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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

グルール・ランプ:でっかく勝ちたいあなたへ(スタンダード)

岩SHOW


 マジックのクリーチャーというものは、原則としてマナ総量、唱えるためのコストが重いクリーチャーの方が強いものである。1、2ターン目に難なく唱えられるクリーチャーよりも、土地を7枚以上並べたりマナ能力を持ったクリーチャーやアーティファクトを複数用意して、ようやく唱えられるクリーチャーの方が強力であるというのは当然のことである。まあ《ばあば》や《アナグマモグラの仔》のように軽くて強いものも多数あるが……それらは所謂システムクリーチャーというやつで、単純な戦闘面でのぶつかり合いでは6マナ以上の怪物たちを食い止めることなどとてもじゃないができない。

 重たくパワフルなクリーチャーの愛好家というのは常にいるもので、彼ら彼女らがどのようなデッキでその欲求を満たしているのか、同じく怪獣を繰り出すデッキを愛する者としては気になるところ。今回は高コストクリーチャーでの制圧に執念を燃やすデッキをご紹介!

fudgems - 「グルール・ランプ」
Magic Online Standard League 5-0 / スタンダード (2026年3月28日)[MO] [ARENA]
2 《魂の洞窟
4 《踏み鳴らされる地
4 《ソーンスパイアの境界
3 《商業地区
1 《不穏な尾根
6 《
4 《
-土地(24)-

4 《ラノワールのエルフ
4 《アナグマモグラの仔
4 《ホーントウッドの大主
4 《鮮麗
2 《早駆ける業火、カラミティ
4 《ボイラービルジの大主
2 《宝物庫生まれの暴君
2 《召喚:バハムート
-クリーチャー(26)-
2 《炎魔法
4 《幻獣との交わり
4 《密輸人の驚き
-呪文(10)-
3 《焼きつけ
1 《炎魔法
2 《除霊用掃除機
1 《魂標ランタン
3 《受け継ぎし地の開墾
1 《沼地のハンター、レザーヘッド
2 《神出鬼没の狩人、スーラク
2 《終わらぬ歌、ウレニ
-サイドボード(15)-
Magic Online より引用)

 

 

 グルール(赤緑)カラーで、《ラノワールのエルフ》や《ホーントウッドの大主》でのマナ加速から6マナ以上のカードを叩きつけることを狙ったスタンダードのデッキだ。この手のアーキタイプは「ランプ」と呼ばれる。魔法のランプ的な意味合いではなく、何かを増加させることを意味するramp upというフレーズ、そしてランプ系デッキを代表する1枚《不屈の自然》の英名「Rampant Growth」などがその語源とされる。

 そんなランプデッキの最新モデルは《アナグマモグラの仔》の恩恵を受け、このカードとラノワールとの組み合わせで序盤からマナをたっぷりと用意して……大型クリーチャーに繋げる!その潔さがなんとも言えない、粋を感じるね。《ボイラービルジの大主》でダメージを飛ばしたり、《召喚:バハムート》で破壊したりと、クリーチャーをはじめパーマネントに触れることができる大型クリーチャーを繰り出すことで、対戦相手の攻める手段を奪いつつ反撃に転じる!というわけでコントロールデッキとしての色が濃いのがランプの特徴だ。除去で簡単にやられてしまうようなクリーチャーを極力避けて、戦場に出た時点でなんらかの仕事を終えるものを選ぶことが強いランプデッキを組むコツだ。単純なパワーと盤面への干渉力!それらを備えたクリーチャー、高コスト帯に必ずや見つけられるはずだ。

 

 マナを払って1枚1枚唱えても良いが、それが面倒なこともあるだろう。だったら《密輸人の驚き》で手札から2体のクリーチャーを戦場に出すモードを選ぼう。手札を1枚消費するが、6マナ払うだけで合計14マナ以上のタッグチームを戦場に送り出せたりする。インスタントなので対戦相手が攻撃してきたところを返り討ちにしたり、ターン終了ステップ唱えてより安全に自身のターンを迎えて攻撃したりという運用が可能だ。この《密輸人の驚き》はマナに余裕があればさらに{2}を支払い、切削を行うことで大型クリーチャーを確保するのも良いだろう。序盤であればこのモードのみを選んで土地を途切れさせないように手に入れるという使い方も。大きいクリーチャーらを除去から守るモードで使えるのも、複数枚引いた際の使い道としてグッドだ。

 さらに大型クリーチャーをただ出すだけでなく、とことん味わい尽くすための1枚が《早駆ける業火、カラミティ》!これにクリーチャーを騎乗させて攻撃し、それのコピーを生成する……2体も!それらは攻撃している状態で戦場に出てくる。先述した通り、このデッキのクリーチャーらは戦場に出た時点で何かをする連中が揃っている。カラミティでの攻撃は、莫大なアドバンテージを発生させる!《ボイラービルジの大主》なら相手のライフが20点あろうが削り切れる!《密輸人の驚き》から2体繰り出して騎乗アタックという動きからしか得られない栄養素がある、これは間違いない!

 

 細かなクリーチャーらでのやりとりに疲れたら、豪快な1枚でたたき伏せる類の怪獣的なカードを使ってみることをオススメするよ。このリストをベースに《トラブルメーカー、ラフとマイキー》を入れたデッキも楽しいぜ!1枚の破壊力に酔いしれよう!

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