読み物

鍛冶友浩の「今週のリプレイ！」

2011.05.24

第17回:番外編その2・「Magic Onlineのブースタードラフトの試合まで」をリプレイ!?

　こんにちは、鍛冶です。

　先週に引き続き、今回も「Magic Online導入編」をお送りします。

　前回の記事をしっかり読んで頂ければ、ご自分のアカウントでOnlineの世界にLoginできるようになったと思います。

　ここでみなさんに質問なのですが、まずMOを始めたらどんなことがしたいですか？

　今度の日本選手権や予選へ向けての練習のためにStandardを考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、資産が0の状態からいきなりカードを集めるのはやはり大変です。

　なので今週は、パックさえあればできる種目で、リアルとは比較にならないほど簡単に8人集められるブースタードラフトから始めて、
　来週に低価格でデッキ構築を楽しめる「Pauper」というMOならではのコモン限定構築と、二つのフォーマットに挑戦してみましょう。
　タイミング良く高橋優太の連載で『Pauper面白デッキ＋「新たなるファイレクシア」特集』で、コモン構築のデッキを紹介してくれていますし、その中の1つを作ってみるのもいいですね。

　では、この二つのフォーマットを楽しむための準備を始めましょうか！

24時間営業、在庫が豊富なカードショップへようこそ！

　現実の世界でマジックを始めたばかりの頃、どうやってカードを集め、ゲームに馴染んでいったか覚えていますか？

　僕の場合、友達にカードショップに連れていってもらい、構築済みのデッキ1つと、第6版のブースターパックを2つ買ったことを今でも覚えています。
　買ったその場で開封して、すぐにそのインクの匂いのとりこになってしまいました。
　そして、中に入っていた小さなルールブックを読んでも内容がよくわからないままゲームを始めたり、
　シングルカードに始めて挑戦したのも《高潮のクラーケン》で、購入たら使わずに大事にファイルしたりと、毎日わくわくしてました(笑)

　と、そんな昔話へ脱線している場合ではなくて、まずはマジックの基本の「き」、パックを購入してみたいと思います。
　実は公認ドラフトに参加する場合、パック以外に費用として2チケットがかかってしまうのですが、その分勝ち越せば賞品のチャンス！！
　しかも2チケを8人で集めて、賞品合計が12パック(48チケ相当)なので単純にパックを開けるよりもカードが増える期待値が高いので、オンラインでは特に人気なんですね。
　つまり、パックはそのまま開けずにせっかくだからリミテッドを楽しみましょう！ってことですね！

　画面左下にあるSHOPをクリックして、読み込みが終わるとこんな画面になります。

　ここで、今回はブースタードラフト用に「ミラディンの傷跡」2パック、「ミラディン包囲戦」1パックと参加費の2チケットをカートに入れて、

　カートを確認して、

　クレジットカードを選びます。
　ちなみに、ここに出てくるPayPalという決済サービスは簡単にアカウントも作れて決済も早く、便利ですよ。

　そして、決済が終われば届くのを待つだけ。
　ちょっと混んでいるとラグがあることもありますが、基本はすぐです。

　言葉が英語で決済もクレジットカードなので、ちょっと慣れないかもしれませんが、これで準備OK！

8人ブースタードラフトに参加！

　パックとチケットが用意できたなら、次はブースタードラフトに参加してみましょうか。
　カードはすべては取り切りなので、ピックしたカードが必ず自分のものになります。
　なので、リミテッドには向かない高額なカードを開けたときはいつも葛藤しますね。

　また、新しいセットがリリースされると、そのパックを3つ使ったドラフトや6つ使ったシールドがたくさん行われるので、そのリリースイベントでレアリティが低いカードを一気に集めてしまうのが便利です。
　ですから、月末の「新たなるファイレクシア」のリリース直後はNPHのみのイベントが目白押しなので、MOをはじめるにはもってこいの時期！と思います。

　では、ドラフトルームへ移動します。

　この矢印の先のマークを押せばHome画面に戻ってくることができます。
　Draftへは、赤く囲まれた場所か、

　をクリックすると移動できます。

　この中から、SOMの8-4に参加してみたいと思います。

　8-4というのは、1位に8パック、2位に4パックの賞品があるという意味で、
　4-3-2-2は、同様に1,2,3,4位の配分を表しています。
　最近は参加費の支払いにもいろいろあって、パックの代わりに14チケットでもドラフトを行うことができるようにもなりました。

　そして、3パックと2チケでトーナメントが開始されるのを待っていると、

　ドラフトが開始されました。

　なんだか、感染いけるかと思ったんですが色変えのタイミングですかね？
　こうやって赤い枠の残り時間を気にしながら、カードをクリックしてピックしていきます。

　ちなみに、ピック中に時間が切れてしまうとランダムに1枚選ばれてしまいます。
　今回はモバイルの回線だったためか、2-1から2-4までランダムピックされてしまいました＞＜。

　ピックしたカードが増えてきたら、使わないカードを右クリックで消したり、
　カードではないところで右クリックすると出るメニューで、使わない色を選択して見やすくすることもできます。

　そして、3パックのカードすべてのピックが終わると、

　構築画面へ自動的に移動します。

　ここでは、基本土地は画面上の「ADD LAND」で追加してください。
　サイドボードの時も、新しい土地はこうやって追加できます。

　そしてデッキが組みあがったら、下の段にある「SUBMIT」ボタンを押せばデッキ完成！
　ボタンを押す前に上記画面で青く囲まれたタイマーの時間が切れてしまった場合、ピックしたすべてのカードと5色の基本土地が入ったデッキで試合しなければならなくなってしまいます・・・。
　そんなんじゃとてもゲームになりませんね。

　ではゲームが始まる前に、設定の確認だけしておきましょう。
　画面左下の「MENU＞SETTING＞GAME PLAY」を開き、

　のチェックボックスを見てください。
　このチェックが入っているタイミングでは、優先権が来たときに確認があります。
　逆に、優先権が来てもなにもする気がない場合はチェックを外しておけば時間の節約になりますね。

　試合中も設定変更がいつでもできるので、自分はこういう設定にしています。
　ただ、相手のアップキープに何かしたい場合は自分のターン中に設定を直す必要があるので注意してくださいね。

　それではみなさん、これからの試合がんばってください。Good Luck!

　あっ、最初に7枚のカードを引いて良いハンドだからって反射的に「YES」っとクリックしたらダメですよ！
　その質問、「マリガンしますか？」ですからね！！

　それではまた来週！