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お知らせ
若山史郎の「日本選手権2011いいとこドリ!」
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若山史郎の「日本選手権2011いいとこドリ!」
若山史郎の「日本選手権2011いいとこドリ!」
by 若山 史郎
こんにちは。若山です!
日本選手権2011を皮切りに、基本セット2012のカードを使った新しいスタンダードのデッキが世の中に出回り始めています。各国の選手権の結果や、Magic Onlineでも基本セット2012が使用可能となっていますし、新環境のメタゲームはどんどん動いていくでしょう。
その辺の、デッキがどうなっていくの?的な所は津村君の「先取り!」スタンダード・アナライズや、鍛冶君の「今週のリプレイ!」等にお任せしつつ、ここでは、世界選手権2010いいとこドリよろしく、日本選手権2011というイベント全体を振り返っていこうと思います。
■優勝は、愛知の新星、石田 龍一郎!!
日本選手権の優勝者を思い浮かべてみて下さい。プロマジックの最前線で戦い続ける中村 修平や森 勝洋。殿堂入りして尚衰える気配の無い、先日のプロツアー・名古屋でもTOP8入りの記憶も新しい藤田 剛史、他の面々も日本選手権だけでなく、プロツアーやグランプリ等でも優秀な成績を収めている、猛者ばかり。
その辺は、後ほど「バトル・オブ・チャンピオン」について熱く語ろうと思いますので、少々お待ちを。日本選手権優勝って言うのはとにかく凄いんです。という事をいいたいわけです。
今年の日本選手権を制したのは、プレミアイベントでの初入賞となる、白単《鍛えられた鋼》を駆った、石田 龍一郎。
写真をとったりインタビューしてみたり、決勝戦でカバレージを取ったりと、石田さんを追いかけていての印象は、和製Brian Kibler。体格の良さとか、少しアメリカナイズされた、日本的感覚で言うと少し大げさな位のアクションが、見ていてとてもフレッシュでした。
決勝戦で、100人いてもおかしくない位のギャラリーと、ニコニコ生放送用のカメラと、ヘッドジャッジに一挙手一投足を見守られ、普段のマジックとは全く違うゲームであろう決勝戦を戦う時も、臆することなく、一つ一つのゲームを勝利するたびに、小さくガッツポーズをし、一つ一つ勝利を噛みしめながらプレイする姿が印象的でした。
彼の雄姿は、カバレージで見る事ができますので、以下のリンクからチェックしてみて下さい!
■世界選手権も見逃せない! 日本代表チーム!
既にご存知の方が多いとは思うのですが、日本選手権の上位3名(4位の方が補欠)が世界選手権で行われる国別対抗戦の代表選手となります。
今年の代表は、優勝の石田が愛知、準優勝の藤本が大阪、三原が千葉と、簡単に会って調整する。ということができそうにないのが不安要素ではありますが、代表メンバー決定後に、トップクラスのトーナメントでの試合経験が豊富な三原が主導権をもって情報交換を始めており、地理的な不安要素も払拭できそうです。
フレッシュな石田。殿堂・藤田に師事し確かな実力を持つ藤本。そして、日本代表こそ初めてではあるものの、世界選手権優勝、他にもプロツアーTOP8を2回など、世界でもトップクラスの実力を持つ三原を擁しており、十分に国別対抗戦での優勝も見えるメンバーだと思います。
彼らのプロフィールはこちらからご確認いただけます。11月に開催される世界選手権での日本代表の活躍を、お見逃しなく!
■バトル・オブ・チャンピオン
日本選手権では、その年の日本で一番強いプレイヤーが決まります。予選14回戦+TOP8によるシングルエリミネーションという、とてもシビアな戦いを勝ち抜いた者にしかその称号は渡されません。予選の14回戦を概ね2~3敗にとどめ、かつシングルエリミネーションを3連勝。しかも相手は、プロプレイヤークラブやレーティングによる招待か、予選を突破した猛者達ばかり。苦行と言っても差支えがない位の、とてつもない茨の道です。
そんな日本選手権を制し「日本王者」の肩書を持った、歴代の勇者が戦ったら、一体誰が一番強いの?という誰もが抱く単純な疑問を解決するために、今年から新たな企画が始まりました。
集まった日本選手権王者、その数11名。
Battle of Champions: 参加「王者」紹介
真の王者を決めるにふさわしいフォーマットとして選ばれたのは、昨年度のプレイヤー・オブ・ザ・イヤーを決める際に採用された「スーパーシールド」。普通のシールドの倍のカードプールにより、デッキはだれしもが強力。むしろ、全員が強いデッキになる事がほぼ確定している中で、さらにその先を行く為の構築を要求された戦いでした。
そんな中、決勝のテーブルに駒を進めたのは、未だ現役でプロツアーに参加し続ける、 森 勝洋(2006・2010王者) と 北山 雅也(2007王者)でした。
2度の日本王者、そして世界王者でもある森が勝利するのかと思いきや、初代王座に輝いたのは、北山 雅也。
熱い戦いの模様と、世界トップレベルともいえるであろうデッキ構築の模様はこちらからご覧下さい!!
- 決勝: 森 勝洋(2006・2010) vs. 北山 雅也(2007)
- Battle of Champions: 決勝戦へ向けたデッキ構築
- Round 4: 大礒 正嗣(2008) vs. 諸藤 拓馬(2005)
- Round 3: 北山 雅也(2007) vs. 中村 修平(2009)
- Round 2: 藤田 剛史(2004) vs. 中村 修平(2009)
- Round 1: 森 勝洋(2006・2010) vs. 三津家 和彦(2002)
■日本レガシー選手権
スタンダードとブースタードラフトによって、日本最強の男が決められている横で、もう一人の日本最強を決める戦いが行われていました。
最近は、スタンダードと同じ位の盛り上がりを見せている、レガシーの日本王者を決める戦いです。
決勝は、その強力すぎる能力でスタンダードフォーマットを追放された《精神を刻む者、ジェイス》と《石鍛冶の神秘家》をレガシーフォーマットに最適化させた"青白石鍛冶"と、先日のグランプリ・プロビデンス(リンク先は英語カバレージ)で世界最高のプレイヤーと名高いPVが使った、《破滅的な行為》と《行き詰まり》を活用する"Deedstill"の対決でした。
そして、このゲームに勝ったのは安田が駆るDeedstill。レガシーに活躍の場を移しても、なお《精神を刻む者、ジェイス》の力が遺憾無く発揮されるゲームとなりました。
新エキスパンションが発売されるたびに、フォーマットを上書きしていくレガシー。古のカードと最新のカードが織り成すシナジーを是非ご覧下さい!
■会場紹介記事
日本選手権は、参加者だけが楽しむためのイベントではありません。先述したレガシー選手権のような、誰にでも参加ができるトーナメントも盛りだくさんですし、それ以外の、マジックにまつわるエンターテインメントが盛りだくさんなのです。
マジックのプレミアイベントでは恒例ともいえる、アーティストサイン会や・・・
アーティスト・インタビュー: マーク・テディン&ニルス・ハム
海外からやってくる、カードショップで掘り出し物を探すことを第一の楽しみとしている方も少なくないと思います。アメリカ出身のこのカードゲーム。日本では入手しずらいような賞品も盛りだくさん!!
日本選手権でもショップめぐり!
その他にも、会場内はマジック一色!! その熱気の一部をご紹介していますので、是非ご覧下さい。
- ジャッジQ&Aコーナーに挑戦してみた
- 『デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ 2012』 PS3版を遊んでみた
- 「ジャッジ記念フォイル・カード」がかっこいい!
- インテックス大阪から、会場ひとめぐり
ちなみに、こういったプレミアイベント、日本国内では10月にグランプリ・広島が開催されるので、お近くの方、興味を持った方は是非行ってみましょう!
グランプリ・広島は誰でもできるオープントーナメントな上に、フォーマットは一番ポピュラーなスタンダード!! しかも、新しい大型エキスパンション、イニストラードが発売された直後で、どんなデッキが出てくるかわからない、誰にでもチャンスのあるタイミングなのです!
もう間もなく、少しずつイニストラードのカードも公開されていくでしょう。新しいデッキを持って、是非参加してみて下さい!
■Twitter写真館!!
mtg-jpでは、「 @mtgjp 」というアカウントで、日々情報発信をしているのですが、プレミアイベント開催時には、リアルタイムでトーナメントの様子や、会場風景をお届けしています。
会場の様子を知りたい方は、是非チェックしてみてください!
twitterをご利用のかたは、「 @mtgjp 」のフォローも忘れずに!
いかがでしたでしょうか? 完全招待制の、猛者揃いの日本選手権ですが、ギャラリーの方や、本戦に参加しないプレイヤーの方も楽しめるようなイベントが盛りだくさんで、マジックが好きな方なら誰でも楽しめるようになっているのが、マジックのプレミアイベントの特徴です。
興味を持って頂けた方は是非会場に! ちょっと遠いなぁ・・・なんて時は、ライブカバレージでトーナメントの模様をチェックすることもできます。
それでは、また次のイベントでお会いしましょう!!
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CATEGORY 読み物カテゴリー
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- Savor the Flavor
- 射場本正巳の「ブロールのススメ」
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- 浅原晃の「プレミアイベント三大チェックポイント!」
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- 射場本正巳の「統率者(2017年版)のススメ」
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