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『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』をコレクションする

Max McCall
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2022年5月17日

 

 『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』は、フォーゴトン・レルムの重大な岐路となるだろう。そこでは意匠を凝らしたマジックのカードをはじめ、異国情緒あふれる品々が何でも手に入るんだ。

 6月10日にお近くのゲーム店やAmazonのような通販サイトで発売されるこのセットには、統率者戦ファンにとって素晴らしいカードにあふれている。ここでは、君たちが出会うであろう感動的なものを詳しく見ていこう。

エッチング・フォイル仕様の伝説のカード

 『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』のセット/コレクター・ブースターからは、君のお気に入りの統率者がエッチング・フォイル仕様で出現する可能性がある。このセットの伝説のクリーチャーおよび背景・カードにはすべて、エッチング・フォイル版が存在するんだ。

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 エッチング・フォイル仕様はこれまで、さまざまな形で作られてきた。『統率者レジェンズ』でも『ストリクスヘイヴン:魔法学院』でも、『神河:輝ける世界』でも、『ニューカペナの街角』でもエッチング・フォイル仕様のカードが登場したけれど、実際の仕様はそれぞれ異なっていた。『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』では、『統率者レジェンズ』のものと同じ仕様が使われる――特殊なニスを使用した半光沢のカード枠が、鮮やかな輝きを放つ仕様だ。今後エッチング・フォイルはこの仕様を基本にしていくつもりだけれど、たまに別の形を試したりするかもしれない。

 『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』には、伝説のクリーチャーがアンコモン30枚、レア25枚、神話レア2枚の合計57枚存在する。背景・カードはコモン5枚、アンコモン15枚、レア5枚の全25枚だ。それらを合わせた82枚にエッチング・フォイル版が存在し、エッチング・フォイル仕様のカード枠に通常のアートが収められたものになっている。

 セット・ブースターにはエッチング・フォイル仕様の伝説のカードが1枚封入されており、3パックに1枚の割合でレアや神話レアのものが出現する。コレクター・ブースターにはエッチング・フォイル仕様の伝説のカードが2枚封入されており、1枚はコモンやアンコモン、もう1枚はレアや神話レアのものになっている。なおドラフト・ブースターからはエッチング・フォイル仕様のカードは出現しない。

ボーダーレス版

 『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』では、3枚のボーダーレス版プレインズウォーカーが登場する。

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 また、5枚の神話レアのドラゴン・サイクルも存在する。どれも対戦相手に戦闘ダメージを与えたくなるこれらのドラゴンたちにも、ボーダーレス版が用意されているぞ。

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 それから、他にも《棘茨の君主》を含む5枚の神話レアにボーダーレス版を用意した。

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 『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』のボーダーレス版カードは、セット/ドラフト/コレクター・ブースターで、非フォイル版もフォイル版も手に入る。

「ルールブック」版

 『フォーゴトン・レルム探訪』で登場した「ルールブック」仕様のカードが、『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』で帰ってくる。

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 この仕様は、初期の「モンスターマニュアル」を思わせるアートが特徴だ。『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』の「ルールブック」版は、伝説のクリーチャー57枚(アンコモン30枚、レア25枚、神話レア2枚)といくつかの非伝説のカードに存在する。「ルールブック」版は合計で、コモン10枚、アンコモン34枚、レア25枚、神話レア7枚の76枚になる。神話レアのドラゴン・サイクルには、ボーダーレス版に加えてルールブック版もあるぞ。『フォーゴトン・レルム探訪』における「ルールブック」はまさに「モンスターマニュアル」だったが、『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』の「ルールブック」には「ダイアモンド」サイクルや《稲妻》のような素晴らしいアイテムも入っている。「ルールブック」版カードは、セット/ドラフト/コレクター・ブースターで、非フォイル版もフォイル版も手に入る。

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拡張アート版

 『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』で登場する特別なカード仕様は以上だ。でも私たちは、皆さんそれぞれがお気に入りのレアや神話レアの特別なバージョンを手に入れられるよう、すべてのレアや神話レアに別バージョンを用意することにしている。『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』では、他に特別なカード仕様を持たないレア47枚と神話レア7枚に、拡張アート版が用意される。『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』のメインセット収録のカードの拡張アート版は、コレクター・ブースターまたはコレクター・ブースター・サンプルパックで、非フォイル版もフォイル版も手に入る。

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 また、『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』統率者デッキ収録の新規カードにも、拡張アート版が用意される。内訳はレア27枚と神話レア12枚だ。(クラス・カードの中には拡張アート版がないものもある。)神話レアの方は、コレクター・ブースターまたはコレクター・ブースター・サンプルパックで、非フォイル版もフォイル版も手に入る。レアの方は非フォイル版のみとなり、コレクター・ブースターでのみ手に入る。

「ザ・リスト」

 『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』では、再び「ザ・リスト」のカードが300枚に戻り、マジックの歴史からさまざまなカードが収録される。「ザ・リスト」には、《Havengul Laboratory》を除いて『Stranger Things x Secret Lair』のカードのマジック版も収録される。『Stranger Things x Secret Lair』のカードのマジック版は、『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』セット・ブースターから、「ザ・リスト」の他のカードと同じ比率で出現する。

ブースターの種類とこのセットの概要

 『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』は、多くのセットよりも収録枚数が多く、また「統率者ドラフト」ができるようブースターの封入枚数も多くなっている。『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』の収録カードは、コモン141枚、アンコモン120枚、レア77枚、神話レア22枚だ。その多くに、これまで紹介してきた別バージョンが用意されるわけだ。エッチング・フォイル仕様のカードはセット/コレクター・ブースターで手に入る。「ルールブック」版やボーダーレス版のカードは、セット/ドラフト/コレクター・ブースターで、非フォイル版もフォイル版も手に入る。拡張アート版は、コレクター・ブースターまたはコレクター・ブースター・サンプルパック限定だ。

 『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』で一番開封するのが楽しいパックは、セット・ブースターだろう。エッチング・フォイル仕様の伝説のカードや背景・カードが入っていて、他にも伝説のカードや背景・カード、レアや神話レア、フォイル仕様のカード、不確定レアリティのカードなどが手に入る。クールなカードが詰まった『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』セット・ブースターには、79%の確率で少なくとも2枚のレアや神話レアが封入されており、37%の確率で3枚以上のレアや神話レアが出現する。

 統率者ドラフトを楽しむなら、ドラフト・ブースターを手に取ろう。『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』ドラフト・ブースターには20枚のカードが封入されており、統率者ドラフトでは一度に2枚ピックして60枚の統率者戦用デッキを組み上げる。なお統率者ドラフトでは、シングルトンのルールは適用されないぞ。各ドラフト・ブースターには伝説のクリーチャーやプレインズウォーカー1枚と伝説の背景・カード1枚、それから伝説でないレアや神話レア1枚が封入されている。『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』ドラフト・ブースターからは、44%の確率で少なくとも2枚のレアや神話レアが出現する。

 通常版と別バージョンの出現率に決まった比率はない。セット・ブースターからは11%の確率で非フォイル/非エッチング・フォイル仕様の別バージョンのレアか神話レアが出現し、同様にドラフト・ブースターからは10%の確率で出現するようになっている。複数の仕様を持つカードについては、仕様の数に応じて出現率が少なくなっている。コレクター・ブースターについても同様だ。コレクター・ブースターは、フォイル非フォイル問わずここでご紹介したさまざまな仕様のレアや神話レアをコレクションするのにうってつけのパックで、拡張アート版の出現するのもこれだけだ。

 『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』の各種ブースター製品の詳しい内容については、「『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』製品紹介」の記事を確認してくれ。

 それでは、6月10日の『統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い』の発売をお楽しみに。お近くのゲーム店はもちろん、Amazonのような各種通販サイトでも販売されるから、ぜひ新しい統率者戦のデッキを楽しんでほしい。

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