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『ドラゴンの迷路』特別カードプレビュー:一撃必殺は腕次第

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2013.04.18

『ドラゴンの迷路』特別カードプレビュー:一撃必殺は腕次第

by 鍛冶 友浩


 今までに『ドラゴンの迷路』カードギャラリーではプレビューカードとして、全156種のうち81枚が公開され、残すところ約半数の75枚。
 月末に開催されるプレリリーストーナメントまであと9日、ここから一気にカードが公開されていくのだろう。

 このように。

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 ローウィン・ブロックのリミテッドをプレイしたことのある人ならば、コモンで収録された《ヴェリズ・ヴェルの翼》を使ったことがあるのではないだろうか?
 青らしいクリーチャーを変化させるインスタントで、戦闘中では自身のクリーチャー・サイズを強化し、緑の巨大なクリーチャーを4/4に留め、止めの一撃を与える際には飛行も活躍した非常に使い勝手の良いカードだった。

 そんな《ヴェリズ・ヴェルの翼》によく似た〈ドラゴン化〉は、多色化で使い勝手こそ悪くなってしまったが、カードパワーはイゼットの技術である「超過」により格段に上昇。
 むしろ、7マナの呪文が3マナでもキャストできるオプションを持ったにすぎないと言えるだろう。
 最も効果的な使い方は、《踏み荒らし》と同じく、群衆が突然の大ダメージを与えるというものだ。

 残念ながらリミテッドにおけるトークン戦略はセレズニアのものなのだが、イゼットにはタフネスが高くブロッカー専用となりがちな0/4や1/4をちらほらと見つけられる。
 そこで、あえて相打ちを選ばず、ゲームを長引かせて戦場にクリーチャーを並べれば、〈ドラゴン化〉の一撃でゲームエンドも容易いだろう。

 ラヴニカへの回帰・ブロックが出揃った後のリミテッド環境は、既に公開された新しいカードや『ラヴニカへの回帰』と『ギルド門侵犯』を見る限り、マナ基盤の支えとなる「門」を活用した3ギルド、3色で構築されることが予想される。
 こういったパワーカードの真価を発揮させるためのデッキ構築能力が、リミテッドでも大きく問われるようになるのだろうか?

 全貌が明らかになるまで、あと9日を切っている。


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