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個別セット製品情報
闇の隆盛・エントリーセット
闇の隆盛・エントリーセット
発売日:2012年2月3日
メーカー希望小売価格 1,554円(税込)
「素早い正義」デッキ
「素早い正義」デッキの戦略は、ゲートが開くと同時に唸りを上げて突進し、相手のバランスを崩し、できるだけ早くゲームを終わらせることです。
あなたのクリーチャーのほとんどはコストが2マナ以下です。《先兵の精鋭》や《流城の貴族》は1ターン目から素晴らしいスタートが切れますし、《血に狂った新生子》や《灰口の猟犬》は攻撃に特化したクリーチャーとして後続をつとめます。相手にダメージを与え続けることができるなら、あなたのクリーチャーが何体か戦闘で失われても、攻撃を続けるのが通常は正解となるでしょう。
このデッキのほとんどのクリーチャーは小型ですから、相手のブロックを何とか回避したい所です。《壺のニブリス》や《霧のニブリス》は相手のクリーチャーをタップしますので安全に排除できますし、《夜鳥の手中》や《マルコフの大将軍》は、1ターンの間相手のクリーチャー2体をブロックさせないようにします。プレッシャーをかけ続けるために、あらゆる手段に出ましょう!
《セラの天使》や《鎮魂歌の天使》といった飛行クリーチャーは、ゲームをあなたの勝利で終わらせてくれます。別なとどめの手段としては、あなたのクリーチャーすべてに+2/ +0の修整を与える《農民の結集》があります。このボーナスは、あなたが複数のクリーチャーで攻撃している場合は非常に強力です――さらにフラッシュバックで2回目を唱えることができれば、強烈な一撃となるでしょう。
デッキを調整する場合、《地獄乗り》を検討してみてください。これはあなたのクリーチャーが攻撃するたびに相手にダメージを与えることができます。イニストラードのカードでは、あなたの小型クリーチャー軍団を大型クリーチャー軍団に変える《月皇ミケウス》、や、小型クリーチャーを戦場に出すたびにカードが引ける《弱者の師》などが強力です。
12 《山》 12 《平地》 -土地(24)- 2 《先兵の精鋭》 1 《炉の小悪魔》 1 《流城の貴族》 2 《灰口の猟犬》 2 《壺のニブリス》 1 《血に狂った新生子》 1 《銀筋毛の狐》 1 《松明の悪鬼》 2 《深夜の護衛》 2 《霧のニブリス》 1 《エルドワルの切り裂き魔》 1 《悪鬼の狩人》 2 《突撃するグリフィン》 2 《稲妻の精霊》 1 《夜の歓楽者》 1 《セラの天使》 2 《マルコフの大将軍》 1 《鎮魂歌の天使》 -クリーチャー(26)- |
2 《旅行者の護符》 2 《燃える油》 1 《夜鳥の手中》 1 《熟練の突き》 2 《農民の結集》 2 《狂気の残骸》 -呪文(10)- |
「無慈悲な死」デッキ
あなたの中に潜む屍術士の力を、「無慈悲な死」デッキで発揮しましょう。新鮮な死者を墓地から蘇らせるもよし、暗い研究室で死体をつなぎ合わせるもよし。意思無きゾンビ軍団は、素早く相手を圧倒するでしょう。
まずは《戦墓のグール》や《歩く死骸》といった小型のクリーチャーでゾンビ軍団を作り始めましょう。ゲームが進めば、あなたの軍団はどんどん成長していきます。《海墓の刈り取り》や《神聖を汚す者のうめき》といったフラッシュバック呪文は、ゾンビ・トークンを何度も生み出してくれます。攻撃を恐れてはいけません――ゾンビは死んでも使い道があるのです。《金切り声のスカーブ》や《禁忌の錬金術》、《地下室の扉》は、あなたの墓地を満たす手助けをしてくれるでしょう。
墓地に死体を並べれば、《死体の突進》を唱えたり、《グール起こし》でゾンビを手札に戻したりできます。さらに重要なのは、《その場しのぎのやっかいもの》や《スカーブの大巨人》といった大型のゾンビは、死んだクリーチャーの部品を"リサイクル"して生み出されます。そして何より、《ヘイヴングルのルーン縛り》は、墓地を埋める腐ったクリーチャーを、新鮮な(でも腐っている)ゾンビへと変え、さらに全体を巨大にできるのです! 蠢く巨大な怪物でプレッシャーをかけようが、あるいは数で圧倒しようが、いずれにせよ勝利は必然でしょう。
デッキを調整する場合、選ぶゾンビに不自由することは無いでしょう。 マジック2010には《墓地を刈り取るもの》や《墓所のタイタン》があり、どちらも大量のゾンビを生み出します。イニストラードには《屋根の上の嵐》があり、これはあなたのゾンビのマナ・コストを{0}に減らしてくれます。さらに闇の隆盛には、すべての人間を破壊し、あなたのすべてのゾンビを甦らせる驚愕の《ゾンビの黙示録》があります。
12 《沼》 10 《島》 2 《進化する未開地》 -土地(24)- 2 《戦墓のグール》 3 《金切り声のスカーブ》 2 《黒猫》 2 《歩く死骸》 2 《戦墓の隊長》 1 《グール起こし》 1 《首無しスカーブ》 1 《縫い合わせのドレイク》 2 《肉切り屋のグール》 1 《ヘイヴングルのルーン縛り》 1 《その場しのぎのやっかいもの》 1 《腐敗した沼蛇》 2 《遠沼の骨投げ》 2 《ゾンビの大巨人》 1 《スカーブの大巨人》 -クリーチャー(24)- |
2 《死の重み》 1 《地下室の扉》 1 《否認》 1 《ゾンビの横行》 2 《禁忌の錬金術》 2 《海墓の刈り取り》 1 《死体の突進》 1 《終わり無き死者の列》 1 《神聖を汚す者のうめき》 -呪文(12)- |
「暗黒の生け贄」デッキ
「暗黒の生け贄」デッキは、自分の人間・クリーチャーを的確に、かつ無慈悲に生け贄に捧げることで、邪悪な計画を進めていくデッキです。メインの部分は3つのパーツに分かれています。人間を生け贄に捧げるためのカード、人間を生け贄に捧げることで恩恵を受けるカード、そして生け贄に捧げられる人間です。
それでは、命を捧げる人間にはどんなものがあるでしょうか?《宿命の旅人》、《エルゴードの審問官》、《霊廟の護衛》は、どれも死亡した時に飛行を持つ1/ 1のスピリット・クリーチャーを生み出しますし、これは《アヴァシンの首飾り》を装備した人間も同様です。一方で、《上座の聖戦士》は死亡した時にあなたのクリーチャーを1体大きくしてくれます。
それでは、このクリーチャーをまな板に乗せるカードには何があるでしょう?《スカースダグの剥ぎ取り》は、人間を(あるいは、必要なら自身を)生け贄に捧げて、クリーチャーを破壊できます。《祭壇の刈り取り》は新たなカードをもたらします。《ファルケンラスの拷問者》は飛行を得つつ、さらに大きくなります。《影の悪鬼》なら再生します。《悪魔の長帷子》ならクリーチャーに装備され、そのクリーチャーを+4/ +2します――これは、1/ 1の飛行を持つスピリットにはかなりのボーナスですね。
それでは、恩恵を与えてくれるカードは? 《村の食人者》は、(持ち主に関係なく)人間が死亡するたびに+1/ +1カウンターを得ますし、《物騒な群衆》も同様ですが、こちらはあなたのクリーチャーに限ります(ただし、何でもかまいません)。一方で、クリーチャーを生け贄に捧げ続ければ、《電位式巨大戦車》は戦闘で大暴れするでしょう。
デッキになじんできたら、調整の手段はいくつかあります。《貪欲なる悪魔》は人間を餌に与えれば9/ 9の飛行とトランプルを持つクリーチャーへと変身しますし、《高まる献身》はその美味なる人間トークンを大量に生み出してくれます。《大天使の霊堂》や《イニストラードの君主、ソリン》は、白黒のクリーチャーデッキには強力な1枚となるでしょう。
12 《平地》 11 《沼》 1 《憑依された沼墓》 -土地(24)- 2 《宿命の旅人》 1 《教区の勇者》 1 《無私の聖戦士》 2 《物騒な群衆》 1 《グリセルブランドの信奉者》 1 《スカースダグの剥ぎ取り》 3 《ファルケンラスの拷問者》 2 《上座の聖戦士》 2 《村の食人者》 1 《覚醒舞い》 2 《エルゴードの審問官》 2 《電位式巨大戦車》 1 《霊廟の護衛》 1 《影の悪鬼》 -クリーチャー(22)- |
1 《アヴァシンの首飾り》 3 《町民の結集》 2 《祭壇の刈り取り》 2 《夜の恐怖》 1 《墓所粛正》 1 《未練ある魂》 1 《悪魔の長帷子》 2 《死の愛撫》 1 《堀葬の儀式》 -呪文(14)- |
「巨大な脅威」デッキ
怪物が成す最も恐ろしいことは、死んだままでいないことです。そして、「巨大な脅威」デッキの狙いもそこにあります。不死を持つクリーチャーが死亡したとき、それの上に+1/ +1カウンターが置かれていなかった場合、それは墓地から+1/ +1カウンターが置かれた状態で戦場に戻ってきます。その状態で死亡したら、今度はそのままです......でも、これだけの生命があれば、相手はそれを捌ききれないでしょう。
まずは《不屈の自然》でマナを伸ばしつつ、《若き狼》や《絡み根の霊》といった小型クリーチャーを唱えます。《大剣》や《野生の飢え》などがあれば、あなたのクリーチャーも戦闘で活躍するでしょう。《投げ飛ばし》、《捕食》、《スカースダグの信者》の能力等で、敵クリーチャーを倒していきます(敵自身を倒してもいいですよ!)。《踏み荒らし》や《紅蓮心の狼》は戦場での最後の一押しとなり、勝利をもたらしてくれます。
一方、あなたのクリーチャーが死亡するたび(それが復活したかしないかにかかわらず)、《もつれ樹》は大きくなりますし、《排水路の汚濁》はどんどん大きくなるウーズ・トークンを生み出しますし、《憤怒を投げる者》は相手に2点のダメージを与えます。そして、あなたのクリーチャーが死から復活するたびに、《憎悪縛りの剥ぎ取り》はあなたが望むクリーチャーやプレイヤーにダメージを与えます。
デッキに足す面白そうなカードとしては、警戒とトランプルと不死を持つ巨大な緑クリーチャーの《食百足》、クリーチャーを生け贄に捧げ、そのタフネスに等しい数の狼・トークンを生み出す《群れに餌》などがあります。あなたの不死クリーチャーなら、2回生け贄に捧げることができるから最高ですね!
13 《森》 11 《山》 -土地(24)- 3 《若き狼》 2 《ゴブリンの付け火屋》 2 《絡み根の霊》 2 《果樹園の霊魂》 2 《紅蓮心の狼》 2 《茜の狼》 2 《スカースダグの信者》 1 《もつれ樹》 3 《近野の忍び寄り》 1 《燃え投げの小悪魔》 1 《憎悪縛りの剥ぎ取り》 1 《憤怒を投げる者》 -クリーチャー(22)- |
2 《捕食》 2 《投げ飛ばし》 2 《不屈の自然》 1 《帰化》 2 《轟く激震》 2 《野生の飢え》 1 《大剣》 1 《排水路の汚濁》 1 《踏み荒らし》 -呪文(14)- |
「墓所の力」デッキ
「墓所の力」デッキは、失われた魂の力を操り、それを集めて巨大な魔物を生み出して、圧倒的な優位に立つデッキです。死者は去っていくものですが、忘れられることは絶対に無いのです。
このデッキの勝利の鍵は、《錯乱した助手》や《根囲い》や《追跡者の本能》や《甲冑のスカーブ》等で、できる限り多くのクリーチャー・カードをあなたの墓地に送り込むことにあります。もちろん、戦場から墓地にクリーチャーを送り込むこともできます。《夜明け歩きの大鹿》を生け贄に捧げたり、《待ち伏せのバイパー》を戦闘に送り込んだりするのがいいでしょう。
あなたの墓地が肥えれば、そこから得られる恩恵もより大きくなります。例えば、あなたの墓地にクリーチャー・カードが6枚あるとしましょう。《骨塚のワーム》や《裂け木の恐怖》は6/ 6になりますし、脅威の10/10 の《グール樹》は{1}{G}で唱えられます(通常より{6}も軽くなります)。《霊の花輪》はエンチャントしているクリーチャーに+6/ +6の修整を与えますし、《不気味な開花》ならカードが6枚引けますし、《骨までの齧りつき》なら12点のライフが得られます。
大型クリーチャーでの攻撃が効果的なら、ブロックできない大型クリーチャーでの攻撃はさらに効果的でしょう。《地割れのドレイク》や《処刑人の頭巾》は、あなたの巨大クリーチャーに回避能力を与えます。 逆に、飛行クリーチャーに《霊の花輪》をエンチャントするのもいいでしょう。
このデッキをさらに安定させるなら、単純に《骨塚のワーム》や《裂け木の恐怖》を足すのが早いです。マジック2012の《記憶の熟達者、ジェイス》は墓地を充填するのに便利ですし、イニストラードの《ケッシグの檻破り》は、攻撃するたびにあなたの墓地にあるクリーチャー・カードの数だけ狼トークンを生み出すので、太った墓地を有効活用する素晴らしい手段です。
14 《森》 10 《島》 -土地(24)- 3 《夜明け歩きの大鹿》 2 《待ち伏せのバイパー》 2 《骨塚のワーム》 2 《錯乱した助手》 1 《魅惑するセイレーン》 3 《甲冑のスカーブ》 1 《斑の猪》 1 《裂け木の恐怖》 2 《月鷺》 2 《塔の霊》 2 《地割れのドレイク》 2 《ホロウヘンジの獣》 1 《酸のスライム》 1 《グール樹》 1 《霊気の達人》 -クリーチャー(26)- |
2 《霊の花輪》 2 《根囲い》 2 《追跡者の本能》 1 《処刑人の頭巾》 1 《骨までの齧りつき》 2 《不気味な開花》 -呪文(10)- |
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