ゲーム更新情報：『アルケミー：ドミナリア』

Wizards of the Coast

2022年10月5日

原文はこちら

（編訳注：文中の日付・時刻は特記のない限り、太平洋夏時間(日本時間より16時間遅れ)基準です。また、画像は英語版の開発中のものです。）

『アルケミー：ドミナリア』

　『アルケミー：ドミナリア』登場――過去、現在、そして力が詰まった30枚の新たなデジタル限定カードがMTGアリーナにやってきます。

　プレビューを追っていなかった方へお伝えしますと、『アルケミー：ドミナリア』では新たな「キッカー」持ちカードや追加の「創出」カード、上古族ドラゴン、永久に得る効果など、きっと皆さんに気に入っていただける『団結のドミナリア』やアルケミーに関連するカードが登場します。また、プレミア・ドラフトやメタゲーム・チャレンジャーデッキ、ミッドウィーク・マジックなど、今後のイベントでもそれらのカードを使う機会をご用意します。

　収録カードの一覧は、『アルケミー：ドミナリア』カードイメージギャラリーをご確認ください。

ストアの新商品

（編注：この項目は更新されました。更新前には『エルドレインの王権』神話パックも今回の更新で発売される旨が記述されていましたが、問題が発覚したため後日発売となります。）

　今回の更新では、『アルケミー：ドミナリア』のパックに加えて、『基本セット2021』や『イコリア：巨獣の棲処』、『テーロス還魂記』それぞれの神話パックが発売されます。「アン」セットをちょっと味わいたい方は、「アン」セットをテーマにしたアバターやスリーブ、それから「宇宙」土地などのスタイルもMTGアリーナ内ストアにて発売されますので、ぜひご覧ください。

ヒストリックにおける再調整カードの変更

　『アルケミー：ドミナリア』の実装にともない、ヒストリックにおいて以下のカードが再調整を解除され、元のテーブルトップ版のものが帰ってきます。

　それでは、皆さんから寄せられそうなご質問にお答えしましょう。

　まずは再調整を解除する理由からお話しします。私たちがカードの再調整を検討する際に、私たちが基準（スタンダード）とするのは……そう、スタンダードです。調整が必要なカードやアーキタイプを考えるときに、私たちは情報の多くをスタンダードから得ています。スタンダードは最もポピュラーなフォーマットであり、再調整を行う際は現行スタンダードの環境を意識した上で、その延長としてアルケミーの環境へ考えを広げていくのです。

　今回再調整が解除されるこれらのカードは、ローテーションでアルケミーを去りました。これまで使用可能フォーマットが２つだったのが１つになったことで、ヒストリックでのバランスに集中できるようになったのです。スタンダードで禁止されるほど強力なものもありますが、ヒストリックの広いカードプールなら強力なカードに対処できる手段も多くあります。そのため、再調整カードの中には再調整を解除しても健全な環境を維持できるものがあるのです。

　ご注意いただきたいのは、再調整の解除は包括的に行われるわけではない点です。パワーレベルを下げる再調整が行われたカードの中にも、同じくヒストリックでのみ使用できるようになっても再調整が解除されないものもあります（《アールンドの天啓》、あなたのことです）。同様に、プレイアビリティ向上のための再調整を受けたカードを「バフ解除」することもないと思いますが（現時点ではその計画はありません）、「絶対」と言い切ることができるのは闇の力を持つ存在だけであり、私たちはそうではないのでご了承ください。先ほども言いましたが、再調整カードを使用できるのがヒストリックのみなら、ヒストリックでのバランスを考えればよいのです。

　続けて、この変更を「今」する理由をお話しします。理想を言えば、再調整の解除はそのカードを使用できるフォーマットが変更されるタイミング（例えばローテーション）で行うものでしょう。今回は時間的な制約と必要な技術面の作業が重なり『団結のドミナリア』のリリースに間に合いませんでしたが、今後は毎年のスタンダード・ローテーションに合わせて同様の「再調整解除」が行われる見込みです。

　最後に、他の再調整と同様に今回の変更によるワイルドカードの補償はありません。

　今回の再調整についての詳細は、「2022年10月6日アルケミー再調整」記事をご確認ください（後日翻訳掲載予定）。

エクスプローラーの今後の展開

　先日の「30周年開幕記念放送」を見逃した方のために、エクスプローラーのプレイヤー注目の情報を改めてお伝えします。2022年の終わりごろには『エクスプローラー・アンソロジー２』がリリースされ、2023年の半ばごろには『イニストラードを覆う影・リマスター』もリリース予定です。詳細は後日お伝えしますので、お楽しみに。