READING
企画記事
『イコリア:巨獣の棲処』カードプレビュー:空の支配者
マジック・プレイヤーのみなさん、こんにちは! 突然ですが、みなさんは、怪獣が好きですか?好きですよね? 好きですね! 好きっ!
いや、「突然ですが」なんて書きましたが、全然突然じゃないですね。先ほど大ニュースを発表しました。『イコリア:巨獣の棲処』ゴジラシリーズカード!
【プレビュー】『イコリア:巨獣の棲処』最初の公開カードは、今回のボックス購入特典であり、そして衝撃の「ゴジラシリーズ」カード……《怪獣王、ゴジラ》です!!
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) April 2, 2020
そう、本セットには複数種類の「ゴジラシリーズ」が用意されています!https://t.co/pObHc1ZAmm#mtgjp #MTGIkoria pic.twitter.com/9juOnewmZO
ボックス購入特典にもなったみなさんも大好きなゴジラですが、偶然私もゴジラをはじめとした怪獣が大好きでして。しかも今回、ゴジラシリーズのカードプレビューが割り振られたとあっては興奮を隠せません! もうせっかくなので、怪獣について思う存分思いのたけをぶつけたいと思います! むしろ怪獣の話しかしたくない!……というわけにもいかないので、もちろんきっちりカードは紹介していきますよ!
あ、ちなみに「ゴジラシリーズのカードプレビューが割り振られた」って上に書いていますが、これを私が書くことを決めた担当者は私です。だって!怪獣のこと!書きたい!から!
……さて、早速ですが、世界中の皆様がはじめて見るカードをご覧にいれましょう。
《雷の頂点、ヴァドロック》
まずはこのカードの通常の姿をご覧ください!
ヴァドロックはトリプルシンボルながら3マナ3/3飛行&先制攻撃という高スペックを持つ伝説のクリーチャーで、『イコリア:巨獣の棲処』の新メカニズムである「変容」を持っています。「変容」するたびに墓地から点数で見たマナ・コストが3以下でクリーチャーでないカードを1枚唱えられます。白青赤=ジェスカイはクリーチャーでない呪文中心の戦略を組み立てることが多いので、とても有用ですね! 変容するたびにカードアドバンテージを取り続けられそうです!
さらにこのカードには、アメコミ風のショーケース・カードのバージョンも存在します! その姿がこちら!
かっこいい! 拡張アート仕様になっていて、全体にダイナミックに描かれたその姿。絵のテイストもアメコミ風で今までのマジックにはない感じでかっこいいですよね! 左前足なんか絵の枠を飛び越えてますよ!
そしてこのカードの第三の姿。それがゴジラシリーズカード《翼竜怪獣、ラドン》です!
ラドンってどんな怪獣?
さて、ラドンはゴジラシリーズの怪獣でもかなり有名な怪獣だと思いますが、ここで改めてどんな怪獣かご紹介しましょう。
ラドンは翼竜の姿をした怪獣で、初出は1956年に公開された『空の大怪獣ラドン』という作品です。阿蘇山から出現し、はじめて人々の目に触れたのです。実に64年前からラドンは空を支配していたんですね!
その後もゴジラシリーズに登場、昭和ゴジラシリーズではゴジラとともにキングギドラと闘い、平成ゴジラシリーズではちょっと喧嘩したりしながらも最後は良いところをかっさらっていき、その後のハリウッド版最新作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』では縦横無尽に空を駆けて大活躍!ラストシーンは必見!?
空を飛べば衝撃波を巻き起こしてビル街を破壊し、空から飛びかかりつつその尖ったクチバシで攻撃するラドン。『ゴジラvsメカゴジラ』に登場した時にはウラニウム熱線を吐いたりしました。今回のアートは角も3本に見えるので平成バージョンが一番近いでしょうか。ゴジラシリーズには空を飛ぶ怪獣が結構出てきます(ゴジラ自身も空を飛んだことありますしね!)が、その中でもラドンは空での活動に特化しており、そのスピードは随一。まさに空の支配者といえるでしょう。
……本当はもっとラドンの作品ごとのかっこよさや可愛さ、素晴らしさを語り尽くしたいのですが、それだとこの記事が永遠に終わらないので、いったんはこのくらいで。ラドンもそうだそうだと言っています。
ちなみに、「空の大怪獣ラドン」に登場したラドンの食事は古代トンボの幼虫「メガヌロン」。このメガヌロンにスポットライトが当たる作品『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』があるのですが、これは2000年に公開されたゴジラミレニアムシリーズのお話。まさかの44年の時を超えた伏線回収でした。ぜひこっちも見てください、オススメです!
あなただけの「相棒」を手に入れよう!
このようにラドンはとてもゴジラと縁が深い怪獣であり、「ゴジラの相棒は?」といえばアンギラスとともに絶対名前があがるであろう1体で、何度も敵怪獣を倒すために共闘しています。
多くの闘いをともにゴジラと過ごしたラドンは、まさに「ゴジラの相棒」と言えるでしょう! ぜひマジックの世界でも使って、あなたの相棒にしてあげてください!
なお、残念ながらマジックのメカニズムとしての「相棒」能力は持っていません……。それでも、ラドンはきっとあなたの心の相棒になれるはずです! 相棒とともに、空を、そしてマジックの世界を駆け抜けましょう!
TM & © TOHO CO., LTD.
RANKING ランキング
NEWEST 最新の読み物
-
2024.12.18戦略記事
ラクドス・サクリファイス:クリーチャーともう一つの生け贄要員(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2024.12.18広報室
2024年12月18日号|週刊マジックニュース
-
2024.12.17戦略記事
魂剥ぎ参戦!トレンドは新生化との組み合わせ(パイオニア)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2024.12.17お知らせ
2024年12月16日 禁止制限告知|お知らせ
-
2024.12.16戦略記事
ジャンド独創力:プランは複数、独創力のみにあらず(パイオニア)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2024.12.16広報室
年末年始もマジックづくし!「お年玉キャンペーン」&「プレマ&スリーブゲット!年末/年始スタンダード」開催決定|こちらマジック広報室!!
CATEGORY 読み物カテゴリー
戦略記事
コラム
読み物
BACK NUMBER 連載終了
- Beyond the Basics -上級者への道-
- Latest Developments -デベロップ最先端-
- ReConstructed -デッキ再構築-
- Daily Deck -今日のデッキ-
- Savor the Flavor
- 射場本正巳の「ブロールのススメ」
- 津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ
- 浅原晃の「プレミアイベント三大チェックポイント!」
- ガフ提督の「ためになる」今日の1枚
- 射場本正巳の「統率者(2017年版)のススメ」
- かねこの!プロツアー食べ歩き!
- ロン・フォスターの統率者日記
- 射場本正巳の「統率者(2016年版)のススメ」
- マアヤのマジックほのぼの日記
- 金子と塚本の「勝てる!マジック」
- 射場本正巳の「統率者(2015年版)のススメ」
- 週刊連載インタビュー「あなたにとってマジックとは?」
- なかしゅー世界一周
- 中村修平の「デイリー・デッキ」
- 射場本正巳の「統率者(2014年版)のススメ」
- 中村修平の「ドラフトの定石!」
- 浅原晃の「プロツアー観戦ガイド」
- 鍛冶友浩の「プロツアー観戦ガイド」
- ウィザーズプレイネットワーク通信
- Formal Magic Quiz
- 週刊デッキ構築劇場
- 木曜マジック・バラエティ
- 鍛冶友浩の「デジタル・マジック通信」
- 鍛冶友浩の「今週のリプレイ!」
- 渡辺雄也の「リミテッドのススメ」
- 「明日から使える!」渡辺リミテッド・コンボ術
- 高橋優太の「このフォーマットを極めろ!」
- 高橋優太の「このデッキを使え!」
- 黒田正城の「エターナルへの招待」
- 三田村リミテッド研究室
- 新セットめった切り!
- シングルカードストラテジー
- プレインズウォーカーレビュー
- メカニズムレビュー
- その他記事