2024年8月9日

 

　『Mystery Booster』が帰ってきます！ 『Mystery Booster 2』には、プレイテスト・カードやマジックの象徴的なカードの再録、このゲームの歴史を彩ってきたアートなど、初代『Mystery Booster』で人気を博したものがすべて詰まっています。皆さんに愛されるこの製品のために、リード・デザイナーのガヴィン・ヴァーヘイ/Gavin Verheyが力を尽くし、マジックのスーパー・ファンの皆さんへのラブレターに仕上げました。

　「Gen Con」の参加者の皆さんには、ひと足先に『Mystery Booster 2』を体験していただきました。今後のイベントでも、このミステリーへ飛び込む機会はたくさんあります。『Mystery Booster 2』を用いるイベントは「MagicCon」でも開催されますので、どうかお楽しみに。

　また、MagicSecretLair.comで発売される「Festival in a Box」にも、『Mystery Booster 2』ブースターボックスが同梱されています。「Festival in a Box」は、マジックのイベントの楽しさがすべて詰まった製品です。8月19日に発売されますので、以下の詳しい内容をご確認の上お買い求めください。

（訳注：日本国内にて、「Festival in a Box」は8月20日より楽天ブックスでも販売が行われます。米国公式販売サイトとは販売価格、販売期間、発送日程に差異がございますので、必ず製品ページを確認の上でご購入ください。）

　「Festival in a Box: Las Vegas 2024」は数量限定製品であり、１回のご注文につき３個までの購入とさせていただきます。「Festival in a Box」の価格は249.99ドルです。内容は以下の通りです。

• 『Mystery Booster 2』ブースターボックス １箱（24パック入り）
• 『イクサラン：失われし洞窟』コレクター・ブースター １パック
• 『エルドレインの森』コレクター・ブースター １パック
• 『統率者マスターズ』コレクター・ブースター １パック
• Secret Lairドロップ『Li'l Legends Foil Edition』 １つ
  • フォイル仕様《黎明をもたらす者レイヤ》 １枚
  • フォイル仕様《万物の姿、オルヴァール》 １枚
  • フォイル仕様《最後の血の長、ドラーナ》 １枚
  • フォイル仕様《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》 １枚
  • フォイル仕様《創造の座、オムナス》 １枚
• 「MagicCon」プロモパック（非フォイル仕様） １パック
  • 《思案》 １枚
  • 《剣を鍬に》 １枚
  • プレイテスト・カード《Convention Maro》 １枚
  • 《平地》 １枚

　新規カードや各種カード仕様は、『Mystery Booster 2』カードイメージギャラリーにてご覧いただけます（プレインズウォーカー・シンボルが印刷された再録カードを除く）。『Mystery Booster 2』ブースターパックについての詳細を知りたい方は、このまま記事をご覧ください！ 詳しい内容をお伝えします。

ブースターパックの内容は？

　『Mystery Booster 2』の各パックは同じ構成になっていますが、収録カードが1,800種類を超えるため、どのパックもそれぞれマジックの歴史の一端を覗けるでしょう。各パックの内容は以下の通りです。

• コモンやアンコモン 10枚
  • 各色２枚ずつ
• 多色カードやアーティファクト、あるいはコモンまたはアンコモンの土地 １枚
• レアや神話レア １枚
• 「未来予知」フレームのカード １枚
  • 60％の確率でレアや神話レアが出現
  • ５％未満の確率でフォイル仕様のものが出現
  • １％未満の確率で、フォイル仕様どんぐりホログラムの「アルケミー」カードが出現
• 白枠カード １枚
  • 40％の確率でレアや神話レアが出現
• プレイテスト・カード １枚

　以下に新たなカードやカード仕様についての情報を明かし、『Mystery Booster 2』の謎を解きましょう。

「未来予知」フレーム再び

　2007年の『未来予知』では、マジックのフレーム・デザインの未来の可能性を見せる特別なフレームが使われました。それは新たな定番とはなりませんでしたが、「未来予知」フレームは他にない見た目と雰囲気で人気を博しています。そこで私たちは、『Mystery Booster 2』収録の印象的なカードの数々のために再びこのフレームをご用意しました。

　いつもとアートの雰囲気が違うことにお気づきかもしれませんね。「未来予知」フレームのカードの中には、以前はデジタル版でのみ使われていたアートやエターナルで使用できないマジックのカードのアートが使われたものがあり、これまで通常のカードのアートとして印刷されたことのないものもあるのです。例えばマジックの初期の物語に登場した伝説のクリーチャー10枚には、ヴァンガード・カードのアートが使われています。

　「未来予知」フレームのカードのうち15枚は、フォイル仕様のみ存在します。該当カードは以下をクリックするか、カードイメージギャラリーにてご確認ください。

クリックしてフォイル仕様のみの「未来予知」フレーム・カードを表示

プレイテスト・カード再び

　『Mystery Booster』で初めて登場した「プレイテスト・カード」は、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストがマジックのセットを作成する際に内部で使用するプロトタイプ版のカードを再現したものです。『Mystery Booster 2』ではすべてのパックにプレイテスト・カードが１枚封入されており、どれも「Volta」の才能あふれるアーティストたちによるオリジナル・アートで彩られています。プレイテスト・カードは、マジック流のジョークや実験的なメカニズム、優れた言葉遊びをオマージュしたユニークなデザインになっています。

　初代『Mystery Booster』に収録されたものと同じく、これらのカードはエターナル・フォーマットでは使用できません。『Mystery Booster 2』のドラフトにカオスな楽しさを加え、カジュアル・ゲームに華を添えるでしょう。さらに、ガヴィン・ヴァーへイによる「Unknown」イベント限定カードからも、アートを加えて初めて公式に印刷されたものが収録されます。

エターナル・フォーマットで新たに使用可能になるカード

　『Mystery Booster 2』では、３枚のカードがエターナル・フォーマットへ新たに加わります。そのうち２枚は「未来予知」フレームで飾られます。《マルドゥの先導》と《ゴブリンの班長》は、これまでMTGアリーナの入門セット限定のカードでした。《ヴェルカン・ドラゴン》は、20年以上にわたってマジックのデータベース上に存在したカードです。これら３枚が、ついにテーブルトップでプレイできるようになるのです。

　以前印刷された《アーデンの天使》と同じく、これらのカードが構築フォーマットに影響を与えるとは思っていませんが、『Mystery Booster 2』に綴じられたマジックの歴史にちょっと変わった楽しい１ページを加えることでしょう。

どんぐりホログラムの「アルケミー」カード

　MTGアリーナでは、ヒストリックやタイムレスといったデジタル限定フォーマットで使用できるデザインのカードがいくつも作られてきました。『Mystery Booster 2』のミステリー性をさらに高めるため、７枚のデジタル限定カードにどんぐりのホログラムをつけてこのブースターに収録します。

　フォイル仕様のみ用意されるこれらのカードは、「未来予知」フレームの枠から低確率で出現します。どんぐりのホログラムと使われているメカニズムから、これらのカードはトーナメントでは使用できません。カジュアル・ゲームにバラエティ豊かな楽しさをもたらすでしょう。

白枠版の再録カード

　マジックの歴史から選ばれた名高き（悪名高き）再録カードの一部は、古典的な雰囲気を感じられる「白枠」で飾られます。『Mystery Booster 2』ブースターから出現する白枠カードは、これまで白枠で印刷されたことのないものばかりです。白枠の《ゴブリンの先達》や《自然の怒りのタイタン、ウーロ》が手に入るチャンスです。

　白枠になっても、使用できるフォーマットは変わりません。黒枠版が使用できるフォーマットで同じく使用できます。ぜひ手に入れて、お気に入りのデッキをカスタマイズしてください。

マジックの歴史を彩る再録カード

　『Mystery Booster 2』には1000種類を超えるカードが再録され、他では味わえないドラフト体験を楽しめます。出現するカードは多種多様で、８人でドラフトをしても同じカードは２枚出てこないでしょう。

　再録カードの一部はルール・テキストや植字を更新して効果を理解しやすくなっており、リミテッドで遊びやすくなっています。更新されたカードには、Magic Onlineでリリースされたデジタル限定エキスパンションのシンボルがついています。それらには旧枠フレーム版と現代フレーム版の両方が用意されています。

　「未来予知」フレームやどんぐりホログラム、白枠を除くその他すべての再録カードには、カード左下隅にプレインズウォーカー・シンボルが印刷されています。それは他のバージョンとの違いを示すために「ザ・リスト」や『Mystery Booster』でも使われたシンボルと同一のものです。

　また『Mystery Booster 2』には、英語以外の言語で印刷されたバニラ・クリーチャーも多数収録されています。使われている数値は同じため機能的には同一ですが、当時印刷された地域以外には広く出回っていないアートが描かれています。

　ルール・テキストが更新されMagic Onlineでリリースされたセットのシンボルを持つカードや、その他『Mystery Booster 2』での再録にともない調整されたカードの一覧は、以下をご覧ください。

クリックして調整された再録カードを表示

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　加えて、以前はフォイル仕様のみだったカードが非フォイル仕様で『Mystery Booster 2』に再録されます。フレームとカード仕様はフォイル版のものと同一ですが、非フォイル版になっています（上記の《運命のきずな》もその１枚です）。

　以下に、『Mystery Booster 2』収録のプレインズウォーカー・シンボルがついた再録カードの一覧を掲載します。（注：表示されるカード画像は『Mystery Booster 2』収録のバージョンではない場合があります。

白

青

黒

赤

緑

多色

無色