2020年11月10日

 

（編訳注：記事中に記載の日付や時刻は、特記がない限り太平洋時間です。また、ゲーム画面は英語版の開発中のものです。）

 

『カラデシュリマスター』

　さあ搭乗員を集め、霊気を調査しましょう。安全のため、メンテナンスが完全に終了するまでは機体の席から立ち上がらないようお願いします。いよいよ、『カラデシュ』と『霊気紛争』が『カラデシュリマスター』としてMTGアリーナに帰ってきます。11月の「ゲーム更新情報」を始めましょう！

革新の時代

　まずは、『カラデシュリマスター』カードイメージギャラリー(英語)をまだご覧になっていない方にご案内しておきましょう。この週末に実装されるカードがそこですべて公開されていますので、ぜひご確認ください。収録カードを見た皆さんはお気づきかもしれませんが、私たちはパイオニアの導入に向けて前進を続け、ヒストリックのパワーレベルに気を配りつつも、今回のセットでは１つの例外を除いて追加のカードを収録していません。だって……ねえ……

　正直に言って、『カラデシュリマスター』では追加のカードを収録する必要性を感じませんでした。このセットにはもともと、リミテッドにおいても構築においても極めて強力なカードやメカニズムがあり、そこへさらに「Kaladesh Inventions」やその他の過去のカードを追加するのは少々パワーレベルを押し上げ過ぎると思ったのです。先述した「１つの例外」は《彫り込み鋼》で、これは『アモンケットリマスター』における《威厳あるカラカル》と同様に「ボックス購入特典プロモ」のような扱いです。（つまりブースターパックのセットを購入すると１枚もらえて、ワイルドカードでの作成もできますが、『カラデシュリマスター』のパックからは手に入りません。）

　それから、ストアでは『カラデシュリマスター』の基本土地も手に入ります――しかも無料で。

　私たちは、『ゼンディカーの夜明け』のリニューアル・ギフトからあることを学びました。新たなセットの導入にともないすべてのプレイヤーへ一度に大量の報酬を贈り、それらをログイン時に自動的に受け取れるようにする方法は、必ずしも私たちのゲームクライアントやサーバーにとって良いものではないということです。ストアで別途受け取れるようにすれば、皆さんもお好きなときに基本土地をコレクションに加えられますし（当分の間はいつでも受け取れます）、私たちのサーバーが高負荷の理由を尋ねてくることもないでしょう。

　それから、メンテナンス終了後にゲームクライアントを更新したら、「TryKaladesh」のコードをご入力ください。『カラデシュリマスター』のパックを無料でお贈りします。

博覧会の歓迎者

　次はイベントについてお伝えします！ 以前もお伝えしましたが、私たちが『アモンケットリマスター』で学んだことの中でも特に大きかったのは、プレイヤーの皆さんのこのセットへの関わり方とカードの入手方法です。とりわけ『アモンケットリマスター』のドラフトやシールドのイベントへの参加者数は、私たちの予想をはるかに超えていたのです。その学びを心に刻み、『カラデシュリマスター』ではリミテッドのイベントにマッチ・ドラフト（BO3の対人ドラフト）を追加しました。

• シールド：11月12～19日
• マッチ・ドラフト：11月12～19日
• プレミア・ドラフト：11月12～18日
• ドラフト・チャレンジ：11月28日～12月1日

　「マッチ・ドラフト：『カラデシュリマスター』」の参加費やイベント形式は、スタンダードのセットのマッチ・ドラフトと同様です。勝利数に応じて、『カラデシュリマスター』のパックやジェムの報酬を得られます。ただし、他のドラフト・イベントと比較すると開催期間が短い点にはご注意ください！ それでも『アモンケットリマスター』で学んだことをさらに発展させたい私たちとしては、BO3のリミテッド・イベントを開催する良い機会ですし、「ドラフト・チャレンジ：『カラデシュリマスター』」への良い練習場所になるかと思います。

　「メタゲーム・チャレンジ：スタンダード」をご存知の方は、その対人ドラフト（BO3）版だと考えてください！ この豪華報酬が手に入る競技志向のドラフト・イベントでは、２敗するまでに６勝できれば20,000ゴールドと『カラデシュリマスター』40パックが手に入ります。詳細は以下の通りです。

ドラフト・チャレンジ：『カラデシュリマスター』

フォーマット：マッチ・ドラフト

イベント形式：６勝するか２敗するまでプレイできます

報酬：

• ６勝：20,000ゴールド＋『カラデシュリマスター』40パック
• ５勝：15,000ゴールド＋『カラデシュリマスター』30パック
• ４勝：10,000ゴールド＋『カラデシュリマスター』20パック
• ３勝：7,500ゴールド＋『カラデシュリマスター』12パック
• ２勝：4,000ゴールド＋『カラデシュリマスター』６パック
• １勝：2,000ゴールド＋『カラデシュリマスター』３パック
• ０勝：なし

参加費：3,000ジェムまたは15,000ゴールド

　構築フォーマットでも「金属細工」を試したい方は、次回の「アリーナ・オープン」が12月12日に開催されますので、ぜひご参加ください。フォーマットはご想像の通り、ヒストリック構築戦です。初日イベントはBO1とBO3の両方をご用意します。２日目イベントはBO3で行われます。詳細については12月にまた改めてお伝えしますが、イベントまでにデッキのアイデアを考えて構築して、テストする時間を十分にとりたいと考えています。

ヒストリック・ブロール

　次にご紹介するのは、ヒストリック・ブロールのイベントです！ まずは11月20日より１週間にわたって、ヒストリック・ブロールの「フェスティバル」イベントを開催予定です。「発明博覧会（ヒストリック・ブロール・フェスティバル）」では、他のフェスティバル・イベントと同様に一度だけ参加費（2,500ゴールドまたは500ジェム）を支払えばイベント期間中お好きなだけ対戦をお楽しみいただけます。最初の３勝までは、カード・スタイルの報酬もあります。

　それから、皆さんが《悪意器具》をデッキから抜く前に、１月のはじめ頃にもう１つ１週間続くヒストリック・ブロールのイベントを開催しようと計画しています。こちらは「プレイ」モードで行われる予定です。（現在のブロールと同様に参加費無料でプレイでき、クエストの進行やデイリー勝利報酬以外に報酬がないイベントになる予定です。）

　ブロールについては過去に想定を誤ったことがあるため、今は最新の注意を払って取り組んでいます。ブロールとヒストリック・ブロールについては、両方とも健全なプレイ環境をサポートするだけの関心があるのかどうかを見極めていきたいと私たちは考えています。プレイヤーを２つに分けることでどちらのフォーマットもマッチングに時間がかかり、同系戦が繰り返されるようになってしまう事態は、誰も望んでいないでしょう。しかし「ヒストリック・ブロールをもっとプレイしたい」という声も多くいただいているため、ヒストリック・ブロールのイベントを通して２つのブロールの最適なバランスを見つけたいと思います。最終的な判断は、プレイヤーの皆さんの関心や行動をもとに下すつもりです。

モバイル版

　すでにどこかで聞いているかもしれませんが、モバイル版についてもお伝えしたいことがあります。MTGアリーナのモバイル版リリースは、2021年前半に延期させていただきます。MTGアリーナの体験をAndroidやiOSの端末でも余すところなく味わっていただくという目標は変わりませんが、それを実現するためにはもう少し時間が必要になりました。モバイル版のリリースには、（より小さな端末でプレイする際のレイアウトや操作の変更、パフォーマンスや安定性の向上など）明白な作業に加えて、異なるプラットフォーム間で同じ体験をご提供するために必要な水面下の作業も多くあります。『カルドハイム』が発売されるころには続報をお伝えできればと思いますので、お待ちください。

その他もろもろ

　11月のゲーム更新では『カラデシュリマスター』の実装に加えて、いくつかの大きな不具合の修正やゲームプレイ上の改善も行いたいと思います。ここでその内容を少しだけお伝えすると、マッチ終了時に発生していた遅延が解消されたり、ランクの上下が伴わないマッチの終了後にランクの表示が誤ったものになる不具合が修正されたり、ファイレクシア仕様の《沼》が再び「完成」したり、統率者の名前の表示が大きすぎてカードの表示を妨害していた問題が緩和されたり、《悪ふざけの名人、ランクル》の誘発型能力について（解決中のもの１つだけでなく）選んだものがすべて表示されるようになったり、《敏捷な罠探し》の能力について他のパーティー・メンバーが手札以外の領域から戦場に出た場合も適切に誘発するようになったりする予定です！ パッチノート全文は、メンテナンス完了後に公開予定です（編訳注：翻訳は後日公開予定です）。

クリンナップ・ステップ

　私たちのエネルギーの結晶をお受け取りください！ 『カラデシュリマスター』が実装される11月のゲーム更新は11月12日に行われます。プレオーダー・セットの販売はメンテナンス開始までとなりますので、ステータス・ページ（リンク先は英語）でメンテナンスについての最新情報をお見逃しなく。