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グランプリ・マニラ2017へようこそ!
グランプリ・マニラ2017へようこそ!
Joel Bantiles, Alyzza Miclat, Ron Joson / Tr. Tetsuya Yabuki / TSV, Edited by Yusuke Yoshikawa
グランプリ・マニラ2017 6月2~4日開催!
皆さんMabuhay!(こんにちは!)
フィリピンで再びマジック:ザ・ギャザリングのグランプリ(GP)が開催されます。カジュアル・プレイヤーからプロ・プレイヤーまで、世界中からお集まりの皆さんには、心ゆくまでスタンダードを楽しめる最高の週末になることをお約束します。マニラでグランプリが行われるのは今回で8回目ですが、そのうち5回は日本のプレイヤーが優勝しています。そしてもちろん、GPの楽しみは本戦だけではありません。主催の「Chain Links Events」は他にも素晴らしいイベントや豪華な賞品をご用意しています。これは見逃せませんよ。
東南アジアに広がる島々からなるフィリピンは、298,170平方キロメートルの土地と1,830平方キロメートルの海を保有しています。世界で73番目に広い国であり、潮の満ち干きに関わらずおよそ7500の島があります。
かつてはスペイン(1521~1898年)やアメリカ(1898~1946年)、日本(1942~1945年)の統治を受けたフィリピンですが、1898年6月12日の建国以来、豊かな歴史と文化が育まれてきました。
マニラはフィリピン共和国の首都であり、一日中活気にあふれている街です。GP会場のすぐ隣が世界で4番目に大きなショッピングモールであることに加え、近くに楽しい観光場所が多くあることも参加者の皆さんとしては嬉しいところでしょう。フィリピン・ペソ(PhP)への両替はお忘れなく。
フィリピンの魅力はあなた自身が味わいましょう。グランプリ・マニラへお越しください!
フィリピンをもっと楽しもう
ここからは、皆さんがGPマニラをさらに楽しめるようフィリピンの魅力をお届けします。伝えずにはいられません。ぜひGPの前後には、美しき観光地や歴史的遺跡へ足を運んでみてください。おいしい食べ物もたくさんあるので、お財布には余裕を持って来てくださいね。
まずは、マニラ首都圏内外問わず必見の観光地をご紹介します。もちろん、行き方もお教えしますよ(現地で他のオンライン・トラベルガイドを見る必要もなくなりますね)。
パシッグ川ツアー
マニラ首都圏には人口も産業も集中しているため、主要な通りは常に混んでいます。それでも、賑やかで歴史深いマニラ首都圏の散策を諦めないでください。短いながらも素敵なマニラ滞在を存分に楽しめるよう、ひとつ役立つヒントをお教えしましょう。ぜひ、パシッグ川フェリーバス・サービスをご利用ください!
パシッグ川フェリーバスは、安全で便利な交通手段となるだけではありません。全長27kmにわたってマニラ、マカティ、マンダルヨン、パシッグ、タギッグの5都市を横断し、古くから流れるパシッグ川沿いには注目すべき観光地が多くあります。フェリーバスはそれらの入り口にもなっているのです。安全面やセキュリティ面についてもご心配なく。現在は12の停留所がありますが、どの停留所にも警備員や監視カメラが配置されており、フェリーバスには乗客全員分のライフベストが備えられています。また運行中もフィリピンの沿岸警備隊が旅の安全を保証してくれるのです。
パシッグ川ツアーを存分に楽しみたいなら、「Guadalupe」停留所からのスタートをおすすめします。「North Avenue」駅行きのMRT-3線に乗って、「MRT Guadalupe」駅で降りてください。それからパシッグ川の方へ歩いて行けば、すぐにフェリーバスのGuadalupe停留所へ到着します。
このマップでは、マニラの主要3路線が表示されています。グランプリ会場の「SMX Convention Center」から行く場合は、「EDSA」駅(「Taft」駅とも呼ばれます)からMRT-3線(黄色の路線)に乗ってください。EDSA駅からMRT Guadalupe駅までの運賃は16ペソです。詳細な時刻表はありませんが、列車は5~10分間隔で運行しています。ただし、午前7~8時、午後4~7時のラッシュアワーのご利用はおすすめしません。
MRT Guadalupe駅からは、徒歩でフェリーバスのGuadalupe停留所へ向かいます。川へ向かう道を歩けばすぐに見つかるでしょう。もし道がわからなくなったら、フィリピン人に笑顔で尋ねてみてください。フィリピン英語を使ってみたいなら、「Ate (Kuya), saan po banda yung Guadalupe Ferry Station ng Pasig River?(すみません、パシッグ川フェリーバスのGuadalupe停留所はどちらですか?)」と声をかけましょう。たとえ納得できる答えが返って来なくても、「salamat po(ありがとうございました)」を忘れずに。
タイのバンコクを流れるチャオプラヤー川のように、パシッグ川沿いには停留所ごとにいくつもの遺跡があります。ですが皆さんの時間は限られていますから、今回は必見の遺跡がある「Plaza Mexico」、「Escolta」、「Lawton」停留所に絞ってご紹介しようと思います。
また、このルートならフィリピンの中枢たる「マラカニアン宮殿」を間近で見ることができます。残念ながらセキュリティ上の問題で写真を撮ることはできませんが、宮殿を横切る際にロドリゴ・ロア・ドゥテルテ/Rodrigo R. Duterte大統領の官邸「バハイ・パグババーゴ/Bahay Pagbabago」もご覧いただけます。
フェリーバス「Plaza Mexico」停留所
マニラ=アカプルコ・ガレオン貿易記念碑/Manila-Acapulco Galleon Trade Marker
マニラ=アカプルコ・ガレオン貿易は、まさにこのPlaza Mexico停留所のすぐそばで行われていました。「マニラ・ガレオン」はスペインの貿易船であり、当時1年か2年をかけてメキシコとフィリピンを往復していました。フィリピンがアメリカの統治下に置かれるまで、パシッグ川はアジアと世界を結ぶ貿易のかなめとなっていたのです。
マニラ大聖堂/Manila Cathedral
マニラ大聖堂はPlaza Mexico停留所から徒歩10分ほどのイントラムロス地区プラザ・デ・ローマ内にあります。1571年に教区牧師のフアン・デ・ビベロ/Juan de Viveroによって建造されたこの大聖堂は、ロマネスク様式の洗練された建築を保持しています。
バハイ・チノイ/Bahay Tsinoy
「カイサ=アンジェロ・キング・ヘリテージ・センター/Kaisa-Angelo King Heritage Center」内にあるバハイ・チノイは、中華系フィリピン人の歴史や暮らし、功績などをまとめた博物館です。Plaza Mexico停留所から徒歩でおよそ15分、マニラ大聖堂からは徒歩5分のところにあります。詳細なルートはこちらをご確認ください。
カーサ・マニラ/Casa Manila
イントラムロス地区にあるカーサ・マニラは、世界有数の来場者数を誇る美術館です。スペイン統治時代のフィリピンの生活様式をうかがえるものが展示されています。Plaza Mexico停留所からは徒歩でおよそ20分です。ルートはこちらです。
サンチャゴ要塞/The Fort Santiago
スペインのコンキスタドールであるミゲル・ロペス・デ・レガスピ/Miguel López de Legazpiによって建造されたサンチャゴ要塞は、スペイン統治下時代の防衛拠点でした。また、フィリピンの国民的英雄ホセ・プロタシオ・リサール医師/Dr. Jose P. Rizalが、1986年の処刑まで投獄されていたことでも有名です。サンチャゴ要塞までの道すがらには「リサール公園/Luneta Park」もあり、そこにはリサール医師の記念碑が置かれています。
ここまで来ると、GPマニラの会場まで数キロ圏内になります。
フェリーバス「Escolta」停留所
「街路の女王」とも呼ばれるエスコルタ地区は、ショッピングや広告、芸術産業の中心地です。フェリーバスEscolta停留所は、この地図の右外側に位置します。通り沿いには「カルヴォ・ビルディング/Calvo building」や「ファースト・ユナイテッド・ビルディング/ First United Building」などが立ち並び、それらの中には美術館があります。
サンタ・クルス教会/ Santa Cruz Church
「ピラールの聖母」を祀るサンタ・クルス教会は、1768年にイエズス会士たちによって建てられました。
停留所からはYuchengco通りとEscolta通りを歩いて6~10分です。
ビノンド地区の「比中友好門」/ Filipino-Chinese Friendship Arch, Binondo
比中友好門は世界最大の友好門として知られています。これまではワシントンにある18メートルの友好門が最大のものだったのですが、その記録を破る大きさです。
停留所からはQuintin Paredes通りを歩き、3~5分ほどです。
ビノンド地区のチャイナタウン/Binondo Chinatown
ビノンド島は1594年3月28日に、当時のスペイン領フィリピン総督ルイス・ペレス・ダスマリニャス/Luis Perez Dasmariñasによって中国人コミュニティへ与えられました。以来ビノンドのチャイナタウンには、フィリピンに住む中国人たちによって長い歴史が刻まれています。
ビノンド地区のチャイナタウンでは、食べ歩きも楽しめます。ぜひこのグルメマップを参考に、足を運んでみてください。
また6月なら、フィリピン初のチャイナタウン博物館が「ラッキー・チャイナタウン・モール/ Lucky Chinatown Mall」内にオープンしているので、そちらもどうぞ。
キャリエドの噴水/Carriedo Fountain
かつてのマニラ市長ドン・フランシスコ・デ・キャリエド/Don Francisco de Carriedoは、マニラに初めて飲み水として使える水道を通しました。その功績を称え、1891年に作られたのがこのルネッサンス様式の噴水です。比中友好門から10分のところにあります。
またキャリエドの噴水を越えた先には、聖ロレンソ・ルイス/Saint Lorenzo Ruizが布教のため日本へ渡る前に信仰を磨いた「ビノンド教会/Binondo Church」もあります。
フェリーバス「Lawton」停留所
キアポ教会/Quiapo Church
建築家フアン・ナクピル/Juan Nakpilの手によるこのネオ・バロック様式の教会には、フィリピンで最も多くの崇拝者を集める「黒いキリスト像/Black Nazarene」が収められています。
Lawton停留所からは徒歩で15~20分ほどかかりますが、LRT-1(ブルー・ライン)に乗って「Carriedo」駅で降りれば徒歩距離は短くなります。
また、ビノンド地区からキアポ教会まで散策を楽しむこともできます。ご興味のある方は、こちら(リンク先は英語)からリー・ムー・バイ/Li Mu Baiのブログをお読みください。
キンタ公設市場/Quinta Public Market
キアポ地区にあるキンタ市場は、1901年10月21日に市当局の管理のもと67,821.29ドルを投じて公設された、当時の最新市場です。
フィリピン国立博物館/National Museum of the Philippines
フィリピン国立博物館は、フィリピン人が紡いできた歴史と独自の文化遺産を象徴する、フィリピンの芸術、文化、歴史の核心です。
入場料はフィリピン国民も海外からの旅行客も無料です。開館時間は午前10時~午後5時、月曜日は休館日です。
パシッグ川フェリーバスを利用しない場合は、GP会場から国立博物館までタクシーで行くこともできます。またはLRT-1(イエロー・ライン)に乗って「United Nations」駅まで行けば、リサール公園まで歩いた先に国立博物館があります。
もちろん出かけた先からGP会場の近くへ戻る際にも、フェリーバス以外の経路で帰れます。
最後に、Google Playからパシッグ川フェリーバスのアプリをダウンロードすれば、さらに詳しい情報を参照しながらフェリーバスの旅の予定を立てられます。
他にもマニラ首都圏内のバスやジープニーの情報を調べることができる「sakay.ph」というアプリもありますので、ぜひご利用ください。
マニラ首都圏外の美しき観光地を探検する
タガイタイ/Tagaytay
タガイタイは、マニラに住む人々にとっても日帰り旅行に人気の観光地です。タール湖やタール火山の見事な眺めを求めて来る旅行者は絶えません。また現地は涼しく、暑いマニラからの避暑地としても好まれています。マニラからは車かバスで2時間ほど。ジープニーに乗れば15ペソでタガイタイまで行けます。
タガイタイには「ブラロ・ベルト」と呼ばれるレストラン街があります。名前の由来となっている「ブラロ」とはフィリピンの郷土料理であり、骨付きの牛肉を煮込んだスープです。平均300~500ペソで3人前以上が出てきます。お持ち帰りなら、「Sonya's Garden」がおすすめです。80~130ペソで美味しいパンも付けられますよ。
タガイタイでアクティビティを楽しむなら、「タガイタイ・ピクニック・グローブ/Tagaytay Picnic Grove」や「スカイ・ランチ/Sky Ranch」へ行ってみてください。ピクニック・グローブでは、タール火山を望む素晴らしい景色の中で乗馬体験やジップラインを楽しめます。スカイ・ランチは遊園地で、あたり一面を見渡せるフィリピン最大の観覧車があります。
コレヒドール島/Corregidor Island
マニラから48km離れたところに位置するコレヒドールは、オタマジャクシのような形をした、岩肌の多い島です。この島は第二次世界大戦期に要塞として使われ、重要な軍事拠点でした。その頃の歴史を今に残す大切な島なのです。ここには、当時使われた大砲や爆撃によって廃墟となった建物が保存されています。ここでの戦いに命を捧げたアメリカ兵、フィリピン兵、日本兵のために、平和公園が作られています。
第二次世界大戦当時シェルターや病院として使われた「マリンタ・トンネル/Malinta Tunnel」に入ることもできます。
コレヒドール島の観光には、「Sun Cruises」の1日クルーズ・プランがおすすめです。ビュッフェ・ランチとガイドつきで1人2500ペソです。「フィリピン文化センター/ Cultural Center of the Philippines」(「モール・オブ・アジア/Mall of Asia」から約20分)そばの乗り場から午前7時に出発です。帰りは午後4時くらいになります。
この「Sun Cruises」のフェリーに 乗って行きます。 |
コレヒドール島内では、 伝統的なトラムに乗って移動します。 |
最寄りのビーチ(バタンガス州)
カラタガン灯台 |
最初にお伝えした通りフィリピンには7500もの島があり、ビーチではきっと皆さんも内なるモアナ(大海)を解き放てることでしょう。マニラ最寄りのビーチは、3時間ほど離れたバタンガス州にあります。1日中ビーチで遊んでも、往復の交通費含めて1000ペソもかかりません。リゾート地として有名なエリアでは、食事ができる場所やテントの貸出もあります。
特に人気なのは、ライヤ・ビーチやアニラオ・ビーチでしょう。またバタンガス市から45分ほど離れたヴェルデ島も「海洋生態系の中心」として有名です。またカラタガンのケープ・サンティアゴには、有名な灯台があります。さらにティングロイ島のマササ・ビーチもおすすめです。
ヴェルデ島 |
カラタガン・ビーチ |
以上でご紹介した場所は、どこもフィリピン人の心のふるさとです。皆さんもぜひ足を運び、思い出をたくさん作っていってください。きっとまた行きたくなるはずです。旅の途中で出会う人々はみんな素敵ですが、それでもお出かけの際には十分に気をつけてください(危ないところには近づかないように)。
マネー・マネー・マネー
フィリピンの通貨
フィリピンの法定通貨は、フィリピンペソです(よく「ペソ」や「ピソ」とも呼ばれます)。紙幣と硬貨のデザインは、フィリピン中央銀行の新たな通貨施策によって2010年に一新されました。
紙幣の材料には綿とマニラ麻が混ぜられており、耐久性が改良されています。マニラ麻は日本の紙幣の材料にも使われていますね。
旧紙幣やこちらの画像で表示されている以外のデザインのものは使用できないため、お気をつけください。
現在、フィリピンペソの価値は安くなっています。なので以前と比べて両替のレートは良くなっているかと思われます。例えばこの記事を書いている現時点で、1ドル=50ペソほどです。
グランプリ・マニラ2017会場
SMX Convention Center
Seashell Lane, Mall of Asia Complex, Pasay City 1300, Philippines
Tel no.: +63 (2) 556 8888 loc. 117-118
「SMXコンベンションセンター/SMX Convention Center」は、パサイ市にあるフィリピン最大のイベント会場です。企業の展示会や見本市、会議等が行われ、万国博覧会もここで開催されました。会場の建物は「SMモール・オブ・アジア/SM Mall of Asia」のすぐ隣にあり、モール・オブ・アジア一帯の一大施設となっています。
SMXコンベンションセンターには、4つの展覧会場と5つの多目的会場、14の会議室があります。会場として貸し出されるスペースの広さは21,000平方メートルにもわたり、広い会場が必要なイベントにも対応できます。多目的会場も、すべて合わせて7,100平方メートルの広さを持っています。
会場付近のホテル
マイクロテル・イン&スウィーツ(ウィンダム・グループ)/Microtel Inn & Suites by Wyndham
ウィンダム・グループの「マイクロテル・イン&スウィーツ」はモール・オブ・アジア内にあり、SMXコンベンションセンターまで徒歩4分(300メートル)と最高の立地からグランプリ・マニラにジャッジ参加する方々にも好まれています。宿泊料は、クイーン・サイズのベッドふたつを備えた部屋で、1泊6,750ペソ(税込)です。このホテルの特長として、他のビジネス・ホテルやレジャー・ホテルにはない専門家認定のマットレスを全室に備えている点が挙げられます。
館内にはプールもあるほか自動販売機や製氷機も備わっており、モーニング・コール、金庫、ランドリー・サービス、送迎サービス等も追加料金なしで利用できます。ただし特別な割引プランでの宿泊では除外されるサービスもあるので、お気をつけください。この記事を書いている現時点で6月2~4日の予約は早くも埋まりそうなので、こちら(リンク先は英語)で空き状況と宿泊費をご確認ください。
ホテル101マニラ/Hotel 101 Manila
「ホテル101マニラ」は、ビジネスマンや旅行者を対象にした、手頃な価格で宿泊できる最新のホテルです。全室にエアコンとwifiを完備し、複数のベッドと温冷シャワー、LEDケーブルテレビ、それから電子レンジ付きのミニキッチンも備えられています。この「ハッピールーム」のシングル利用は、1泊4,000ペソ(税込)です。また空港行きのシャトルバス・サービスもあり、片道600ペソで利用できます。こちらのホテルにもプールとジャグジーがあり、追加料金なしで利用できます。詳細につきましては、こちら。
ホテル101マニラからSMXコンベンションセンターまでは約1kmです。徒歩で15分ほど、タクシーなら5分ほどで会場に着きます。歩いて行く場合は、こちらのルートが最適です。
ゴールデン・フェニックス・ホテル・マニラ/Golden Phoenix Hotel Manila
「ゴールデン・フェニックス・ホテル・マニラ」は、広く静かな部屋と専門家お墨付きのベッドでこれまでにない上質な眠りと安らぎを誇るホテルです。ツインのデラックス・ルームではひと部屋最大で4名まで宿泊でき、朝食付き1泊4,014ペソ(税込)です。より大きな部屋の料金や各種サービスの詳細は、こちら(リンク先は英語)をご確認ください。
ゴールデン・フェニックス・ホテル・マニラからSMXコンベンションセンターまでは、徒歩で10分ほど、タクシーなら3分ほどで着きます。歩いて行く場合は、こちらのルートが最適です。
ソウゴ・グランド・ホテル(パサイ、ハリソン支店)/Sogo Grand Hotel - Harrison, Pasay Branch
「ホテル・ソウゴ」は、フィリピン最大の格安ホテルチェーンです。パサイ、ハリソン支店に宿泊すれば、SMXコンベンションセンターから最も近いホテルのひとつとなります。
手頃な価格で短期滞在できることで人気を博すホテル・ソウゴですが、過ごしやすさや清潔感、プライバシーへの配慮、駐車場、セキュリティ等、宿泊客の求めるものをしっかりと提供できるよう力を入れています。
パサイ、ハリソン支店では、プレミアム、デラックス、エグゼクティブ、リージェンシー1、リージェンシー2の5種類の部屋があり、それぞれ3時間、6時間、12時間、24時間と滞在時間を決められます。料金はこちら(リンク先は英語)で確認できます。オンライン予約は行っていませんが、それは元々当日宿泊の客をターゲットにしたホテルだからです。他のホテルと同様に、各種アメニティは備えられています。
このホテルに滞在する場合は、徒歩でGP会場へ向かうのはおすすめしません。地図で示される通り、タクシーなら混雑していなければ10分かからないで行けるでしょう。
ゼン・ルームズ・パサイ・シーサイド/ZEN Rooms Pasay Seaside
アパートのような雰囲気を味わいたいなら、料金も手頃で会場にも近い「ゼン・ルームズ・パサイ・シーサイド」がおすすめです。モール・オブ・アジア近くのSunrise Drive通り沿いに建っており、SMXコンベンションセンターから900mの好立地です。こちらのルートをたどれば徒歩10分ほどで会場に行けて快適です。
ゼン・ルームズ・パサイ・シーサイドの宿泊料金は、ダブルベッドの部屋で1泊2,320ペソです。さまざまなサービスやアメニティが用意されていますので、こちら(リンク先は英語)をご確認ください。
空港からSMXコンベンションセンターまで
マニラにはニノイ・アキノ国際空港(NAIA)1、NAIA2、NAIA3の3つの空港がありますが、SMXコンベンションセンターへのアクセスはどれも簡単です。どの空港にもゲートごとにタクシーが常駐しており、料金も出発前にわかります。「Uber」や「Grab」といったアプリケーションも利用できます。
SMXコンベンションセンターまでは、どの空港からも30分ほどで到着します。すべての空港をつなぐ高架道路が新しくできたため、渋滞は改善されています。
コミュニケーションと言語
フィリピンの公用語はフィリピン語と英語です。他にもタガログ語とビサヤ語は広く使われています。また、多くのフィリピン人がスペイン語も話せることにお気づきになるかもしれません。これは3世紀以上にわたる統治時代の名残です。中には北京官話や日本語を話す人もいます。
フィリピンのマジック・プレイヤーはみな英語でコミュニケーションを取ることができるため、ゲームはスムーズに進行すると思われます。以下に滞在中に使えるフィリピン語をご紹介しますので、お役立てください。市場で現地の言葉を使うと、お得な割引をしてくれる店もあります。「Po」や「opo」は魔法の言葉で、これをつければ丁寧語になります。きっとフィリピン人は喜びますよ。
フィリピン語 | 日本語 |
---|---|
Kamusta po kayo? | お元気ですか? |
Magkano po ito? | おいくらですか? |
Pwede po bang tumawad? | まけてくれませんか? |
Padala po sa~ | ~まで行ってください(運転手に伝える) |
Para po | 止まってください(ジープニーに乗るときに) |
Tapos napo ako | ターン終了です |
Hindi pa po ako tapos | まだターンを終了しません |
食べ物
1. アドボ/Adobo
アドボを食べずして、フィリピン料理を食べ尽くしたとは言えません。
フィリピンの国民食とも言えるアドボですが、実はメキシコ料理に端を発します。フィリピン人は肉を酢や塩、ニンニク、胡椒、醤油、その他のスパイスで漬け込むことで、冷凍することなく保存できることに気づきました。この調理法はさまざまな肉や海鮮に使えます。
フィリピンでアドボを食べるなら家庭や地元の食堂で食べるのが一番ですが、レストラン「アベ/Abe」のニンニクが利いたラムのアドボもおすすめです。
2. レチョン/Lechon
レチョンは、フィリピンで最も人気のパーティー料理です。
豚をまるごと串に刺し炭火で焼いた料理で、こんがり香ばしく焼けた肉にレバーで作ったソースをかけていただきます。
セブ州では豚の胃袋にスターアニスや胡椒、ネギ、ローレルの葉、レモングラスを詰めて焼いた、ソースもいらないほど美味しいレチョンが食べられます。
マニラでは「エラーズ・レチョン/Elar's Lechon」がおすすめです。セブ州の「CnTレチョン/CnT Lechon」にも行ってみてください。
おすすめ店舗「エラーズ・レチョン」
住所:151 Quezon Avenue Corner Speaker Perez Street, Quezon City, Luzon 1114 Philippines
3. シシグ/Sisig
フィリピン料理では食材を一切無駄にしません。
パンパンガ州の食の中心では、豚のほほや頭、レバーを使って「シシグ」と呼ばれるジューシーな料理に変えています。
香ばしく噛みごたえのあるおつまみは、冷たいビールとの相性抜群です。ぜひホット・ソースやクノールのシーズニングソースを添えて、仲間たちと囲んでみてください。
おすすめのお店は、やはりこの料理の発祥の地とされるパンパンガ州アンヘレス市の線路沿いにある小さな露店、「アリン・ルシン/Aling Lucing」へ行くのが間違いないでしょう。シシグは多くのレストランで提供されていますが、アリン・ルシンのオリジナルのものに挑戦してみてください。アリン・ルシンはルソン島アンヘレス市Henson通りのアバカン橋近くにあります。
4. クリスピー・パタ/Crispy pata
もちろん豚足も食べます。クリスピー・パタは豚足をじっくり煮込んでからカリカリになるまで揚げた料理です。中の肉は柔らかくジューシーで、皮はパリパリです。提供の際には酢や醤油、チリソースが添えられます。
おすすめ店舗:「ザ・アリストクラット/The Aristocrat」
住所:432 San Andres Street corner Roxas Boulevard, Malate, Manila, Luzon Philippines
5. パンシット・パラボック/Pancit Palabok
フィリピン人は来客を盛大にもてなします。
パンシット・パラボックは、誕生日のパーティーなどで供される風味豊かで食べごたえもある料理です。米粉の麺にエビや豚のだしが利いたオレンジ色のソースがかけられ、具はゆで玉子、エビ、豚の皮が一般的ですが、カキやイカが入ることもあります。
6. ブラロ/Bulalo
1年を通して暑いフィリピンですが、フィリピン人たちはバタンガスの新鮮な牛肉を使った熱いブラロ・スープをすするのも大好きです。牛肉をじっくり煮込んで出ただしは実に風味豊かで、大きな骨についた肉はまさに骨の髄まで楽しめます。
バタンガスのセント・トマスには、ハイウェイ沿いにブラロを提供するレストランが軒を連ねています。
おすすめ店舗:「ローズ&グレイス・レストラン/Rose and Grace Restaurant」
住所:Maharlika Highway Batangas, Santo Tomas, Luzon 4324 Philippines
7. アロス・カルド/Arroz Caldo
鶏のスープは西洋でも風邪のときに身体を温める食べ物として好まれていますが、フィリピンでは厚切りの鶏肉をたっぷり入れたおかゆを食べます。それがアロス・カルドです。
アロス・カルドにはショウガがふんだんに使われ、トッピングとして固ゆでの玉子やローストガーリック、青ネギ等を添えます。この料理は通りに並ぶ屋台で食べられます。
屋外で食べるのを遠慮したい方は、「ヴィア・マーレ/Via Mare」というレストランがマニラのどこにでもあるので行ってみてください。
8. カレカレ/Kare-kare
カレカレは、炒って挽いたもち米と砕いたピーナッツで作るコクのあるソースが美味しい牛テールのシチュー料理です。具として入るバナナのつぼみやナス、サヤインゲンなどが味にさらなる深みを与え、完璧なひと皿を作り上げます。食べるときは、炊いたご飯やエビのペーストが添えられます。
このカレカレももちろん家庭の味が最高なのですが、「カフェ・フアニタ/Cafe Juanita」のものはおすすめです。
おすすめ店舗:「カフェ・フアニタ」
住所:2 United St Kapitolyo, Pasig, Luzon Philippines
9. シニガン/Sinigang
シニガンは魚やエビ、豚、牛などをタマリンドやカミアス、トマトなどで作ったソースで煮込んだシチュー料理です。ヨウサイ、サヤインゲン、タロイモといった野菜も加えられるのが普通で、ご飯と一緒にいただきます。
「セントロ1771/Sentro1771」のシニガンは「シニガン・コーンビーフ」と呼ばれ、新しくも美味しいシニガンに仕上がっています。
おすすめ店舗:「セントロ1771」
住所:2/F Greenbelt 3, Makati, Luzon Philippines
10. ディヌグアン・アト・プト/Dinuguan at puto
見た目は美味しそうに見えないかもしれませんね。
この黒いひと皿は、豚の内蔵と新鮮な血をニンニクやタマネギ、オレガノ等で味付けし、白いプト(お餅)や炊いたご飯と一緒に食べる、フィリピン人のお気に入りの料理なのです。
「ミルキーウェイ・カフェ/MilkyWay Cafe」で食べられるディヌグアン・アト・プトは、家庭での味に近く、安全です。
おすすめ店舗:「ミルキーウェイ・カフェ」
住所:2/F MilkyWay Bldg, 900 Arnaiz Ave (Pasay Road) corner Paseo de Roxas, Makati, Luzon 1200 Philippines
11. ピナクベット/Pinakbet
イロコス地方北部で特に好まれるピナクベットは、オクラやナス、ゴーヤ、スカッシュ、トマトといった野菜を魚介のペーストであえた料理です。ヘルシーで安く、作るのも簡単なピナクベットは今やフィリピンの島々に広がっており、家庭で食べられるのはもちろん、地域のレストランでも提供されています。
マニラなら「マックスズ・フライド・チキン/Max's Fried Chicken」で食べてみてください。
おすすめ店舗:「マックスズ・フライド・チキン」
住所:Ayala Avenue Ground Floor, Convergys Building, Makati, Luzon Philippines
12. ロンガニーサ/Longaniza
フィリピンでは「ロンガニーサ」と呼ばれる豚のソーセージを各地で食べることができ、甘い味付けのものからニンニクが利いたもの、スパイシーなもの、と州ごとに味に特徴があります。
ガーリック・ライスや目玉焼きに酸味のあるソースを添えて朝食にするのが一般的ですね。
おすすめ店舗:「ソリーチョ/Zoricho」
住所:118 Silver City, Frontera Verde, Ugong, Pasig City, Metro Manila
13. ルンピアン・ウボッド/Lumpiang ubod
フィリピン料理では、ココナッツの実はもちろん葉の部分や中果皮まで使います。
中果皮は甘く柔らかく、「ルンピア」(フィリピンの春巻き)の良い材料となります。クレープ生地でウボッド(ココナッツの中果皮)やエビ、豚、タマネギを包みニンニクの利いたスイートソースをかければ完成です。
バコロド市では、小さく食べやすいものも売っています。
おすすめ店舗:「エル・アイディール/El Ideal」
住所:118 Rizal Street, Silay City Philippines
14. ビコール・エクスプレス/Bicol express
ココナッツを使ったスパイシーな料理がお好きな方には、豚とココナッツ・ミルクで作るとても辛いシチュー「ビコール・エクスプレス」がぴったりです。
挑戦したい方は、マカティ市の小さなレストラン「トップ・ハウス/Top Haus」へ足を運んでみてください。
おすすめ店舗:「トップ・ハウス」
住所:5994 J.D. Villena St., corner Mabini Street, Poblacion, Makati
15. フィッシュ・キニラウ/Fish kinilaw
その日に採れた新鮮な魚をココナッツ・ビネガーやショウガ、唐辛子、その他スパイスで彩った料理です。この料理も州ごとに特徴があり、生鮮市場へ行けば食べられます。
最も有名な店はセブ州のシーフード・レストラン「サチュキル/Su-tu-kil」です(マクタン島ラプ=ラプ市にあります)。
16. ベビンカ/Bibingka
フィリピンのクリスマスは、朝早くから「ベビンカ」を作る香りがあたりを包みます。
ベビンカは、お米を一晩水に浸し、それを石臼で挽いてココナッツ・ミルクと砂糖を加えて作る料理です。大変ですね。生地ができたら、バナナの葉を敷いた型へ流し込み上下から炭火で焼き上げます。塩漬けの玉子や「ケソンプティ(カラバオのミルクで作った白いチーズ)」を添えて、たっぷりのバターと砂糖、すりおろしたココナッツをかけていただきます。
ベビンカを食べるなら、週末の市場がうってつけです。中でもケソン市エドゥサの「セントリス・モール/Centris Mall」で行われるシドコル・サンデーマーケット内の「アリン・リンダ/Aling Linda」がおすすめです。
週末以外なら、マニラ首都圏内に多くの支店を持つ「ヴィア・マーレ」か「フェリーノズ・ベビンカ/Ferino's Bibingka」へ行けば食べられます。
おすすめ店舗:「ヴィア・マーレ」
住所:Shop 138, Greenbelt 3 Ayala Center, Makati, Luzon Philippines
17. スーマン・アト・マンガ/Suman at manga
通り沿いで売られている「スーマン」は、もち米をバナナやココナッツの皮と蒸したスティックタイプのお菓子です。使用する材料や葉はさまざまで、色々な種類のスーマンがあります。
スーマンはよく、甘く熟したマンゴーと一緒に食べられています。手頃な価格で買えるので、旅の途中に気軽にどうぞ。通り沿いの屋台はもちろん、最近は移動販売車も出てきています。
18. チャンポラード/Champorado
大雨で学校が休校になったとき、子どもたちは大好きな朝ごはんを食べます――それが「チャンポラード」、温かくリッチな気分を味わいながらお腹もいっぱいになるチョコレートのお粥です。この料理は甘さを和らげるため、よく魚の干物と一緒に食べられています。
フィリピンの朝食の王者であるチャンポラードは、通り沿いの食堂で食べられます。「マックスズ・フライド・チキン」ならチョコレートの3倍増しもありますよ。
19. ハロハロ/Halo-halo
有名なフィリピン・ジョークとして、「フィリピンの季節はふたつ――夏と真夏だ」というものがあります。暑いフィリピンで涼を取るなら「ハロハロ」で決まりです。
マニラなら「ミルキーウェイ・カフェ」のハロハロがおすすめです。かき氷の上にプリンや寒天、ムラサキイモ、バナナ、ヤシの実、豆がたっぷりのって、ムラサキイモのアイスも添えた一品です。
20. ブコ・パイ/Buco pie
ココナッツ好きにはたまりません。
ラグナ州は「ブコ・パイ」の激戦区であり、どの店も「ウチが最高だ」と言ってはばかりません。「オリエント・ザ・オリジナル/ Orient D' Original」は、そのおかしな名前とは裏腹に45年にわたって愛される老舗パイ店です。ラグナ州ロス・バノスのNational Highwayにあるオリエント・ザ・オリジナル/Orient D' Originalへ行けば、ココナッツの実を挟んで何層も重ねた温かいパイを食べられますよ。
21. タホ/Taho
黒みつのシロップに豆乳プリンとタピオカを入れたドリンクです。通りで声をあげながら売り歩く商人から買うのが昔ながらの買い方ですが、スーパーマーケットやレストランでも飲めます。
22. ハラヤン・ウベ/Halayang ube
デザートの材料として人気のウベ(ムラサキイモ)が、甘い「ハラヤン・ウベ(ウベのジャム)」になりました。
タガイタイの「グッド・シェパード修道院/Good Shepherd Convent」では、何十年もウベ・ジャムを作っています。クリーミーで人気のジャムは、これを作るシングル・マザーの生活を支えているのです。
おすすめ店舗:「グッド・シェパード修道院」
住所:Gibraltar Road Benguet, Baguio, Luzon Philippines
23. レチェ・フラン/Leche flan
地元の人たちに人気のデザートです。玉子と牛乳をふんだんに使ったカスタード・プリンに、カラメル状になった砂糖が乗っています。
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