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マジックを歴史に刻みました
マジックを歴史に刻みました
Helene Bergeot
2015年6月8日
先々週末、世界3会場(日本・千葉、オランダ・ユトレヒト、アメリカ・ラスベガス)で開催された「モダンマスターズ・ウィークエンド」に、史上例を見ない20,000人ものマジック・プレイヤーのご参加をいただきました。印象深いことはそれだけではなく、およそ100万人のファンが英語、日本語、中国語で配信された動画生中継を視聴し、記事とソーシャルメディアで発信したコンテンツは数万ものツイートとFacebookの「いいね!」をいただきました。
私たちは「マジックを歴史に刻め」を掲げていましたが、確かにそれを成し遂げたのです!
すべての始まりは、最初の『モダンマスターズ』セットの発売を記念したグランプリをラスベガスで開催した、2013年にさかのぼります。
マジック・ファンからの反応は圧倒的なものでした。このイベントの参加者数は4,300人以上に達し、過去のあらゆる記録を打ち破りました。しかし、このイベントを真に特別たらしめていたのは、そこで起きた出来事のすべてなのです。例えば、特命コスプレイヤーのクリスティーン・スプランクル/Christine Sprankleが大規模イベントで大々的なデビューを果たしたこと、ポッドキャスト配信者が家を借りてバーベキューをしたこと、数々の離れた都市からの長い旅の物語、などです。
このイベントで、マジック・プレイヤーがこうしたイベントをどれほどまでに求めているかが示されることになりました。
私たちはフィードバックを強く、はっきりと拝聴しました。特に多くいただいたのはこのようなフィードバックでした。「ラスベガスだけなんですか?」
『モダンマスターズ 2015年版』の発売は、ファンの方々が求めているもの、さらにはそれ以上のイベントを提供する最適な機会のように思われました。こうして、「モダンマスターズ・ウィークエンド」のコンセプトが決まりました。3つの異なる大陸でイベントを開催し、マジックを歴史に刻むのです。
数ヶ月の準備を経て、その時が来ました。私は、ラスベガスのイベントに参加することにしました。会場の見取り図については把握していましたが、その会場に足を踏み入れることはまた別の体験でした。すべてが巨大でした。そして、扉が開かれました。5分の間隔を空けて、プレイヤーが1,000人ずつ会場に入場し、席につき、プレイを始めました。その繰り返しです。鳥肌が立ちました。
その日の午後、2組の結婚式を祝賀する機会もありました。そのステージは、週末の間ずっと展示されました!
これらはラスベガスについてのものですが、私は千葉とユトレヒトにいるチームと密に連絡をとっていました。正直に申し上げて、私はプレインズウォークの方法を本当に学びつつあるように感じました。会場内、またはオンラインで、この素晴らしい体験をプレイヤーの皆さまにお届けすることが、私たちの最優先事項であったのです。
メインイベントの参加者数は、千葉が3,551人、ユトレヒトが3,613人、ラスベガスが7,551人となりました。加えて、数千のプレイヤーがサイドイベントを楽しみました。フロアにはポジティブなエネルギーに満ちていました。コスプレイヤー、アーティスト、出店者の皆さまにもお越しいただけました! 私が幸せかと問われましたら、ここに申し上げたとおりです。この素晴らしいエネルギーを瓶に詰めて持ち帰れたらいいのに!
そして日曜日を迎えました。千葉とユトレヒトが大成功で幕を下ろし、私はその瞬間を生中継で、また私たちの素晴らしいカバレージ班が週末全体にわたって取材した物語によって、目にすることができました。マジックのコミュニティの物語、皆さんの物語を。
ここに至って、私たちが成し遂げたことが何であるかを気づくことができました。「モダンマスターズ・ウィークエンド」は、史上例を見ない規模のイベントであるだけでなく、マジックのコミュニティの華やかな祝賀会となったのです。この週末で、マジックのコミュニティがいかに情熱的で、多様性に満ちて、開かれたものであるかが示されたのです。私はその一部となれたことを、心から誇りに思います。
この場をお借りして、私はこのイベントを現実のものにするべく、本当に多大なご尽力をいただいたすべての皆さまに感謝を申し上げたいと存じます。ウィザーズ・オブ・ザ・コーストのスタッフ、各イベントの主催者様(晴れる屋様、Tournamentcenter.EU様、Cascade Games様、ChannelFireball様)、900人を超えるジャッジの皆さま、全てのカバレージ・チームの皆さまへ御礼申し上げます。
私たちはこの週末を通じて多くのことを学ぶことができました。今後、マジックのすべてをよりよいものにする助けとさせていただきます。
そして、「このイベントをもう一度開催する予定はないのですか」とお考えの皆さまには、私からはこのようにお答えしたいと思います。
「いいえ......私たちは、これをよりよいものにしていく方策を考えています。」
マジックを歴史に刻んだ、すべての皆さまに感謝いたします。
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