READING
お知らせ
マジック:ザ・ギャザリング『ドクター・フー』のお披露目
2023年7月28日
何十年もの長きに渡り、SFテレビドラマ・シリーズ「ドクター・フー」は我々を時空を超えた冒険に連れ出してくれた。シリーズが60周年を迎える今年、『ドクター・フー』がマジックにやってくる。我々はドクターとその仲間たちや彼らの敵などを4つの統率者デッキにしてお届けする。これらにはそれぞれ「ドクター・フー」をテーマにした新しいアートを施したマジックの新規カードや既存カードたちが収録されており、あなたのデッキをドクターの世界に没入させてくれることだろう。
これらのデッキはまさしく愛の結晶であり、マジックというレンズを通して「ドクター・フー」の歴史を呼び起こす。「ドクター・フー」と「マジック」の両方のファンが興奮するような方法でこの世界を捉えるべく、デザイナー、ライター、アーティストが取り組んだ。
ドクターは彼らの冒険の中で数多の次元に跨がり旅をしてきたが、各統率者デッキの次元カードであなたも旅することができる!これらのカードは「ドクター・フー」の象徴的な場所を表しており、各デッキには10枚の新たなマジックの次元カードが含まれている。カオスが起こるたび、あなた方は時空を超えて旅することができる。
《時の固定点》
各統率者デッキには新規カードが含まれていて、レガシーとヴィンテージ、そして統率者戦で使用可能になる。これらのカードは統率者戦のためにデザインされており、人気フォーマットの楽しさと社交的な側面を際立たせている。
MagicCon: Barcelonaの間、何枚かの新しいカード、メカニズム、これらのデッキのテーマを公開した。そして、すべての情報を以下にまとめている。『ドクター・フー』に備えよう!
『ドクター・フー』セット詳細
セット3文字略号:WHO
『ドクター・フー』使用可能フォーマット:レガシー、ヴィンテージおよび統率者戦
MTGアリーナにおける使用可能フォーマット:MTGアリーナへの実装なし
ウェブサイト:『ドクター・フー』
『ドクター・フー』の重要な日程
- 「ターディス」フォトイベント(プロモ付き)MagicCon: Las Vegas会場内:9月22日~24日
- デビュー配信:10月3日
- プレビュー開始:10月3日〜10月6日
- ポッドキャスト「Command Zone」による「Extra Turns Gameplay」配信:10月11日
- 公式発売日:10月13日
- 発売記念パーティー:10月13日〜15日
ユニバースビヨンド『ドクター・フー』には統率者デッキ4種、コレクター・ブースター、そしてすべてが「ドクター・フー」スタイルのSecret Lairが存在する。その中身はどんなものだろうか?あぁ、今から公開させていただこう。ぜひ見ていってほしい。
さぁ行こう!
MagicCon: Las Vegasでターディスと写真を撮ろう!
MagicConに参加するファンの方々は覚えておいてほしい。この9月、ターディスがLas Vegasにやってくる。MagicCon: Las Vegasの会期中、参加者は象徴的な青い箱と写真を撮る機会がある。そして、もしかすると素敵な来場者特典を手に入れられるかもしれない。MagicCon: Las Vegasは外から見ているよりも、参加して楽しんだ方がより良いものとなるだろう!
『ドクター・フー』統率者デッキ
「過去からの来襲」
過去からの来襲(緑白青)
1963年、ドクターは初めて世界中の観客の前に姿を表した。このデッキは1963年から1989年に放映された初期の「ドクター・フー」を称えるものだ。緑白青の「過去からの来襲」デッキは4代目ドクターが率いる。しかし、彼は一人ではない。ドクターは仲間たちと共に旅をするものだ。マジックにも「ドクターのコンパニオン」メカニズムと共に来訪した。
《サラ・ジェーン・スミス》(拡張アート版)
サラ・ジェーン・スミスと一緒に行こう。彼女は「ドクターのコンパニオン」という能力を持っており、もう1体のクリーチャーがドクターなら、彼女と一緒に統率者に指定することができる。ドクターと彼らの象徴的な仲間を組み合わせることもできるし、あなた好みの組み合わせを作ることもできる。4代目ドクターがローズ・タイラーと組んだらどんなことが起きるだろうか?あなた自身の「ドクター・フー」デッキを作り上げることができるのだ。「過去からの来襲」デッキは「ドクター・フー」の歴史を「歴史的」メカニズムで捉える。2018年に初登場した歴史的は、このデッキの中心的なテーマとして帰ってきた。このメカニズムによりデッキに収録されている伝説のクリーチャーをプレイを促している。
歴史的は『ドクター・フー』統率者戦デッキのもう一つのテーマである「英雄譚」にも関連している。「ドクター・フー」の象徴的なエピソードがこれらの英雄譚で描かれており、それぞれが素晴らしいアートワークと強力なメカニズムでドクターの物語を語る。そして、もちろんトークンもそれに合わせたものだ。
《死の都》
宝物・トークン
プレビューが始まれば、「過去からの来襲」デッキについてさらに見ることができるだろう。しかし今は、次のデッキに向けて未来へとタイムトラベルする時だ。
タイミーワイミー
タイミーワイミー(青赤白)
「タイミーワイミー」は、時間という大きな球のような、ゆらゆらとうつろうものをテーマにしたデッキだ。このデッキは10代目ドクターとその仲間のローズ・タイラーによって運用される。これら二人は「タイムトラベル」という名前のメカニズムを軸に、この青赤白のデッキに時間操作のテーマを与えている。
「タイムトラベル」は完全新規メカニズムで、1994年に初登場した時間カウンターの操作に焦点を当てている。『ドクター・フー』で、私たちは新しい調整を加えた。「タイムトラベル」によって時間カウンターを追加したり取り除いたりすることができるので、待機や消失、その他の楽しいマジックのメカニズムたちと一緒にプレイすることができる。
《わかれ道》
このデッキでは9代目ドクター、10代目ドクター、11代目ドクターの旅に光を当て、ドクターの数多の冒険の中のキャラクター、異世界、爽快な物語が詰め込まれている。
「タイミーワイミー」デッキは、タイムトラベルの独特のセンスで、ドクターの逃避行をマジックに落とし込んだ。3名のドクターが登場するこのデッキには、イースターエッグ(隠れたメッセージ)や「ドクター・フー」への言及が満載で、ファンならば「ファンタスティック!」との感想が漏れること請け合いだ。
そして、タイムロードがもう一人……
イラスト:Lixin Yin |
パラドックスパワー
パラドックスパワー(緑青赤)
「パラドックスパワー」では、あらゆる方向から呪文が飛び交い、時間の荒々しさが存分に発揮される!この緑青赤のデッキでは、13代目ドクターとヤズミン・カーンの登場により予想外の展開が期待できる。12代目ドクターと13代目ドクターがデッキの中核を成しており、「パラドックス」メカニズムは統率者戦が得意とするエキサイティングなプレイを生み出すために活躍するだろう!
パラドックスはあなたが手札以外のいずれかの領域から呪文をプレイしたときに特別な利益をもたらすもので、フラッシュバック、反復、待機などとシナジーする。これらのツールを使いこなすことで、パラドックスのパワーがタイムトラベルによる悪ふざけというカオスの熱狂であなたを驚かせるだろう。
カオスについて述べるならば、プレインチェイス・フォーマットが『ドクター・フー』の《ターディス》によって強化される。各デッキのドクターが操縦するターディスで、次の冒険を求めて次元を旅することができるだろう。
《ターディス》
次元カードには、何十年もの間、ファンが愛し、恐れてきた「ドクター・フー」の歴史上の最も有名な場所の内のいくつかが描かれている。いざターディスに乗り込むとき、どこに(そして、いつ)着くのかご存知だろうか?
悪の支配者
悪の支配者(青黒赤)
ドクターが善をなすところには、悪をなすヴィランが必ず存在する。この青黒赤のデッキは、時を超えた数多の旅でドクターが戦ってきた恐ろしい敵たちがテーマとなっている。「ドクター・フー」全体には何人ものキャラクターが登場するが、このデッキではダーレク、サイバーマン、そしてマスターの多くの化身に焦点を当てている。これを体現しているのが《ダーレクの創造主、ダヴロス》に見られる「最悪の二択」メカニズムだ。
《ダーレクの創造主、ダヴロス》(拡張アート版)
対戦相手に「最悪の二択」を迫ることで、対戦相手は二つの選択肢の中から、それぞれ自分に有利な方を選ばざるを得なくなる。このデッキでは対戦相手にプレッシャーをかけつつ、シリーズでも最も悪名高い敵の力たちを引き出すことで、リソースを集めることができるだろう。
《抹殺せよ!》
ダーレク・トークン
ドクターは過去に何人もの強敵と対決しており、それらの強敵は最終的にタイムロードを倒すことを目論んでいた。あなたはどの強敵を統率者に選ぶだろうか?
どのヴィランを選んだとしても、この統率者デッキを使えば、ドクターの最大の敵を演じることができるだろう。「悪の支配者」デッキでゲームをアップグレードしよう。
《天国での死》
サイバーマン・注釈カード
『ドクター・フー』コレクター・ブースター
『ドクター・フー』コレクター・ブースター・ボックス
私たちはこれらのデッキのみで『ドクター・フー』を祝うわけではない。コレクター・ブースターにもワクワクがあり、このセットの素晴らしいカードたちに特別な加工、フォイル、アートワークが施されている。ご覧いただこう。
《ターディス》(ショーケース版)
サージ・フォイル仕様が帰ってきた。お見逃しなく。統率者デッキのカードに描かれたキャラクターやストーリーの瞬間などに、美しいサージ・フォイル仕様が存在する。(プレインチェイスの次元カードはコレクター・ブースターには入っておらず、伝統的フォイルやエッチング・フォイル、サージ・フォイル仕様は存在しない。)
また、このセットに含まれる何枚かのカードについて特別な「ターディス」ショーケース版を集めることもできる。コレクター・ブースターでのみ入手可能なこれらのバージョンは、統率者デッキのカードに新たなアートワークを施し、派手なスタイルと息をのむような芸術性に焦点を当てている。例えば、すべてのドクターには「ターディス」ショーケース版が存在する。
それだけでなく、ドクターの忠義あふれる仲間たちの多くにも……。
……そして恐るべき敵たちにも!
《ミッシー》(ショーケース版)
《ダーレクの創造主、ダヴロス》(ショーケース版)
またコレクター・ブースターでは、特別なシリアル番号付きのドクターたちのカードが出現することもある。非常に希少で、非常にスタイリッシュなこれらの印刷版には、独自のシリアル番号が記載されている。それらのカードは500枚ずつしか印刷されず、コレクター・ブースターにのみ封入される。
シリアル番号付きのドクターたちのカードは英語版のみで印刷されており、各言語のドクター・フーコレクター・ブースターに封入される。シリアル番号が付いてないドクターのカードも、挙動的にはシリアル番号付きのものと同様のものだ。詳しくは製品パッケージをご確認いただきたい。画像はデジタル処理で描画されたもので、実際のカードのものではない。
それっ!
『ドクター・フー』は2023年10月13日発売だ。統率者デッキやコレクター・ブースターはお近くのゲーム店、Amazonなどのオンラインストア、その他マジック:ザ・ギャザリングの製品を扱う販売店にてお求めいただける。あなた方がドクター・フーがマジックに来ることにワクワクしているのは知っている。10月3日のデビュー配信でより詳しくお伝えしよう。
何だって?プレビューがもう1枚欲しい?
それはつまり、時間の法則を乱すということに他ならない。
仕方ない、一度だけだ。
RANKING ランキング
-
広報室
年末年始もマジックづくし!「お年玉キャンペーン」&「プレマ&スリーブゲット!年末/年始スタンダード」開催決定|こちらマジック広報室!!
-
コラム
スクウェア・エニックスで「マジック体験会」を開催!?『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』に向けたインタビューも|企画記事
-
戦略記事
ラクドス・サクリファイス:クリーチャーともう一つの生け贄要員(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
戦略記事
今週のCool Deck:海賊デッキ&兎デッキ、プレイされた国にも注目!(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
戦略記事
ジャンド独創力:プランは複数、独創力のみにあらず(パイオニア)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
NEWEST 最新の読み物
-
2024.12.20戦略記事
今週のCool Deck:ロータス・コンボ、遂にアリーナにて始動!(パイオニア)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2024.12.20読み物
第51回:0から始める統率者戦|クロタカの統率者図書館
-
2024.12.19戦略記事
とことん!スタンダー道!まさかまさかの複製術、コピーされ続ける先駆者(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2024.12.19コラム
スクウェア・エニックスで「マジック体験会」を開催!?『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』に向けたインタビューも|企画記事
-
2024.12.18戦略記事
ラクドス・サクリファイス:クリーチャーともう一つの生け贄要員(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2024.12.18広報室
2024年12月18日号|週刊マジックニュース
CATEGORY 読み物カテゴリー
戦略記事
コラム
読み物
BACK NUMBER 連載終了
- Beyond the Basics -上級者への道-
- Latest Developments -デベロップ最先端-
- ReConstructed -デッキ再構築-
- Daily Deck -今日のデッキ-
- Savor the Flavor
- 射場本正巳の「ブロールのススメ」
- 津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ
- 浅原晃の「プレミアイベント三大チェックポイント!」
- ガフ提督の「ためになる」今日の1枚
- 射場本正巳の「統率者(2017年版)のススメ」
- かねこの!プロツアー食べ歩き!
- ロン・フォスターの統率者日記
- 射場本正巳の「統率者(2016年版)のススメ」
- マアヤのマジックほのぼの日記
- 金子と塚本の「勝てる!マジック」
- 射場本正巳の「統率者(2015年版)のススメ」
- 週刊連載インタビュー「あなたにとってマジックとは?」
- なかしゅー世界一周
- 中村修平の「デイリー・デッキ」
- 射場本正巳の「統率者(2014年版)のススメ」
- 中村修平の「ドラフトの定石!」
- 浅原晃の「プロツアー観戦ガイド」
- 鍛冶友浩の「プロツアー観戦ガイド」
- ウィザーズプレイネットワーク通信
- Formal Magic Quiz
- 週刊デッキ構築劇場
- 木曜マジック・バラエティ
- 鍛冶友浩の「デジタル・マジック通信」
- 鍛冶友浩の「今週のリプレイ!」
- 渡辺雄也の「リミテッドのススメ」
- 「明日から使える!」渡辺リミテッド・コンボ術
- 高橋優太の「このフォーマットを極めろ!」
- 高橋優太の「このデッキを使え!」
- 黒田正城の「エターナルへの招待」
- 三田村リミテッド研究室
- 新セットめった切り!
- シングルカードストラテジー
- プレインズウォーカーレビュー
- メカニズムレビュー
- その他記事