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お知らせ
eスポーツ更新情報:ミシックインビテーショナルやミシック予選、チームシリーズ決勝などに関するお知らせ
2019年12月17日
ハッピーホリデー!
「2019ミシックチャンピオンシップⅦ(MTGアリーナ)」は、ピオトル・グロゴウスキ/Piotr Głogowski選手が見事優勝しました。本当におめでとうございます。彼を含めた16名は、2月にハワイで行われる「マジック:ザ・ギャザリング世界選手権2019」にて相見えます。
それでは早速、来年のMTGアリーナを用いる競技についての更新情報をお伝えします。
MTGアリーナについて
ミシックインビテーショナル
ミシックインビテーショナルは、賞金総額750,000ドルを懸けて128名の選手が4日間にわたり競い合うイベントになります。ミシックインビテーショナルの開催日程は以下の通りです。
- 2020年5月14~17日(PDT):ミシックインビテーショナル『イコリア:巨獣の棲処』
- 2020年7月23~26日(PDT):ミシックインビテーショナル『基本セット2021』
- 2020年10月22~25日(PDT):ミシックインビテーショナル『ゼンディカーの夜明け』
フォーマットや賞金、開催地、大会構成などの詳細につきましては、新年のより大きな「eスポーツ更新情報」にてお知らせ予定です。
2020年第1四半期のミシック予選
まずは最初の2つのミシックインビテーショナルへの参加権利が授与される「ミシック予選」の開催日程を、以下にお知らせします。
- 2020年1月11日(PST):ミシックインビテーショナル『イコリア:巨獣の棲処』予選#1
- 2020年3月14日(PDT):ミシックインビテーショナル『イコリア:巨獣の棲処』予選#2
- 2020年5月23日(PDT):ミシックインビテーショナル『基本セット2021』予選#1
- 2020年6月20日(PDT):ミシックインビテーショナル『基本セット2021』予選#2
(※)上記のミシック予選はすべて、マッチ・スタンダード(2本先取)で行われます。
2020年のミシック予選では、他にもいくつかの変更が加えられます。
予選は1日で行われます
私たちは2019年シーズンに、週末の2日間にかけて行われる予選を始めました。そこからプレイ率やプレイヤーの動き、参加者からのフィードバックなどを精査した結果、以下の2つが浮き彫りになりました。
- 2日間にわたる予選イベントは莫大な時間を費やすものであり、プレイヤーの皆さんにとって悩みの種になっていること。そのためか、参加者数の減少が著しかったこと。
- 予選イベント2日目のイベント形式が、MTGアリーナの指名対戦機能やサードパーティーのツールを用いて進行することに慣れていない参加者にとって、混乱を呼ぶものであったこと。
予選イベントは競技面の新たなレベルに挑戦したいと思うプレイヤーの皆さんにとって良い舞台であるべきにも関わらず、2日間にわたる予選は競技的な大会でのプレイ経験がない方々に多くを求め過ぎていました。
予選イベントを、ミシック・ランクに到達したプレイヤーがミシックインビテーショナルの舞台に立つチャンスとするべく、私たちはそれを1日で行うことにします。これにより参加権利を得るための「厳しさ」が増すことは理解していますが、「参加しやすいイベントであること」の利点と「参加率を高める」という目標は、ネガティブな要素を上回ると私たちは見ています。今後の予選イベントについては、2020年の移行シーズンにおける予選イベントのデータを確認しながら調整を行う予定です。
2020年第1四半期のミシック予選は、ミシックチャンピオンシップ予選における初日イベントと同様の形式で行われ、1日で決着します。参加者の皆さんは2時間のイベント参加受付時間中にイベントにご参加いただき、スタンダードのデッキを手に10勝するか2敗するまで2本先取のマッチをプレイします。このイベントで10勝したプレイヤーにはすべて、ミシックインビテーショナル『イコリア:巨獣の棲処』への参加権利が授与されます。
イベント終了時には、勝利数に応じて1勝ごとに200ジェムの報酬が授与されます。イベント開催期間は、イベント参加受付時間とすべてのマッチを終えるまでの合計で10時間です。
さらに、ミシック予選では5勝目以降、勝利数に応じてミシック・ポイントも授与されます。(2020-2021年シーズンのライバルズ・リーグ入りに大きく影響するでしょう。)詳細につきましては、後日発表します。
2020年第1四半期のミシック・ポイント・チャレンジ
最初の2つのミシック・ポイント・チャレンジの日程は以下の通りです。
- 2020年2月29日(PST):ミシック・ポイント・チャレンジ『イコリア:巨獣の棲処』
- 2020年4月4日(PDT):ミシック・ポイント・チャレンジ『基本セット2021』
(※)上記のミシック・ポイント・チャレンジはすべて、マッチ・スタンダード(2本先取)で行われます。
ミシック・ポイント・チャレンジへの参加権利は、前の月のランク戦シーズンにてミシック・ランキング1200位以内に入ったプレイヤーに授与されます。イベント形式はミシック予選と同じですが、こちらは10勝するか3敗するまでプレイできます。イベント終了時点の勝利数に応じて、1勝ごとに200ジェムの報酬が授与されます。
また、ミシック予選と同様に、ミシック・ポイント・チャレンジでも5勝目以降、勝利数に応じてミシック・ポイントが授与されます。
これらは新しいイベントであり、ミシックインビテーショナルへの招待人数やイベント終了の条件となる勝利数/敗北数など、今後も変更が加えられるかと思われます。私たちはこれらを注意深く観察し、私たちの競技システムに合っているかどうかや変更が必要かどうかを見極めるつもりです。
ミシック・ポイント
2019年に繰り返し寄せられたフィードバックの1つが、ミシック・ポイントの使いみちでした。2020年はライバルズ・リーグへの招待基準としてだけでなく、以下のようにミシック・ポイントを使っていく予定です。
- 私たちは、優勝こそないものの安定して好成績を残している選手のパフォーマンスに報いたいと考えています。2020年第1四半期のミシック予選およびミシック・ポイント・チャレンジのシーズンにおける獲得ミシック・ポイント上位8名で、他の方法で参加権利を得ていないプレイヤーは、ミシックインビテーショナル『イコリア:巨獣の棲処』に招待されます。その後もシーズンの動きを見ながら、獲得ミシック・ポイント上位者に追加でミシックインビテーショナルへの参加権利を授与する予定です。
- 私たちは、ミシック・ランキングを追い求めて常に身を削るような戦いに晒されるストレスを緩和したいと考えています。そこで2020年第1四半期における獲得ミシック・ポイント上位200名には、2020年第2四半期におけるすべてのミシック予選およびミシック・ポイント・チャレンジについて、前の月のランク戦シーズンの順位に関わらず参加権利を授与します。
テーブルトップのマジック:ザ・ギャザリングについて
2019ミシックチャンピオンシップ・チームシリーズ決勝
先シーズンを締めくくるイベントは、マジック:ザ・ギャザリング世界選手権2019だけではありません――2020年1月に開催されるマジックフェスト・オースティン2020にて、ミシックチャンピオンシップ・チームシリーズ決勝の模様を生中継でお届けします。
決勝に進出した2チームは、総額150,000ドル(優勝チームに100,000ドル、準優勝チームに50,000ドル)の賞金を懸けて、『テーロス還魂記』を用いた3対3のチーム・ドラフトによる戦いを繰り広げます。この最新セットを用いるチーム・ドラフトの準備に与えられる時間はわずか2日間。それでも日曜日には、2019年最高のチームが最新のドラフト環境で、その腕前を存分に見せてくれるでしょう。それから最後に、「Friday's Loading Ready Run」による『テーロス還魂記』リミテッドのプレ・プレリリース配信も行われます。
チーム「Ultimate Guard Pro Team」
(写真上段から)
- アンドリュー・クネオ/Andrew Cuneo
- リード・デューク/Reid Duke
- ジョン・フィンケル/Jon Finkel
- ウィリアム・ジェンセン/William Jensen
- ポール・リーツェル/Paul Rietzl
- マット・スパーリング/Matt Sperling
チーム「Hareruya Sword」
(写真上段から)
- ケルヴィン・チュウ/Kelvin Chew
- ジェレミー・デザーニ/Jérémy Dezani
- ハビエル・ドミンゲス/Javier Dominguez
- グジェゴジェ・コワルスキ/Grzegorz Kowalski
- アンドレア・メングッチ/Andrea Mengucci
- リー・シー・ティエン/Lee Shi Tian
配信情報
チームシリーズ決勝の模様は、2020年1月13日午前0時(日本時間)より生放送でお届けします。CardBoard Liveの機能により、それぞれのデッキリストと『テーロス還魂記』のカードを配信中に確認できます(英語)。チームシリーズ決勝が終了次第、続けてグランプリ・オースティン2020のトップ8ラウンドの模様を配信します。そのため、以前お伝えしていたグランプリ・ポートランド2019でのビデオカバレージは取りやめ、グランプリ・オースティン2020にてビデオカバレージを行います。
チームシリーズ決勝の構成
各チームとも、3名ずつ2つのサブチームに分かれます。まずはお互いにどちらかのサブチームが卓につき、ドラフトと対戦を行います。その後、残ったサブチーム同士でドラフトと対戦を行います。
どちらのサブチームでも勝利したチームは、チームシリーズ優勝となります。1勝1敗になった場合は、勝利したサブチーム同士で3回目のドラフトと対戦を行い、チームシリーズ優勝を決定します。
2020年はすぐそこに
次の「eスポーツ更新情報」は、ルールの大型アップデートや招待ポリシー、ミシック・ポイントの詳細など、2回にわたって充実の内容をお届けします。それでは皆さん、良いお年をお迎えください。また新年にお会いしましょう!
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2024.12.18広報室
2024年12月18日号|週刊マジックニュース
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コラム
読み物
BACK NUMBER 連載終了
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- Latest Developments -デベロップ最先端-
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- Savor the Flavor
- 射場本正巳の「ブロールのススメ」
- 津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ
- 浅原晃の「プレミアイベント三大チェックポイント!」
- ガフ提督の「ためになる」今日の1枚
- 射場本正巳の「統率者(2017年版)のススメ」
- かねこの!プロツアー食べ歩き!
- ロン・フォスターの統率者日記
- 射場本正巳の「統率者(2016年版)のススメ」
- マアヤのマジックほのぼの日記
- 金子と塚本の「勝てる!マジック」
- 射場本正巳の「統率者(2015年版)のススメ」
- 週刊連載インタビュー「あなたにとってマジックとは?」
- なかしゅー世界一周
- 中村修平の「デイリー・デッキ」
- 射場本正巳の「統率者(2014年版)のススメ」
- 中村修平の「ドラフトの定石!」
- 浅原晃の「プロツアー観戦ガイド」
- 鍛冶友浩の「プロツアー観戦ガイド」
- ウィザーズプレイネットワーク通信
- Formal Magic Quiz
- 週刊デッキ構築劇場
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- 渡辺雄也の「リミテッドのススメ」
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