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鍛冶友浩の「今週のリプレイ!」

第24回:Chen Zhuangの「青黒コントロール」をリプレイ!

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鍛冶友浩の「今週のリプレイ!」

2011.07.12

第24回:Chen Zhuangの「青黒コントロール」をリプレイ!


 こんにちは、鍛冶です。

 プレリリースも終わり、『基本セット2012』の発売は今週へと迫ってきましたね。

基本セット2012

 そして、週末には日本選手権と、参加する方たちにとってはかなりのハードなスケジュールです。
 ですが、その分祝日の月曜日にもイベントがあり、今年からは『バトル・オブ・チャンピオン』もありますから、マジック漬けのお祭り騒ぎを楽しみましょう!

jpnats11_mainimage01


 さて、今週のリプレイはChina Nationals 2011 優勝の、Chen Zhuangの「青黒コントロール」です。

Chen Zhuang
China Nationals 2011 / 優勝[MO] [ARENA]
5 《
5 《
4 《忍び寄るタール坑
4 《闇滑りの岸
4 《水没した地下墓地
4 《地盤の際

-土地(26)-

2 《深淵の迫害者
2 《墓所のタイタン
1 《ワームとぐろエンジン

-クリーチャー(5)-
4 《定業
4 《コジレックの審問
1 《蔑み
4 《広がりゆく海
4 《マナ漏出
4 《喉首狙い
1 《乱動への突入
1 《黒の太陽の頂点
4 《ジェイス・ベレレン
2 《リリアナ・ヴェス

-呪文(29)-
2 《方解石のカミツキガメ
4 《見栄え損ない
2 《瞬間凍結
1 《乱動への突入
1 《生命の終焉
2 《記憶殺し
1 《冷静な反論
1 《決断の手綱
1 《ワームとぐろエンジン

-サイドボード(15)-

 デッキの詳細については、津村連載の第61回「『基本セット2012』直前総復習!~中国選手権より」に目を通していただきたいのですが、実際にプレイしてみると、なんだか懐かしいコントロールだなという感想です。

 個人的に、《深淵の迫害者》が好きではなかったのですが、《喉首狙い》が4枚取られていて、困ることは無かったですし、《呪文滑り》が出ていても、双子コンボに対して安心できました。

 それ以外にも、1枚しか入っていなカードが複数ありますが、十分なドロー呪文と《リリアナ・ヴェス》でサーチもできるので、活躍する場面が多々あり、この構築にはとても納得でした。

 そして、サイドボードの《方解石のカミツキガメ》なんかも面白い選択ですし、これは3ゲーム目の動画のキーカードになっていますよ。

 それでは動画をご覧ください!


これが青黒コントロール!

http://www.youtube.com/watch?v=6a99O6IKDm4


0:00
 2枚の《マナ漏出》に、2枚の《喉首狙い》、そして、十分な土地もある1ゲーム目にはもってこいのハンドをキープ!

0:20
 こちらの2マナばかりの手札に対し、相手の行動は《極楽鳥》、《ラノワールのエルフ》と干渉しにくいマナクリーチャー。
 手数負けしないかがちょっと心配だ。《復讐蔦》絡みのゲームにならないといいのだが。

1:12
 相手のマナ加速スタートも、次の行動は5マナの《酸のスライム》、《先駆のゴーレム》だったので上手く《マナ漏出》で対処することができた。
 ただ、これでこちらの手札の打ち消し呪文が尽きてしまった。
 《定業》で《地盤の際》《見栄え損ない》を見つけたので、《広がりゆく海》も使いつつ、マナベースを攻める方向へ転換!

1:50
 ここで《酸のスライム》や、《太陽のタイタン》なんかがキャストされると厳しいのだが、相手も重めのカードが尽きてしまったようだ。
 今のうちにこちらもマナを伸ばし、ゲームをコントロールできるカードを引きたいところだ。

2:33
 都合よく《》を引いたので、先ほどドローした《墓所のタイタン》を戦場へ。
 土地でアタックってことは、相手に残された2枚の手札は・・・もしかして土地?

3:00
 《墓所のタイタン》がいる今、《酸のスライム》を出されたところでどうってことはない。
 接死があることを忘れず《喉首狙い》で除去すれば、勝利は目前だ。
 《忍び寄るタール坑》含めた総攻撃!

3:30
 《墓所のタイタン》を止められるカードなんて、そうそうないだろう・・・と思った矢先、《ワームとぐろエンジン》が登場した。
 《見栄え損ない》をドローしたはいいが、それでも《ワームとぐろエンジン》の絆魂と接死があるためにかなり攻めにくい。
 ただ、《ワームとぐろエンジン》とトークンとが戦闘した場合は、トークンを自分で破壊することでライフ回復を制限することができるのはかなり心強いので、
 特に焦って行動することもなく、ただ《忍び寄るタール坑》だけで攻撃へ。

4:11
 トップデックで《喉首狙い》!
 これで《墓所のタイタン》自身も破壊できるので、《ワームとぐろエンジン》の絆魂を誘発させないアタックができるようになった。
 そうとなれば、ワームに向かって全軍突撃!


マナを攻める!

※ 対「赤緑《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》」 サイドボード後


http://www.youtube.com/watch?v=S6RntwsdSIQ


0:00
 《蔑み》からの《瞬間凍結》or《広がりゆく海》と、最序盤から選択肢の多いハンドをキープ!
 ストレートに《リリアナ・ヴェス》までいけるといいな。

0:07
 ここで確認した対戦相手の残りの手札は、


 だった。
 カードがきれいに揃っているので、1対1交換を狙わずに緑マナ潰し作戦を決行!

0:22
 ちょっともったいない気もするが、《瞬間凍結》で《探検》を打ち消す。
 ここで使わないと、緑マナを引かれる可能性も高まるし、そもそも唱えるタイミングをなくしてしまうからだ。
 一度決めたら迷わず一貫することも大切!

1:00
 緑マナ攻撃は、《怒り狂う山峡》を置かれて失敗に終わったかにみえたが、《地盤の際》をトップデックし、これを破壊!
 手札には《喉首狙い》などの除去を引きすぎているので、これをすんなりかわされて、緑マナをすぐ引かれてしまうとかなり厳しいだろう。

1:48
 リスクを負った分、対戦相手の色事故は大きくなった。
 相手が動けない間にこちらも都合よく土地を引き、《リリアナ・ヴェス》をキャスト!

2:34
 さすがに5マナのプレインズウォーカーは強力で、毎ターン確実にアドバンテージを獲得していく。
 ここで相手はやっと緑マナを引きこむが、キャストした《水蓮のコブラ》は《見栄え損ない》と、手札に余ったカードで都合よく対処した。

2:51
 懐かしの《リリアナ・ヴェス》《ジェイス・ベレレン》が揃うと、ゲームは終盤。
 《蔑み》で墓地へ送った《原始のタイタン》らをリリアナの必殺技で釣り上げる時間はもうすぐだ。
 しかし、《記憶殺し》で《ガイアの復讐者》を抜き取ったところで、ゲーム終了となった。


カミツキガメ・ビート!

※対 《紅蓮術士の昇天》 サイドボード後


http://www.youtube.com/watch?v=fBoyQvdFN7E


0:00
 土地なしハンドをマリガンしたが、《水没した地下墓地》1枚のきわどいハンド。
 1マナ呪文が複数あるが、《方解石のカミツキガメ》のパンチ力が気になる。

0:38
 先攻の《紅蓮術士の昇天》は、かなりの負けムード。
 こちらのデッキには、サイドボードした《乱動への突入》が2枚あるとはいえ、すぐに探索カウンターが2つ乗ってしまうだろう。

0:50
 そして、《コジレックの審問》で手札を確認すると、そこには2枚の《ギタクシア派の調査》、《定業》《否認》《テゼレットの計略》が。
 次のターンに昇天は確実なので、仕方なく《定業》を捨てさせる。

1:17
 先のターンに手札を確認したいたので、この動きは予想通りだったが、改めて考えてみると6ライフもファイレクシア・マナへ支払っている。
 こちらのハンドの《方解石のカミツキガメ》の打点を考えれば、案外いけるかも!

2:31
 ドローも上手く噛み合い、《コジレックの審問》の連打で《思い起こし》を抜き取れば、相手のハンドは《稲妻》と、《噴出の稲妻》のみ!
 《地盤の際》で土地を攻めつつ、《方解石のカミツキガメ》で攻撃!

3:45
 ここで《》をトップデックし、相手のライフを1へと追い詰める。
 呪文はコピーされてしまうため、あまり意味はないが《マナ漏出》を構えてターンを終える。

4:38
 《地盤の際》が効いてるのか、《テゼレットの計略》で6ドローされるもマナが足らず、《沸騰する小湖》でゲームに勝利!



 この動画で使っている《ジェイス・ベレレン》ですが、実は「MOCS(Magic Online Championship Series)」という、世界選手権へもつながるイベントの予選で配布されたものを集めてみました。

 現実だとなかなか集められないプロモカードですが、人気の高い基本土地、通称「GURUランド」もリアルの1/100程度で買えるので、一式揃えてしまおうか悩みどころですね。
 ちなみに今回のは衝動買いですが(笑)、世界中の人とトレードできますし、こういった楽しみもあるんです!


 それではまた来週!


基本セット2012

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