルキールへの進行》 | アート:Darren Tan | |||
はじめはファイレクシア側が優勢だったが、龍王たちはすぐに軍勢を集めて押し返し、次元全体が圧倒される事態を阻止した。そのために龍王たちは支配下にある者と共闘し、空は飛び交い戦う龍で埋め尽くされた。龍たちは配下の助けを借りて、ファイレクシア化した同胞と渡り合っている。
テーロス
《テーロスへの侵攻》 | アート:Johan Grenier | |||
ファイレクシア化したアジャニを先頭に、侵略軍の第一陣は神殿やその他の礼拝の地を狙った。テーロスにおける信仰の性質から、その神の信者が完成化すれば神自身もファイレクシアの崇拝者からの影響を受け、やがてそれに屈し、同じくファイレクシア化するのだ。
都市国家メレティスは今、ファイレクシアの軍勢による絶え間ない猛攻に対抗する最後の砦となっている。空から、陸から、海から激しい攻撃を仕掛けてくるファイレクシアの巨怪の軍勢に対し、メレティスの守備軍は勇敢に戦い、追い払っている。テーロスで生き残っている数少ない神の一柱であり、城壁内の人々の信仰に支えられたエファラ神の加護のもと、彼らはなんとか持ちこたえている……今のところは。
ゼンディカー
《ゼンディカーへの侵攻》 | アート:Diego Gisbert | |||
ゼンディカーでの戦いは、主に2つの舞台に分かれて繰り広げられた。荒野では、大地そのものがファイレクシアに対抗すべく立ち上がった。スカイクレイブでは、遺構を完成化させて作り上げたナヒリの完成化エンジンを破壊すべく、精鋭部隊が勇敢に駆ける。
まとめ
果たして、多元宇宙の運命やいかに。すべてを屈服させるエリシュ・ノーンの無慈悲な進軍は、「Magic Story -未踏世界の物語-」をご覧あれ!
『機械兵団の進軍』セット・クレジット
本セットのクレジットは、英語版製品情報ページをご覧いただきたい。
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