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お知らせ
2020年「移行シーズン」マジック・プロリーグ招待選手
2019年12月8日
2019ミシックチャンピオンシップⅦ(MTGアリーナ)の結果をもって2019年シーズンは幕を閉じました。7度のミシックチャンピオンシップ、3度のMPLスプリット、そして3度のミシックチャンピオンシップ予選を経て、24名のプレイヤーが2020年「移行シーズン」に行われるマジック・プロリーグの招待枠を勝ち取りました。おめでとうございます!
ブライアン・ブラウン=デュイン/Brian Braun-Duin
ブライアン・ブラウン=デュイン |
マジック:ザ・ギャザリング世界選手権2016で世界の頂点に立ったブライアン・ブラウン・デュインは、キャリアを通して一貫した好成績を収める模範例となりました。2019年シーズンを通して着実にミシック・ポイントを獲得し、次期MPL招待枠を勝ち取ったブラウン=デュイン。彼の実績を考えれば、それもあまり驚くことではありませんでした。恐ろしいほどに高いスキルを遺憾なく発揮し、今シーズンのMPLスプリットではトップクラスのミシック・ポイントを獲得したプレイヤーとなりました。
オータム・バーチェット/Autumn Burchett
オータム・バーチェット |
初の「ミシックチャンピオンシップ王者」としてマジックの歴史にその名を刻んだオータム・バーチェットは、ミシックチャンピオンシップ・クリーブランド2019でトロフィーを獲得する1年ほど前に、イングランド選手権を2年連続で制しプロシーンでの存在感を爆発的に高めました。マジック:ザ・ギャザリング世界選手権2019への出場が決定したあとも安定して好成績を収め続け、バーチェットは次期MPL招待枠も勝ち取ったのです。
マルシオ・カルヴァリョ/Márcio Carvalho
マルシオ・カルヴァリョ |
カルヴァリョはミシックチャンピオンシップ・クリーブランド2019でのトップ8優勝を皮切りに力強くシーズンを走り抜け、次期MPL招待枠のみならず、マジック:ザ・ギャザリング:世界選手権2019への出場権も勝ち取りました。世界屈指のドラフト・プレイヤーに数えられるカルヴァリョはシーズンを通して手堅く好成績を残し、他のMPL第一期メンバーたちを相手に広く成功を収めたのです。
アンドリュー・クネオ/Andrew Cuneo
アンドリュー・クネオ |
アンドリュー・クネオは1990年代後半から活躍を続けるスタープレイヤーの1人です。プロ・シーンからいったんは身を引いていたものの、この6年間で力強い復活を遂げ、2019年シーズンのMPL加入へと至りました。2019ミシックチャンピオンシップⅥ(リッチモンド)では見事トップ8入賞を果たしたクネオ。この時同時に、「ミシックチャンピオンシップ(プロツアー)トップ8入賞」の最年長記録も塗り替えました。2020年「移行シーズン」も引き続きMPLメンバーとして戦う彼は、さらなる記録をマジックの歴史に刻み続けるでしょう。
パウロ・ヴィター・ダモ・ダ・ロサ/Paulo Vitor Damo da Rosa
パウロ・ヴィター・ダモ・ダ・ロサ |
「世界で最高のプレイヤーは誰か」という議論で候補に挙がることの多いダモ・ダ・ロサは、2019年シーズンでも新たな伝説を作りました。2019ミシックチャンピオンシップⅥ(リッチモンド)」で決勝に進出すると、直後の2019ミシックチャンピオンシップⅦ(MTGアリーナ)でも再度トップ8入賞を果たしたのです。不調だと思われていたシーズンの終盤で目覚ましい活躍を見せ、ダモ・ダ・ロサはMPL残留に加え、マジック:ザ・ギャザリング世界選手権2019への参加権利までも手中に収めました。
ジャン=エマニュエル・ドゥプラ/Jean-Emmanuel Depraz
ジャン=エマニュエル・ドゥプラ |
ドゥプラはMPLへの残留だけでなく、2019ミシックチャンピオンシップⅤ(MTGアリーナ)での決勝進出によって、マジック:ザ・ギャザリング世界選手権2019出場の権利も獲得しています。ドゥプラはスプリットでの成績こそ振るわなかったものの、ミシックチャンピオンシップにおいてはしっかりと力強いパフォーマンスを発揮し、次シーズンを世界最高のプレイヤーたちに名を連ねて迎えることとなりました。
ハビエル・ドミンゲス/Javier Dominguez
ハビエル・ドミンゲス |
ドミンゲスについては、これ以上お伝えすることはありません。現「世界王者」であり、2019ミシックチャンピオンシップⅤ(MTGアリーナ)でも勝利を収めた彼は、まるでおとぎ話のようなこのシナリオを、2019ミシックチャンピオンシップⅦ(MTGアリーナ)において再度トップ8に入賞することで締めくくりました。マジック:ザ・ギャザリング世界選手権2019の主役であり、次期MPLの招待枠も獲得しているハビエル。2020年もまた、「彼の年」になるかもしれません。
リード・デューク/Reid Duke
リード・デューク |
デュークはミシックチャンピオンシップ・ロンドン2019でトップ8に輝くと、11月にマジック・プロツアー殿堂入りという形で今シーズンを仕上げました。MPLスプリットでの力強いパフォーマンスに加え、いずれのイベントでも安定した好成績を収めたデュークは、その勢いを保ったままMPLの一員として次のシーズンを迎えます。
ピオトル・グロゴウスキ/Piotr Głogowski
ピオトル・グロゴウスキ |
ピオトル・グロゴウスキは、「Kanister」やMPLのトリックスターとしてより広く認知をされているでしょう。対戦相手にエモートを送ったり、Twitter上で他の選手との対立を演出したりなど「おちゃめ」な一面のあるグロゴウスキですが、その一方で、今シーズンはMPLエルドレイン・スプリットで優勝すると、2019ミシックチャンピオンシップⅦ(MTGアリーナ)では1マッチも落とさぬまま見事に優勝という完璧なパフォーマンスを披露しました。次シーズンも継続してMPLメンバーとして招待を受けているグロゴウスキ。彼の「おちゃめさ」ゆえに、真の実力を見誤ればきっと後悔することになるでしょう。
ウィリアム・ジェンセン/William Jensen
ウィリアム・ジェンセン |
ウィリアム・「ヒューイ」・ジェンセンは屈強なプロ・プレイヤーです。前世界王者であり、殿堂顕彰者でもあるジェンセンは、2019年シーズンを通してその世界最高峰の実力を発揮、2019ミシックチャンピオンシップⅤ(MTGアリーナ)ではトップ8入賞を果たしました。敬意から「トーナメントの最後の試合で絶対に当たりたくないプレイヤー」と評される彼は、次期MPL招待枠も獲得。来年も「MPLのラスボス」として君臨し続けるでしょう。
マーティン・ジュザ/Martin Jůza
マーティン・ジュザ |
マーティン・ジュザはシーズンを通して常にメタゲームの最前線を走り続けましたが、トップ8入賞などの目だった戦績を残すことには繋がりませんでした。背水の陣で迎えた最後のミシックチャンピオンシップ。ギリギリのところでトップ8入賞は逃してしまったものの、MPL残留を懸けたバブルマッチを見事に制しました。ジュザにとっては少し物足りないシーズンだったかもしれませんが、次期MPL招待枠を勝ち取ったことは十分すぎる戦果と言えるでしょう。
クリス・カヴァルテク/Chris Kvartek
クリス・カヴァルテク |
2019年シーズンのプロシーンにおいて、カヴァルテクの快進撃に勝る話題は存在しないでしょう。ミシックチャンピオンシップ・ロンドン2019でプロシーンへと爆発的に踊り出たカヴァルテクは、その数か月後に行われた2019ミシックチャンピオンシップⅣ(バルセロナ)にも出場。さらにその後MTGアリーナ予選を2連続で突破すると、2019ミシックチャンピオンシップⅦ(MTGアリーナ)で見事トップ8入賞を果たし、マジックの歴史に残る鮮烈なデビューを飾りました。
ラファエル・レヴィ/Raphaël Lévy
ラファエル・レヴィ |
マジック・プロツアー殿堂顕彰者としてすでに名声を築き上げているレヴィは、世界最高のプレイヤーの1人としての新たな実績を作りました――それも、テーブルトップとMTGアリーナの両方で。シーズン最後に参加をしたイベントで力強いパフォーマンスを発揮し、これにより獲得ミシック・ポイントにおける「挑戦者」上位4名の枠を勝ち取ったレヴィ。今回彼が次期MPL招待枠を勝ち取ったことは、マジックの「これまでのこれから」の完璧な調和の象徴と言えるでしょう。
セス・マンフィールド/Seth Manfield
セス・マンフィールド |
マンフィールドは「世界で最高のプレイヤーは誰か」という議論で候補に挙がる常連ですが、その理由はとても明確です。ミシックチャンピオンシップではシーズンを通して好成績を残し、MPLスプリットでは名だたるプレイヤーたちから次々に勝利を奪取しミシック・ポイントを積み重ね、コア・スプリットで優勝を果たしているマンフィールドは、今シーズン最も安定したパフォーマンスを見せたプレイヤーの1人だったと言えるでしょう。マンフィールドは今年のはじめと変わらず「世界の頂点を目指し、継続してMPLへの招待を獲得する」という姿勢を保ち、次シーズンに挑みます。
アンドレア・メングッチ/Andrea Mengucci
アンドレア・メングッチ |
メングッチは「ミシックインビテーショナル」での優勝で2019年シーズンを最高の滑り出しで開幕し、2019ミシックチャンピオンシップⅤ(MTGアリーナ)、2019ミシックチャンピオンシップⅦ(MTGアリーナ)の2度にわたるトップ8入賞で締めくくりました。こうして積み重ねた成功をもとに、彼はマジック界でも特に多くのコンテンツを生み出すクリエイターとしても活躍をしました。マジック:ザ・ギャザリング世界選手権2019への出場権と次期MPL招待枠のどちらも勝ち取ったメングッチは、来年もより高みを目指して跳躍する姿を私たちに見せてくれるでしょう。
ガブリエル・ナシフ/Gabriel Nassif
ガブリエル・ナシフ |
ナシフが歴代最高のプレイヤーの1人であることに疑いの余地はありませんが、それを考慮した上でも、2019年シーズンは彼の競技人生において一際目立つものとなりました。マジックにおいて最も人気のある配信者の1人として自身のチャンネルを発展させたナシフは、トーナメントにおいても安定した好成績を収めることでさらにそれを後押しました。2019ミシックチャンピオンシップⅤ(MTGアリーナ)で輝かしいパフォーマンスを見せると、2019ミシックチャンピオンシップⅦ(MTGアリーナ)ではトップ16入り。かくして、ナシフと彼のトレードマークである「イエローハット」はマジック:ザ・ギャザリング世界選手権2019の出場権と次期MPL招待枠を掴み取ったのです。
ブラッド・ネルソン/Brad Nelson
ブラッド・ネルソン |
「スタンダードの達人」と評されるブラッド・ネルソンは、今シーズンも2019ミシックチャンピオンシップⅢ(MTGアリーナ)と2019ミシックチャンピオンシップⅦ(MTGアリーナ)、2度の決勝進出によりその実力を遺憾なく発揮しました。2010年度のプレイヤー・オブ・ザ・イヤーに選出されたネルソンが世界のトップを走り続けて約10年。次期MPL招待枠も勝ち取った彼は、今後もその存在感を強く放ち続けるでしょう。
カルロス・ロマオ/Carlos Romão
カルロス・ロマオ |
長年にわたり競技の舞台に立ち続けているカルロス・ロマオ。1999年以来、彼は毎年必ず1つ以上のプレミアイベントに出場しており、世界選手権2002では王者の栄冠を手にしています。MPLコア・スプリットでの優勝も含め、ロマオはシーズンを通して好成績を収め続けますが、上位に入らなければMPL残留を逃してしまうという苦しい状況で最後のイベントを迎えることに。しかしロマオはこの苦境もトップ16入りという形で乗り越え、ブラジル勢の力強さを世界に示しました。
佐藤 レイ
佐藤 レイ |
日本のスタープレイヤーの1人である佐藤 レイ。グランプリにおいて数々の成功を収めてきた佐藤は、2019年シーズンにさらなる高みへの到達に挑みました。MPL『灯争大戦』スプリットでの優勝をはじめ、ミシックチャンピオンシップにおいても着々とポイントを伸ばし、次期MPL招待枠を見事に獲得。佐藤は来年も、悲願である大舞台でのタイトル獲得に向けて挑戦を続けます。
シャハール・シェンハー/Shahar Shenhar
シャハール・シェンハー |
デビュー間もなくして多くの成功を経験したプレイヤーは、マジックのプロシーンにおいて数えるほどしかいません。その1人であるシャハール・シェンハーは単なる「幸運児」にとどまらない並外れた成長を遂げました。「世界選手権2連覇」という称号を持つ唯一のプレイヤーであるシャハールは、2019年シーズン開幕直前に行われたマジック:ザ・ギャザリング世界選手権2018でも3位入賞。シーズンが開幕すると、MPLのメンバーとして名だたる強豪たちと戦いながらも、「ミシックチャンピオンシップⅢ(MTGアリーナ)」でのトップ4入賞をはじめとし、シーズンを通して素晴らしいパフォーマンスを見せつけました。彼の卓越したスキルを持ってすれば、MPLへの招待枠を獲得している来シーズンでもさらなる栄誉を勝ち取るに違いありません。
リー・シー・ティエン/Lee Shi Tian
リー・シー・ティエン |
6度のミシックチャンピオンシップ(プロツアー)トップ8入賞経験があり、2018年度マジック・プロツアー殿堂顕彰者に選出されたリー・シー・ティエン。多種多様なデッキを操り入賞を重ねる彼は、最も器用なプレイヤーの1人です。そして、2019ミシックチャンピオンシップⅤ(MTGアリーナ)でトップ8入賞を果たしたシー・ティエンは、その実力の高さがプラットフォームを選ばないことを証明しました。MPLコア・スプリットでの勝利もあり、次期MPLの招待枠を勝ち取ったリーは来年も「最も目が離せないプレイヤー」の1人になるでしょう。
オンドレイ・ストラスキー/Ondřej Stráský
オンドレイ・ストラスキー |
ストラスキーは1年ほど前に競技引退を決意していたプレイヤーでした。しかしながら、最後の出場と心に決めていたグランプリでトップ8入賞を果たしたことにより、消えかかっていた火が再び勢いを取り戻したのです。それからというもの、ストラスキーの快進撃は留まるところを知りません。友人やルームメイトから構成される「チェコの家」に所属し、スタンダード環境の最先端を走り続けたストラスキーは、2019ミシックチャンピオンシップⅥ(リッチモンド)で優勝し、戴冠を裏付ける実力の高さを世界に示しました。マジック:ザ・ギャザリング世界選手権2019、そして次期MPLの招待枠をも勝ち取っているストラスキー。来年はより一層の躍進を目指します。
八十岡 翔太
八十岡 翔太 |
八十岡はトーナメントに向けた練習の大半を1人で行うことで知られています――そしてそれらのトーナメント結果を出すことも。殿堂顕彰者である八十岡は、2回の優勝を含め、これまでミシックチャンピオンシップ(プロツアー)において6回トップ8入賞を果たしています。今シーズンは他のMPLプレイヤーたちに少し遅れをとってしまい最後の追い上げが必要となった八十岡でしたが、MPLエルドレイン・スプリットでの優勝で2019ミシックチャンピオンシップⅦ(MTGアリーナ)のシード権を得ると、必要な分のミシック・ポイントを獲得し次期MPLの招待枠を勝ち取りました。
行弘 賢
行弘 賢 |
革新的なデッキ構築と安定的なパフォーマンスでよく知られる行弘 賢は、その独創性の高さが最高峰に数えられるプレイヤーです。巧みに取捨選択された彼のデッキ構築は、一見最適なものではないように見えるかもしれません。しかしながら、2019ミシックチャンピオンシップⅤ(MTGアリーナ)での自身5度目の快挙となるトップ8入賞を果たしその実力の高さを再度証明すると、次期MPLの招待枠をがっちりと掴み取りました。
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